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2012/01/29

シリーズ記事 【サン・ヴァンサン・トゥルナント 2012】 目次へ
その3


今年のサン・ヴァンサン・トゥルナントは、ディジョン、ニュイ・サン・ジョルジュ、ボーヌの3つの町で同時に行われました。

このワイン祭りはワイン産地の小さな村で行われることが多いので、町で行われる祭りは魅力がないなと思っていたのでしが、それなりに良いものでありました。

第一に、町村の規模には見合わないほど大勢の人々が詰めかけるということもないのでスムーズ。原っぱに作られた駐車場から延々と歩いたり、何時来るか分からないシャトルバスを待つという時間のロスがなかったのが良かった。

3カ所の会場は、それぞれに全く違う雰囲気だったのも魅力でした。

ディジョンの町 私が一番気に入ったのはディジョン。いつものサン・ヴァンサンとは全く違う。
 
ブルゴーニュの旗で美しい旧市街が飾られていました。

それに、アトラクションが豪華。

ディジョン市はかなりの予算をかけてイベントを盛り上げたように感じました。

サン・ヴァンサン・トゥルナントが初めて行われたこと、ワイン畑を世界遺産に申請していることをブルゴーニュ最大都市として音頭をとっているであろうことからだろうと思います。

それに比べると、ボーヌは少し不思議な雰囲気。

ワイン祭りらしい町の飾りはほぼゼロなのです。市は試飲会場を提供しただけに見えました。

世界遺産に指定してもらおうというのはディジョンがやっているから、ボーヌは知らん顔?... 昔から、ボーヌとディジョンは犬猿の仲にあるというのを思い出しました。

ニュイ・サン・ジョルジュは、いつものサン・ヴァンサンの祭りの雰囲気そのまま。フランス人たちには、この伝統的な祭りの盛り立て方が最も評判が良かったようです。


試飲ブレスレット

むかしのサン・ヴァンサン・トゥルナントでは、ワインは飲み放題でした。

小さな村に集まる人たちは車でやって来るしかないわけで、それでワインをたくさん飲んでいるというのは危なくて仕方ないわけですが、実に大らかでした。警察の人たちもいるのですが、交通整理をしているだけ。

さすがブルゴーニュだものな。ワインの飲み過ぎなんか取り締まっていたら、地域経済が成り立たないものな~。

そう思っていたのですが、時代は変わりました。
ワイン祭りでも、飲酒運転の取り締まりは非常に厳しくなった!
合わせて、飲み放題というのも止めました。

特製グラスを買うと、それで試飲所でワインの試飲ができるのは同じ。でも、試飲の回数券をくれて、その数だけしか試飲できないシステムになりました。

もっとも、グラスを幾つ買ったかまでは監視されないので、たくさん飲みたい人はまたグラスを買い直せば良いわけなのですが。でも、お金がかさむわけですから、やはりブレーキになるでしょうね。

今年の試飲セット(15ユーロ)は、これでした ↓



グラスを入れて首から下げる袋。アトラクションや試飲所の場所を示す地図。それから、ワイン祭りでは初めて見たのですが、ブレスレット。

試飲セットについて詳しくご覧になりたいかたはこちら:
Set de dégustation

グラスを首から下げる袋は便利です。グラスを手にもって会場を回るのは不便ですので。これが登場する前には、グラスをゴムで止めて、紐で首から下げるとう方式などがありましたが、グラスがうまく固定できなくて落ちてしまうアクシデントもおきましたので。

ふざけてこの袋に自前のワインボトルを入れている人なども見ましたが、ボトルの重さにまで耐えられるのかな?...

ワイングラスが大きくなったのも、最近の傾向ですね。

試飲チケットがブレスレットなのは、今回初めてみました。普通は紙のチケットを切り離していくというシステムなのですが、それがブレスレットというのは面白い。

ゴム製で、色が異なるボタンのようなものが7つ付いています。ブルゴーニュワインを7つの地域に分けて試飲所が作られていて、それがボタンのカラーになっていました。それぞれのところでボタンを外して試飲できるというシステム。

もっとも、私の腕に付けると、そのままスルリと抜けてしまうので、ブレスレットの役には立たず、ポケットに入れて歩きました。猫のノミ避け首輪と似ているのですが、長さは調節できなかったので。


ワインが素晴らしかった♪

伝統的なサン・ヴァンサン・トゥルナントでは、祭りを開催する村のブドウ栽培者が生産物を出し合い、それで「キュヴェ・サン・ヴァンサン(Cuvée Saint-Vincent)」と呼ぶ特別なワインを作ります。

ブルゴーニュでは違う畑で収穫されたブドウを混ぜて作るのを嫌うので、祭りで仲良くワインを作るのは価値があるかもしれない。でも、ワインのランクは低くなります。たまに、とても美味しいキュヴェになったこともありましたが、たいていは大して美味しくない。

今年のサン・ヴァンサンでは、ワイン醸造者たちが商品として作っているボトルで試飲が行われました。

ブルゴーニュ各地の生産者たちが提供しているので、実に種類は豊富。並んでいるワインの中から、どれを飲みたいかと選ばせてもくれます。

特級ランクのものも出ているし、少し古いミレジムのものもある。ワインを試飲する楽しみに関しては、こんなに充実していたサン・ヴァンサンはかってなかったと思いました。

では、ディジョンの祭りの様子から書き始めます。
― 続く ―




ブログ内の関連記事:
目次:  フランスのアルコール飲料(ワインなど)関係イベント
目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

情報リンク
La Saint Vincent tournante 2012


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