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2013/05/18

シリーズ記事目次 【ブドウ畑散歩とディジョン市のイベント】 目次へ
コート・ド・ニュイのブドウ畑散歩: その2


大雨が降って水害の被害もあった後だったのですが、さすがブドウ畑は水はけの良い場所にできているらしくて、地面は湿っているという程度でした。

今の時期、ブドウ畑の仕事は多いのかな?... あちこちの畑で作業している人たちがいるのが目にとまりました。

クロー・ド・ヴジョーの近くで車を降りてみました。



ブドウ収穫期の賑わいほどではないけれど、畑で働いている人たちがたくさんいる。剪定はとうの昔に終わっているはずだし、くい打ちなどの作業も終わっているはずなのに。

何の作業をしているのだろう?

畑で働いている人に声をかけてみました。


セルペット・ナイフ



剪定をした後でも、余分な芽が出てくる。それを1つ1つ落としたり、余分な雑草をとったりしているのだそう。

余分な芽を落とすのには、こんなナイフを使っていました。



ブルゴーニュではおなじみの、Serpetteと呼ぶナイフです。


ブドウ剪定道具の進化 2008/01/14

手作業をしていた時代の道具で、アンティークショップなどで見かけるのですが、今でも使っているのですね。 私もこの形をした台所用のパティーナイフを持っているのですが、なかなか便利です。

すぐ近くで働いている人たちがいたので、同じ農家のチームかと思ったのですが、違うのでした。そちらでは杭を打ちなおしたり、針金の張り方を直したりしていました。ここは、そんな作業は2カ月も前に終えてしまった、とちょっと自慢げ。


BIOワイン

しばし手を休めて、ブドウ畑の仕事を聞かせてくださいました。

無農薬の自然農法でブドウを育てるBIOののブドウ栽培者でした。畑を耕すのは、ブルゴーニュの高級ワインができる産地で今流行りの馬ではなくて、トラクター。なので、今は土が湿っていて入り込めないのだそう。

一緒にいた友達が、BIOでブドウを栽培するのは難しいでしょう、と聞く。

雨が多いときにはトマトが腐って全滅してしまった、などと言います。ここの畑は、エシェゾーという高級ワインになるのだと言っていたのに、そんな素人の家庭菜園の話しなんかもちだしちゃって! でも、ブルゴーニュ人同士だと、和気藹々とおしゃべりできるから許されるんだろうな...。

ワイン農家の人は、有機栽培をするためには、雑草を組み合わせて生やしておくので害虫にやられなくてすむのだと説明。

有機栽培は、ただ農薬を使わないというだけではなくて、色々なテクニックがあるのですよね。そう私が口をはさむと、よくぞ言ってくれましたというような笑顔。

トマト畑にはオルティを生やしておくのが効果的ですよ、などとアドバイスしている。

オルティ(Ortie)というのは、雑草の中でも最も嫌いたがるイラクサ属の草。

シソの葉のように見えるのですが、ちょっとでも触ってしまうと、一日中チクチクと痛いのです。

友人は庭にたくさん生えていたけれど、つい最近全部抜いてしまった、と残念そう。

来年はトマト畑にオルティを生やしてごらんなさい、と言われていました。

実は、この畑ではBourrache(ルリジサ)という、ブドウ畑では見たことがなかった草が花をつけているのが気になっていました。これも何か意味があったのかな?...

でも、余りお邪魔をしては悪いので、挨拶してお別れ。農家の人は黙々と仕事を続けていました。

ブドウの木を1本、1本、まるで我が子の成長を確かめるようにあちこちから眺め、いとおしんでいるかのように手入れしているのが感動的。



この農家では、ここの3列か4列くらいのブドウの木を手入れしているようでした。

でも、高級ワインのエシェゾーですからね。そのくらい持っているだけでも十分です。


どこのドメーヌ?

いつか、このドメーヌに行ってみたいと思いました。穏やかで、ブドウの木に愛情を持っている姿が気に入ったのです。口に入るものを作っている農家の人が性格が良いと、作っているものもおいしい、と感じる私。

ギヨン エシェゾー グラン・クリュ 2007

ギヨン エシェゾー グラン・クリュ 2007
価格:14,308円(税込、送料別)

当然ながら、どこのドメーヌなのかも聞いていました。

調べてみたら、Domaine Guyon(ドメーヌ・ギヨン)だろうと突き止めました。

ボトルにはBIOワインである印のABマークはついていませんね。

同じくブルゴーニュでBIOワインを作っている農家と話したとき、何も自然農法だというのを売り物にする必要はないのだ、と言っていたのですが、それと同じかもしれない。 

良いワインを作っていることで、かなりの定評があるドメーヌ。あの畑での働きぶりをみると、そうだろうなと想像できます。

ドメーヌのサイトにはワインの値段が書かれていないのですが、日本で売っているワインがかなりあったので、お値段の想像はできました。

ドメーヌ・ギヨンのワインを楽天市場で検索

直接ドメーヌを訪問して試飲などさせてもらうからには、ある程度の量を買わないと申し訳ないのですが、ランクの低いワインも作っているので大丈夫そう。

日本に輸出していると聞くと、高い値段で売るドメーヌなのだろうと想像するのですが、良心的な価格らしい。


さらに、グラン・クリュ街道と呼ぶ高級ブドウ畑を作る地域を結ぶ道路を進みました。

続きへ:
ブドウ畑を散歩: ロマネ・コンティの畑はどうなった?

ブログ内リンク:
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
休閑地を埋めるタンポポ 2004/05/05 オルティについて

外部リンク:
Domaine Guyon
★ Guide Hachette: Earl domaine Guyon


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