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2013/08/21
前回の日記「ルネサンス音楽の野外コンサート」に書いたコンサートのあとは、食事会に参加することにしていました。

ルネサンス音楽を演奏した人たちが、教会前につくられた食事会場まで歩きながらの演奏をしてくれました。彼らは食事が終わったら教会の中でまたコンサートをするのですから、お疲れさま~!



食事が用意されている教会前では、まず食前酒がふるまわれました。甘いお酒。グレープフルーツをベースにして作ったアペリティフらしい。

実は、この日のイベントに参加したのは、教会の中で行われるコンサートを聞きたいからでした。でも、時間を間違えてしまっていて、午後7時からというのは野外コンサートが始まる時間。本番のコンサートは9時からなのでした。

となると、帰宅する時間が遅くなり過ぎてしまう。同じグループの演奏を野外で聞いたのだから、また聞く必要はない。それに、音響効果が素晴らしい教会というわけでもなかったのは、リハーサルの見学で確認していました。

それで、食事を終えたら演奏会はパスして帰ることにしました。

食事会に申し込んだのは、演奏会が始まるのを待つ間にちょうど良いからと思ったからでした。演奏会に行かないなら、こんなところで食べる必要はなかった...。

道路にしつらえた食事会場ですから、席がこみあっていて楽しそうでもない...。それに、 食事は弁当スタイルでした。それを食券と交換に受け取らなければならないのですが、受け渡し場には長い行列ができています。

天気予報よりも天気も良い日だったので、こんな食事会には参加しないで、ピクニックを用意して来れば良かったと後悔しました。それが一番だというのは以前にも肝に銘じていたに...:
田舎のコンサートの前には、ピクニックが最適 2008/07/11


オーガナイズが悪い食事会

先に席を確保しようということになって、開いている席に行くと、同伴者たちが来るからだめと断られる。隣の列にいったら、イベントをオーガナイズした人たちの席だ、と胸に付けたバッチを見せられました。

結局、座っているのはイベントをオーガナイズした人たちばかりなんじゃないの? 誰もいないテーブルは3列残っていましたが、イスがない。立って食べろというの?!

食事会の参加は電話で予約して、当日に食券を買っていたのです。その分の席を作るのが当然ではないですか? フランス人ってオーガナイズが下手だから嫌いなんだよな...。

席が足りないので、弁当を受け取ってから、教会の裏側で食べている人たちがいました。小さな村なので、そこはもう草原なのです。私たちも、そうすることに決定。

イスのないテーブルに荷物を置いて、荷物番をする人と、弁当を取りに行く人に分かれる。

私は荷物番。すると、トラックがやってきて、教会前に停まりました。さっき野外コンサートの会場で使っていたイスを、こちらに運び込んで使うらしい。

だから、イスがないテーブルがあったのでした。レンタルしたイスを有効に2度使うなんて賢いと感心します。でも、係りの人が「イスは後で来ます」と言うか、それを知らせるメモをテーブルに置くかしたって良かったではないですか?

ボランティアの人たちがやっているイベントだと分かっているので、文句を言う人は誰もいませんでした。でも、テーブルに座れないとオロオロしていたのは私たちだけではなかったのです。やっぱり、フランス人のオーガナイズはいい加減ですよ!

イスが来たので、駐車していた車のそばで食べるというアイディアは中止。また席がなくなる心配があるので、早々にイスを確保しました。

ワインは飲み放題だったようなのですが、一口飲んだら不味い!

