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2012/10/05

シリーズ記事 【ブドウ畑の中にある城で開かれた書籍展とブドウ収穫】 目次へ
その6


クロー・ド・ヴジョーに行ったついでに、ロマネ・コンティの畑にも行ってみました。

お天気が良い日曜日だったからでしょう。コート・ドールの高級ワインが生産される地域では、サイクリングや散策をする人たちの姿が目立ちました。

スペインのアンティアゴ・デ・コンポステーラに通じる巡礼路なので、歩きやすい道なのでしょうね。つまりはサイクリングなどするにも適しているかもしれない。

そのことを書いた日記:
ブドウ畑でサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を見つけた 2012/02/04


ロマネ・コンティのお隣さんは、どうなった?



左手に立っている十字架の後ろ側がロマネ・コンティの畑。その真向かいの畑を見たかったのです。今年の冬、ロマネ・コンティの向かい側の畑は、ブドウの木がなくなって更地になっていたから。

そのことを書いた日記:
高級ブルゴーニュワインができるブドウ畑にあった空地 2012/02/05

少し前に行ったときには、それがどうなったかを確認するのを忘れていました(ロマネ・コンティのブドウ畑に立ち寄ってみる)。

人さまのブドウ畑なので、ブドウの成長などを気にすることはないのですけれど...。

今回は、しっかり観察しました。



やはりブドウの木は細くて、まだワインにはしないのだろうなという感じでした。その横(写真の左手)は、いまだに更地のままですね...。


この右手、つまりロマネ・コンティの畑と道路を挟んだところにある石垣で、ワイングラスを片手にピクニックをしている人たちがいました。

ここでワインを飲んでいる姿も時々見かけます。 石垣が座ったり、テーブル代わりにしたりするのに、ちょうど良い高さなのです。

ロマネ・コンティのブドウ畑を背にして撮影

ここに写っている木は、ペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)と呼ばれる種類のはず。フランスの他の地方のことは知りませんが、ブルゴーニュではブドウ畑に桃の木が植えられているのが伝統なのです。

ここに桃の木があったのは気がついていませんでした。まだ若い木のようなので、やはり伝統に従って桃の木を最近になって植えたのかな?...


ロマネ・コンティを見に来た人たちだと思ったら...

ここでピクニックをしていたのは、フランス人たちでした。

「ロマネ・コンティを飲んでいるんですか?」
友達が声をかけたけれど、冗談が通じない感じ。

それから、彼らと少しおしゃべり。

ワイン畑がない地域から来ていたグループでした。ブルゴーニュに来たからとブドウ畑で乾杯したくなったらしい。

でも、目の前にロマネ・コンティの畑があるとは知らないでワインを飲んでいたのでした。

フランス人は、日本人のようにブランドにひかれるということがないのでしょうね。日本人だったら、ワインはどうでもよくても、ブルゴーニュをドライブしていたら、ロマネ・コンティの畑を見物したいと思う人が多いのではないでしょうか?



ピクニックにちょうど良い場所だということだけで陣取ったのだそう。このあたりには人が多いな... と思った謎が解けた、と笑っていました。

「ロマネ・コンティの畑だと、どうして分かるの?」と言うので、十字架のところをよく見ると書いてあると友人が教えました。

ついでに、ロマネ・コンティについての説明。畑の広さは、たったの1.8ヘクタールで、年間生産量は6,000本くらいにすぎない。さらに、地元で買おうとすると、12本セットにロマネ・コンティが1本入ってくるだけなのだ...、購入希望に登録したけれど、何の連絡もなかった、などと話します。

この人たちがロマネ・コンティを買うとは思えないけれど、ボーヌの土産物屋的なワインショップでは売っている、と教え、ついでに言いました。

「ロマネ・コンティを買うなら、日本の方が簡単よ」

フランス人には嬉しくないだろうけど、本当にそうなのだもの!
ロマネ・コンティを楽天市場で検索

とは言っても、最近はネット販売が普及したので、フランスでも簡単に買えるかな?...

そう思って検索してみたら、価格を一覧にしているサイトがありました:
Domaine de la Romanee-Conti Romanee-Conti Grand Cru

ざっと眺めると、パリのショップが圧倒的に多くて、次にボルドー。ブルゴーニュの店は一軒も入っていない。やっぱり、ロマネ・コンティは地元では手に入りにくいですよ~!

それに、リンクしたのはフランス以外の国のサイトではないかな。そのほかにも出そうとしたのですが、楽天市場のようにロマネ・コンティをたくさん載せているサイトは見つかりませんでした。


ロマネ・コンティの値段におよぶと、グループの人たちは、とたんにロマネ・コンティに興味を示しだし、記念撮影となりました!




ロマネ・コンティのブドウ畑は、無料で見学できる観光コース?

誰もいないときに静かにロマネ・コンティの畑を眺めるのは、かなり少なくなったような気がします。

むかしは、ロマネ・コンティの畑を見に行っても、人に出会うことはほとんどなかったように思うのですが、最近は変わってきました。ハイキングコースの表示が立つようになってからかな? ...

いつの頃からか、日本人を乗せたマイクロバスが来るのも見かけるようになりました。最近は行くと必ずと言ってよいほど出会うので、人気の観光ツアーなのかな? ほんのちょっと畑の前に立って、すぐに引き上げていきます。

この日はお天気の良い日曜日だったので、ロマネ・コンティの畑の前には何台かの車が止まっていて、もちろん、日本人のマイクロバスもちらりと姿を現しました。


ブルゴーニュのブドウ畑を世界遺産に!

ブルゴーニュのブドウ畑を世界遺産に登録しようという運動がおこりました。「Climats du vignoble de Bourgogne(ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ)」という名前で認めてもらいたいのだそう。

そのことも、すでにブログで書いていました:
ブルゴーニュのブドウ畑を世界遺産にする運動 2012/01/28

「クリマ(climat)」というのはブルゴーニュワインで使われる専門用語。何であるかの説明は、専門サイトを引用してしまいます:

クリマ<Climat>:
ブルゴーニュ地方では、それぞれのワインに個性を与える地形上の特徴(テロワール)によって区分された個々のブドウ畑のことをあらわす言葉としても、この「クリマ」という言葉が使われます。よって、「クリマ」は、ブルゴーニュにおける、グラン・クリュ(特級畑)、プルミエ・クリュ(一級畑)のベースとなるものです。
ワイン用語集より

フランス語の「climat(クリマ)」は、普通には、気候、風土の意味で使われます。だから、フランス人にとっても、「Climats du vignoble de Bourgogne」と言われても何のことだか分からない人もいるらしい。

ブルゴーニュ地方の行政中心地ディジョンで街頭インタビューしている愉快な動画:



ブルゴーニュのワイン生産を文化遺産として登録したいという気持ちはわかるけれど、そんなことをしなくても良いのではないかな?...

第一、ロマネ・コンティのブドウ畑に、観光バスがたくさん来るようになったら困るではないですか? でも、この世界遺産にブルゴーニュのブドウ畑を登録させようという運動のトップに立っているのは、ロマネ・コンティのオーナーだったと思う。

そんなことを思ってしまったのは、今回行ったロマネ・コンティのブドウ畑で、ここは余りにも無防備なのではないかと思ったからでした。

ロマネ・コンティのブドウ畑の続きへ -


ブログ内リンク:
★ 目次: ロマネ・コンティのブドウ畑ウオッチング
★ 目次: ペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

情報リンク:
☆ クリマとは?: ブルゴーニュ地方の格付
Climats du vignoble de Bourgogne


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