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2013/07/31
ここのところ、日本で「フレンチ」という言葉が付いた食品のことを書いています。

フレンチドレッシングは、フランスのドレッシングではなかった 2013/07/30
フレンチトーストをフランス人は嫌う? 2013/07/28

前回の日記「ディジョン・マスタードとは?」は、イギリスでフレンチマスタードというものを見たので、それが何なのか気になったために、そのイントロとして書いたのでした。


イギリス人が使うマスタードには2種類あるの?

イギリスに滞在していたとき、レストランに行くと、テーブルには2種類のマスタードが置いてあるのが気になりました。

塩と胡椒が置いてあるように、マスタードもテーブルに備えてある。

イギリスでは、シンプソンズのローストビーフを食べに連れていってもらったことが1回あっただけで、あとはすべて庶民的なレストランにしか入らなかったせいかもしれません。でも、フランスでは、庶民的なレストランでも、マスタードの瓶がテーブルに備えてあるというのは珍しいと思うのです。マスタードを欲しがる人が多いステーキ専門店ならありそうな気はしますが...。

マスタードがおいてあることよりも異様に感じたのは、必ず2種類のマスタードがあることでした。

黄色い、フランスで普通に見るマスタードは「イングリッシュ・マスタード」、茶色がかって色が濃い方は「フレンチ・マスタード」と呼ばれていました。

フランスでも、普通のマスタードは茶色ではなくて、黄色です。なぜフレンチマスタードが茶色なの?!...

ディジョン・マスタードには、ディジョンの特産カシスが入ったカシスマスタードというのもあって、それはピンク色をしています。

でも、普通のマスタードといったら、黄色でないと気持ち悪いではないですか?

ほとんど茶色に見えるフレンチマスタードは、全く美味しそうに見えませんでした。

それを「フランスの」と呼ぶのは、イギリス人はフランスに反感があるからかな?... と興味深く思ったのですが、わざわざ2種類おいているからには、茶色のマスタードが好きなイギリス人もいるからなのでしょう。

イギリスに通っていたのはずいぶん前のことなので、私の記憶がいい加減になっている可能性があります。

それで、インターネットで確認してみたのですが、やはりイギリスのレストランでは、イギリス風とフランス風という2種類のマスタードを置いている、という日本人の報告が幾つも見つかりました。

インターネットで調べてみました。なぜ2種類置く必要があるのかという理由は分からなかったのですが、英国風とフランス風のマスタードの違いについては答えが出てきました。

・イングリッシュマスタード: ブラウンマスタードとホワイトマスタードをブレンドする
・フレンチマスタード: カラシの種子をすりつぶし、ぶどうジュースや酢を加えて練りあげる

何となく違いが分かったような、分らないような...。

私のことなので、テーブルに置かれていた2種類の味がどう違うのか味見してみたはずだと思うのですが、味の違いについては記憶がありません。頭に焼きついているのは、テーブルに置かれた不思議な2つのポットだけ...。

イギリスでは色によって区別して呼んでいるような感じさえしました。フレンチマスタードと書いてあっても、フランス産なのかどうかは分かりませんし...。

でも、イギリスでもマスタードを作っていることは確かなのでした。

探してみたら、Colman'sというメーカーのマスタードがでてきました。

イギリス王室御用達に指定されているマスタードだという記述があったのですが、ほんとうなの?!...

スーパーで売っている安物マスタードの瓶に見えてしまったのですけど...。でも、いかにもイギリス的、つまり食欲をそそられないデザインではある... 。

まあ、イギリス王室の食卓に、この黄色い瓶が置かれているという光景はありえなくて、お上品にマスタードを器に入れているのでしょうけど。

ともかく、イギリス独特のマスタードは、フランスのマスタードよりはピリっとして、辛口のマスタードらしいというのは分かりました。

イギリスに旅行したフランス人が、イングリッシュ・マスタードは、ディジョン・マスタードに比べたら10倍からくて、たくさんつけてしまうと涙が出てくるほどだった、とブログに書いていました。

イギリスでいうイギリス風とフランス風で区別するマスタードは、色だけではなくて、そこに違いがあるのでしょうね。

イギリスに半年留学した日本の友達が、「イギリス料理には2種類ある」と言っていました。しょっぱすぎて不味いか、塩が足りなくて味がないか、の2種類。

彼女は、イングリッシュマスタードの素晴らしさを発見していなかったのだろうと思いました。何にでも超辛マスタードをつけて食べていたら、塩が足りないとか多すぎるとかなんて不満に思ったりはしなかったはずですから!


アメリカ製品に「フランチマスタード」がある?

検索を続けていたら、日本では「フレンチマスタード」という名前のマスタードが売られていることを発見♪

でも、これはアメリカのFrench'sというメーカーの商品で、Francis Frenchという名の人が作ったマスタードなのでした。

だから「フランスの」とは無関係。

ホットドックに使うのに便利そうで、安いのが特徴のカラシに見えます。

オリジナル商品の綴りは「French's Mustard」なのですが、日本のショップでは「French's Masterd」とカタカナ英語風に表記していたりもしていました

「フレンチさんのマスタード」なのに「フレンチマスタード」にしてしまうくらいですから、どうでも良いのでしょうね...。

ともかく、イギリスで見たマスタードには「French mustard」と書いてあったように思うので、これとは違うのは確かだと思います。

イギリスに存在する茶色のフレンチマスタードが何なのか、私が突き止めたとしても何の役にもたたないので、探究は放棄します。

内部リンク:
★ 目次: 商品にフランスのイメージを持たせた命名

外部リンク:
☆ All About [イギリス] : 「コルマンズ」のピリッと美味しいマスタード
The History of FRENCH's® Foods and FRENCH's Classic Yellow Mustard



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