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2013/09/05

シリーズ記事目次 【美味しい食べ物を探した旅行 2013/8】 目次へ
3日間連続でランチメニューを食べ比べ: その2


ミシュランの星を取るつもりなのだろうなというシェフの意気込みが見えていたレストラン。ついに1つ星を獲得したのですが、その後に行っていなかったので、近くに行った機会を利用してみることにしました。

フレンチ懐石とも呼べるような、小さな料理がたくさんでてくる平日限定のランチメニューが大好きでした。星を獲得したらこんなランチはなくしてしまったかと心配していたのですが、ちゃんと存在していました。

ただし、お値段は、前回行ったときには25ユーロだったのに、32ユーロにアップ! 日本人的感覚では村と呼びたくなる規模の町なのに、ちょっと高いのでは?... でも、お皿がたくさん出てくるのだから、そのくらいにしないと採算がとれないだろうとは思っていました。


ミシュラン1つ星レストランのランチメニュー (32ユーロ)


まず出てきたのは、ブルゴーニュの郷土料理のジャンボン・ぺルシエ。



ジャンボン・ぺルシエは、食前酒のおつまみにも適しています。家で出すときは、こんな風に一口だけというわけにはいかないのですが!

マスタードが上にのっています。ブルゴーニュの中でもディジョンの食べ物なのですが、そのディジョンの特産品がマスタード。それと一緒にジャンボン・ペルシエを食べるのは思いついていなかった。マスタードが味を高めると発見しました。

これがどんな料理なのかはすでに書いていました:
今年の復活祭で目についたもの: ジャンボン・ペルシエ 2010/04/03


次に出てきたのは、シャロレー牛のカルパッチョ。



上に乗っている白いものは、この地方特産のヤギのチーズをおろしたもの。私も固くなった山羊のチーズをパルメザンチーズの代わりに使うことがあります。この粉チーズを「ネージュ(雪)」と呼んでいるのもしゃれていた。 私もそう呼ぶことにしようっと。




以上がアミューズ・ブーシュで、次は前菜になります。

おまかせメニューなので、料理の名は口頭で言われただけ。 なので、料理の名前と説明が記憶にとどまっていない...。


前菜の魚料理。



ソースはカレーの一種だと言われたのですが、カレーのようにはきつくなくて、単調な白身魚の味を高めていました。


メイン料理は、シャロレー牛の小さなステーキ。大食漢の人には物足りない大きさでしょうが、日本だったら普通サイズ。



冷めないようにできている特殊なプレートなのではないか、と思いました。

それで、以前欲しいと思った商品があったのを思い出しました。

電子レンジに入れて温めると、保温効果が長く続くと言うアイディア商品。

それではないかな?...

でも、私の勘違いだったよう。調べてみたら、皿を上におく保温鍋敷きというものしか見つかりませんでした。


付け合せの野菜がきれい。 こんな風な付け合せを作りたいと思って写真をとりました。




最後はチーズかデザートのチョイスだったのですが、私はデザートを選びました。




目に止まったもの

この前に来たときは、こんなのは使っていなかったと思ったのが、パンを入れる皿。



奇をてらったのでしょうけど、お寺か神社かで、お供物を入れる器みたいではないですか?!

美しくもないし、パンがおいしそうにも見えないと思うのですけど...。


最近のフランスの優れたレストランでは、日本の食文化からヒントを得たものが顕著です。

丸いのが本来の形だった西洋皿ですが、高級レストランでは四角い皿を出すことが多くなりました。

それに気がついたときに書いた日記:
西洋皿は、ひたすら四角くなる・・・ 2006/02/17

でも、丸い西洋皿を四角にすれば良いというだけでは物足りない? 最近では、フランスのスーパーで売る安い皿にも四角い西洋皿がありますので。

もっと珍しくしたかったのかな? 三角のお皿がありました。



バターもピラミッド形。でも、以前に行ったときの写真を見たら、バターはその前からピラミッド形でした。変わったのは、塩コショウとバターをのせた皿が四角かったのに、三角になったこと。

