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2013/05/21

シリーズ記事目次 【ブドウ畑散歩とディジョン市のイベント】 目次へ
ディジョン市のイベント: その2


前々から見たいと思っていたものを、ディジョンの町のイベントで見ることができました。

Course de garçons de caféと呼ぶもの。プレートに飲み物をのせたウエーターたちが走って早さを競います。英語にするとWaiters' race。


「Garçon(ギャルソン)」とは男の子の意味ですが、カフェでお給仕する人に対しても用いられる単語です。

私が昔にフランス語を勉強したころには、「Garçon ! Un café, s'il vous plaît !」という文章が教科書にのっていました。

今では消えているのではないでしょうか?

カフェで「ギャルソン、コーヒー1杯お願いします」とウエーターさんに呼びかけるという便利な表現。でも、ギャルソンと呼ぶのは失礼にあたるから、このフレーズは言わない方が良いと教えてもらったのを覚えています。

確かに、気をつけてみると、フランス人たちは「ギャルソン」と呼びつけてはいませんね。でも、カフェ、バー、ブラスリーで働く給仕人に対する職業の名前としての「garçons de café」は残っているようです。

昔は男性の仕事だったから「カフェのギャルソン(男の子)」で良かったのでしょうが、今では女性も働いています。彼女たちのことは、ウェーター(serveur)の女性系でserveuse(ウェイトレス)という職業名しかないらしい。


カフェのギャルソン・レース

20世紀初頭にパリ、ロンドン、ベルリンなどで行われた記録が残っているそうですが、いちおう起源はフランスだとするのが通説のようです。

ディジョンでは、2005年にレースが行われたのを最後に途絶えていたのだそう。それを、このたびの大通りを歩行者天国にしたのを祝うイベントで再開されました。

普通の競技では、ウエーターが一斉にスタートして速さを競うのですが、この日はストップウオッチで正確にカウントするためか、順番に出発していました。



カフェで実際に働いている人たちだけが参加できたもよう。

でも、見ていると、うまい、下手が歴然としているので面白い。指でプレートを支えている彼が優勝するのではないかと見ていたのですが...。

女性の参加者たちも多かったです。



小さな町のことなので、知り合いが出場しているというのもたくさんあったようで、応援が飛びます。

中でも声援が多かったのは、最高年齢のギャルソンのつわもの。



傍で見ていた人が、彼は79歳なのだと教えてくれました。

名誉出場者だからハンディキャップをつけてもらったのでしょう。他の人の比べると、グラスはプレートにのっていませんでした。



レースは歩行者天国になった大通りで行われました。なので、意外にみんな早く戻ってくる。

この79歳の男性は、若い頃を思い出すために出場したのだそう。昔のコースは4キロあったので、今回のはお笑い程度の軽いレースだ、と取材で語っていたとのこと。

レースの最後の頃から雨が降り出してきてしまいました。それで、誰が優勝したかは見ずに、表彰台だけを眺めました。





このギャルソンのレースを見たいと思ったのは、パリにある博物館で、これをゲームにしたものを見てからのことでした。

そのことを書いた日記:
気に入ったパリの縁日博物館 (Musée des Arts forains) 2010/12/18

インターネットに入っている動画を入れておきます。



カフェの多いパリのこと。競争は厳しいらしくて、走っています。ディジョンのはリラックスしていて、はや足で歩いているだけだったのですけど。


市役所の中庭にできた仮設カフェ

ブルゴーニュ公国時代の宮殿は、今では市役所と美術館として使われています。

美術館の入口があるのはCour de Barと呼ばれる中庭。そこにカフェを作るという計画があるのですが、このイベントでは1日だけオープンするカフェが作られました。


Bar éphémère de la cour, Cour de Bar

ブルゴーニュは陽気。知らない人たちともおしゃべりしたりして、楽しい1日を過ごしました。

情報リンク:
☆ Wikipédia: Course de garçons de café
La course des garçons de café remise au goût du jour
DIJON : Retour gagnant pour la course des garçons de café
Les métiers de la salle: garçon de café/serveuse
Garçon, un café à un euro s'il vous plaît!
La cour de Bar du Palais Ducal de Dijon, victime d’Yves Lion

内部リンク:
★ シリーズ記事目次: フランスのカフェの特徴 2006/08/12


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