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2013/01/10
フランス人のために日本料理を作るとき、シイタケをよく使います。フランスでも栽培されているので入手できるのですが、全く普及はしていません。それで、シイタケを使った料理が珍しがられるというメリットがあるのです。

朝市でシイタケを売っている人たちは、日本人の私が買うのをとても喜んでくれます。周りにいる人たちにPRできてしまうサクラみたいなものなのでしょう。

「ほら~、見てくださいな。日本人が買うのだから、私のシイタケは本物なのですよ~」とでも言いたげなようす。

そばにいるフランス人から、「どうやって食べるのですか?」と聞かれることもあります。

シイタケを栽培している人は誰もが「見にいらっしゃい」と言ってくれます。わざわざ行く気もしなかったのですが、ついに機会到来。

大勢の友人たちを招待して日本食を作るので、シイタケは絶対に欲しいと思ったのです。それで栽培しているところに予約して引き取りに行き、ついでに見学もしよう、という段取り。

すぐにブログにしなかったので、もう1年半くらい前のことになるのですが、たくさん写真をとったので入れておきます。


一般公開されていた

見に来るようにというのは好意で言ってくれるのだと思っていたのですが、キノコ栽培というのは珍しいので見学をさせるようになっていたのでした。

見学は無料♪ ブティックで試食をさせてくれて、それから栽培所の中に入って説明を聞きました。






シイタケは、こんな風に育っていた

見たかったのは、いつも買うシイタケをどんな風に育てているのかでした。

あった、あった♪



フランス語でも、シイタケは「シイタケ」と呼びます。綴りは統一されていならしくて、shiitakéshii takéなどと表記されています。

フランス語らしい名前も存在していて、lentin des chênes



健康に良いとか、シイタケの説明はかなり詳しくなされました。フランス人たちには馴染みがないキノコだからでしょう。

シイタケは生でも食べられると言っていたのですが、そうなのですか? 私はシイタケを生で食べたことはありません。でも、確かに、そんなに火を通さなくても大丈夫だとは思っていますが。

追記:
コメントで、「椎茸皮膚炎」というのがあると教えていただきました。酷い湿疹がでるようです。くれぐれも、シイタケは生で食べないようにしましょう!

フランスでも、生シイタケを大量に食べた48時間後に皮膚炎が出た女性のケースを報告しているレポートがありました:
La shiitake dermatitis (dermatose toxique au lentin) est arrivée en France



説明は効果的だったらしくて、見学が終わってブティックに戻ったら、みんなシイタケを買っていました!

やはり、日本の田舎で見た原木しいたけの方が美しいな、と思ったのですが、フランスでは野外なんかでは育たないでしょうね。

シイタケも色々あるので、この際、違いがどうなのか知りたい。

そう思ったのですが、右に入れたショップのページで、国産原木生シイタケ、国産菌床生シイタケ、中国産生シイタケの違いを簡潔に説明してくれていました。


シメジもあった

「これも日本原産のキノコですよ」と言われたのが、こちら ↓



「ブナシメジ」という呼び方をしていました。

シメジだ~♪ でも、フランスのやり方なのか、大きく育ててしまうのでした。



大きいだけではなくて、これをバラバラにして売るのです。

だから、それまで見ていたとしても、シメジだとは思わなかったのではないかな...。

シメジの傘が開いたのを私は日本で見たことがなかったと思う。それで、シメジが大きく育つと風味が落ちるのか、あるいは変わらないのか、私にはわかりません。


これも日本のキノコなのですって



説明していた人が、私の方を見て言いました。

私は日本で、こんな派手な色をした栽培キノコを見たことがないのですが、あるのでしょうか? フランス語の呼び名も聞かなかったので、調べようもありません。


きのこ園

フランス語でキノコを栽培しているところは「champignonnière」とよばれるのですが、日本では何と呼ばれるのでしょう? きのこ園?

この日見学したのは、コンクリートで作った栽培所でした。ロワール河の城めぐりで有名な地方に行くと、岩をくりぬいた中にある見事な栽培所が見学できると言われました。

ところで、日本でホワイト・マッシュルームと呼ばれる白いキノコは、フランスでは「パリのシャンピニョン(champignons de Paris)」と呼ばれます。

パリで栽培されていたからパリのシャンピニョン(茸のこと)と呼ばれるのだそう。

パリ首都圏のイヴリーヌ(Yvelines)県に残る伝統的なキノコ栽培農家は3軒しかなくなっているのだそう。

県内に残るキノコ栽培者の仕事を見せる動画がありました。洞窟の暗闇の中で働くので「夜の庭師」と呼ばれる職業とのこと。


L'Actu - Les dernières champignonnières

 シリーズ記事: フランスのキノコ


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外部リンク:
Les champignonnières
Rue des Lumières carrieres souterraines


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コメント
この記事へのコメント
初めまして。
フランスのキノコ事情、こんな風になってるんですね。
シイタケを生産しているとは思ってもみませんでした。
勉強になりました。

シイタケはしっかり火を通さないと大変な目に遭うみたいです。
詳しくは「椎茸皮膚炎」で検索してみてください。
2013/02/14 | URL | 鳥川  [ 編集 ]
Re:
v-22鳥川さんへ

椎茸皮膚炎、調べてみました。たいへんな症状になるようですね。教えてくださってありがとうございます! なんとなく、シイタケは生では食べないというのが頭の隅にはあったので、どこかで聞いたことがあったのかも知れない。生で食べたらおいしいのか試してみようかと思ったのですが、していなくて良かった!!! これからでも試してみたかもしれないので、深く感謝します。

栽培している人に会ったら教えてあげようと思います。だって、わざわざ「生でも食べられます」などと言う必要はないのですから。記事の方にも、椎茸皮膚炎があることを書きくわえておきます。どなたか試してみてしまったら大変ですから!

重ねて、どうもありがとうございました~!
2013/02/15 | URL | Otium  [ 編集 ]
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