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2013/01/26

シリーズ記事目次【2013年1月: 長野旅行記】 目次へ
その4


長野で泊めていただいた家で目が覚めると、素晴らしいお天気。顔も洗わずに外に飛び出しました。


サラサラの雪

庭に積もった雪がキラキラ光っている♪



この家に住むネコちゃんたちの足跡が入っています。

厚く積もっているので、雪でボールを作って投げてみようかと思ったのですが、丸く固まらない。雪がサラサラだからなのでしょうね。

こういう所に住む子たちは、雪だるまを作ったり、雪合戦なんかはできないのでは? でも、雪がこんなに乾燥していないときもあるのでしょうね。私が心配してあげることはないのだけど!

ともかく、スキーをするのに理想的なパウダースノーというのは、こういう雪のことではないでしょうか?


180度に広がる日本アルプスの景色

泊めていただいた家は標高800メートルくらいとのこと。庭からも白い山々が見えたのですが、坂道を歩いて少し高台に出てみました。



右端に小さく見えるのが穂高、と教えてもらっていました。


この日の午後には、車で展望台に出たのですが、まさに180度に広がる山並み!


大岡村アルプス展望公園

登山をする人たちは、こんな絶景を見れるのでしょうが、集落があるようなところから見えてしまうなんて、すごい! ちなみに、ここ旧大岡村の標高は500m~900m。


私が散策した場所から撮影した場面が入っている動画がありました。




長野県広しといえど、これほど見事にアルプスの山並みが見えるところは珍しいのではないでしょうか?  山が近くにあったら視界をふさがれますもの。

展望台から山々が見えるのは普通でしょう。展望台というのは、そういう場所につくるものですから。

でも、この大岡という集落は、どこにいても山並みが素晴らしいのです。集落の中央を貫く県道は「アルプス展望道路」と呼ぶのだそう。車を走らせていると、素晴らしい山並みが見えるので絶叫してしまいました。

役場のオフィス内と、その前にある広場からの眺めもすごい。

ローマのフランス大使館の建物は、おそらく世界各地にあるフランス大使館の中で最も美しいのだと言う人がいました。日本の役場の中で最も美しい景色が見えるところというコンクールをしたら、ここは第1位にはならないとしても、かなり上位に入るのではないでしょうか?

役場の位置を示す地図で眺めてみます(Aのマークを入れた場所)。


大きな地図で見る

目の前に広い谷間があるので、その向こうにある北アルプスが一望に見えてしまうわけですね。


変に観光地化してされていないのが気に入った

日本の観光地は、観光の看板だらけで、お土産屋さんだらけになってしまう傾向にあるを残念に思っています。フランスは観光地になっても、看板の規制が厳しいので、よほどの例外でない限り、見にくい景観にはなりません。

ここは山並みに集落が少し点在しているという風景なので、フランスの景色をほうふつとさせられました。

同じ長野県で、開田高原に行ったときのことを思い出しました。かなり前から「開田高原開発基本条例」なるものを定めて景観保護に努めているところなのです。

でも、この大岡村の場合は、そういう努力をしたから美しい景観が残った、というようにも感じませんでした。おっと、「村」と言ってはいけないのですよね。長野市に合併されていて、村ではなくなっているのですから。

日本で美しさを保とうと思ったら、有名にならないのが唯一の回避方法なのかな?... という気もする。

どんな風にここが紹介されているのか、観光サイトを見てみました:
ながの観光net: 大岡・信州新町・中条

一つ一つクリックして読んだら美しいところだと分かるのかも知れないけれど、見出しを眺めただけでは、どこにでもありそうな所に感じませんか?


日本とフランスで、よく似ているように見えた2つの村

北アルプスを一望する大岡の景色を眺めながら、この秋に行ったフランスのアルプスを望む村を思い出しました。

コルドン村
モンブランを望む美しい村コルドン 2012/10/19

そのモンブランを望む村の観光案内所がつくっているサイト(こちら)では、「le Balcon du Mont-Blanc」、つまり「モンブランのバルコニー(展望台)」として美しい風景を目いっぱいにアピールしています。

長野県の紹介と比較したら、日本では派手な施設とか観光スポットがあるのが人を呼ぶのだろうな、と感じました。私は、そこに住む人々の生活を感じさせる美しい村が好きなのだけれど...。

コルドン村の観光サイトでは、自然の美しさや伝統のほかに、そこで行われている農業、農産物や郷土料理、集落の独特の家構えなどを紹介しています。写真のページには村の景色ばかりが入っていますが、ビデオのページに埋め込まれている動画は、伝統的なパンをつくっているパン屋さん、それから養蜂家の2本。

パン屋さんと養蜂家だけとは、地味といえば地味でしょう? でも、そういうのを村の魅力としてクローズアップするところが日本と違う。

そこに滞在すれば土地に溶け込める、というのを売り物にしていると感じました。そうでないと、美しい山並みがある地方には普通の観光地はたくさんあるのだから競争に勝てない。

コルドン村の集落は絶景に恵まれているだけに、長期滞在のバカンス客が多いように感じました。でも、俗っぽい観光地にはなっていないことをツーリストオフィスのサイトではアピールしているのだと思います。私も、ちょっと通りかかっただけですが、いつか1週間や2週間滞在してみたいな、と思ったほど魅力的に感じた村だったのです。


