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2013/05/13
野原や森に咲いている野生の花が好き。

花屋さんで売っている花は、自生する植物を品種改良したわけで、つまりは原種が自然界に存在するのだと知ったのはフランスででした。

品種改良したわけですから質を良くしたのでしょうけれど、私はどう見ても原種の方が美しいと思ってしまいます。野生植物は小さくても、驚くほど繊細なのです!


スズランの場合

今はスズランの季節。寒かった今年の春ですが、ようやく森のスズランが咲きだしました。

森に咲いているスズランか、花屋さんのスズランかは簡単に見分けられます。

栽培されているスズランは、丸い鈴、というか寸詰まりの花。なによりも、香りは森のスズランとは比較にならないくらい弱いです。

下に入れたのは、左側が自生しているスズランで、右は市販されているスズラン。


栽培されているスズランは買ったことがないので写真がないため、ショップの写真をお借りしました。

日本で売られているスズランの大半はドイツの品種なのだそう。香りが良いためにそうなったのだそうですが、自生しているスズランとは比較になりません。


チューリップ

春を告げる花として人気があるのがチューリップ。でも、私は余り美しいとは思いません。



フランスでもたくさん咲いているのですが、アルバムを見たら、こんな夕暮れ時の写真しか入っていませんでした。

日本では、もっと大胆に、パッチワークのようにした花畑を作っていて、それが人気があるらしいのですが、私は美しいとは思わない...。

チューリップの、やたらに整った形が好きではないのだとも思う。庭にも、いちおうは植えているのですが、こんな変種ばかり...。




野生のチューリップ

先日行った食品物産展で、大発見をしました。

ボトルに黄色い花を描いたワインを売っているブースがあったのです。ワインといえばブドウとか守護聖人のサン・ヴァンサンをデザインするのが普通ですから、なぜお花を?...

でも、気にしないで試飲させていただいたら、花が何であるかを教えてくれました。

ブドウ畑のチューリップと呼ぶ花なのだそう。



グラスにも、その黄色い小さな花をつけています。

ブドウ畑に野生のチューリップが咲くなら、絶対に行きたいと思ったのですが、もう花は終わってしまったのだそう。

ドメインのサイトを見れば、野生のチューリップの花の写真がたくさん入っているかと思って、いい加減に写真をとってしまいました。でも、ドメインのサイトには、チューリップ祭りがあったという報告だけ...。

昔はブドウ畑にチューリップが咲いていて、それをほんの少し残しているだけなのだろう、と思ったら、この地方のブドウ畑に咲くチューリップの花の写真が入ったサイトを見つけました。

こんなに咲いているの?!!

ドメーヌのマダム、「うちのあたりでは、ブドウ畑にチューリップが咲くんですよ」なんて、あっさりと言っていたのが理解できました。

でも保護植物なので、採取は法律で禁じられていました。ここにキャプチャしたような風景は、草取りをしないか、放置されたブドウ畑のようです。

開花期は3月から4月だそう。この地方でカエルの解禁になる時期と重なるではないですか♪ 来年は、カエルを食べるのと、野生のチューリップを見るのとを組み合わせて旅行しよう~っと!

「ブドウ畑のチューリップ街道」などという観光ルートもできているので、見られる可能性がありそうですもの。とりあえずはドメーヌに行ってみる。ジュラのワインといえば白ワインで、それで使われる典型的な品種サヴァニャンは好きではないのだけれど、シャルドネと交配したワインを試飲したら、悪くなかったし。


野生のチューリップはフランス各地にあった

実は、南仏プロヴァンスに住んでいたとき、小高い山の上で野生のチューリップらしきものを見ていました。

白にピンクの線が入ったような小さな花。背が低すぎましたが、チューリップの原種なのではないかと思ったのです。

その後は1度も同じ花を見ていないので、幻のような記憶。

野生のチューリップが存在するなら、あれもチューリップだったのだと確信できた次第です。

Wikipedia仏語ページにも、原種のチューリップの項目ができていました。
Tulipa sylvestris

学名がTulipa sylvestris。フランスではTulipe des bois(森のチューリップ)、Tulipe sauvage(野生のチューリップ)と呼ぶとして、黄色いチューリップの写真がのっていました。

Tulipa sylvestris01

フランスではかなり限られた地域ですが、私が目撃したプロヴァンス地方も野生のチューリップが自生している地域になっていました。


野生種のチューリップが市販されている

フランスの町にあるマンションで、野生種のチューリップをコレクションしている人の動画がありました。



眺めてみたら、私の庭のチューリップは野生種に近いものだったのではないかという気がしてきました。

寒いうちから花をつけ、もう咲き終わってしまったのですが、ちょっと変わったチューリップなので気に入っています。



調べてみたら、野生のチューリップという品種が売られていました:
Collection 50 Tulipes Sauvages

日本にもあるのですね。

原種系チューリップ あるいは あかちゃんちゅうりっぷ というのがそれに見えます。


チューリップの球根を植えるのは秋ですから、その頃になったら探してみようかな...。


追記:
チューリップが咲いているブドウ畑を見学してきたので日記に書きました:
ブドウ畑に咲く野生のチューリップを見に行く 2015/04/15





ブログ内リンク:
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
Tulipa sylvestris L. -Tulipe des bois
Histoire de la tulipe
野生のチューリップ ~シャルコールで見た花をめぐって~
チューリップの歴史と系統
原種チューリップを植えよう
☆ 写真スライドショー: Tulipa - tulipa sylvestris


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