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2013/09/23
お天気が良いのに誘われて朝早く出発して、この日の目的地に行く前にSemur-en-Auxoisスミュール・アン・ノーソワ)という町に立ち寄ってみました。

ブルゴーニュにある美しい町といったら、トップ10に入るだろうと思う。中世の要塞都市の姿が見事に残っている町なのです。



町は丘の上にあり、切り立った岸壁の下にはアルマンソン川(Armançon)が天然の堀の役割を果たしていました。入れた写真は対岸にある駐車場からの眺め。川は見えないのですが、ここから町の全景を眺めるのが好き。

町の名前にある「スミュール」というのは、昔の城塞を意味する単語。スミュール・アン・ノーソワとは、オーソワ地域にあるスミュールとなります。

そのことについては、以前にも書いていました:
フランスの最も美しい村: スミュール・アン・ブリオネ 2008/04/29

久しく行っていないと思ったので立ち寄ったのですが、写真アルバムを見たら、この春にも行っていた...。


教会ではミサが始まるところだった

教会の前に人だかりがあったのは、ミサが始まるところだったからかも知れない。ミサが始まる前に、さっと教会を覗くことにしました。

子どもを連れた人たちがたくさんいます。泣いている小さな子もいる。教会に連れて来られたって、小さな子には楽しくないでしょうね...。

こういうミサに来る人たちの中には、クリスチャンの典型的と思ってしまう親子連れがいます。



特徴の1つは、子どもの数が多いこと。5人が典型的だと感じています。

それから、彼らの服装には特徴がある。どことなく、ひと昔前のファッション。男の子は、半ズボンをはかずに、膝まであるものに限る。女の子は、セーターなどを羽織って、いかにも躾が行き届いた子どもたちという姿。

つつましい家族に見えますが、子どもを5人も育てられるということは貧しくはないだろうと思います。乗用車も、7人家族で乗れるように大型車が必要なのですから。

そんなことを確認していて感心している場合ではない。ミサが始まったので、お邪魔しないように教会を出ました。




町を散歩

このスミュールの町は人口5,000人に満たない町なのですが、賑わいがある。商店もかなりある。やはり観光地だと活気があるのかな?...

昔は、この町にあるヨーロッパで一番小さいというオペラ座の音楽祭によく来ていました。パリのオペラ座をごく小さく、質素にしたという典型的なオペラ座なのです。

東欧から演奏家を招いて、町の住民がボランティアで家に泊めてあげるというシステム。そんなに演奏が上手なわけではないのですが、モーツアルトのオペラなどは、アットホームな雰囲気で楽しめるので好きでした。でも、その音楽祭はしなくなってから久しくなっています。

あのオペラ座はどうなっているのかと見に行ったら、建物の前にコンサートのお知らせもないので、もう全く使わなくなったのかもしれない。もったいないこと...。

町を歩いていたら、日本人観光客を数人見かけました。バスが到着していたのかもしれない。

ちょっと変わった2人がいました。ベンチの上に果物を並べて記念撮影していたのです。フランス人が見たら、何をやっているのだろうと驚くと思いますが、私は彼女たちの意図が分かりました。

町でオーガニック野菜などを売る小さな市が開かれていたのです。そこで買い物をして、ベンチで食べるということにしたのではないかな。



この道は往復したのですが、戻ってきたときにもベンチで食べていて、「おいしい」などという声が聞こえてきました。フランスの食事はボリュームがあるのに、昼食前の時間に食欲があるのは奇妙。でも、フランスに来てから野菜不足でたまらないので、食べたくなったのだろうと思いました。


とんでもない希少価値がある売家

中世の町や村はどこでもそうだったように、この町に入るところにも、通行を遮断する門があります。今は通り抜けの道になっていますが、昔は頑丈な門で閉められるようになっていて、門番が通行人の制限をしていたはず。

その門のある通りでワインを売る店のショーウインドーに、売家の広告が貼ってありました。



赤く線が入っているところが売りに出している家の部分らしい。 15世紀に建てられた建物です。昔の関所みたいな建物を所有するなんて楽しいではないですか? それを、この値段で売ってしまうの?! ...

門の中から出て、実物の建物を眺めてみました。



門を通って町の中に入ると、こういう広場になっています。



この町で最も美しいのは、この門のあたりなのです。それを売るというのに驚きました。 ミュージアムにするとか、ホテルかB&B民宿にしたら商売になる場所です。

ただし、内部は大工事をしないと住めないようでした。正直に、内部の写真も張ってありました。



売値が高くないのに驚いたのでした。69,800ユーロで、値段交渉に応じますと書いてある。でも、交渉して800万円で買えたとしても、工事費はその2倍や3倍くらいはかかるでしょうね。歴史的建造物なので、所有者は修復する義務があって、それがべらぼうに高いという可能性も多いにある。修復しないでいると、所有者は別の人にバトンタッチすることを法律で強要されるので、それで売りに出されたのかもしれない。

やはり高い買い物かな...。

買うつもりは全くないけれど、どんな売家なのかインターネットで探してみました。張り紙には5フロワーあるというだけで、面積は書いてありませんでした。もしも、門の奥行の全部を占めた奥行になっていたら、かなりの広さのはず。それを確かめたかったのです。

張り紙にあった写真を使った不動産は見つけ出したのですが、販売物件の情報ページは出てこない。もう買い手が見つかったのでしょうね。めったにない掘り出し物だし、歴史的建造物を修復することに情熱を燃やす人はフランスには大勢いるのですから。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランス人の古民家を修復する情熱

外部リンク:
Office de tourisme de Semur en Auxois
La grande histoire de Semur-en-Auxois
Porte Sauvigny à Semur-en-Auxois


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