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2009/05/13
アフリカに3カ月くらい滞在する旅行に旅立つ友達が、夕食に招待してくれました。

インターネットで飛行機のディスカウントチケットを探してあげたお礼かなと思ったのですが、なんだか、さよならパーティー風なので気になってしまいました。

出発が迫ったこの時期、彼は親しい友達を小グループで食事に招待していました。

長い旅ですからね。しかも、市民戦争になっているニュースがある国だから危険もあるのを覚悟して出発する旅でもあるので、友達にはみんなサヨナラをしたい気持ちは分からなくもない・・・。

私が日本に旅立った後にフランスに戻ってくるはずなので、日本に持っていくようにとお土産まで用意してくれていました。手作り食品です。

なんだか、この人とは二度と会うことがないのかもしれない・・・ と思ってしまう雰囲気に抵抗を感じました!・・・

行った国が気にいたら、永住してしまう覚悟らしい、と感じました。フランスの老齢年金は減ってきているので、物価が安いアフリカなら、お金の心配はしないで老後生活ができると考えるフランス人には何人にも会っています。フランス語が通じる国もある、というメリットではあります。

旅立つ友人が席を外していたとき、「日本では、こういう場合には水さかずきで乾杯するんだ」などと皆に言ってしまいました! 不謹慎な発言なので、全く受けなかった冗談でありました・・・。


「こわれもの注意」のシールは貼ってはいけない?
テロ対策で、最近の飛行機利用は色々と制約が多くなりました。ワインなどの液体物の機内持ち込みは禁止です。
こわれもの注意のシール
アフリカ旅行に出る友人はお酒を持って行くと言うので、飛行機を利用し慣れしている私は先輩ヅラをして、チェックインで荷物を預けるときには「こわれもの注意」のシールを張ってもらうように、とアドバイスしました。

すると、「そういうことをすると、かえって壊されるから良くない!」、とフランス人たちは口をあわせて言うのです。

そう言われて考えてみると、「シールを張れ」とは言えなくなりました。

私がよく利用するのは日本航空で、日本から旅立つときには、壊れものは発泡スチロールだか何だかの大きなコンテナーに入れて特別扱いしてくれるのですが(どう転がしても中身が壊れる危険がないコンテナーです)、パリからJALの飛行機に乗るときには事情が違って、せいぜい段ボール箱に入れてくれる程度です。

友達が利用するのはエールフランスなので、特別扱いしてはくれないだろうな、と思いました。

だいぶ前のことですが、パリから乗るエールフランスでチェックインするときに「この荷物にはワインが入っているのでよろしく」と言ったら、それを預かる条件として、「壊れても航空会社には文句は言いません」という契約書にサインさせられたのでした!


割れたワインが送りかえされた小包を見せてもらう

食事会を催した友人は、10年以上もむかし、ワインを小包にして友達に送ったとき、割れたからと送り返されてきたことがあると話します。

貴重なワインをプレゼントする小包だったので、ものすごいショックだったそう。送り先の友達が遊びにきたら、「ボクは、これを送ったんだぞ~!」と見せるために小包を保管していると言います。

食事の後、地下のワインセラーに行って、その壊れた郵便物を見せてもらいました。

ワインを木箱に入れて、それを胡桃の実でパッキングしたという心がこもった小包でした。胡桃で保護するというのがあるとは聞いていましたが、実際に見たのは初めてなので面白がってしまいました。

埃をかぶっているし、見るもあわれな姿のパッケージ。

プレゼント先の友達にこの小包を見せる機会はなかったので、戻ってきたままのパッケージだったのですが、ビニール袋を腹立たしげに破って私たちに見せてくれました。

破損して戻ってきた小包


「こわれもの注意」にすると、かえって危険!

これを送ったのは郵便局に勤めていて退職した人です。「壊れ物」の表示をすると、荷物を扱う人たちが面白がって乱暴に扱うのだと言います。プロが言うのだから、そうなんだろうなと思わざるを得ないではないですか?

