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2012/09/19

シリーズ記事 【2012年: 文化遺産の日の旅行】 目次へ
その2: ブドウ畑


ブルゴーニュといえばワインの生産地と思われる方が多いでしょうが、どこにでもブドウ畑があるわけではありません。実際、ブルゴーニュ地方の農地に占めるブドウ畑の面積は2%にしか過ぎません。

昔はブルゴーニュのどこにでもブドウ畑があったそうですが、19世紀末にフィロキセラ(Phylloxera、ブドウネアブラムシ)が壊滅的な被害を与えた時期のあと、良い質のワインができないブドウ畑は放置されたとのこと。

コート・ドール県といえば、ブルゴーニュワインとしては最高ランクのワインが生産される地域。コート・ドール(Côte d'Or)は「黄金の丘陵」という意味で、ブドウ畑をイメージして作られた言葉です。

ところが、コート・ドール県で生産されても、AOCのブルゴーニュワインという名称さえ付けられない地域もあります。

そんな地域のブドウ畑について書いた日記:
フラヴィニー村のブドウ畑 2011/09/02



ブルゴーニュのワイン地図


放置されたブドウ畑

ブルゴーニュで生産されるけれど、ブルゴーニュワインとは呼べない地域をドライブしていたら、放置されたブドウ畑と一見して分かるところに残されていたブドウ畑の区画が見えました。



道路のこちら側、右は、放置されて杭ばかりが目立つブドウ畑。左に、まだブドウが育てられている畑があります。

この写真を撮りながら背にしていたところには、もっと哀れな姿になっているブドウ畑がありました。



ブドウのツルが枯れ木にからまって伸びています。ブルゴーニュで見るブドウ畑は、まるで盆栽のように小さな株なのですが、放っておけば、こんなにツルが伸びるものなのですね…。


ついに、ブドウ畑のペッシュ・ド・ヴィーニュを発見♪

ここで車を止めてみたのは、ペッシュ・ド・ヴィーニュがあったからです。

ペッシュ・ド・ヴィーニュ(pêche de vigne)とは「ブドウ畑の桃」。

ブルゴーニュで育った年配の人たちは、昔のブドウ畑にはどこでも桃の木が植わっていたものだった、と話します。

そう聞かされてから、気をつけてブドウ畑を見ているのですが、そんな桃の木は見られません。トラクターを入れてブドウ畑の手入れをするようになってからは、ブドウ畑の中に木があるのは邪魔なので切ってしまったのではないでしょうか?

庭にペッシュ・ド・ヴィーニュという品種の桃を育てている人はいるし、果物としても売られています。味は同じだとしても、その名の通りブドウ畑(ヴィーニュ)に植わっているのが本物のはずではないですか?

それで、妙にこだわってブドウ畑にある桃の木を探していました。

そして、ついに見つけたのです♪ 



カカシの右手にある木が、ペッシュ・ド・ヴィーニュ。

荒れ放題になったブドウ畑が広がる斜面で、まだブドウを栽培していた小さな畑だからこそペッシュ・ド・ヴィーニュが残っていたのでしょうね。 

近づいて桃を見ようとしたのですが、袋をかぶっていたので果物は見えませんでした。

 

9月中旬に見た桃の木ですが、まだ実は赤くなっていないように見えます。

でも、9月中旬のイベントで、下の写真のようにペッシュ・ド・ヴィーニュをブドウの収穫カゴに入れて持ってきた人がいました。でも、桃の木を見たのはブルゴーニュ地方も北の方で、下のカゴの収穫物は南の方のことだったので、収穫時期がずれるのかも知れません。

Pêche de vigne

この写真を入れた日記:
ペッシュ・ド・ヴィーニュという名の桃 2009/09/18

ところで、このブドウ畑は、ほとんど趣味でワインを作っているのではないかと思いました。だって、畝によって、白ワインになるブドウだったり、赤ワインになるブドウだったりしたのです。

昔の貧しいころのブルゴーニュでは、農家は色々なものを少しずつ栽培していたのだそう。ブドウ畑がある風景は、こんな風だったのかな?…






ブログ内リンク:
★ 目次 : ペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)
★ シリーズ記事目次 : プレ・フィロキセラのブドウ畑  2011年7月
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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