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2013/07/08
春からダイエットをしている友達がいます。遠くに住んでいる息子さんが夏に結婚するので、その結婚式にスマートなお母さんの姿で出席するというのがモチベーションなのだそう。

病的に太っているわけでもないのだから、わざわざダイエットなんかしなくても良いと思うのだけれど、驚くほど徹底的にやっています。

「ダイエットしている」と言うフランスの友人たちは、友達が集まる食事会などでは「今日は特別」と言って普通に食事してしまっています。でも、彼女の意志はよほど固いらしい。みんなが食事をしているときも、ダイエット食しか食べません。 ワインも完全に止めています。

ブルゴーニュで食事会をするときには6時間くらい延々と食べ続けるのですから、食事を楽しんでいない人を見るのは居心地が悪いです。 本人はさぞ辛いだろうな、と思ってしまうので。

彼女のダイエット方法が奇妙なので、気になって仕方ない...。


「スリミ」と呼ばれる食材を食べている

彼女は「surimi(スリミ)」と呼ばれる食材ばかり食べているのです。フランス語のスリミとは、日本ではカニカマなどと呼ばれる食材。
日本の食品
Wikipediaに入っている
Surimiの画像

Kanikama

日本の食品は蟹に似せる工夫があるように見えますが、フランスのSurimiは魚を使っているのだろうかと疑いたくなるような加工食品に見えませんか?

Wikipediaに入っているSurimiの画像が不味そうなのかもしれないので、画像検索もしてみました:
Google Franceで「Surimi」の画像を検索

やはり美味しそうには見えない。でも、彼女は、これを大量に食べるのです。

みんなが食事していると、やはりお腹がすくらしくて、むきになって食べているとしか思えない食べ方をしています。自分の前にスリミが30本くらい入っているように見える大きなパックをおいて、そのままムシャムシャと食べる!

スリミの画像を検索していたら、スリミに関する情報がありました。

フランスは、ヨーロッパの中で最もスリミを食べる国なのだそう。2006年と2007年には、年間5万トンも消費されていました。第2位はスペインで、3~3.5万トン。それに続くのはイタリアとイギリス(1万トン)。フランスの消費量が群を抜いています。

どうしてフランス人はそんなに食べるのかな?...  魚が高い国だから?


ダイエットの副作用?

スリミはカロリーはなさそうに見えますが、ただお腹を膨らませるために食事すると言うのは精神的には満たされないのではないかな?...

普段も、こればかり食べているらしい。いくらダイエットに良い食品だとしても、添加物だらけのような食品を大量に食べていたら、体に良くないと思うのだけれど...。

たいていの友人たちはダイエットの途中で挫折するのですけれど、彼女は意志が固いらしくて、いつまでも続けています。目標にしている体重があるらしくて、それを達成するまでは止めないらしい。何キロか減るという効果が出たとか、その後に減量がストップしたとか、聞きました。

私は彼女を見ていて、体重が減ると顔のシワが増えたのではないか... などと思ったのですが、悪いので黙っている。でも、ダイエットが異常なので、友人仲間で心配し始めました。

ダイエットをしたためにアレルギー症状になったという友達が、ダイエットの危険を語りだしました。少し太陽の光にあたると顔がほてってしまって辛いというのは知っていたけれど、それがダイエットの副作用だと診断されたという話しを聞いたのは初めて。

すると、スリミの彼女、ブラウスの袖をまくりあげて、「こんなのができちゃった」と言います。親指と人差し指で丸を作ったような、どす黒いアザができていました。奥が深そうに見える。足には、もっと大きなアザができているのですって。

私たち、「もうダイエットはやめなさいよ~!」と、口をそろえて言ってしまいました。

その後、彼女はよその家に招待されたときには、特別に普通の食事をすることにしたようです。


生姜の食べ過ぎってあるの?