この日の参加費は、修道院の見学、野外コンサートがあって、食事代として15ユーロ。大した食べ物はでないだろうと覚悟していたので、せめてもと、アイスボックスに白ワインを入れて持参していました。ついでに、プラスチックのコップは味気ないので、用意していたグラスも出す。

ワインが美味しいと、食事が楽しくなる♪


フランスの使い捨て弁当箱

この日の食べ物は、これでした。



最近のフランスでは、大勢で食事するイベントで、こんな使い捨ての弁当箱がよく使われるようになりました。その前は紙皿だったのですけど。でも、この形式だと、これに透明の蓋が付いているので用意した弁当を重ねておけるし、後は捨てるので、イベントをオーガナイズする人には非常に重宝。

この存在に気がついたのは比較的最近なのですが、ずっと前からフランスに存在していたのかな?... 皿を使ってビュッフェスタイルにすると、食べきれないのにたくさん取ってしまう人もいるでしょうから、これは効率が良いはず。

でも、この白い弁当箱は、なんとも味気ないではないですか? 全部まずそうに見える。

でも、フランス人は、外観よりも、皿の上の乗っているものの味の方を重視する傾向にあるので、気にしないのかもしれない。

この日も、けっこう美味しかったのです。 食べるために生きているような人が多いブルゴーニュ地方だから、料理の味には注意するのかもしれない。

ブルゴーニュでは、病院の食事でも、老人ホームの食事でも、かなり美味しいものが出ます。出されたものが不味いと、後々まで言い伝えられるので、料理にはこだわるのだと思います。

ブルゴーニュのお年寄りたちの食べっぷりを観察したときの日記:
フランス人って、どうしてこんなに食べられるのだろう?... 【2】 2006/05/28


弁当箱の中身

食事会の参加を募る通知では、ブルゴーニュ料理と歌っていました。

なので、前菜は予想通り、ブルゴーニュの郷土料理のジャンボン・ペルシエ。 それでは物足りないかと、ハムもついていました。

ジャンボン・ぺルシエは、正確にいえばブルゴーニュの州都ディジョンが本場:
今年の復活祭で目についたもの: ジャンボン・ペルシエ 2010/04/03

メイン料理はブルゴーニュとは関係なし。

分厚い2枚のハムの上に乗っているのは鶏肉の皮にカレーの風味をつけたもの。その下に、食べきれないほどたっぷりのジャガイモのサラダ。このジャガイモの味付けがとても良かくて美味しかったです。

先日のピクニックで鶏肉の唐揚げをつくろうかと思った私なのですが(結果的には中止)、フランス料理でも冷たくても美味しく食べられる鶏肉料理があるのだな、と感心。カレー味はフランス料理ではないようにも思うけれど。でも、冷たい鶏肉を食べるにはスパイスをきかせるのがコツかな?...

鶏のから揚げを作るには、ブロイラー鶏に限るの? 2013/08/12


この日の弁当メニューの続きです。

チーズは、地元のAOC/AOP エポワス

気がつけば、ここからエポワス村(Époisses)に行くには10キロくらいと近かったのでした。

エポワスは値段が高い高級チーズです。

この手の安い食事ではカマンベールなんかが出るのが普通なので、ブルゴーニュが誇るチーズのエポワスをオーガナイザーが選んだことを評価。

でも、エポワス村にあるメーカーの直売店では、大きさや重さが規格に合わなかったものを安売りしているので、それを利用したのではないかな...。


デザートは、ブルゴーニュ名物のカシスが入ったケーキ。

ボランティアの人たちが分担してケーキを作ったらしくて、人によって見た目が違いました。私のが一番よくできていた。

このカシスのケーキは、レシピをもらいたくなるほどの出来でした。少し前にカシスをたくさん収穫して、全部シャーベットにしたのですが、上手にできなかったので後悔していたのです。


ケーキが人によって少し違っていること、エポワスが出たことから、ひょっとして、この料理は仕出し屋には頼まず、イベントを企画した村人たちが作ったのかなと思いました。

食券には、老人ホームの住所と、そこを本部にする協会の名前のスタンプが押されていました。

協会というのはNPOのことなのですが、フランスではボランティアが発起人であれば、同好会のようなサークルでもAssociationと呼ぶ非営利目的の組織を作れてしまうのです。

今回のイベントは、3つの協会がオーガナイズしていたのですが、食事関係は老人ホームのサークルが担当していたのかもしれない。食事会で収益が出れば、老人ホームで遠足に行けたりするでしょうから、はりきって作ったかもしれない。


フランスで弁当ボックスを作っているメーカーは1つなのだろうか?

