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2013/04/09
フランス政府が公認しているホテルには、星の数を示すプレートが掲げられています。

ブルーのプレートだったのが、気がついたら赤くなっていました。



それまでホテルに掲げられていたのは、青い8角形のプレートでした。



8角形のブルーのプレートに、ホテル(HOTEL)という文字が大きくみえます。さらに「TOURISME」の文字。フランス語が分からない外国人観光客でも、これを見ればツーリストが泊まれるホテルだと分かります。

フランスに旅行された方にも馴染みのあるものだったのではないでしょうか?

新しいプレートでは「H」の文字しか見えません。フランスのホテルの名前には「Hôtel」と付いていない場合もあるのですから、これだと不親切なのではないかと思ってしまいます。

新しいデザインのプレートは国際化に合わせて看板を変えたという説明があったのですが、世界のホテルの看板って、こういうデザインなのでしょうか?

税金の無駄遣いにシビア―なフランス人のこと。職安のような組織ANPEがロゴを変えたときには、そのロゴを作るためにどれだけお金がかかったかというのが大きな批判として持ち上がったのですが、ホテルのプレート変更では何も言われなかったほうな気がします。


いつから赤いプレートを見るようになったかなと思って調べてみたら、新しいプレートは2009年の法律で決められたようです。2012年7月からは、昔の青いプレートは無効になったのだそう。

プレートはブルーから赤くなったと思っていたのですが、5つ星ホテルだけは下地が金色になっていました。



現代的で、しゃれたデザインなのでしょうけれど、良き時代のフランスがなくなったみたいで、私には味気なく感じます...。

以前のプレートでは、政府が認可しているということが大きく書かれていました。新しいプレートでは、それは小さく書いてあり、下には図柄と「france」という文字が見えます。

このロゴは、Atout Franceという組織のロゴでした:
☆ フランス観光開発機構: アトゥー・フランス Atout France

Atoutとは、トランプの切り札の意味もある単語です。外国人観光客も多いフランスで、なぜフランス人にしか分らない単語を使うの?...


新しい看板になったのと同時に、星の数による等級づけの基準も変わっていました。

以前にあった「星なし」ホテルはなくなったそうです。

日本からの団体旅行でよく利用する「4つ星デラックス(4 étoiles luxe)」というのもなくなりました。その代わりに、それまではフランスにはなかった5つ星ホテルができて、特にデラックスな5つ星ホテルには「Palace」というランクを付けています。

そのため、今のフランスの公認ホテルのランク付けは6種類。ランク付けを取得してからの有効期限が5年間なのは以前と変わらず。


ホテルがランク付けされているのは分かりやすくて良いですが、それで全てが評価できるとは感じません。ランク付けが自分の好みとは無関係なのですから。

特に、こんなにお金を払って、こんな部屋をくれるの?! と怒る機会が多いのは、フランスでは例外的な大都市のパリ。土地代も高いせいか、かなり高い料金を払っても、酷いと憤慨するようなホテルが数多くあります。

パリでホテルを経営している知人がいるのですが、そのホテルは2つ星。シンプルな部屋ですが、隅々まで清潔だし、寝室は広い。

聞いてみたことがありました。
どうして3つ星にならないの?

3つ星をとれるけれど、そうすると支払う税金が高くなる。従って、部屋代を上げなければならない。安くて快適だからと利用する常連さんと口コミでお客さんがいるので、3つ星にする必要性は全くないとのこと。

確かに、このホテルはいつも満杯。賢い経営方針だと思いました。

外部リンク:
Les étoiles françaises… des repères désormais adaptés aux pratiques internationales
Réforme du classement hôtelier : le nouveau panonceau hôtel
☆ Wikipédia: Classification des hôtels de tourisme en France
La comparaison entre l’ancien et le nouveau classement
Wikipédia: Palace (hôtel)
☆ Wikipédia: Atout France
☆ フランス観光開発機構: フランス観光開発機構(アトゥー・フランス Atout France)
☆ フランス観光開発機構: ホテルの等級


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コメント
この記事へのコメント
モリーユ
へー、昔の青いプレートは無くなったのですか。

この記事と全く関係ないですが、
横浜のわが家の直ぐ側の林の中で、
モリーユ(アミガサタケ)を大量に発見しました。
ご報告まで。
2013/04/14 | URL | 豊栄のぼる  [ 編集 ]
Re: モリーユ
v-22 豊栄のぼるさんへ

青いプレートでなくなってしまったのは残念に思われなかったですか?

こちらもモリーユの季節になったのですが、今年は気候が悪いのでまだのようです。先日、電話してきた友人が、午後にモリーユ探しに行くので、見つかったらおすそ分けをしてくれると言ってくれました。年配の人たち、誰でもそうですが、キノコが生えると知っている場所は教えてくれない! でも、その後は音沙汰がないので、見つからなかったようです。

日本でもモリーユが生えるのだ、という報告をいただいたことがあるので興味があります。豊栄のぼるさんへのブログの記事で写真を拝見させていただきました♪ 少し網目が荒いように見えたので、どの種類のモリーユなのかなと眺めたのですが(http://www.pharmanatur.com/morilles.htm)、分からなかったです...。
2013/04/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
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