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2012/10/02

シリーズ記事 【ブドウ畑の中にある城で開かれた書籍展とブドウ収穫】 目次へ
その3


クロー・ド・ヴージョのブドウ畑の中にある城で行われたのは、読書家のためのイベントでした。でも、さすがブルゴーニュ地方。ワイン関係のアトラクションも用意されていました。


Cave aux arômes

昔に使われていた強大な木製のブドウ圧縮機などがあるミュージアム部分の建物には、私が大好きなものが置いてありました。



樽の上に置いてあるもの。

これについては、以前にも書いたことがあるのですけれど...。
ワインの香りを覚える道具: カーヴ・オザローム 2011/02/10

大きなビーカーに鼻を近づけて嗅ぐと、そこに入っているものの香りが立ちあがってくる、という仕掛け。

Cave aux arômes(アロマ・カーヴ)という名が付いています。



ただビーカーに香りがするものが入っているだけのように見えるのですが、驚くほどよく匂いが立ち上ってきます。


ワインや香水の香りは、言葉で何と表現するかで覚える。

それで、ワインの勉強をする人のためには、アロマキットがあります。

でも、こちらのアロマ・カーヴは本物を入れているのですから、香りが違うのではないでしょうか?...


最近、ブルゴーニュで行われる大きなワインイベントでは、アロマ・カーヴが必ず設置してあるように感じています。

いつから見かけるようになったかな?... と思って調べてみたら、発明されたのは2002年でした。パリで毎年行われる農業国際見本市に出展したのがデビュー。

ブルゴーニュワインの組織BIVBと研究所(Centre Sciences et le concours du CCSTI Bourgogne)が考えだしたもの。つまり、ブルゴーニュ生まれです♪

BIVBは貸出しもしているはずで、日本でも展示されたことがあるようです。


匂いをインターネットにのせることはできないので、せめて装置がよく見える動画を入れておきます。


Exposition « La Cave aux Arômes des vins de Bourgogne »

ビーカーは12個がセットになっていて、ワインの香りの表現でよく使う香りが入っているようです。


ワインの試飲会もあった♪

アロマ・カーヴの匂いを嗅いでいるうちに、ワインの試飲会が開かれる時間になりました。

ボーヌ市にあるワイン醸造専門の高校の主催でした。



試飲させてもらって感激するというレベルのワインは出てきませんでしたが、説明をしてくれた女性の話すことが、ブルゴーニュワインについてとても分かりやすくて良かったです。

彼女は高校の教師ではなくて、広報担当をしている人だそうです。高校にそういう役職があるというのが理解できませんでしたが...。

高校の生徒3人がソムリエよろしくお手伝いして、高校生たちが実験農場で作ったワインを試飲しました。実験農場といっても20ヘクタール余りあるので、市販もされています。

試飲の指導をしてくれた女性が、みんなに聞きます。
「これは何の香りがしますか?」

アロマ・カーヴで嗅いだ匂いを思い出してみる...。

こういう場合、特に知らない人たちが集まって試飲しているときには、始めに口を開くのには抵抗があるのですよね。みんな黙っています。

先生は、「フルーツの香りがするでしょう?」
「何のフルーツでしょう?」と繰り返す。

やはり誰も答えないので、わたしが口を開く。
「レザン!」

レザンって、ブドウのことです。そういうのは、ワインの試飲のときには言わないものなのです! 知っていたけれど、誰も、なにも、言わないのだもの...。

末っ子で育ったので、子どもっぽいというか、馬鹿なというか、そういうことを言う癖がついてしまったのです。最も古い記憶の1つには、幼稚園で、どうしてこんなバカバカしい遊戯をさせるのかと不愉快に思ったものがあるので、末っ子役を楽しんでいたとは思えません。

今はその役割を果たす必要はないのだけれど、ときどき昔の癖が出るみたいです。いつだったか、友達にそういう話しをしたら、「それって、太宰治の世界じゃない!」と言われてしまったのですけど、そういう可哀そうな境遇で育つ子は多いだろうと思っています。


みんなド~っと笑って、緊張がほぐれました。
それから、「○○の香りがする」と出てきました。


会場の片隅で行われたワイン試飲会は、受付けで登録して参加できたのですが(無料)、私が参加した午前の部に来たのは20人たらずというところ。日本だったら、こんな機会はもっと喜ばれて参加者が殺到するのではないでしょうか?

ちなみに、このとき味わったのは、シャブリ・プルミエ・クリュ(白ワイン)、ボーヌ(白ワイン)、ボーヌ・プルミエ・クリュ(赤ワイン)。
 


ソムリエ役の生徒たちは試飲会などをするのには慣れていなかったらしくて、グラスに並々と注いでもらってしまいました。午後の部までワインが残ったのかな?...


ところで、上に入れたアロマ・カーヴの動画ですが、気になったことがあったので、脱線して次回に書きます。

― 続く -


ブログ内リンク:
★ 目次: フランスのアルコール飲料(ワインなど)関係イベント
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
ワインの香りを覚える道具: カーヴ・オザローム 2011/02/10

情報リンク 【カーヴ・オザロームについて】 :
☆ YouTube: Exposition « La Cave aux Arômes des vins de Bourgogne »
La Cave aux Arômes, une exposition ludique et gourmande, dédiée aux vins de Bourgogne
La Cave aux Arômes©. Jouer avec ses sens/ Jouer avec son nez.
LA CAVE AUX AROMES DES VINS DE BOURGOGNE
La cave aux arômes


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