この味気ない白い使い捨てプレートが出てくる食事には何回か出会っていました。どこでも同じようなプレートが出てきたような気がします。それで、過去にブログで使った写真を検索してみました。

何回か写真をとっていたと思うのですが、ブログに入れていたのはこの写真。

食事
フランスは革命記念日 2010/07/14

仕切りの形からいって、今回のと全く同じではないですか?!

フランスって、商品のバラエティーに乏しいのですよね。軽食ボックスや食器が同じなのはどうでも良いけれど、同じ生地の服を着ている人に出会ったときには穴に入りたくなりました。

フランスで、1回だけ、これは良いなと思ったプレートがありました。紙皿の形なのですが、木目調で、皿が微妙に歪んているのが感じ良い。


たった5ユーロのランチ♪ 2007/07/20

この皿は木目に見えるのですが、汚れもしみこまなくて便利。普通に売られている味気ないピクニック用の使い捨て皿に比べて、美味しそうに見えると思いました。この皿がすっかり気に入ったので、持ち帰りました。ただし、このとき出会っただけで、その後は2度と見ていません。


日本の使い捨て弁当箱は素晴らしい

この前に日本に帰ったときに行った法事では、箱に入った料理を持ち帰らされました。特に田舎の法事って、とてもかさばるお土産をもらうので困ります。大きな缶詰のフルーツなんて、重いので入れて欲しくないのですけど...。車で来ない人もいることは気にしないのかな?...

ところが、このときの弁当の容器が素晴らしいので仰天してしまいました。

箱を開けると、フランスのと同じように料理が区分けされて入っているのですが、それが本物の瀬戸物の食器のように見えるのです。小さな皿が可愛いので、食べ終わったときに取り外そうとしたら、全部の皿はくっついていて、1枚でできていたのだと分かりました。

こんな感じのものです ↓

私の弁当箱に入っていた食べ物は、美味しくはありませんでした。半分くらいは捨ててしまったのです。でも、容器はすごい!

私のプレートでは、汁が下にたまるように、おろし金のような水切りの底になっている皿もありました。余りにも良くできていると感心したので、フランス人に自慢したくなり、洗ってフランスに持ってきてしまいました。でも1箱だけなので、もったいなくて使えない。

どこかで売っているでしょうから何箱も買って持ってきたかったのですが、小鉢が多い日本料理用なので使い道はないかな、と思って探しませんでした。

やはり、ちゃんと売っていますね:
仕出し用の使い捨て弁当箱を楽天市場で検索


日本料理ブームで、どんどん日本的な見た目も楽しい料理を作るようになったフランス。軽食用のボックスも、もっと味気なくないものを作るようになるのかな?...

でも、今回のように安いのが絶対条件になる食事会でないときは、フランスでも、もう少ししゃれた弁当箱がありそうに思えます。画像を検索してみました。

☆ Google: 使い捨て弁当箱の画像検索結果

こんなのもフランスにあるのだと知った、しゃれた使い捨て弁当箱の画像が入っていたサイトへのリンクを入れます。

☆ メーカー例: Plateaux repas jetables (3ページあり)
☆ メーカー例: Plateau repas (カテゴリーをクリック)
☆ 仕出し屋例: Les plateaux repas

私がよく出会う味気ない弁当プレートより良いものがフランスにもありますね。思い出せば、仕出し屋さんの料理を出したパーティーでは、使い捨てなのだろうけど、洗ってとっておきたいような素敵な容器を見ていました。 でも、なぜか、みんなガラスのように見える透明の容器だった。

お皿で食べているような気分にさせる使い捨て容器もあります。でも、日本のように皿に模様まで入っているのはないように見えました。フランスで贅沢なタイプは、一緒に出すにしても皿が別々になっているようです。


日本の場合、ふたを開けると味気ない料理が入っていても、ふたを開ける前に目にする箱には模様があって、豪華風になっていたりするから面白い。

開けると、なあ~んだ、になる弁当箱には日本でよく出会っていました。
日本は、徹底的に上げ底文化の国なんだ、と思う瞬間...。

フランスの場合は、たいていは透明の蓋で、せいぜい箱がカートンボックスで優しさを表現しているくらいに見えました。


日本の弁当文化って、すごい!

