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2013/04/02

シリーズ記事目次 【ブレス地域で生産される質の高い食品】 目次へ
その1


よく行く町なのだけれど、買い物のためには行ったことがなかったような気がする朝市に行きました。

ブルゴーニュ地方のマコン(Mâcon)という町。そこを流れているソーヌ川の向こう側は、ブレス(Bresse)と呼ばれる地域。となれば、ブレス産の若鶏Poulet de Bresse)を1羽買いたいと思いました。

それを売っていた朝市の店には行列ができている。雨が降っていて、しかも寒いので、そんなところに並びたくない...。

肉屋を探そうと思いながら、朝市での買い物を車につもうと駐車場に行こうとしたら、目の前に肉屋の看板が見えました。

なかなか良さそうな肉屋の店構え。レストランにしても、商店にしても、なんとなく美味しそうかどうかは感じるものなのですよね。

近寄ってガラス戸の入口から店内を覗いてみると、ブレスの若鶏が見えない!

そんなわけはないでしょう! 地元なんですから。
さらに覗き込んでみると、特別なスペースができていました♪


立派なショーケースに入っていた

あると分かったので店に入って、ブレスの若鶏が欲しいと告げました。

どれにしますか? と聞いてくる。



ブレス産若鶏は高級食材とはいえ、肉屋さんの中にこんなショーケースができているのは見たことがなかったように思います。

この町で一番評判の良い肉屋さんなのかどうかは知りませんが、かなり質の良いものを売っている店なのだろうと感じました。

いつも買うブレスの若鶏より小ぶりなものしかなかったけれど、なんとなく気に入ったものを選びました。

手前にあったソーセージが美味しそうなので、ついでに1本。それから、この地方の特産チーズ「フロマージュ・フォール」が自家製らしいので、それも買う。

支払いのときに金額を言われると、50ユーロを少し超えていました。
ちょっと高いですよ~。

魚屋さんで支払いをするときには、こんな風に、「何にも買っていないのに、そのお値段?! 」と思うのが常なのですが、肉屋さんでのことなので少し驚きました。


違っていたのは、ここだった

計算違いをしているのではないかと思って、店を出てからレシートを眺めてみました。

ブレスの若鶏は、1キロ19ユーロちょっとという値段でした。

朝市で売っていたのは14ユーロを少し超える値段がついていました。それで、改めて、ブレスの若鶏はどんどん値上げしているな... などと思っていたのでした。

ブレスの若鶏が1キロ10ユーロを超えてしまったぞ~、と思ったのは数年前だったかな?

朝市より肉屋さんの方が高いのは仕方ない。この日は大きな鶏はなかったので、小さいのを買っていました。 そうか~、朝市で買ったのと同じ値段で、小さいのになったわけだ... などと思いながら帰宅。

それでも、選りすぐった精肉を扱っていそうな店だったので、がっかりすることがないことを期待。

翌日、調理するために包みを開けてみました。



まず目に飛び込んできたのは「Miéral 」のラベル。ブレスの若鶏の中でも定評のあるブランドなのです。朝市のより4割高かったのも仕方ないな、と思う。

ブレスの若鶏は大好きなのでよく買うのですが、今までこんな風なのは見たことがないな... と思うものが入っていました。

脚です!

ブレスの若鶏は厳しい規制を受けて生産されているAOCを持つニワトリです。どういう規制かというのを書くのは面倒なので、説明しているサイトへのリンクを入れておきます:
「ブレス産 若鶏」というAOCを得るための規制についての説明



AOCの検査に合格した正真正銘の若鶏だという印に番号が、脚に付けられているのです。肉屋さんではローストチキンにできるように下ごしらえしてもらったのですが、その足環の部分をわざわざ入れていたのでした。

なるほど...。高級食品を扱う店は、こういうことをするのだ... と感心!

というのも、苦い思い出があるのです。

私が住むようになったところに近い町に、ブーダンというソーセージの全国コンクールで優勝したという店があるのを知ったので行ったことがありました。

ちなみに、ブーダンというのは、こういうゲテモノ:
黒いブーダン (Boudin noir) 2009/01/14
作り方によって、雲泥の差がある豚の加工食品です!

その店では、ブーダンのほかに、ブレス産の若鶏があったので買いました。

店の人が、食べられるように下ごしらえしたのがあるので、そちらを持って帰るかと聞くので、素直に「ウイ」と返事しました。

調理してみると、ブレスの若鶏とは思えない味。憤慨しました!

ブーダンも、優勝したにしては美味しいとは思わなかった。その肉屋には二度と足を踏み入れていません。食べ物の恨みは深い!

店には本物を並べておいて、裏でただのニワトリを包んだのではないか、と疑いました。 ナンバーが付いている脚をくれていたら、ただ日がたってしまって味が落ちた、と思ったはずですよね。わざわざ脚を入れた肉屋がしたことは、無駄な行為ではないと思いました。

今回の、やたらに高いと思ったブレスの若鶏はレバーの部分もきれいだな... と眺めたので、アップを撮影しました。



食材の質が良いときには、手を加えない調理に限る。
というわけで、今回もローストチキンにしました。

有名ブランドではなくても美味しいニワトリを育てている農家があるので、Miéralのが最高かどうかは判断できません。でも、美味しかったのは確か。

それにしても、ブレスの若鶏はどんどん値上がりしているらしい。私の身分では、そんなに年中は食べられないな... と寂しくなったりもしました。

物の値段には無頓着な私ですが、この際、相場は幾らくらいなのかインターネットで見てみました。
☆ L'épicerie de Rungis: poulet

卸もしているショップのようですが、Miéral社のブレス産若鳥が 1キロ26.21ユーロで、1羽(1.5Kg)が40.62ユーロ。私が高いと思った肉屋よりも高い。パリで買ったら、そんなものかな?

なので、なんとなく嬉しくなる♪
ついでに、日本での売値は?


空輸の冷蔵ものより、冷凍ものの方が高い、というのは理解に苦しむけれど、こんな感じでしょうね。日本で買おうなんて、間違っても思わない食材です!

ブログ内リンク:
★ 目次: ブレス産の鶏肉
★ 目次: フランスで食べる鳥肉(鶏、鴨、ウズラ、鳩など)

外部リンク:
Volaille de Bresse au menu


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