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2013/10/06

旅行記 目次 【ブドウ収穫シーズン、シャロレー牛産地】 目次へ
その2


前回の日記「ボージョレーはブドウ収穫のまっさかりだった」で書いたように、ブドウ畑で出会った人が、これからワイン農協にブドウを運び込むから見学するように誘われました。

トラクターの後について車を走らせると、間もなくワイン農協に到着。


大きなワイン農協だった

次々とトラクターがやって来て、畑で収穫したブドウをコンテナーに移しています。



収穫物を入れるコンテナーにはバーコードを付けて、どこの農家が運び込んだのかを記録するのだそう。この作業を眺めているだけの人たちがいたのですが、ちゃんとしたブドウを運び込んでいるかチェックする農協の専門スタッフとのこと。

滑車がついたコンテナーに移したら、その後は人力で引っ張って動かし、重量を測る。その先にある大きな建物の中を覗いてみました。



飛行機の格納庫って、こんな感じなのではないかな?  がらんとしているのが奇妙...。今はブドウを運び込むだけで、醸造作業が始まるときには機械を運びこむのだろうか? ...


本格的に見学できてしまった

案内してくれた農家の人がやってきて、説明してくれました。収穫物を入れるタンクは、地下にあるのだそう。蓋を開けてくれたので覗いてみる。



あそこの穴にブドウを入れ始めるからと案内されて、あわててそっちに行って見学。移し替え作業は、あっという間にできてしまうのでした。



この広い倉庫のようなところを奥に行くようにうながされて、そこにあるブドウの圧縮機が並んでいるのを見おろしました。



そうか...。1階部分はブドウを入れる穴しかないのであって、すべては地下にあったのだ...。

もっと先まで見せてくださるのですって。階段から下に降りる。



こんなに親切に案内してくださるとは思っていなかったので感激しました。ボージョレーにとって日本は大事なお客さんなので、ボージョレーでワインを作っている人たちは日本人に好感を持っているのかもしれない...。

さらに下に降りる。



すごい施設ですね...。案内してくださった農家の人は、こんな立派な農協に育てたブドウを提供しているのが誇らしげでした。 ボージョレーワインの12%は、この農協で醸造されるのだそう。

それにしても、見学させてくれる説明が良すぎる。この人は、ときどき見学者を案内することがあるのでは?...

どこのワイン農協も同じで、ここにはブティックがあるので、バスでやってきた観光客などはガイド付きで工場見学もしているのです。そういうツアーに入ったことがないので分らないのですが、こんなにあちこちは見せてくれないと思うけど...。

こんな大きくな醸造所を見学したことはなかったので興味深かったです。ワインは小規模生産のところが好きなので、シャブリに行ったときなどに巨大な醸造所を見ると嫌悪感を抱いていたのですが、超近代的な施設で安いワインを作るのも悪くないかもしれないという気がしました。 日本でボージョレーを買うと、そんなに安くはないのですけど...。

見学を終えて、建物の外に出ました。



工場では大量の水を使って洗浄するので、汚染水を浄化してから捨てるのだそう。その浄化装置が写真の左に写っているタンクがそれです。

汚染水と言われてしまうと、福島を思い出してしまう...。つい最近のニュースで、福島の事故の後に日本の原発の稼働が中止されてたら、昔にいた魚が戻ってきているという報告を読んだのも思い出す。例にあがっていたのは、福井県の若狭湾についてだったかな...。

ワインなどを売るブティックは昼休みで閉まっていたので、この農協で作られるワインの試飲ができなかったのは残念。 ブルゴーニュ南部のマコネ地域では、ワイン農協があちこちにあるので立ち寄ることがあるのですが、農協によってワインの質はかなり違うので、少し興味があったのですけど。

案内してくださった方にお礼を言って、レストラン探しを始めました。


遅くなってしまったので、レストラン探しで苦労する

おいしい食事がしたかったのです。出会った人たちにはお勧めレストランを聞いたのですが、なんとなく大したことがなさそうに感じたので無視。

とりあえず、近くにあるボージュー町(Beaujeu)に行ってみました。この町を中心にしているから「ボージョレー(Beaujolais)」と呼ばれる地域の名ができたわけなので、そういう町だったらレストランが何軒もあるだろうと思ったのです。

ところが、小さな町なのでした。書きながら調べてみたら、フランスで「町」と呼べるギリギリのライン。つまり、かろうじて人口2,000人を超えているという規模。

美味しそうなレストランなんかはなさそうだし、食後に腹ごなしの散歩したくなるような旧市街もない。今までに通りかかったことがなかったはずはないのに、何も記憶に残っていなかったのも、全く魅力的な町ではなかったからなのだろうと思いました。ごめんなさい!

仕方がないので、次の目的地の方向に車を進める。もうアルプス山脈も遠くないな~ という雰囲気もある美しい丘陵地帯なのですが、午後2時になったらレストランでは断られてしまうぞ... という焦りがある。

ワイン農協を出てから1時間くらい車を走らせて、ようやく、ここは良さそうというレストランを見つけました。遅い時間なのに席をくれたので、ほっとする。

気取って創作料理風になっていたのですが、はっきり言って、全く成功していない! 変わった料理ができないなら、普通の伝統料理を作るべきですよ...。その方がずっと美味しく食べられるのですから。

これではコーヒーも美味しくないだろうと思ってパスしました。お勘定もかなりだったので、余計に腹が立つ。こういうときは、本当にめげる!

でも、ボージョレーでブドウ収穫の雰囲気を味わえた日になったのだから良かったじゃない、と自分を慰める...。



ブログ内リンク:
★ 目次: ワインとなるブドウの収穫
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
Fédération des caves cooperatives du beaujolais et du lyonnais


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