その場には、学生時代に郵便物を電車に乗せるアルバイトをしたことがあるという人もいて、彼も、「こわれもの注意」の表示があると、係りの人たちはわざわざ乱暴に放り投げていた、と証言しました。

「なぜ?」と聞いたら、「こわれもの注意」なんて書いて大事そうにされている小包は、ブルジョワが貴重品を送る姿を想像するので腹がたつからとのこと。

それから、単調な仕事をしているとき、小包が壊れる音を聞くのは快感になるのだそう。「こわれもの注意」と書かれた小包を乱暴に扱うと、「大当たり~!」になる可能性が高いので、狙う。

そんなのがあるなんて、信じられないでしょう?!
でも、フランスを知っていると、そんなものかな、とも思わざるを得ない!

ともかく、「Fragile」のシールを張ってもらうようにという私のアドバイスは完全に否定されて、友達がアフリカに行く飛行機にのせるお酒は、絶対に「こわれもの注意」のシールを張らない、という結論になりました。

それにしても、「こわれもの注意」は逆効果というのは本当なのでしょうか?・・・

このブログを書きながらインターネットで検索してみたら、フランスの友人たちが言っていたのとまったく同じ話しが投稿されているサイトがありました!

「Le Post」という名のサイト。ニュースなどでは扱われない裏の話を出しているサイトのようです。郵便局と間違えそう名前ですが、フランスの郵便局は「La Poste」です。

Il ne faut jamais écrire FRAGILE sur les colis. C'est là que les employés de La Poste vont les malmener

ここに書いてあるマダムのお話しは、こんな内容です。

海外県に住む姉/妹が、彼女の子どもたちにクリスマスプレゼントを送ってくれたとき、「こわれもの注意(FRAGILE)」と書いておいたにも関わらず、小包の中に入っていた玩具は完全に壊れた状態で届いたそうです。

それを郵便局に知らせておくべきだと思って、行って話したら、職員の人にこう言われたそうです。

「小包には絶対に「こわれもの」と書いてはいけませんよ。そういうのが郵便局職員に虐待したい気持ちをおこさせるんですから。ボクだって、そうするでしょうね」

冗談を言われたのだろうと思ったら、職員の男性はこの上なくマジメな顔。それは酷い、と文句を言ったら、こう諭されたそうです。

「この次は、小包に「FRAGILE」と書いてはいけませんよ!」

私が友人たちが言っていたのと全く同じお話しです。

友人たちは年配者なので、昔の話しなのかなと思ったのですが、今でもそうらしい。上にリンクした記事は今年の2月のものでした。

このサイトには、郵便局を退職した人の報告もありました。

どうやら、フランスの郵便局では「こわれもの」小包を特別扱いするシステムがないらしい。シールを張っても良いけれど、だからといって安心できるというわけではないのは確かなようです。「こわれもの」の表示があると逆に壊されるというのは疑わしいけれど、どうせ機械に乱暴に扱われるので危険は大きい、との報告でした。

このサイトには、郵便物がどのくらいの確率で紛失するか、というのも書いてありました。Capitalという雑誌の記事(2007年)には、2億6,000万の小包のうち、紛失した小包の数は150万と書いてあったそうです。すごいですよね~!

郵便局へのクレーム数は、年間48万件で(2007年)、毎年2%くらい増加しているそうです。

ただし、クレーム処理は悪くないと評価されていました。94%のクレームは、3週間以内に返事してもらっているそうです。日本人の感覚では、3週間は長すぎると思いますけど、クレームしても何も言ってこないメーカーは多いので評価しなければなりません。クレームの76%は損害賠償をしてもらったとのこと。これも、フランスのサービスとしては上出来!

私も、日本に割増料金つきで送った荷物が配達予定日になっても届かないので、郵便局にクレームしたことがありました。ラチがあかない対応でしたが、こちらの言い分を聞いてくれるのはフランスでは感謝できる対応です。遅延に対するお詫びとして郵送料を割引してくれたのですけど、その日までに届かないと価値ゼロになる小包だったので、感謝はしませんでした!

