| Login |
2012/11/26
ボージョレーのワインにも美味しいものがあるのですが、買いに行くのはクリュにランク付けされたワインばかり。そんな上質ワインを作っているボージョレーのワイン農家では、熟成させていないボージョレー・ヌーヴォーなどは作っていません。

そのせいもあって、11月の第3木曜日に解禁というお祭りは、気にもとめないで過ごすことが多いように思います。

でも、今年は、ボージョレー・ヌーヴォーを3回も味わうことになりました。


ホテルのサービス

ボージョレー・ヌーヴォーの解禁の日(今年の解禁は11月15日だった)で泊まったホテルのレセプションで、「ボージョレー・ヌーヴォー、いかがですか?」と勧められました。



試食や試飲の機会は、日本ではデパートの地下に行けば簡単に出会いますが、フランスでは珍しいのです。

タダで飲ませてくださるなら断る理由もない! ご好意に甘えて試飲をさせていただきました。

軽く1杯なら、ボージョレー・ヌーヴォーだぞ~♪ と思って楽しめるワイン。

ホテルのサービスなのだろうと思ったのですが、ワイン醸造会社がPRとして持ちこんだようです。ロビーにあるお土産グッズを並べたショーウインドーには、同じボトルが入っていて、1本10ユーロで売っていましたので。 

ブルゴーニュに来た観光客の中には、手っ取り早くホテルでボージョレー・ヌーヴォーのボトルを記念に買ったりする人がいるのかもしれない。

私は、10ユーロは高いと思うな...。
地元ブルゴーニュでそのくらいだしたら、もっと飲み心地の良いワインが買えますから。

でも、ボージョレー・ヌーヴォーなんですよね。


ボージョレーの産地でイベントにぶつからないかと思ったのだけれど…

ホテルでボージョレー・ヌーヴォーを飲ませてもらった前日には、ボージョレーの産地に近いところにあるホテルに泊まっていました。

真夜中に解禁なので、そのときに何かイベントがあるなら行ってみたい。ボージョレー・ヌーヴォーの本場の雰囲気を味わってみるのも悪くないのではないか?

ツーリストオフィスに行って、何か参加できるイベントがないかと聞きに行ってみました。

全く情報を把握していない!

ボージョレーのワイン村では、何かしているところもあるだろうと思うのだけれど、仲間うちの祝いだから、ツーリストオフィスなんかには情報を出さないのかな?

ボージョレー・ヌーヴォーの仕掛け人であるデュブッフGeorges Dubœuf)のワイナリーでは、何か派手なイベントをしているのではないかと思って、電話してみることにしました。

デュブッフ社は、ブルゴーニュ地方にあるRomanèche-Thorins村に「Hameau du Vin」というワインのテーマパークのようなものを作っています。

このあたりに行くと宣伝の看板が目につくのですが、行ったことはありませんでした。地元の人が言うには、大規模なパークで、行く価値があるとのこと。

じゃあ、そこに行って、ボージョレーヌーヴォーを味わおうじゃないか?

そう思って張り切ったのですけど、電話に出てきた人は、ボージョレー・ヌーヴォー??? という味気ない返事。

応答したのは単なる従業員で、イベントのことなんかには無関係の人だったかもしれない。

ともかく、イベントは何もないことは確実だ、と分かりました。

ツーリストオフィスで出会った地元の人たちは、真夜中にデュブッフ工場からボージョレー・ヌーヴォーを積んだトラックがたくさん出ていくのは圧巻だから見る価値がある、と言っていました。

これなら簡単に見学できそうですが、寒空の下でトラックなんか見たって、つまらないではないですか? 第一、日本向けのワインは真夜中を待たずに出荷されているはずなのだし。

それに、せめて、新酒をふるまってくれないなら、わざわざ行く気にならない。

というわけで、解禁の夜には、何もしないで寝ることにしました。

後でニュースを追っていたら分かりました。この解禁の日、ジョルジュ・デュブッフ氏は来日していて、銀座で祝杯をあげていたのです。

それはそうでしょう。無関心なフランスで何かするより、ボージョレー・ヌーヴォーのお得意さんである日本で活動した方が良いですよ。

友達に「ジョルジュ・デュブッフは、解禁を祝うために孫と一緒に日本に行ったのだって」と話したら、「孫って、デュヴォー?」と言われました。

デュブッフはフランス語で牛(ブッフ)のこと。その孫だったら、子牛(ヴォー)という名前だろう、という冗談です!