弁当箱が気になったのは、つい最近は、ピクニックで食べる料理を重箱に入れて持っていった話しを書いたからでした:
ブルゴーニュのお城でキャンドル・ピクニック 2013/08/11

フランスで日本式の弁当が流行っている書いたのは2年近く前:
フランスがBentoブームって本当? 2011/11/19

フランスのサイトには、日本式の弁当の作り方を教室などというのも紹介されていたので、少し覗いてみました。

日本の弁当は残り物を主に使う。う~ん、これは日本人の知恵ですね。 私も子どものころを思い出すと、母親が前日の料理の見た目を変えたものを弁当にしていました。

フランス人も残り物を食べます。特に、大勢の人を呼んでパーティーをしたときには、食べ物が足りないという心配から、おびただしい量の残り物がでます。

でも、彼らは何も工夫しないみたい。せめて小さなサイズの鍋に移し替えるくらいしないと、いかにも残り物を食べているみたいで楽しくないと私は思います。でも、立ち寄った家で「食べていらっしゃいな」と言われてご馳走になったとき、大きな鍋の底に残っている料理を出されたことが何度もありました。

私がフランスで作る料理の中で最も得意なのは、残り物を変身させたものです。テーブルにおいて取り分けてもらうほどの分量がないときは、少しずつ小皿にわけて出します。ローストした肉は、薄くスライスして、日本風のタレを添えたりすると、同じものを食べているとは感じないほど大変身する。

料理が得意な人が作ったものは、どう変身させても美味しい。 つまり、私が残り物担当をやるときは、見た目を変えるだけで料理ができてしまうので気に入っています。 私が残り物だけで料理するときは、「Tout doit disparaître メニュー」と呼んでいます。これは、フランスの店先でバーゲンセールをしているときに書いてある言葉。「全部なくならなければならない」という意味です。

フランス人は、謙遜したら相手をバカにしているみたいになってしまうので、ごく親しい人にしかそんな表現をしません。問題なく言えるのは、「私の創作料理♪」。

冷蔵庫に入っている色々なものを綺麗に盛り付けると、いっぱしのご馳走風になってしまう。これは、色々なものを少しずつ食べたいという私だから気に入っている料理かな...。フランス人は、ど~んと料理が出ないと満足しないのですが、私がやると、日本料理風なのが楽しいので満足してくれるようです。

結局、日本人は、食べ物の見た目を非常に重視するのだと思う。私の盛り付けを 褒めてくれるフランス人たちには、「日本人は目で食べる」と説明しています。

上に入れた白いボックスの食事は食欲を減退させる外観だと私は思う。でも、食べてみると、けっこう食べられるのです。それに、ボリュームもたっぷり。

それに比べると、日本で短い時間で食事をするときに出される仕出し屋さんの弁当は、本当に、信じられないほど、こんなものを食べるのかと驚くほど不味いことが多いです。社会の上層階級の人たちの場合は、料亭が作った美味しい弁当が出されているでしょうから、そういうのは間違っていると言われそうですけど...。


無料コンサートだけ聞かせていただいて、教会のコンサートに行かなかったのは申し訳なかったけれど、小さな教会は満席のようでした。

ブログ内リンク:
簡単に食事したいときのお勧め、アシエット・グルマンドという料理 2006/06/30
★ 目次: フランスの日本食ブーム
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
上げ底弁当容器の「上げ具合」を実測


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