| Login |
2012/10/07

シリーズ記事 【ブドウ畑の中にある城で開かれた書籍展とブドウ収穫】 目次へ
その8


コート・ドールの丘陵でブドウの収穫風景に出会いたい、と思って出かけた9月最後の日曜日。

今年はブドウ収穫の時期が遅いと聞いていたのですが、もうピークは過ぎてしまっているだろうとは覚悟していました。それでも、まだ収穫をしている畑はあるだろうと思っていました。良いお天気は続いていたのですから。


もうブドウの収穫は終えてしまった?

この日の朝、クロー・ド・ヴジョーに向かく途中、よくワインを買いにいく農家の前を通ったら、ちょうどご主人が門から出てきました。籐で編んだ買い物カゴのようなものを下げています。

車を止めて挨拶。
「ヴァンダンジュ(ブドウの収穫)ですか?」

アハハと笑って、ブドウ収穫は1週間前に終わらせた、と答えます。

「またお出かけですか。ねんじゅうウロウロしているんですね」、と冗談を返してくる。

ここの農家は昔風にブドウを栽培していて、ブドウも十分成熟してから収穫しているのだろうと思っていたので、ちょっとがっかり。

でも、ご主人は大事な仕事を終えて、ほっとした表情にあふれていました。


この農家で済ませているということは、ほとんどのブドウ畑では済ませているだろう、という予感がしました。

予感は的中。遥かかなたのブドウ畑の方を見回しても、ブドウ畑に車が止まっているところが見当たりません。

ブドウの木に実がついていないのはつまらない。
見られないとなると、よけいにブドウ収穫風景を見たくなる。

高地に行けばまだやっているのではないかと思って、午後にはオート・コート・ド・ニュイまで行ってみました。でも、ブドウ畑に人影はない…。



ブルゴーニュ地方でも、標高が少し高いところでは、ブドウの木の背丈を少し高くして育てているので興味深いです。でも、今日はそれを見に来たのではない!

下に降りてワイン村を通りすぎます。ブドウの圧縮作業をしていて活気づいているはずなのに、静か…。今年は収穫量が少ないそうなので、作業はさっさと終わってしまったのだろうか?…

ブドウ収穫が見られないと、1年の締めくくりがつかない気分になってくる…。

でも、来たのが遅すぎるのだから諦めなければ… と、ディジョンの方角に向かいました。もう夕方になっていましたから、いつまでもウロウロとドライブをしているわけにはいきません、

すると、あった、あった♪


まっさかりのブドウ収穫を発見♪

まだ、摘まれていないブドウがありますよ~♪



やはり、ブドウ畑はブドウの房がなっている方が美しい。

畑に人影が多い所に向かって、車を止めました。

機会でブドウの収穫をしている畑は無視。
やはり、人の手でブドウが摘みとられている風景が美しいです。



ブルゴーニュにいるな... と感じる。

昔のようにブドウ収穫をお祭り騒ぎすることはなくなって、今では「きつい労働」としてやるようになった、とブルゴーニュの年配の人たちは言います。 怠けないで働くのを強制する係の人までいて、「クープ、クープ(切れ、切れ)」と後ろから声をかけたりするのだそう。

でも、ここの畑では楽しそうに働いていました。カメラを構えていると、陽気に声をかけてきたりする人もいる。

みんながブドウの収穫を終えていたのに、ここの畑が遅れていたのかは分かりません。でも、9月の上天気の中での収穫なのですから、成熟したブドウからワインを作ろうというのは良いドメーヌである証拠ではないですか?

どこのドメーヌなのかを聞くのを忘れてしまった…。
マルサネのワインを買うお気に入りワイン農家は1軒あるのだけれど、そこだったら良いな…。


道路には集めたブドウを入れるトラックが止まっているので、覗いてみました。


バケツに摘んだブドウは、運搬役の人の背中のカゴに入れられ、その人たちがトラックまで運ぶという作業。高級ワインをつくるには、こんな風にどさっと入れたりしないで、ブドウがつぶれないように小分けしてするのですけど。


マルサネのワイン

ブドウの収穫に出会えたのは、Marsannay-la-Côte(マルサネ・ラ・コート町)のブドウ畑でした。ワインの銘柄は「マルサネ」になるはず。

ブルゴーニュ地方で最大の都市ディジョンから抜けて、ほんの少しのところにありあす。何年か前、ここに「都市化反対」というような看板が立てられていたっけ。ディジョンのベットタウンとして発達して、田舎らしさがなくなってしまうのを住民が反対していたようす。
 
どうせブドウの収穫を見るなら、めったに飲めない高級ワインのブドウ畑のを見たかったのだけれど、この日にブドウ収穫に出会えたのは、マルサネだけでした。

マルサネを楽天市場で検索

そんなに安く売っているわけではないみたい...。

でも、ディジョンの町の安い中華料理店で食事するときには、よくマルサネのロゼを飲むのだけれど。

ロゼが割安、ということなのかな?...

