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2013/06/23

シリーズ記事目次 【ヴェズレー8日間滞在記】 目次へ
その2


「フランスの最も美しい村」協会に入っているヴェズレー村(Vézelay)は、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の起点。小高い丘の上に大聖堂を頂いくヴェズレーの丘は、フランスでは「Colline éternelle永遠の丘)」と呼ばれています。

遠くからやってきた巡礼者たちは、丘が見えると喜んだのでしょうね。

丘の麓まで来ても、そこから大聖堂のある頂上まで登るのは結構大変なのですけど。この度の旅行では、丘のほぼ頂上にある家に滞在したので、下まで歩いて降りて行くのは良いにしても、帰りのことを考えると、できるだけ丘の中腹くらいまでの散歩にとどめるようにしていました!

ヴェズレー村は、「ヴェズレーの大聖堂と丘(Basilique et colline de Vézelay)」という名でユネスコの世界遺産に登録されています。

アヴァロンの町からヴェズレーに入って見えてくるのは、この姿。 丘の頂上に大聖堂の尖塔が見えます。



もう少し近づくと、聖マリー・マドレーヌ大聖堂がくっきりと見えてきます。



ヴェズレー村はかなり広いのでした。丘の上にある観光スポットの大聖堂をいただく丘がヴェズレー村かと思っていたのですが、周辺にある幾つもの集落がヴェズレー村となっていました。

ヴェズレー村の人口は500人近く。でも、観光客相手の店のオーナーは周辺に住んでいる人たちが多い。村にあるレストランの人の話しだと、丘の上に住んでいる実際の住人は、修道院に住む人たちを入れても100人くらいではないかと言っていました。男性の修道院と、女性の修道院があって、住民に数えられた人たちは30人くらいを占めるのではないかな?...



丘の手前がヒナゲシの花で真っ赤になっている風景もありました。栽培しているのではないかと思ってしまう量ですが、ヒナゲシは雑草のはずなのです。 これも気に入った風景。天気が悪くて、ヒナゲシの赤い鮮やかさは欠けていましたが。


ヴェズレーの丘にはロマン・ローラン(Romain Rolland)が晩年を過ごした家(1937~1944年)がMusée Zervosとしてミュージアムになっているのですが、ここにはギリシャ出身の美術評論家・文筆家のクリスチャン・ゼルヴォス(Christian Zervos)のコレクションが展示されています。そのゼルヴォスが住んでいたのは(1930~1970年)、ヴェズレーの丘を望むLa Goulotteという名の集落でした。

その家の前からの眺めです。
ここもヴェズレー村なのですが、見事にヴェズレーの丘に並ぶ家並みが見えました。




遠くから眺める

今回はヴェズレーに7泊したので、あちこちから丘を眺めてみました。大聖堂が大好きなのですが、丘そのものも好き。「永遠の丘」と呼ぶのに相応しい姿なのです。

ヴェズレーからどこかに行くときによく通ったのはサン・ペール村(Saint-Père)。有名シェフが経営するホテル・レストランL'Espéranceがあることで知られている村です。Saint-Père-sous-Vézelayという村(ヴェズレーの下にあるサン・ペールの意味)というのが村の名前だと思っていたのですが、それは以前の呼び名なのだそう。

シェフは以前は3つ星だったのですが、今は2つ星。私は、レストランに1回行って食事したことがあるただけ。ホテルの客室からは木立に隠れてしまって見えないのではないかと、いつも前を通る度に気になっていました。 ヴェズレーの目と鼻の先に高額を払って泊まりながら、永遠の丘が見えなかったら残念ではないですか?

川辺に出てみたら、永遠の丘が見えました。


Saint-Père

でも、家並みは木立に隠れてしまって大聖堂があるのが確認できる程度。 この見え方はつまらない...。


ヴェズレーの永遠の丘は、かなり離れても見えました。



永遠の丘が見えるようにイスを並べていたカップル。休暇中でしょうね。


最も気に入った場所

素晴らしい眺めを見つけました。ヴェズレー村から車で5分くらいで行けてしまえるところにあるAsquins村の外れです。

Asquins

ヴェズレーの丘には霧がかかって、雲海に大聖堂だけが浮かぶ丘というのがイメージなので、それが見たくて、朝6時頃からドライブしたのでした。

夏なので霧は少ない。この日起きたときには、窓から雲海が見えたので絶交のチャンスと思って出かけることにしたのですが、コーヒーなんか飲んでいるうちに消えていってしまったようなのでした。

それでも少し、丘に霧が流れてきたので満足♪

ところでAsquins村。普通はアスカンと発音するのだと思うのですが、この村に住んでいるお爺さんと知り合いになったのですが、「アーカン」と言っていました。地元の人はそう発音するのかな?

牧場には牛がいて、ブドウ畑も広がっているという絶景地。

こんなところにブドウ畑があるのに驚いたのですが、日本にもアスカン村のワインが輸出されていると知って2度びっくり。

ヴェズレーの周辺では昔からワインが醸造されていたのですが、しばらく途絶えて、最近になって復活したのです。

昔はワインの醸造が盛んだったのだろうと思います。昔にヴェズレーの丘で大火事があったときには、放水する水が足りないのでワインを撒いて火を食い止めたという有名な話もあります。

「ヴェズレー」の名を付けられるのは白ワインだけなのだ、と今回教えられました。赤の方は、ただの「ブルゴーニュ」としか呼べないのだそう。

ヴェズレーの白ワインは何度か飲みましたが、ちょっと癖があって、私は苦手なのですが、その癖が好きな人がいるのかもしれない。

ともかく、ブドウ畑と牧場が広がっている風景は大好き。この地点でヴェズレーの丘を眺めて1時間くらい過ごしてしまいました。


大きな地図で見る


追記
他にも別の角度から見たヴェズレーの丘の写真を入れた日記をに入れました:
ブルゴーニュ地方にあるヴァ―バンのゆかりの地を巡る 2013/06/27
ピクニックに最適な場所は川のほとり 2013/07/01

ブログ内リンク:
★ 目次: サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路に関する日記
★ 目次: フランスの美しい村々について書いた記事
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
☆ UNESCO: Basilique et colline de Vézelay


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