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2013/05/07
この冬はフランスにいなかったのですが、ともかく天気が悪くてうんざりする冬だったそうです。春が来るのも、普通より2週間遅かったと言われました。

春先にしか食べられないカエルを食べにフランシュ・コンテ地方に行く予定でした。捕獲解禁の3月に入ってから、長期天気予報を見ながら天気が良い日が3日続く時期を探していました。

ここで! と決めると、その日が近づくたびに雨天の予報に変わってしまうのの繰り返し。ついに4月になってしまいました。雨が降るときには旅行したくない、などと言っていられない。

4月初めになってから、レストランに電話したら、もうカエルのシーズンは終わってしまった、と言われてがっかり。もともと今年は収穫量が少なかったのだそう。寒かったものな...。

いっこうに春らしい生命の息吹を感じられないとぼやいていたのですが、4月も半ばをすぎると、いっせいに花が咲きだしました。


植物には異常なし?

4月下旬に撮影した忘れな草です。



まだ放置されていた花壇も、野菜畑も、忘れな草だらけになりました。

毎年たくさん生えてくるのですが、今年は特に元気そう。川べりにたくさん生えている草なので、雨がよく降るのが気に入ったのでしょうね。

畑を耕す時期になったら抜いてしまわなければならないので、切り花にしたり、鉢植えにしたりして、あちこちにおきました。

晴れた日には光を浴びて、鮮やかなブルーがまぶしいほど。園芸店では、まだ寒くても大丈夫なパンジーなどを売っていましたが、忘れな草の小さな花の方が美しいと思いました。

それで、切って花瓶に挿して家中にかざったり、鉢植えを作って庭のあちこちに置いたりしました。

結局、忘れな草は雑草なんだな...。

いい加減に花瓶に差しておいて水を代えなくても元気だし、スコップも使わないで引っこ抜いて鉢植えにしても翌日にはぴんとなってしまう! 便利な草だと発見しました。


同じ日に写したカシスの花。



リンゴの木も、かって見ただろうかと思うくらい花がたくさんつきました。

今年は果実の豊作になるかな... と期待♪

でも、つかの間の夏のように清々しい日が過ぎると、また雨...。相変わらず、寒い!


水害

この冬もよく雨が降りました。地下水の水位があがって、夏には水不足になる心配はない、とニュースで言っていたのですが、喜んでいる場合ではなかったみたい。

その後も雨がよく降ります。

洪水注意報がブルゴーニュに出ました。庭で使う水のために溜めている雨水タンクからは水があふれ出ている。

井戸の中を覗きこんだら、かって見たことがないほど水位があがっているので驚きました。このまま10メートルくらい水位があがってくれたら、水がすぐ近くに見えて嬉しいな... などと思ったり...。

翌日、5月5日の日曜日、近所の人たちが川の水位が異常にあがっていると騒いでいました。川の水は溢れ出し、水浸しになったところもでました。

私は高台に住んでいるので心配はしなかったのですが、天気予報も当たることもあるのかと感心。



こんな風に牧場が湖のようになってしまうのはよく見るのですが、今年はその面積が広い。

床上浸水になったり、道路が水浸しになったところもでました。ご近所でも、ポンプで水を吸い取ったりしなければならない家が何軒もあったのだそう。



ブルゴーニュ地方の場合、古い家には地下がワインを保管できるようになっているところが多いのですが、川に近いではワインセラーができていません。

古民家を買うとき、ワインセラーなんかなくても良いと思っても、水害にあう危険がある家だと覚悟して買う判断になるだろうと感じます。


こんな異常気象の年のワインはどうなる?

ブドウ栽培農家の人に出会ったので、こういう年のワインはどうなるのか聞いてみました。

春が遅くやってきたのは全く気にしていないとのこと。植物は、遅れをとりもどせるからだそうです。ただし、ブドウ畑が水浸しになってしまった農家は頭を痛めているだろうな、と言います。

確かに、早く新芽をだしすぎてしまって霜にやられるより、もう氷点下にはならないというときに新芽が出てきた方が危険が少ないかもしれない。

疑いを持ってしまう最近のミレジムは2011年。夏がひどく寒かったのです。

その年の春には、「春が3週間早くやってきた」とニュースで騒いでいたのでした。そのとき、お年寄りは「このつけは夏にやってくるだろう」と言っていたのですが、本当にそうなった。

水害で騒いだ日曜日にあったお年寄りが言っていました。
火事はとめられるけど、水はとめられない。

お年寄りの格言。人力では止められない恐ろしいものが他にあるけど、フランスはまだ経験していないのでした...。

日本には、こんなのがあったけ。
地震、雷、火事、おやじ。

最後の「おやじ」は、家父長制の昔は「親父(おやじ)」の力が強くて、天災と同じくらい怖い存在だったから。あるいは、それを持ち出して口調を合わせた言葉遊び? 実は、台風を意味する「大山嵐(おおやまじ)」のことだとする説もあるのだそう。

火事と水害を並べたフランスのお爺さん。日本の怖いものには水関係が入っていないのが不思議になりました。台風や津波もある国なのに。

昔からの言い伝えを守った時代は、危険なところに家を建てるということが少なかったから、津波で大量の家が流されるという恐ろしい光景になるような事態にはならなかったのかな?...

水害が出たという話しを聞く前日、家の井戸を覗き込んで水位が異常に高くなっていたときに思い出したことがありました。

東北大震災のとき、地震があった後は井戸を覗き込んで、水が濁っていたら津波が来る印だから逃げろとお婆さんから聞いていたという人がいたのでした。井戸の水が異常になっていたので、あわてて山に駆け上ったので助かった、というお話し。

昔からの言い伝えや、雲を見て天気を読むのは、天気予報より当てになるかもしれない。そして、コンクリートで埋まった世界にならなければ、自然の動きを探知しやすかったでしょうね。


楽しみが多くなる季節

まだ外出するときにはコートを手放せないに寒いのですが、季節は進んでいるのでイベントが多くなってきました。

イベントの前日、家畜のコンクールをしていたので覗いてみました。



ブルゴーニュのウサギと呼ばれる品種です。専門家なので取扱いが良いのか、ウサギは色々なポーズにさせられても、おとなしく身体検査をされていました。



ブログ内リンク:
フランシュ・コンテ地方を旅行して、貴重なカエルを食べる 2012/03/30
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々

外部リンク:
新成人に聞く、地震・雷・火事……次の語句は?


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