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2012/12/07

シリーズ記事 【シャンパーニュからピカルディーへの旅行】 目次へ
その6


かなり不味いピザを食べることになってしまった翌日の昼食は、美味しいものが食べたいと思っていました。

立ち寄った町にはお気に入りレストランが2軒あったのですが、その日は日曜日なのが災いしました。案の定、定休日。フランス人は日曜日を田舎で過ごすという風習があるので、町にある目ぼしいレストランはオープンしていないことが多いのです。

ツーリストオフィスに行って、その町と近郊のレストランのリストをもらいました。それを眺めていたら、以前に来たときに行きたいと思いながら行けなかったレストランが近くにあったのを思い出しました。

こちらは村にあるので定休日ではない。電話して席を確保しました。

行ってみると、田舎にある高級レストラン特有のしゃれた雰囲気。ちょっと気取っているのが鼻につくけれど、なかなか良い料理を出しそう♪

それでも、この感じのレストランだと、ミシュランのビブグルマンをもらっているのが普通なのだけど、入り口にはGuide du routardの推薦マークしか付いていなかったので、大丈夫かな... と、ちらりと疑問を持ちました。


さて、何を食べるか?

普通の定食コースは魅力がない料理。アラカルトにすると、かなり高くなってしまう。

それで、Menu Dégustationというコースをとることにしました。「ムニュ・デギュスタシオン」という名のコース料理は、試食メニュー、シェフおまかせメニューと呼べば良いのかな? 少なめの量で色々な料理が出てくるというコース料理です。

ちなみに、お値段は43ユーロ。この手のコースとしてはお手頃価格。

全部で7品。胃に重くなさそうな前菜が並んでいるので、私でも食べきれそうに見えます。

なかなか注文をとりに来てくれないので、サービスがなんとなく心配になりました。7回も料理を運んで来てもらわなければならないわけですが、私は午後の予定があったのです。

ウエーターは何人もいたのですが、研修生らしい若者たち。給仕長がいないと、彼らは何にもできないらしい...。

やっと給仕長がテーブルに注文をとりにきたので、3時半にはレストランを出なければならないけれど大丈夫かと確認してから注文しました。


たくさん料理が出てくるのが面白いので、アミューズ・ブーシュの後から撮影を開始しました。


鴨のフォアグラ



フォアグラが笑ってしまうほど小さい。でも、おつまみと思えば、どうということはない。

パン・デピスで作ったマカロンが添えられていました。

パン・デピス(pain d'épices)は、ハチミツとスパイスを入れたケーキ。ディジョンの特産でもあるので、フォアグラとの組み合わせには何回か出会っていました。でも、それをマカロンなんかにしたのは変わっている!

皿にのっていた中で最も変わっていたのは、緑のゼリーのようなもの。

料理の名前を見ると、グラニースミスという種類のリンゴで作ったらしい。これは青リンゴということですが、ここまで緑色になったのはどうしてなのだろう?... この緑のゼリーは固めで、味もない。

フォアグラの付け合わせとしては、オニオン・ジャムとか、シャンパン・ゼリーとかあるのだけれど、柔らかいものなのです。どうして、こんなのを作ったのだろう?... ほとんど食べないで残しました。


 蟹の料理



ロウソクみたいに立っているのは、赤いパプリカを巻いて作ってありました。さっきの緑のゼリー、この赤いローソク。クリスマス・カラーにしたわけですか?

ロウソクの上は蓋になっていて、開けて見ると蟹のサラダが入っていました。トゥルト―というカニなのですが、私が茹でた方がカニの風味がでています。下ごしらえしたものを仕入れて使ったのでは?...


お口なおし



これを運んでくる前に、お給仕の人が「アルコールを入れますか?」なんて聞いてきました。

何をおっしゃる! アルコールが入っていなかったら、お口直しにはなりませんよ! そんなことを聞かれたのは初めて。でも、昼だったので、強いアルコールを飲みたくないという人もいるだろう、という配慮なのでしょうね。

リンゴのシャーベットにアルコールが入っています。お酒が何だったかは忘れましたが、カルバドスだったら trou normand(ノルマンディー地方の口なおし)。でも、「幕間」という言葉を使っていました。

普通、これが出てくる前にはたらふく食べていて、冷たいシャーベットと強いお酒で胃の中を掃除して(?)、次の料理に挑戦、となります。そこまで必要ないくらいの胃の状態だったのですが、まあ、いいや...。


ラングスティーヌ



ラングスティーヌという海老は好きなのです。このコースを食べたくなったのは蟹とラングスティーヌに惹かれたから。

でも、ラングスティーヌがたった3つ?... しかも、ジャガイモか何かで作った春巻きのようなもので大きくしてあるのが気に入らない。

ソースは甲殻類で作ったもの。オマールを使ってくれないのかな?...


 子牛のメイン料理



子牛は非常においしく調理されていました。下手するとパサパサになる素材なのですけれど、適度に脂身があって良かった。

私が好きなモリーユ茸のクリームソース。でもね、モリーユを、せめて2個くらいのせてもらいたかった...。

くりぬいたトマトに、細かく野菜を切ったラタトゥイユが入っているのは可愛い。手間がかかるでしょうから、真似してみようとは思わないけれど。

肉を食べて、ようやくお腹がいっぱいになってきました。

でも、肉は大きくないので、大食漢のフランス人だったら「お皿に何ものっていなかった」と言うのではないかな?...


チーズ



ここでまだお腹がすいている人だったら、食べ放題という配慮。


デザート



食べ進むうちに、だんだん気に入らなくなってきていたのですが、このデザートで決定的な判断を下せました。

たくさん種類があるのは嬉しいけれど、どれも美味しくない。小さなの1つでも良いから、驚くようなデザートで締めくくりたかった。

見るからにまずそうだったリンゴのタルトを除いて、すべて味見してみましたが、1口ずつ食べただけで残しました。


ム~。もう2度と、このレストランには来ないぞ~!

フランスでも最近の高級レストランでは、日本料理を真似て、盛り付けにかなり拘っています。でもね... 奇をてらって見た目を美しくした努力は認めるけれど、美味しくできないのなら止めた方が良いですよ...。

つい最近、新しく発見したレストランのランチメニューが素晴らしかっただけに、よけいにがっかり。写真を加工する手間をかけるなら、あの美味しかったレストランの方を日記にすれば良かった。

でも、しばらくすると美味しくなかったのは忘れて、また行ってしまうかもしれないので、忘れないように書いておきました。

チップなんかは置かないで店を出る。だって、お給仕も心地良いものではなかったのだもの。



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