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2012/02/04

シリーズ記事 【サン・ヴァンサン・トゥルナント 2012】 目次へ
その9 コート・ド・ニュイのブドウ畑


今年のワイン祭りは大きな町で行われたので、この時期のブドウ畑も少しは見てみたいと思って「ルート・ド・グラン・クリュ(Route des Grands Crus)」と呼ばれるワイン街道を車で走ってみました。

バスも通るような道を走っているだけではつまらない。それで、少しブドウ畑が広がる風景に入ってみることにしました。


まずは、クロー・ド・ヴージョの城(Château du Clos de Vougeot)が眺められるところで車を降りる。



高級ワインが作られることで有名なブドウ畑。

そういえば、クロー・ド・ヴージョと名がつくワインは久しく飲んでいなかった...。

ここに本部を持つConfrérie des Chevaliers du Tastevin(日本語では「ブルゴーニュ・ワイン利き酒杯の騎士団」と呼ぶらしい)がサン・ヴァンサン・トゥルナントの祭りの音頭をとっています。

やはり、祭り開催中であることを示す旗が城に通じる道に立てられていました。

2006年のサン・ヴァンサンの時期に行ったときには、雪景色で特に美しかったのを思い出します。

入場料を払って城の内部を見学しても大して面白くないのですが(ワインを試飲させないのが気に入らない!)、眺めるには美しい城です。

ブルゴーニュの観光写真ではよく使われる風景。数えきれないほど見た風景なのですが、今回はふと気がつきました。

ここは、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに行く巡礼路になっているのでした。写真の左手に写っているホタテ貝の印でそれと分かります。

もう少し行ったところには、ロマネ・コンティの畑があります。



日曜日の運動でしょうか?

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路であることを意識しているのか、いないのか、3人がブドウ畑の中の道を歩いていました。

観光写真に良く出てくるロマネ・コンティの畑であることがひと目でわかる十字架。

この畑の石垣にも巡礼路の印がありました。

思い出してみれば、ここが巡礼路になっているのには以前にも気がついていました。今回気にとまったのは、トレッキング用の杖を持って歩いている人たちがいたからかもしれません。


ここは何処に通じる道?

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路であることを示す標識がありました。



左に行けば、ブルゴーニュ地方のクリュニー(Cluny)、オーヴェルニュ地方のル・ピュイ・アン・ヴレ(Le Puy-en-Velay)を通ってサンティアゴ・デ・コンポステーラへ。

右に行けば、ブルゴーニュ地方のヴェズレー(Vézelay)を通ってサンティアゴ・デ・コンポステーラへ。

経由地として表示されているのは、いずれも有名な宗教建築物があるところで、巡礼路の重要拠点です。

こんなところで道が分かれるのですか...。

Googleマップで見てみました。自動車が通る道ですから、徒歩旅行に適した道は示していませんが、眺めてみると、なるほど...。


A: クロー・ド・ヴージョ
B: ヴェズレー
C: サンティアゴ・デ・コンポステーラ
D: ル・ピュイ・アン・ヴレ 
E: クリュニー

葉のないブドウ畑は寂しい風景ではあるのですが、高台のこの道、なかなか眺めが良いのです。巡礼路というのは、歩きやすいだけではなく、風景も楽しめるように選ばれていたのかな?...

もっとも、ロマネ・コンティの畑を眺めて喜ぶのは現代人、特に外国人ではないかという気はします。

巡礼路がその前を通るのは、偶然でしょうね。

ところで、この当たりのブドウ畑を「ブルゴーニュのクリマ」として世界遺産として認めてもらおうという運動があり、今年のサン・ヴァンサン・トゥルナントでも賛同の署名を集めたりしていました。

この運動の会長になっているのは、ロマネ・コンティの畑を所有うするオベール・ド・ヴィレーヌ氏。

世界遺産なんかに指定されたら、ロマネ・コンティの畑を見に来る人が増えてしまって困るのではないかな... と、心配してしまいます。ロマネ・コンティの畑では、何年か前に「ブドウ畑の中に立ち入らないでください」という意味の看板を立てたのです。

ブログ内の関連記事:
目次: サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路に関する日記
目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
ブルゴーニュのブドウ畑を世界遺産にする運動 2012/01/28

情報リンク
La Route Touristique des Grands Crus de Bourgogne
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
ワインを語る: オベール・ド・ヴィレーヌ氏 Aubert de Villaine


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コメント
この記事へのコメント
こんばんは! ああ、「ロマネ・コンティ」の畑でも、空き地があったり、植え替えがあったり(勿論ですよね)するのですねぇ。 私なんぞ、ロマネ・コンティという名前を見るだけ、聞くだけで、実際にワインを味わった事もないのに憧れるミーハーです。ははは。 これはもう、開口健さんのせいですねぇ。

それにしても、なんと懐かしいサンティアゴの帆立て貝の道しるべ!
これはもうリンクさせて下さいね。 サンティアゴの巡礼道の記事にリンクさせて頂きますが、

も一つ、下で見て来ましたディジョンのお祭り、これもリンクをさせて下さいね。 羨ましい、こういうお祭り、大好きです! ダンスにしろ、太鼓のリズムにしろ、大道芸にしろ、聞こえる音楽が如何にも素朴で中世的で、とても好きなのです。 
もしチャンスがあったら、この時期のディジョンに出かけたいものですねぇ、いつか。

私一人で楽しむのはもったいないヴィデオもありますので、記事の中のリンクの他に、次の更新の時に、リンクの件のお知らせを入れますね。 よろしくお願いいたします。

酷い寒さですけど、体調にお気を付けて!
2012/02/06 | URL | shinkai  [ 編集 ]
v-22shinkaiさんへ

巡礼路の標識が目に止まったのは、紛れもなくshinkaiさんのサンティアゴ・デ・コンポステーラ訪問記を読んでいたときだったからでした。それを書くと長くなってしまうので省略していたのです。

リンクありがとうございます。私の方も、巡礼路の目次のページにshinkaiさんの記事をリンクさせていただこうと思っていますので、よろしく。また旅行にでるので、帰ってきてからゆっくりやるつもりです。

ロマネ・コンティはここまで高い値段をつけなくても... と反発を感じていたのですが、情報リンクに入れた「ワインを語る: オベール・ド・ヴィレーヌ氏」の記事に入っていた彼の手の写真を見て、許せる気がしました。

>こういうお祭り、大好きです! ダンスにしろ、太鼓のリズムにしろ、大道芸にしろ、聞こえる音楽が如何にも素朴で中世的で、とても好きなのです。
⇒ 私も。今回のワイン祭りは、クレーン車を使ったものまで昔の衣装と音楽だったので気に入りました。ブルゴーニュの民謡といえば大酒呑みをたたえるものばかりなのに、そういうのは全くなしで、ジャズなどを演奏されると、やめて欲しいと思ってしまっています。

ここのところ、最低気温はマイナス20度近くなっています。イタリアはこちらほどではなくても寒いと思います。お風邪などひかれませんように!
2012/02/06 | URL | Otium  [ 編集 ]
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