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2012/10/25
前回の日記(廃屋を修復中の家に行く)に書いたガルー君の家には、昼食に招待されたので行ったのでした。

この家には、おびただしいほどのアンティークがあります。広すぎるほど大きな家に引っ越してきたので、アンティークショップでも開くのかと思ったのですが、その計画はないもよう。

コレクションを見せていただいた話しは次に書くとして、食事のときに出てきたものをご紹介します。


ボトルホルダー



ボトルを入れる陶磁器です。

価値ある作品なのだそう。確かに、城かブルジョワ家庭の晩さん会に出てきそうな一品です。庭のプラスチック製のガーデンテーブルに置いてくれたので、ちょっと不釣り合いだった…。

普通に置くと傾斜が足りなくて、ワインがこぼれてしまう。それで、足の部分に皿を敷いてみました。

昔のブルゴーニュワインのボトルは太かったので、この形でワインがこぼれなかったのかもしれないと思いました。でも、これがどこの地方で作られたボトルホルダーなのか分からないので、いい加減な推察の可能性があります。

過去の日記:
昔のブルゴーニュ型ワインボトル 2009/02/16


大食漢がうらやましい

この家のご主人は、食欲旺盛の人だと聞いていました。むかし空手を修業していたというだけあって、筋肉質で、全く太ってはいないのですが、フランス人も驚くほど食べるのだそう。

メイン料理は、ご主人が調理したマグレ・ド・カナールの料理でした。

マグレというのは、フォアグラにする肥育(ガバージュ)した鴨やガチョウの胸肉。この日のはカモのマグレでした。

ご主人はバスク人とブルゴーニュ人のハーフで、これはバスクの料理なのだそう。マグレを横に切ったところに生のフォアグラを挟み込んで、上にもフォアグラを乗せてオーブンで焼いていました。

生のフォアグラはソテーで食べたりするのですが、オーブンで焼いてしまうとはすごい。

フォアグラは脂身が多いので、マグレが焼けるのに合わせて加熱したら、ほとんどは溶けて消えてしまいますから。それを保存して、ジャガイモのソテーのオイルとして使うと最高ですが、でも、やっぱりもったいない...。

マグレの火加減は完璧。中はまだ赤いという状態。フォアグラから出る脂で肉が柔らかくなったのか、とても柔らかい。

このマグレが出てきたとき、少し驚きました。私がいつも買うことにしている鴨飼育農家が売っているマグレより、かなり大きいのです。

私はひと切れの3分の1を切り分けて自分の皿にとりました。他の人たちも、1つを半分づつとっていました。

ところが、ご主人は、マグレを丸ごと皿に乗せています。



私の皿より見事なので、ご主人の皿の方を撮影。

彼は大食漢だと聞いていたので、それは驚かない。でも、これを平らげたあとは、おかわりとして、私が残した3分の2のマグレをとって食べてしまったのには、いささか驚きました。

上にリンクしたショップのマグレの商品情報を見たら、320~380グラムとありました。それから計算してみると、ご主人は、このとき700グラムくらい食べてしまったということ?!

この前に、食前酒のときのおつまみのカナペもお腹にたまるものだったし、アボガドの前菜もそう軽いというものではありませんでした。

本当にものすごい量を食べてしまう人なんだ…。少し前には私の日本料理をご馳走していたのですが、食べるものが何もなかった… と思って帰ったのではないかな?… この次は気をつけないと~!


ところで、上の写真で左に写っているのは、奥さんが作ったポワローのタルト。

これも美味しかった。

母親伝授のレシピなのだそうですが、少し違う。母親の方はタルト生地も自分で作るのに、彼女は市販のタルト生地を使うのだそう。それなのに、彼女のタルトの方が上手にできている、と母親から言われるのだと笑っていました。

ほんと、フランスの市販タルト生地は、良いものを選ぶと、下手に作るより美味しいというのは私も大賛成。


チーズ・プレート



こちらも立派。

ハエが入らないようにガラスや網のクロッシュがついているのは、チーズプレートとしては珍しくはありません。

でも、このドーム部分がやたらに高いのが目につきました。

それと、皿の部分に穴があいているのは珍しい。

通気口なのかな?

網のネットのドームだと通風があるので良いのですが、ガラスでぴったりしめて常温でおいておくと、チーズが腐敗してきてしまうのは事実です。

あるいは、まだ水分のあるフレッシュチーズを乗せるためのチーズプレートだったのか?…

でも、クロッシュがかぶっていない部分の穴からハエが入ってしまうのではないか、と気になりました。

- このお家での話しの続きへ -




ブログ内リンク:
【タルト生地について】
フランスで市販されているタルト生地は便利 2008/10/20

【ポワローについて】
海辺にあった広大な野菜畑 2009/11/14

【フランス人の大食漢ぶりについて】
フランス人って、どうしてこんなに食べられるのだろう?... (1) 2006/05/28
 ⇒ フランス人って、どうしてこんなに食べられるのだろう?... (2) 2006/05/26
フランスのレストランは、大食漢と一緒に行くのが楽しい! 2008/05/28

★ 目次: ワインのグッズや道具などについて書いた記事
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ




追記:

フランス人がどの料理を好むかという、2011年に行われたアンケートがあります。調査したのはTNS Sofres。

1位になったのは、この鴨のマグレの料理。2位はクスクスという北アフリカ料理。

もちろん、アンケート調査の対象を誰にしているかによって大きく変わるので、そのままは受け取れません。クスクスが最も好まれているというアンケート調査結果もありましたから。

でも、この千人を対象にしたTNS Sofresのアンケート調査でも、性別、年齢、社会階層、地域によって好みが大きく違うというのは出ていました。

調査は41の料理の中から選ばせているし、皆がよく知っているありふれた料理が票を集めるのは否めません。でも、鴨のマグレというのは高級料理ですから、「好き」と言わせる力はあると思いますね。

男性は肉食人種の傾向が強くて、トップになっていたのはコート・ド・ブッフという、分厚い骨付きの牛肉でした(25%)。女性の場合は鴨のマグレがトップ(20%)。

管理職・インテリ階層は、トップはサーモンのロースト(24%)で、2位は鴨のマグレと寿司(21%)。

ブルーカラーでは、トップはステーキ肉とフライド・ポテト(25%)、続いてムール貝にフライド・ポテトを添えたムール・フリット(24%)と、庶民的な料理を挙げています。

フランスの高齢者の食欲は旺盛だとブログでも書いていたのですが、65歳以上が好きな料理のトップは、羊のもも肉(31%)、ブランケット・ド・ヴォー(子牛のクリーム煮)と、やはりお腹がいっぱいになる料理を好んでいました!

分析結果の表:
Les plats préférés des Français Août 2011 (PDF)

その他のアンケート調査紹介:
Les plats préférés des Français
☆ Yahoo! Pour Elles: Les plats préférés des français

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