ところで、素晴らしい眺めが見える大岡の役場前広場で、地元の人と少しおしゃべりしたら、びっくりすることを言われたのでした。

- 続き: 美しい風景も、自然に与えられてしまうと有難みを感じない? -


ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの美しい村々について書いた記事

情報(外部リンク):
大岡の棚田(長野県更科郡大岡村)アルプス展望道路
開田高原の景観づくり



カテゴリー: 日仏の比較 | Comment (6) | Top
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コメント
この記事へのコメント
良く長野にいらっしゃってますね

> 変に観光地化してされていない

北信か木曽の山奥はそんな感じでしょうか
我が諏訪は・・・・・・・
2013/01/30 | URL | albifrons  [ 編集 ]
Re:
v-22albifronsさんへ

albifronsさんも信州でしたね。最近、不思議に長野県とはご縁ができました。気に入って読むようになったブログを書いている人たちが長野県人なのは偶然と思っていたのですが、なぜか、ここのところ、よく行くようにもなりました。

長野県はとても広いのですね。ブルゴーニュは広くて、南と北ではずいぶん違うと思っていたのですが、県の単位で比べると長野県の大きさには負けるな... と、少し前に思ったりしていました。
2013/01/31 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんにちは♪
Otiumさん こんにちは♪

お久しぶりです!
長野県にいらしていたのですね~

記事の内容が身近な話題だったので、なんとなく嬉しい気分です。

私はあのアルプスの山並みに惚れて、この県なら住める!と思って就職は松本へ、そしてそこでうちの旦那と知り合い、現在は長野県民になりました☆

本当に美しいです~アルプス。

大岡村周辺で、昔、不動産として古民家を探したこともありまして、一度は大岡村か中条村あたりに移住するかっ て真剣に考えたこともありましたデス。

(結局は縁あって、海野宿に住むことになりましたけども)
 
「変に観光地化してされていないのが気に入った 」に私も同感です!






2013/01/31 | URL | kaori  [ 編集 ]
Re: こんにちは♪
v-22kaoriさんへ

kaoriさんのブログとサイトに出合ってから佐久に行く機会があったので、海野宿に行ってみたいとプランを練ったのですが、海野宿には観光宿泊施設がないようで、どうすれば良いかと探し回っているうちに出発が迫ったので諦めました。そのあと、「観光地とは。~大内宿で想ったこと~」の記事を読んで、海野宿は直観したように私好みのところだと思い、よけいに行きたくなりました。そのあと、東京から長野に行くバスに乗ったとき、立ち寄ったサービスエリアの絵地図を見たら、海野宿が目の前に描かれているではありませんか! 景色を眺めてみましたが、肉眼で見るには遠すぎました...。

いつか行きたい場所を残しておくのも悪くない、と自分に言い聞かせています。長野県民になられた経緯を読んで、漠然としていても何か望みを抱いていると叶うものだ、という思いを新たにしました。

日本の古民家の修復過程を見せていただいて、とても興味を抱くようになったのですが、今回の旅行で廃屋を2軒見学する機会に恵まれました♪ kaoriさんが移住先の候補に大岡村を入れられたことがあったとすると、やはり大岡は魅力があるところなのですね。放置してある古民家が多いので、もったいない... と、ため息がでました。フランスの石づくりの家も同じですが、人が住まないと家は傷んでいくはずですから。
2013/02/01 | URL | Otium  [ 編集 ]
海野宿~
Otiumさん おはようございます♪

海野宿へ来られようとされたのですね!いや~嬉しい。
  
海野宿は、伝建地区として保存修理された整備された町並みなのですが、本当に「何もない」ので、あ、いえ、一応、お店も幾つかありますが、あまり観光化されていないので、本当に500mの通りをただ歩いて終わる、、、ため、旅行で海野宿をメインに観光されることは、多分少ないです。(途中で立ち寄るスポットって感じかな)

でもOtiumさんのように、いろんな繋がりで海野宿に興味を持って下さる方が、いざ、海野宿へ来ようと計画すると、宿泊施設に困ることがあることも、感じていました。
(フェイスブックのお友達からもそういう問い合わせが最近ありましたし。)

海野宿を訪れる方は、上田の別所温泉あたりに宿泊される方が多いようです。

そんなこともあってでしょうか。
市が我が家の2件隣の空き家を買い取って、ちょうど今年から、宿泊施設として建設を始めました。

(私共はまったく関与していなくて、住民も殆ど知らない間に進んでいてビックリだったんですけどもねー。やり方がどうなんだろう、ということも感じましたけども、でもやっぱり宿泊施設もあっていいかもですね!)

ですので、ホント、機会がありましたら、是非、お立ち寄り下さいね!

(我が家はまだまだ屋敷の再生途中で荒れておりますけども)

 
2013/02/02 | URL | kaori  [ 編集 ]
Re: 海野宿~
v-22kaoriさんへ

コメントを早とちりして読んで、kaoriさんのところが宿泊施設を作るのかと空喜びしてしまいました。市営宿泊施設ができるというニュース、見つけました:
http://www.shinmai.co.jp/news/20121225/KT121219SJI090001000.php

フランスでも自治体が古い建物を保存することはよくやるので、良いことだと思うのですが、住民にほとんど知らせないで話しを進めたと聞くと、良い形でやってくれるのだろうかと少し心配になりますね。この施設が引き金になって海野宿が俗化してしまわないように祈ります。「何もない」のが私には魅力なので、早く行かないといけないかな?...
2013/02/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
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