| Login |
2009/03/02
ブルゴーニュ・ワインのメッカであるボーヌに行ってきました。

「行くことにしたからには、行かねばならぬ」という言葉がフランス語にあるのですが、その朝にはまさにその気分。というのも、胃が痛くなっていたからです。


ボーヌという町

ボーヌという町には昔からよく行く機会があったのですが、実を言って、余り好きではない町でした。観光地のつまらなさがあるのが第一の理由。

そこから高速道路を飛ばせばあっという間についてしまうブルゴーニュの古都ディジョンが余りにも美しいのも、ボーヌの色が褪せてしまう理由の一つ。ディジョンの旧市街(歴史地区)はフランスの中でも、パリ、ボルドーに次いで3番目に広くて、ただ歩いているだけでも見とれてしまう建造物が無数にあるのです。

でも、ボーヌが好きではなかったのは、行く時には有名なオスピス(施療院)がある広場のあたりにしか散策していなかったからだろうと、最近は思うようになりました。

観光客が行かないようなあたりを散策するようになってから、ボーヌも悪くないなと思うようになりました。美しい建物がたくさん残っているのです。

ボーヌの町

それに、お店めぐりも楽しい。お土産屋さんだけではなくて、さすがワイン・ビジネスで栄える町なためにお金持ちが多いせいで、食品なども価値があるものが売られています。


さて、どこで食べるか?

胃がいたいときに行ったので、何を食べるかが大問題。フランス料理は重いので、伝統的な料理を食べてしまうと、さらに胃が痛くなるのです。洗練された料理だと、消化に良いのです。

出かける前日、インターネットでレストランの定休日を確認していました。

ボーヌに住む友達から教えてもらった穴場レストラン(おいしくて、オリジナリティーがあって、消化が良い料理を出す、しかも安い)は、冬休みだったのでがっかり! ミシュランの星をとったので益々高い料金になってしまっただろうけど、同じように魅力ある料理を出すレストランは、定休日。行ったことはないけれど、3つ星レストランが最近作ったビストロも、定休日。

ボーヌにはいくらでもレストランがあるので困らないのですが、胃が痛いとなると別問題。

でも、行かねばならぬ・・・。


入ったことがなかったレストランにしてみる

ボーヌに到着したら、前を通ったらおいしそうだなと思ったレストランがあったことを思い出しました。

ここらへんだったけと思うところに行ってみると、その店を発見。

入口には、ミシュランを始めとして、グルメガイドブックで推薦されたことを示すシールもたくさん張ってあります。ガイドブックが与えた点数は信頼できないところはあるし、推薦されないからと言って悪いレストランとは限らないのですが、推薦されているところは最低限の基準はクリアーしているという保証にはなります。

有名シェフの店ではミシュランに選ばれたというシールを店の前に張ったりしないのですが、最近のミシュランは「安くておいしい」レストランも選択するようになったので、ミシュランのシールがある店が増えました。

ミシュランといえば、今日のニュースでは「Michelin Guide 2009 France」が発売されたと騒いでいました。3つ星レストランは26軒。唯一あらたに3つ星を獲得したのは、パリの超高級レストラン「ブリストル」だけ。偶然にも、サルコジ大統領が cantine(学食や社員食堂に使う言葉)のように使用していることでも知られているレストランでした!


店の前でお品書きを確かめました。
胃が痛いのでスープ系が良いと思っていたのですが、それがある♪

以前のブログでも書いてしまったのですが(スープの季節<1>: 日本の西洋料理を見て不思議に思ったこと)、フランスのレストランではスープがあることが珍しいのです。

並んでいる料理の名前を見ると、なかなかオリジナリティがありそう。レストランでは家では食べられない変わった料理が食べたいというのが、私のレストラン選び方の第一条件なのです。

ここにしようと即座に決定して、店に入りました。

早い時間だったので、レストランには空席が目立ちました。
「どこでもお好きな席へ」と言ってくれたので、サービスは良いだろうな、と合格点。

フランスのレストランでは、お給仕の人が出てきて席に案内するのを待たなければなりません。こちらの人数を見て、特定の席に強引に座らせるレストランがあるのです。これが大嫌い。人の流れが多い席、例えばトイレに続くドアの隣にある席などは耐えられない私なのです。

「別の席にしたい」と言ってもOKしてくれないときには、即座に店を出ることにしています。そういう感じ悪さがあるレストランでは、楽しく食事できるはずがないですから。


食べた料理

写真を入れておきます。

前菜 ↓
カボチャとクリのスープ
Velouté de Potimarron aux châtaignes

メイン料理 ↓
ファロ社のパンデピスのマスタード風味の鴨肉
Magret de canard, à la moutarde de pain d’épices de chez Fallot

デザート ↓
リンゴとカルバドスのタルト
Sablé aux pommes et Calvados

食欲はないので、チーズはパスしました。
お料理は胃にもたれない洗練されたものだったので、胃が痛かったにもかかわらず平らげてしまいました。

この平日ランチ定食が19.50ユーロと安いのも気に入りました。

旅行していて食事しなければならない、つまり素晴らしい料理を食べたいからという理由でレストランに行くのでない限り、こういう値段でおいしいものが食べられるレストランは貴重です。

お給仕の人も愛想が良いので、初めてなのに色々おしゃべりしてしまいました。

文句なしに百点満点♪ こういうレストランが好きです!

どこのレストラン? と思われるかも知れませんが、自分が歩いた足跡をインターネット上で公開するのは気持ち悪いので、できるだけ場所を特定しないようにしています。お許しください!


飲みたいと思っていたワインも飲めた

実は、この食事では、去年から飲みたいと思っていたワインがワインリストに入っていた、というオマケもあって喜んだのでした。

比較的安いブルゴーニュ・ワインなのですが、ちょっと珍しい銘柄なのです。そのお話しを次回にします。

- 続く -


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村



カテゴリー: レストラン | Comment (2) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
おいしそう~
cantin、という言葉を久しぶりに見て、妙に懐かしい気分になりました。
レストランのお料理には、お腹がグー。いま、おっぱいのために素食を心がけているのです。赤ちゃんがまだおっぱいが出る分より少なくしか飲まないので、あまりカロリーの高いものを食べるとたまりすぎて詰まってしまうから…。とりあえず、野菜と大豆の加工品ばかり食べてます。肉魚卵牛乳は食べなくてもまあいいとして、デザートも我慢…これがツラい!!
フランスのお母さんたちは、あのお食事でおっぱいが詰まったりするトラブルはないんでしょうか…だとしたら、うらやましいな~。
2009/03/03 | URL | すぎちゃん  [ 編集 ]
Re: おいしそう~
v-22すぎちゃんへ

すぎちゃんも、フランス滞在中は本物のカンティーヌにはお世話になったでしょうからね。

あれ、あれ。節食中でしたか? すぎちゃんの大好物を差し入れしてあげたいなんて思っていましたが、この次に帰国するときに持っていく方が良いみたいですね。

フランスでもそうするのかな?・・・ 少し前のフランスでは、女性の司法大臣ダティさんが産後5日で仕事に復帰したので賛否両論が飛び交ったのですが、私はよほど栄養をつけて体力を早期回復させたのだろうと思ってました。
2009/03/03 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する