その翌々日、ワインバーで食前酒を飲もうとしたらボージョレー・ヌーヴォーを勧めてきました。私はすでにホテルで味わっているのでパスして、白ワインを注文。

でも、ボージョレー・ヌーヴォーをとった友達のグラスから、ちょっと味見してみました。

ホテルでふるまってくれたものより、ずっと美味しかった。
ボージョレー・ヌーヴォーといっても、色々なのですよね…。

私の記憶に残っているボージョレー・ヌーヴォーは、1990年に日本でのイベントで飲んだワイン。こんなに美味しいものかな、と驚いたのでした。

日本にいると毎日ワインを飲むわけではないし、1990年は当たり年だった、イベントの主催はフランスワインをプロモートする組織だったから良いワインを選んだ、というせいもあったとは思います。

でも、あのときは、やたらに美味しいと思ったな...。


村で開かれたボージョレー・ヌーヴォーの夕べ

週末、村の公民館でボージョレー・ヌーヴォーを飲むイベントに行きました。

別に行きたかったわけではなかったのだけれど、イベント係になっている友達が、「予約でいっぱいになるので、参加するのなら早く申し込まないといけない」、と、わざわざ言いに来てくれたので、申し込みました。

みんなが参加しやすいように、解禁の後の週末に開催されていました。



この写真を入れたのは、子どもたちがたくさん来ていたことを示すため。周りは畑と森くらいしかないのに、若い夫婦が住める仕事があるんだな… と、いつも不思議に思います。

ブルゴーニュとはいえ、ボージョレーとは関係ない地域にある村で開かれた食事会です。別にボージョレー・ヌーヴォーを祝おう、というお祭り気分はなしにやって来た人たちばかりだったと思う。

何かきっかけを作って、みんなで一緒に食事して、そのあとダンスパーティーをする、という目的だったでしょう。

イベント係の人たちが負担をなくすため、食事はごく簡単でした。普通なら前菜になるハム・ソーセージの盛り合わせがメイン料理になっていました。



こんなに食べたら飽きてしまう、というボリューム。

このハム・ソーセージ類はプロが安く買える店で調達していました。残りがたくさんあったので、明け方まで騒いだ人たちの話しだと、残り物は真夜中過ぎには夜食として食べたのだそう。

経費を節減したらしく、生バンドはなし。

この日のDJ役をした人は賑やかな曲が好きらしい。天井に色とりどりの光をグルグル回して、ガンガン音楽を鳴らすのでたまらない。

「風邪気味なので」と退散した友達がいたので、私もチーズを待たずに帰宅しました。

ところで、この日のボージョレー・ヌーヴォーは...
不味かった…。

会場にはボージョレー・ヌーヴォーの祭りを演出する飾りがたくさんあったのですが、売れないワインを大量に買うと、そういうグッズをくれるのだろうな… と思いました。

ともかく、今年は、期せずして、ヌーヴォーを3回も味わった年になりました。


今年のミレジムは高額?

今年のブルゴーニュワインの出来を知るなら、ボーヌ市で開かれるオスピス・ド・ボーヌのオークションの方が意味があるはずです。

観光客も雰囲気を味わえるイベントですが、1回だけしか行ったことがありません。

発酵途中のワインを試飲しても、私なんぞには、それがどういうワインに育つかなんて全く分かりません。

今年のミレジムは、2000年以来の高値がついたのだそう。

今年は悪天候で生産量が少ないと言われていたので、そうなるだろうな、と思っていました。

安いワインは好きなように高く売るわけにはいかないでしょうが、希少価値のあるワインだったら、幾らでも売れるのだろうな...。

アジアへの輸出も増えているから高値になったとニュースにありました。アジアからって、中国のことでしょうね。

 

【楽天市場】ボジョレー・ヌーヴォー特集 2012

外部リンク「ワインの基礎知識」へ

ブログ内リンク:
ボージョレー・ヌーヴォーのアイディアはすごい! 2005/06/07
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

情報リンク:
こちらのボージョレー産地地図で、色が濃い部分がクリュの産地
Parc et musée du vin Le Hameau du Vin
ヌーボー解禁、ボージョレの帝王と孫が祝杯
アカデミー・デュ・ヴァン: オスピス・ド・ボーヌを語る
Adjugé, vendu ! Les records historiques pleuvent à la 152e vente des vins des Hospices de Beaune


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へにほんブログ村にほんブログ村 トラコミュ フランスのお酒 (ワインなど)へ
フランスのお酒 (ワインなど)



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する