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2013/06/02
ブルゴーニュ白ワインとして有名なシャブリの生産地を通ったので、ブドウ畑を見に行ってみました。



寒くて雨ばかり降っている今年の春。ブドウの葉は鮮やかな緑色ではなくて、黄緑がかっているように見えました。太陽の光が足りないのではないかな?...  5月末は、例年でもこんな感じだったのかも知れないけれど。


シャブリのブドウ畑はどこにある?

シャブリの産地は、ブルゴーニュ地方の中では北に位置します。ブドウを栽培して高級ワインとして売れる場所としては北限に見えます。

どこにあるかを示そうと思って、画像を拝借できるところを探してみました。

 ☆ ブルゴーニュワインマップ

ブルゴーニュ全体の場所が示されていない。高級ワインができるコート・ドールの丘陵地帯とは切り離された地図になっています。

マップを拝借できるブルゴーニュ全体の地図が欲しいので、さらに探してみました。ブルゴーニュワインマップという地図が出てきたのですが、こんな風に繋がっていると、シャブリは入っていないみたいに見える...。

ブルゴーニュのワインマップとして売っているのに、どうシャブリは入っていないらしい。 片手落ちではないですか?

それならと、Wikipediaからリンクを取ろうと思ってブルゴーニュワインのページを見ると、下の地図が入っていました。

ブルゴーニュワインの産地
Vignobles bourgogne-fr

あれ、あれ、シャブリが全く無視された地図ですよ~!

シャブリはブルゴーニュワインに入らないの?...  なんだか不安になってきました。

でも、ここからリンクされているフランス語ページでは、同じワインマップの画像の説明は「Les vignobles de Bourgogne (il y manque le Chablisien)」として、シャブリの地域が欠けていると注釈を付けていました。 シャブリなど、ブルゴーニュ地方のヨーヌ県のワインマップは別に入っていました。

Les vignobles de Chablis et de l'Yonne
Vignobles chablis-fr

でも、これではコート・ドールのワイン産地とシャブリの産地がどのくらい離れているかは見えない。

Googleマップの画像をいただきました。


大きな地図で見る

ブルゴーニュワインの目印になる4つの町を結んでいます。
A: マコン  B: ボーヌ  C: ディジョン  D: シャブリ

シャブリ町はかなり北の、パリに近づいた位置にあることがお分かりになるでしょうか?

ディジョン(C)からシャブリ(D)まで車で行くと、143 km、1 時間 37 分。
ボーヌ(B)からマコン(A)までは、86.3 km55 分

やはりシャブリは別に扱われてしまっても仕方ないかな...。


◆ シャブリ春先の風物詩

5月末のこの日、ちらほらとブドウ畑で働いている人たちの姿も見えてのですが、奇妙なトラクターが目にとまりました。



何をしているのかと観察してみたら、霜が降りそうなときに畑を暖める暖房器具を回収していたのでした。

ブドウ畑にとって怖いことの1つに、芽が吹きだしたときに寒さが来て凍ってしまう、というのがあります。そうなったら、もう取り返しがつかない。

それで野外暖房をしてしまう、という手段。

シャブリの地域以外でも、ブドウ畑を暖房するという対処がとられるのかどうか知りませんが、私はこの地域以外では見たことがないので面白いと思って眺めています。

この暖房器具については当然、以前にブログで書いたと思っていたのですが、入れていなかったようです。その装置がある畑の写真を入れておきます。


2009年4月1日撮影

茶色の装置が暖房器具。この日に見かけたのは、これを撤去するトラクターでした。

氷点下になりそうなときに、火を一つひとつ入れなければならない装置。それでは手間がかかりすぎるというので、最近のシャブリでは散水をする装置になってきています。でも、今年のように毎日雨が降っていたときも散水をしていたのかな?...


◆ グージェールが食べたくなった

ワインのシャブリが生産されているのは、シャブリ(Chablis)という名の町の周辺地域です。

フランスでは人口2,000人以上を町と呼ぶのですが、シャブリ市は、それより500人くらい多いという程度の小さな町。日本なら農村と言われそうな規模です。

そんな小さな町なのですが、ワイン産業で潤っているし、観光客も多いおかげで、その倍くらいある町よりも商店や飲食店は充実しています。 品質が良い食品を扱っている商店が数軒あるので羨ましい限り...。

この町でワイン祭りがあったときに買った、グージェール(gougère)というブルゴーニュのオツマミが非常に美味しかったので、それを食べたくなりました。

ここで買ったのではないかなと思ったケーキ屋さんでグージェールを買って、さっそく食べるためにカフェに入って、シャブリを注文。




◆ シャブリのグラス

ワイングラスの大きさが分かるでしょうか? シャブリの伝統的なワイングラスです。

パラドールの私の部屋で準備小ぶりですが、ガラスには厚みがあって、非常に便利な形。

私はピクニック用のグラスとして愛用しています。

右に入れたのが、シャブリのグラスを入れるのに重宝している私のバスケット。それを紹介した日記は、写真をクリックすると開きます。

シャブリ特融のグラスは、だいぶ前にシャブリの雑貨屋さんで半ダース買ったのですが、半分くらい割ってしまいました。それで買おうと思ったら、もう生産していないらしいのです。探し回っても見つからないので諦めていました。

ところが、今回シャブリの町にあるカフェに入ったら、それが出てきた! カフェのご主人に、どこに行ったら買えるのかを聞いてみました。そうしたら、カフェで特別に名入りのグラスを作らせているのだとのこと。ひょっとして、グラスを売ってくれるかと期待したのですが、売らない、という冷たいお返事...。

残っている私のシャブリのグラスは、骨董品として大事にとっておく必要がありますね...。

ここまで書いて、ふと思いつきました。

日本では、何でも売っている! フランスのものも、日本で探した方が簡単に見つかるのです。ひょっとして、私が欲しい伝統的なシャブリのグラスも売っているのではないか?

検索してみると、「シャブリ」と名がついたワイングラスが見つかりました♪

形は似ている。でも、違うみたいなのです...。

グラスの高さは19.8センチだと書いてある。
それでは立派なワイングラスですよ...。

台所に行って、私のシャブリグラスをとりだしてみました。

私のシャブリグラスの高さは14センチでした。

まだ2個か3個は残っていたと思ったのに、もう1個しかない!!

いつ割ってしまうか分らないので、白ワインを入れて記念撮影しました。



コニャックを買ったときにオマケでついてくるグラスと同じような大きさ。なので、ピクニック用のバスケットには、そういう小さなグラスを入れていました。

それで、本物のシャブリグラスがなくなっているとは気がつかなかった。

たった1つ残ったシャブリのグラス。大切にしなきゃ...。

それにしても、シャブリの人たち、どうしてこの特徴があるグラスを守ろうとしなかったのだろう...。

確かに小さすぎますよ。でも、ブルゴーニュの田舎でワインを飲むときに使っていた厚手のコップは、このくらいの量のワインが入る大きさだったのです。

伝統は、どんどん失われる...?


脱線してしまいましたが、グージェールはとても美味しかったです。このブログで、ブルゴーニュ名物のグージェールについて書いたことがなかったのに気がついたのですが、その話しは長くなりそうなので、別の機会に書くことにします。

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