バターは前日に美味しいものを食べていたので、なんとも味気ないバターに感じました。
ブレスのAOCバターが美味しかった 2013/09/04

このレストランで使っているバターは、ノルマンディーから取り入れていたようです。 もっと近くても美味しいバターを作っているのに...。


コーヒーを注文したら、砂糖がしゃれているのが目に止まりました。



左側に写っているサンドイッチみないなのが砂糖。色々工夫するのですね。

白い砂糖と、褐色の砂糖。好きな方をコーヒーに入れられるのですが、ただ四角い砂糖ではないのがしゃれている。薄い形にして、中央に穴をあけて、ガラス棒にさして積み重ねているだけなわけですが、楽しい。


ミシュランの星をとると何が変わる?

このレストランは1つ星を獲得しました。3つ星ランクを獲得すると、失ったときには大騒ぎされるので、獲得したときには3つ星を維持するために大きな投資をすると言われています。1つ星獲得くらいでは、以前と変わらないという感じがしました。

もっとも、インテリアはモダンにしたようです。もともと色のセンスは良いと思っていなかったので、変わっても、少しマシになったかな、という程度でしたが...。

お給仕のスタッフは変わっていないようです。このレストランは田舎町にあるので、余り人材が集められないのかな。あるいは、経営者の親戚関係が雇われているのかもしれない。みんな、はっきり言ってしまうと、なんだか余り食欲をそそられない風貌の人たちなのです。中には、マフィアの風貌のお兄さんもいるのです。

前日に行った同じく1つ星のレストランのスタッフは美形ぞろいだったので、余計に感じてしまいました。でも、手際よくお給仕しているし、お料理が美味しいのだから、顔はどうでも良いのですけど...。


気になったのは、お品書きの最後にある食材を調達しているところの一覧表の変化でした。

このレストランがある地域はシャロレー牛肉の本場。日本のような霜降り肉ではないのに軟らかくて、この地域にこないと味わえないシャロレー肉。以前は牛を飼育している農家の名前が書いてあったのですが、今度は販売してい店の名前になっていました。町の中にある肉屋さんがリストに入っていたので、簡単に買いにいくことができて良かったのですけど。

この日はチーズをとらなかったので、レストランの隅に置いてあったチーズワゴンを眺めてみました。



右手前の円筒形のチーズは、この地域で生産されるAOC付きの山羊のチーズ「シャロレー」。以前にこのレストランに入れていた山羊のチーズを作っている農家をお気に入りにしていたのですが、それが無くなっていました。

チーズは熟成するところから仕入れているのだそう。

農家の手作りチーズは相変わらず美味しいので買いに行って大丈夫、と給仕長さんは言っていました。でも、AOCにはしていない農家なので、星を持つレストランでは、いくら美味しくて安くても、入れられなくなったのかも知れない。

ちょっと残念...。


お勘定を済ませてレストランを出ようとすると、シェフが調理場から出てきて挨拶しました。いつも、そう。まさかお客の動きが見えるカメラを設置して調理場で監視しているわけでもないでしょうに。会計係の人がシェフに「お客様がお帰りですよ」と知らせることにしているのかな?... そんなことを気にするまでもないのですが、不思議...。

「お元気ですか?」と、シェフは笑顔で握手を求めてくる。そんなに頻繁に来る客でなくても、ちゃんと顔を覚えているのかと感心。私は顔と名前を全く覚えられない人間なので。

でも、誰だか分らなくても、さも知り合いのように挨拶できるのも特技かもしれない。「遅ればせながら...」と、ミシュランのマカロンを獲得したお祝いを言いました。


続きへ:
3日間連続でランチメニューを食べ比べ: その3
※ 3日間連続でランチメニューの食べ比べ: その1 その2 その3


ブログ内リンク:
【このレストランに始めていったときに書いた日記 (記事3本)】
シャテルドンが置いてあるレストランは合格 2011/03/04

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