彼女がダイエットを少し抑えるようになった最近、私は寿司パーティーを開きました。もともと、日本料理は軽いので、彼女にも良いのではないかと心配はしませんでした。

ところが、私は気がついていなかった! 彼女は、食べだすと止まらない性分らしいのです。

私が刺身パーティーを開いたときは、ガリをやたらに食べてしまったようです。

翌日に会ったら、「生姜を食べすぎてしまって、夜は一睡もできなかった」と言われたのです。

片付けをしたとき、多すぎるほど出したはずのガリがほとんど残っていないのには気がついました。

でも、男性たちが面白がって食べてしまったのかと思っていたのですが、たくさん食べたのは彼女だったらしい。

ところで、フランス人にとってのショウガというのは特殊なのです。
そのことについては、過去に書いていました:
フランス人に生姜料理を出すと、とんでもない反応がある! 2006/08/05

ご馳走したつもりなのに、眠れない夜を過ごさせてしまったかと思うと申し訳ない...。でも、生姜をそんなに食べるって異常ではないですか?!

金魚に餌をあげるときには適量にしないと死んでしまう、と子どもの頃に言われたけれど、彼女に対してはそういう注意をしてあげないといけないのだろうか?...


デュカン・ダイエット?

彼女のダイエットが奇妙だと思ったのは、スリミばかり食べることではなかったからでもありました。

ガリをたくさん食べてしまった食事会の前にも、家に食事に来たことがありました。そのときは完全にダイエット中の時期。それで、彼女には野菜の料理だけを作ってあげようと思いました。ところが、その日は野菜を食べてはいけない日なのだ、と返事されたので驚きました。

野菜を食べてはいけないダイエットなんてあるの?!

「食べ物は持っていくから心配しないで」と彼女は言って、当日は自分の料理を持ってきました。

何を食べるのかと思ったら、ハムにベシャメルソースらしきものを挟んだ料理を持ってきていました。私にはカロリーが高すぎるように見えたのですけど。

つまりのところ、彼女のダイエット法は、おもにスリミを食べるけれど、肉しか食べてはいけない日などというのもあるらしい。

気になってきたので、彼女のダイエット法をインターネットで調べてみました。本人に何をやっているの? と直接聞くのは悪いと思ったので。

 
La nouvelle méthode Dukan illustrée
「スリミ」と「ダイエット」をキーワードにしてみたら、このメトッドではないかと思われるものがでてきました。

Régime Dukan デュカン・ダイエット)。

プロテインをたくさんとるのがポイントの1つらしいのですが、スリミにはプロテインが多く含まれているのだそう。

このダイエット法はフランスではかなり有名らしくて、書籍もたくさんでていました。

「Régime Dukan」をキーワードにしてフランス・アマゾンで検索

日本にも入っている方法のようです。

彼女のダイエットは、これとは違うようにも見える。でも、探究は終わりにします。色々なダイエット法があるでしょうが、私はダイエットする気持ちなど全くないので、さらに調べてみる気もしない...。


フランス人の友人とパリを歩いていたとき、彼が言っていたことを思い出しました。

「フランスにデブがこんなにいるなんて信じられないよね。これだけダイエット法があるのに」

そのあたりには雑誌の広告が大きく出ていて、それがダイエットに関する特集なのでした。そう言った彼もかなり肥満体。

その後に会ったときには、嫌いなキュウリだけ食べるダイエットをして痩せたと自慢していました。私には変化は見えなかったけれど。その数か月後、彼は交通事故で他界してしまいました。

人間の命は限られているのだから、無理してダイエットなんかしないで、今を楽しむべきだと思う...。

ブログ内リンク:
ライスサラダを作るのは反対されて、すり身サラダになった 2012/11/04
★ 目次: フランスの日本食ブーム
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
かにかま - カロリー計算-栄養成分
Qu'est-ce qui se cache derrière le surimi?
Le surimi gourmand chez Fleury Michon : ça a du bon !
Le surimi au banc d'essai: où trouver le meilleur?
フランスから生まれた革命的ダイエット!? デュカン・ダイエット
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フランスで“やってる人が多い”ダイエット


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