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2013/06/05
イベントが行われていた町に2泊3日の滞在をする旅行をしました。

イベント開催中は町の中にあるレストランが協賛していて、いつもより安い料金で食事を提供。町で最も評判の良いレストランのランチメニューは13ユーロと安い。特にすごい料理というわけではなかったのですが、文句のつけようはない前菜とメインディッシュ。

感激したのはデザートでした。


イチゴとフランジパーヌのジャルージー

デザートを何にするかの選択になったら、お給仕の人がたくさんの名前をあげてきました。迷わず、今がシーズンのイチゴにしようと思いました。

イチゴのデザートは2種類あるので、イチゴとフランジパーヌが名前に入った方を選ぶ。

レストランの隅においてあるケーキの写真をとっておこうとしたら、私が選んだデザートはその中には入っていない、とお給仕の人が言って、記念撮影用に並べてくれました。



イチゴのデザートだけは、冷蔵庫から出してきていたのでした。

私が選んだのは、手前から2つ目の長細いケーキ。それを切り分けてくれました。



このケーキを選んだのは、「Jalousie(ジャルージー)」という変な名前が付いていたからでもありました。

サクサクのパイ生地に、イチゴとフランジパーヌ(カスタードクリームにアーモンドクリームを混ぜたもの)がはさまれていて、素晴らしく美味しい♪

Galette des roisフランスでは新年の時期に食べるガレット・デ・ロワというケーキがあるのですが、それはフランジパーヌだけが入っているのに、さらにイチゴ(少し加熱しているようす)が入っている。

ガレット・デ・ロワは大好きなのですが、それにイチゴ(少し加熱しているようす)が入っているのでから、もっと美味しい。

こんなケーキなら、毎日食べてもあきません。

この町では5回食事をしたのに、1回しか行けなかったのは残念...。

パイ皮を作るのは難しいので、同じケーキを作ることはないけれど、レシピを探してみました。でも、出てこないので、よけいに1度しか食べなかったのが悔やまれます。

このケーキを食べるためだけでも、このレストランにもう一度行きたかったのに、友人たちと一緒だったので、我がままは通せませんでした...。


なぜ「嫉妬」なの?

ケーキの名前は「Jalousie(ジャルージー)」。英語にすればジェラシー。つまり「嫉妬」。

どうしてそんな変な名前のケーキなのか、ウエートレスさんに聞いてみました。

「ほら、雨戸にあるでしょう。ちらりと外が見える。ここがそうです」と言われて、閉めていても外がちらりと見える鎧戸を思い浮かべました。 パイの上のところが、その形だからなのだそう。

気になったので調べてみたら、建築用語として「jalousie」が存在していたのでした。

Wikipediaのフランス語ページ「Jalousie (architecture)」には、こんな窓の写真が入っていました。


Jalousie2

ブラインド式の窓ですね。窓ガラスがこうなっているのはフランスではめったに見ないのですが...。

でも、私が食べたイチゴのケーキの上の部分は、確かにブラインド形になっていたので納得。ジャルージーというケーキは存在していて、中にリンゴを入れるのが定番のように見えました。

この建築用語は、日本語では「ジャロジー窓」となっていました。英語で「Jalousie window」なので、そこから来ているようです。つまり、英語では「ジェラシー窓」とは呼ばずに、フランス語を使っているらしい。

外が見えにくい形というのは分かるけど、なぜ、これが嫉妬と呼ばれるのか分らない。

愛用している仏和大辞典が入っているカシオ EX-word電子辞書で引いてみると、「jalousie」という単語には、よろい戸、ブラインドという訳があり、ちゃんと説明していました。

語源は、イタリア語の「geloso(嫉妬深い)」からきた「gelosia(嫉妬)」。「女性を他人の目から遮るもの」の意味からきているのだそうです。

外から家の中が見えないように、つまり室内に立っている女性が見えないように、ということらしい。

フランス語のジャルージーがイタリア語からきているとすると、ジャロジー窓をイタリア語では何と呼ぶの?

Wikipediaでは「Finestra a persiana」にリンクされていました。

イタリア語のPersiana、フランス語のPersienneには、下の画像が入っていました。

Circulation air Nice volets clapet-1

私がウエートレスさんから説明を聞いたときには、こういう鎧戸を思い浮かべていました。日差しが強い南ヨーロッパに行くとよく見かけるのです。

暑いときには鎧戸を占めて太陽光線を遮るのですが、それだと家の中は真っ暗になってしまう。それで、よろい戸の一部分だけ開けるという、非常に便利なシステムです。



普通の民家でもあるシステムなのですが、この写真は次の日記で書いた館のものです:
エフルッシ・ド・ロスチャイルド邸  2012/01/18

Wikipediaで、フランス語の「Persienne」からリンクされているのは「ルーバー」。入っている画像を見ると、ちょっと外れてしまっているように感じました。 「ルーバー」は、イタリア語ではPersianettaにリンクされていました。

ジャロジー窓の画像として入っていたものは、日本にもある角度を動かせるブラインドなら、フランスではStore vénitien(ヴェネチアの日よけ)と呼ぶブラインド。

建築用語を確かめようと思ってWikipediaで各国語を行ったり来たりして眺めていたら、図と説明から一致しているとは思えないリンクになったりしていました。

正しく覚えるために一覧にしてみようかと思ったのですが、ややっこしいので止めました。なにしろ、ジャロジー窓、ローバーの他に、ストール、シャッター、雨戸、鎧戸などがあって複雑。おそらく、その国の文化で言葉を使い分けていて、国によっては存在しない形もあるので、対応する言葉を探しても無駄だと思いました。




ブログ内リンク:
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
Volet jalousie


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