マルサネのロゼワインを楽天市場で検索


ともかく、今年もブドウ収穫を見ておきたかった私。満足して帰宅の途につきました。

ブログ内リンク:
★ 目次: ブドウ畑の作業、ワイン醸造法など
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

情報リンク:
☆ Wikipedia: マルサネ=ラ=コート


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ 
にほんブログ村
にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)


コメント
この記事へのコメント
とても大変だとは思うのですが、手づみは嬉しいですよね。お茶畑と共通するものを感じます。
今年は収穫量が少ないんですよね。農家の方に感謝しながら今年のワインがいただけるのを楽しみにしています。
2012/10/08 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
Re:
v-22 chiaki@静岡さんへ

そうですね。ワインにするブドウ畑と茶畑は共通点が多いようです。

日本の茶畑の収穫風景はまだ見たことがないのですが、私が茶摘みをイメージすると、着物を着て、手ぬぐいを頭にのせて... という姿。

「茶摘み」をキーワードにして画像検索してみたら、その姿の写真ばかりが出てきました:
観光写真用なのではないかと思ってしまうのですけれど...。

日本でお茶を作っている農家の人と話したら、機械で収穫していると聞いて、少しがっかりしたことがありました。でも、手で摘むのは大変でしょうから仕方ないでしょうね。

フランスのブドウ畑の場合、銘柄によっては手摘みでなければいけないというのもあるし、そうでない場合にはラベルに自分のところは手で収穫していると書いていたりすることもあるのですが、日本のお茶では区別しないかな?...
2012/10/08 | URL | Otium  [ 編集 ]
先回分の返信、確かにベルギー人は皮肉さはなくて、フランス人のような個性がないのがちょっと物足りない感じがしますよね。。でも何か内に秘めたものがあるのかなと感じるのは、フランドル地方の絵画やイラスト(コミック)などで、どうしたらああいう感性が出てくるのだろうと思いました。外側には出ない個性があるような気もして興味があります。

確かに手づみは観光のイメージがありますよね。着物を着てる方はさすがに見たことないです~。個人的にはいつか着てみたいですけどね(笑)戻ってこられたときに一緒にいかがですか!?観光で着せさてくれると思います。

ここに手づみに関して簡単な記事がありました。
http://www.o-cha.net/japan/teacha/detail_j.asp?id=114

高級煎茶や狭くて機械を持ち込めないところでは手づみだそうです。茶葉の大きさをそろえることも目的であるんですね。
手もみはよく見ますし、パッケージにこれは手もみだと明記することでイメージがぐっとあがります。確かに風味があっておいしいです。ワインもてづみだと味に差がでるのでしょうか。

昔子供の頃友達の家が茶農家で、製茶工場によく遊びに行ってました。茶葉を蒸すときはほんとにすばらしい香りでしたよー。
2012/10/09 | URL | chiaki@静岡  [ 編集 ]
Re:
v-22 chiaki@静岡さんへ

手摘みの情報、ありがとうございます! 3種類も方法があるとは、さすがに繊細な文化を持つ日本♪ ブドウの収穫のように重労働ではないように感じるので、いつかやってみたいです。

摘み方の他に、お茶には手もみというのもありましたね...。色々とこだわりがあるところ、やはりワインに似ているな...。

>ワインもてづみだと味に差がでるのでしょうか。
⇒ てづみの方が優れたワインができると言いきることはできないのは確実だと思っていますが、収穫したあとのブドウの姿は差が歴然としていて、機械づみの方のは見るだけで食欲(?)が減退します。

>茶葉を蒸すときはほんとにすばらしい香りでしたよー。
⇒ わぁ、香りを感じてしまいます。素晴らしいでしょうね...。ワインも、収穫の時期には、ワイン農家の前を通ると強い香りがただよってくるのですが、今年はほんの少ししか出会うことができませんでした。
2012/10/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する