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2013/05/08
いつになったら花が咲くかと思っていたら、突然いっせいに花々が咲き出した4月下旬に撮影した庭です。



手前に写っているのは「日本の桜」としてフランスで売っていた枝垂桜。

もう1本の「日本の桜」だった八重桜の方は、年々弱ってしまって、今は幹だけしか残っていません。こちらの花の方が日本の桜らしくて好きだったのに。

でも、寒さでやられてしまったイチョウの木も、何年かたったら根本から芽が出てきたので、八重桜もそうなるのを期待しています。
死んでいなかった銀杏の木 2011/07/11


フランスでみる桜の街路樹

パリの公園などには見事が日本の桜の木があるようですが、ありふれた街路樹として、こんなのがあります。



4月下旬に撮影した街路樹。花が鈴なりになっていました。

葉より先に花が咲くので桜のファミリーかもしれないとは思うものの、何か全く別の名前が付いている木だろうと思っていました。

何という名前なのかなと調べてみたら、ヨーロッパでは「日本の桜」と呼んでいるので驚きました。

Wikipediaのフランス語ページで「桜の木(Cerisier)」を検索してみたら、私が何という木なのか知りたいと思ったのと同じに見える街路樹の写真が入っていました。

下にリンクする写真。オランダの町にある「日本の桜」とタイトルを入れています。

Prunus kapteynlaan
Cerisier du Japon à Groningue, aux Pays-Bas

春にヨーロッパを旅行していて、この街路樹をご覧になったら、「わぁ、桜が咲いている~♪ 日本みたい♪」と喜ばれますか?

私は美しいとは思わないのですけど...。 だから、よく見かけるこの街路樹の写真を撮ったのも、これが初めてだろうと思います。

写真をアップにして眺めれば、造花みたいによくできているのですけど...。



美しくないと私が感じてしまうのは、木に花がびっしりつき過ぎているからだと思う。高いところに咲いているので、花弁がどうかは見えなくて、ただ花が密集しているだけに見えるので、消化不良のような気分になってしまう!

この桜の木と、赤い葉の木が交互に並んでいる組合せの街路樹は最悪。悪趣味。派手なら良いというものではないですよ、と言いたくなる...。 今は葉がでてきてしまって、もっと見にくいと言いたくなる姿になっています。

私にとっての桜は淡いピンク色なのに、こちらは毒々しいくらいに濃いピンク色。それに、桜の花はパラパラと散ってしまうはかなさが特徴だと思うのに、こちらはびっしり花が付いていて、憎らしくなるくらい...。

ソメイヨシノでなくても、日本で見る桜は、もっと花に間隔をもって咲くと思うのですけど...。

ヨーロッパで一般的なのは、サクランボがなる果樹で、花は白くて地味。だから、鑑賞用の桜の木は「日本の桜」と呼んでしまうのかもしれません。

これは本当に「日本の桜」と呼ばれる品種なのでしょうか?
こうなったら、日本の情報を調べるしかない。

桜図鑑 が見つかったのですが、この嫌らしいほどたくましそうな桜の木 (ゴメンなさい! でも、私にはそう見える!)に似たものが見つかりませんでした...。

園芸店では、よく「日本の」とついた植物が売られています。日本種とするとステータスがあがるのではないかという感じもします。街路樹にする桜の木に「日本の」とつけるのもそのためかな?...


◆ 「日本のアネモネ」の正体を見つけた♪

「日本の」とついた植物野中で、ずっと前から気になっているものがありました。

Anémone du Japon(日本のアネモネ)」と呼ばれる花。

「日本の」と言われて嬉しい可憐な多年草なので庭に植えました。咲くのはずっと先ですが、葉は伸びてきています。

この際、この花が何なのか調べてみたら、こちらはすぐに特定できました。日本では「シュウメイギク」と呼ばれる植物でした。すぐに忘れてしまいそうな名前なのでメモ。



「アネモネ」と呼ぶに相応しい花だと思っていたのですが、「菊」と呼ばれていたとは!

こちらは可憐な花なので、「日本の」と付けてくださるのは嬉しいです。ところが、原産地は中国なのだそう。

でも、フランスで勝手に「日本のアネモネ」と呼んでいるわけではなくて、学名にも「japonica」の文字が入っているのでした。




桜について書いた過去の記事:
フランスで咲いた桜、花を見るだけの木 2006/04/19
ランスのピンク色 2010/04/14
フランスの新聞に紹介された日本のお花見 2005/03/21


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カテゴリー: 植物 | Comment (2) | Top
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コメント
この記事へのコメント
サトザクラの品種でカンザン(関山)ではないでしょうか?だとすれば、立派な「日本の桜」です。
何を美しいと感じるかは人それぞれ、お国柄もあるでしょうし、時代によっても変わるでしょう。
「桜」=「散る」というイメージがどうも固定化してそれが強すぎるのでは?と最近思っています。
2017/06/28 | URL | isam  [ 編集 ]
Re:
v-22 isamさんへ

>サトザクラの品種でカンザン(関山)ではないでしょうか?だとすれば、立派な「日本の桜」です。

どうもありがとうございます! カンザンをキーワードにして検索してみたら、出てきました♪:
https://nl.wikipedia.org/wiki/Japanse_sierkers

ソメイヨシノは地味過ぎるので、このタイプの方が欧米人には受けそうですね。

ついでに、桜の花でこんなのが出来るのかなと不思議に思っていた桜漬けは、カンザンが原料とされることが多いのだと知ることもできました♪

>「桜」=「散る」というイメージがどうも固定化してそれが強すぎるのでは?と最近思っています。

そうですね...。私は大日本帝国時代のことを結び付けてしまうので好きではないのですが、散り際が良いのは好きです。例えば、こちらにはたくさんあるライラックの花は、醜い姿が残るので、私はこういうしがみつくような死に方はしたくないな... などと身につまされております。
2017/06/28 | URL | Otium  [ 編集 ]
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