壊れた郵便物の話しをブログに書きたくなったのは、よくコメントを入れてくださるpepe犬さんのブログに、こんなのがあったからです。
壊れちゃった。。。

丹精をこめて絵付けしてフランスから日本に送ったお皿の中の1枚が割れてしまったというお話しです。かわいそう・・・。



ついでにワインセラーの見学をする

地下のセラーに入ったので、並んでいるボトルを拝見させてもらいました。普通の家にしてはとても大きいセラーです。それもそのはず、この家は16世紀くらいに建てられた駅馬車の宿だったのです。

別れた女性との間に生まれた女の子の誕生年の大きなボトルを見せてくれました。

シャブリ

子どもが生まれた年に作られたワインをとっておいて、その子が結婚するときのお祝いで飲むという風習があるのです。大きなボトルは熟成が進みにくいので適しています。

色々な銘柄の大きなボトルが4本か5本ありました。

でも、最近は結婚年齢が遅くなっているので、そういうフランスの昔ながらの風習には向かなくなっているのです。

みんなで、「飲めない状態になってしまう前に飲んでしまった方が良い」と言ったのですが、パパとしては、やはり大切にとっておきたいようでした。

追記:
このワインを飲むパーティーはちゃんと開かれました:
生まれた年のワインを飲むために開かれた誕生パーティー 2015/09/09

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コメント
この記事へのコメント
うわぁ~~
なんてこったぁ~~、フランスの郵便局~!
振り返れば、、、いつも品物を日本に送るときにはインターナショナルのコリッシモで送るのですが、例のお皿はコリッシモに入らない大きさだったので、ダンボールを何重かにして箱をつくり送ったのです。
そのときに、「FRAGILE」のテープでグルグル巻きにしたのを今、思い出しました。やられたぁ~。。。
「こわれもの注意」と書いてあると壊したくなるなんて、、、ん~~、子供ですっ!(笑)
2009/05/14 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re; うわぁ~~
v-22pepe犬さんへ

>「FRAGILE」のテープでグルグル巻きにしたのを今、思い出しました。やられたぁ~。。。

⇒ ああ、やっぱり。FRAGILE表記になさったのではないかなと思ったのですが、失礼にあたるので聞けませんでした。

しっかりと梱包して、しっかりと「壊れ物ですのでよろしくお願いします」と丁重に挨拶する表記をして、「無事に日本まで旅行してね~」と小包をなぜて・・・、私ならそうするので、そうだったのではないかと思っていたのでした。

フランスの郵便局スタッフには、休憩時間にモグラたたきゲームをして楽しませるとかして、郵便物に八つ当たりしない工夫をして欲しいですね!
2009/05/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
いつも楽しく読ませて頂いております

フランス人恐るべしですね
郵便物ではないですが飛行機の預け荷物が箱ごとバラバラになってターンテーブルから出てきたことがありました
私もいま思えば「FRAGILEのタグを箱に付けてたな」と思い出し笑いしてしまいました
人によってはFRAGILEの文字は「あたり」と同じなんですね
2009/05/17 | URL | e-sora  [ 編集 ]
v-22e-soraさんへ

飛行機で預けた荷物も危険いっぱいなのですよね。いつもターンテーブルが回るのを緊張して眺めています。預けた荷物が出てこないの心配しているのですが(壊れているのを知るのは後のことのはずなので)、箱ごとバラバラになっていることまでありますか?!

荷物が紛失するのも多大な迷惑をこうむるのですが、箱ごとバラバラにまでなってしまうとは・・・。

>FRAGILEのタグを箱に付けてた

⇒ わあ、そうなんですか・・・。・・・。

スーツケースの傷み具合からみて、高いところからでも平気で放り投げているのだろうなと想像しているので、壊れ物用の特製コンテナーに入れてくれないと信頼できない私です。
2009/05/17 | URL | Otium  [ 編集 ]
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