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2012/01/22
前回の日記でイノシシ料理を食べた話しを書いたら、夏にあったイノシシを食べる会のことを書き忘れていたことを思いだしました。

この食事会のことをブログに書いておきたいと思っていたのは、とても良い食事会だったからではなくて、また同じ人から同じようなお誘いを受けたら、理由をつけて参加しないようにと自分に言い聞かせておくためでした。

昨年の夏のこと。もらったイノシシが1頭あるので、みんなで食べよう、という誘いでした。

イノシシが射止められたのは冬のはずですから、冷凍されたもののはず。それほど美味しくないだろうな、と思って気が進みませんでした。でも、50人くらい集まるそうなので、楽しいかもしれない。

断る理由もないのでOKしました。


狩猟小屋でイノシシを食べる集まり

野外バーベキューパーティーになるはずだったのですが、お天気が悪そうなので、狩猟小屋で食事することになりました。参加者の一人が狩猟サークルの会長をしているので、その小屋を使わせてもらうことになったのです。

当日は会場づくりの準備を手伝おうと、昼前に会場に行きました。



村外れの森の中に狩猟小屋がありました。小屋の中も外もスペースがあって、木々は美しいし、なかなか良い場所。

男性たちはバーベキューの用意。

バーベキューの道具は3つ用意されていました。

一番大きなのは、車がついた移動式のもの。

日曜大工で作ったのでしょうが、リアカーのように移動できるのは便利そうに見えました。


バーベキューを準備するのは男性の仕事ですから、私たち女性は狩猟小屋のバーで食前酒を飲みながらおしゃべり。

でも、フランスの食事会でいつも私が困るのが、これ。

食前酒タイムが延々と続くのです。

食べるものも出るわけですが、食べてしまったら肝心の食事になったときにはお腹いっぱいになってしまう。

それで、お腹がすいた... と思いながら、ひたすら我慢する!

雨が降り出して、いよいよ寒くなってきたので、小屋の中の暖炉に火が入れられました。

 

狩猟小屋での食事には何回か招待されたことがあるのですが、ここのはとても良くできていました。部屋の真ん中に大きな暖炉があるので、冬の寒さの中で狩りをして小屋に戻ったときには嬉しいでしょうね。

見えるでしょうか? 暖炉のまわりには天井からハンガーが下がっています。ここで濡れた衣服を乾かせるわけですね。

食事会に招待した人たちの中には来れない人たちもいたので、予定していた人数の半分くらいになってしまっていました。それで、用意した狩猟小屋は広すぎるので寂しい。


なかなか食事にならない

バーベキューの準備には、かなり時間がかかっていました。



イノシシの肉は、そのまま焼いただけでは美味しくないので、下味をしみこませているとのこと。

でも、イノシシの丸焼きの方が見ていて面白かったな...。
ハンターたちの食事会 2004/05/15

ようやく、イノシシのメイン料理の前に食べるのを予定していたらしいソーセージ類が焼かれだしました。



後でわかったのですが、右側に写っているのはイノシシのどこかの部分(名前を聞いたのだけれど忘れた)でした。それが食前酒のおつまみとして回ってきました。

豚でいえばトントロのような部分なのかな? これが素晴らしく美味しかったです。もっと食べたかったけれど、まだ食事は始まっていないのでお腹のスペースは残す。

ようやく、テーブルにつきましょうという声が聞こえてきました、午後3時ころです。


あり余るお料理...

参加者が用意していた料理も並べられています。

こちら、サラダ。7種類かな?...

この食事会に行くのに気が進まなかった理由には、参加者たちが余り料理が上手ではないことがありました。

このサラダは、こういうのが出てくるだろうな... と思った通りのものでした。

つまり、お腹にたまることが第一のポイントとして選ばれたサラダ。

ジャガイモ、お米のサラダというのは、出されて嬉しいものではないのです...。

イノシシ肉がメインですが、手作りのテリーヌも何種類かあったし、チーズもたくさん用意されていました。

下は、デザート。



食事会の主催者は、ケーキを作る役割の人が下手だからと心配していたので、私はマドレーヌを焼いて持っていきました(左手のカゴ)。

食事の後は、雨が小降りになったので、外でペタンクをしました。

途中からかなり降りだしましたが、お遊びなので耐える。でも、泥んこになっているボールを握ってゲームをするのは、そう楽しいものではありません。

小屋に戻ると暖炉で服を乾燥できるので助かりました。

残り物を少しつまんでから、夜も更けてきたのでお開き。


オーガナイズが悪すぎる...

参加者は結局20数人だけだったので、もちろん、食べ残しはいっぱいありました。

そもそも、フランス人が人を招待するときには、お腹をすかせるのは犯罪だといわんばかりに食べ物を用意します。このくらいあれば大丈夫という量の2倍や3倍は用意する感じがします。

昼食に招待となれば、昼食と夕食を食べることになる場合が多いです。大がかりな食事会となれば、翌日にも集まって食べる。だから、大目に作ってしまっても問題ないのかもしれません。

このときも、翌日にまた集まって残り物を食べるというお誘いがありました。

でも、私は疲れたからと言ってご辞退。

残った食べ物は、みんな狩猟小屋においてきたのです。雨が降っていて、湿度が高いのですから、みんなまずくなってしまうではないですか。

それを想像したら食欲が減退してしまったのです。それに、天気も悪いので、野外で楽しく過ごすこともできない。

後で聞いたら、行かなくて正解だったようです。お昼という集合だったので行くと、狩猟小屋は雨でぬかるんだところを歩いたせいで泥んこ。それで、みんなでお掃除。それが終わったころに主催者が到着。食事会を催しておきながら、それは酷いのではないかとオヘソを曲げた人もいるらしい。

それに、ケーキなどは食べられる状態ではなかったので、みな捨ててしまったのだそう。特に美味しくはないケーキだったとはいっても、みな時間をかけて作ったでしょうに、心ないオーガナイズですよ...。

招待したのに来なかった人たちが半分くらいになったのも、段取りが悪かったのではないかと思いました。

そもそも、普通の食事会のご招待だと思ったのですが、日が近づくと、主催者はみんなが持ち寄りでパーティーをするつもりだったのが分かってきたのでした。完全なご招待ではないなら、初めからそう言うべきだったと思う。

気の良い友達などは、チーズが足りないと言われて、ワイン1ダースだけ持っていくつもりだったのに、チーズも50人分用意して行きました。チーズもワインも高いのです。しかも、自分が主催したパーティーではないのですから、やって来た人の半分くらいは赤の他人。ご馳走する張り合いがないではないですか? そんなにお金をかけるなら、夫婦で高級レストランに行っておいしい料理を食べた方がよかったのではないか、などと私は思ってしまいました...。

イノシシを食べる食事会の後、そのときのメンバーに会うと、「あのときは楽しかったね~」という声が聞こえませんでした。成功した食事会のときは、後々まで話しが出るのですけれど。

― ジビエの話しをもう少し続けます ―


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目次: ジビエに関する日記


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コメント
この記事へのコメント
あら~
なんだったんでしょうね。主催者も、イヤイヤやったのでしょうか。それとも、他にすごい気になることでもあったとか…?
せめてお天気でも良ければまだ救われたでしょうに、2日目も行った人たちはお気の毒でしたね~。
2012/01/25 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: あら~
v-22すぎちゃんへ

私は、主催者が張り切り過ぎて宙に浮いてしまったのではないかと思いました。私にも、すごいパーティーを開くんだという感じで誘っていましたから。だから、招待客たちも、全面的に協力することを喜ぶだろうと思ったのではないかな。でも、集まった人たちは田舎の人たちなので、イノシシを1頭食べるというだけでは珍しくなかったはず。ご招待だと思っていたのに食べ物を調達されたり、後片付けの掃除まで主催者抜きでさせられたら白ける。寒くて天気が悪かったのも不運でした。

大勢を招待してパーティーを開くのは難しいですね。50人を超す集まりだと賑やかさでごまかされるので良いのですが、20人くらいだと隅々まで主催者が努力していないと片手落ちに見えてしまう。パーティーの当日に空席ができていたり、ありがとうのシャワーを浴びせてくれなかったら、私だったら長いこと落ち込んだ状態が続くだろうと思います。でも、イノシシを食べさせようと思いついた男性は、イベントをやり遂げたことに満足しているようでした。
2012/01/26 | URL | Otium  [ 編集 ]
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