| Login |
2013/10/23
オランダ人の画家ゴッホ。彼が亡くなる前の70日間(1890年5月20日から7月29日)を過ごしたオーヴェル・シュル・オワーズ(Auvers-sur-Oise)。その間に、彼は70枚の絵を描いた。

近くに行ったので、この町に立ち寄ってみました。

ゴッホの終焉の地というのが頭にあるせいかも知れませんが、どこか不思議な魅力がある町です。パリは目と鼻の先(30キロくらい)という場所なのに、田舎の長閑さも多少はあるのでくつろげます。

それに、百年くらいしか前のことではないので、当時のゴッホをほうふつとさせるものが残っているのも嬉しい。

Tombes de Vincent et Théo Van Gogh
Tombes de Vincent et Théo Van Gogh
前回行ったのは、ちょうど5年前。

そのときのことを書いた書いた日記:
フランスで画家の足跡をたどるのは楽しい (ゴッホ)  2009/10/24

ゴッホ兄弟の墓は、ツタが生えただけの素朴なものだったのが印象的でした。

彼が描いた風景も、ほとんどそのままに残っています。


日本人はゴッホが好き

Vincent van Gogh(1853年~90年)。

フランス語読みでヴァンサン・ヴァン・ゴッグという名前に馴染んでいて、日本語ではゴッホだというのは知っているけれど、フルネームはフィンセント・ファン・ゴッホと表記するのだと確認しました。

ついでに、今年2013年はゴッホ生誕160周年なのだというのも知りました。

オーヴェル・シュル・オワーズ町に来ると、必ず日本人の団体さんに出会います。パリから日帰りで来れる場所なせいもあるのでしょうが、日本人はゴッホが非常に好きなのではないかな?

書籍が出版されているだけではなくて、ゴッホの絵などを使ったグッズもたくさんあります。



さらに、楽天市場で「ゴッホ」を検索してみたら、おびただしいほど出てきました。 すごい!

日本人の好きな画家は誰かを調べてみたら、やはりゴッホはトップになっていました。

日本人の好きな音楽家・画家・作家・歴史人物のベストテン
好きな画家…外国人ではゴッホ、日本人では岡本太郎

アンケート調査は、やり方によって違う結果がでるものですが、日本人が好きな画家としては、ゴッホがトップ5に入ることは間違いないように思いました。

どうして、そんなに好きなのかな?...  彼の人生が劇的だから? 浮世絵の影響があって親しみやすいから?

私はもっと前の時代の絵画の方が好きなので、ゴッホの画風は、嫌いとは言わないけれど、好きというわけではありませんでした。でも、ゴッホが過ごした地を幾つかフランスで訪れるうちに、なんとなく彼に好意を持つようになったのでした。

ゴッホの人生については余り知らないので情報を読んでいたら、彼の甥(弟のテオの息子)がインタビューに答えているビデオが見つかりました:
Interview souvenirs du neveu de Vincent Van Gogh

1960年の映像です。彼は、画家ゴッホが亡くなったときに6ヵ月だったのだそう。説明しなかったら、フィンセント・ファン・ゴッホ自身かと思ってしまうほど、彼が描いた自画像に似ています。とても穏やかそうで、控えめな話し方。ゴッホもこんな感じの人だったのではないかな? ...


オーベルジュ・ラヴー

今回オーヴェル・シュル・オワーズ町に行ったのは、今まで行くことができなかった、この町にある城を見学するのが目的でした。

ピストルで傷ついたゴッホが瀕死の状態で戻った彼の下宿がレストランになっています。今回はゴッホの足跡をたどる時間はないので、ここで食事して当時をしのごう、という狙いにしました。


Auberge Ravoux (Maison de Van Gogh)

Auberge Ravoux(オーベルジュ・ラヴー)という名前のレストランです。

ゴッホが最後の70日間に滞在した部屋はこの建物にあり、見学することができます。本当に小さな部屋。

つまり、質素な宿なのですから、日本語で「オーベルジュ」と言ってしまうとイメージがでないのではないかな? 「ラヴー亭」と訳している人もいました。その方が良いかもしれない。

「オーベルジュ」という言葉が日本でも使われるようになったとき、あれ? と思いました。 日本の場合は、フランス料理を出すしゃれたレストランという感じで使われませんか?

フランスの場合は、むしろ田舎風を強調している感じがします。日本で「オーベルジュ」という言葉が使われていなかった頃、フランス語の同時通訳の人が「旅籠」と訳しているのを聞いて、なるほどね... と思った私でした。

オーベルジュ・ラヴーに初めて行ったときは、ゴッホの時代のように修復されたばかりのときだったと思います。趣のある田舎のカフェ風の内装で、素朴な料理が美味しい。パテやテリーヌなどが前菜で食べ放題だったように思います。こんな観光名所で、こんなに安く美味しい料理が食べられるなんて、フランスは美食の国なのだ~、と思ったのを思い出します。

ところが、今回行った日は定休日なのでした。それは来る前日に調べて分かっていました。でも、店の前を通ったので、どんな料理が出るようになったのかな、と店の前でメニューを眺める。

店構えは変わらないものの、なんとなく観光地化したように感じました。けっこう、お高い。でも、料理は相変わらず美味しいようです。ミシュランのご推薦にもなっていましたから。

ゴッホの下宿では昼食をとることができないので、レストランを町の中で探しました。事前にマークしていたレストランに行ったら、お品書きを見て気に入らないのでやめる。やっと3軒目で、ここにしよう、というか、もうここにしてしまおう、というレストランに当たりました。


美味しいレストランを見つけた♪

現代風な内装のレストラン。でも、働いている人がちょっと昼食に来るには良いな、という雰囲気。

でてきた料理は、なかなかのもの。オーベルジュ・ラヴーの方は少し観光地プライスになったらしいので、こちらの方がお安い。2つを比較すると、こちらでは前菜、メイン、デザートと食べられるお値段で、ラヴーの方は2皿しか食べられない、という感じでした。

ランチメニューをとりました。

前菜に選んだフォアグラです。



自家製の、ミ・キュイと呼ぶ、余り火を通していない作り方。フォアグラを作るのが得意な友人が3名いるのですが、彼らが作るのと同じように上手にできていました。

パン・ド・ミーで食べるのは好きではないのですが、ここのパンは何が違うのかおいしかった。それに、生のイチジクが添えられていたのも良かった。普通は、オニオンなどの甘いジャムなどを添えるのですが、こちらの方があっている。

写真に写っている白ワインは、ラドゥセットのプイィ・フュメ

レストランで食事するとき、これがあるとよくとります。間違いなく美味しいから。

それと、家で飲む白ワインはシャルドネー種なのですが、これはセパージュがソーヴィニヨン・ブランなので、少し変わったワインを飲めるというわけ。

プイィ・フュメについては以前に書いたので省略:
プイィ・フュメはブルゴーニュのワインだけれど、ロワールのワイン 2012/10/0


メインは、エビとスモークサーモン。



デザートのシャルロットも、文句なしにおいしい。



こういうレストランが自分の住んでいるところにあったら、年中来てしまうのだけどな...。そう思って気がつく。そんなに頻繁に来れるお値段ではないぞ~!

前菜を待つ間はオリーブくらいしかつまめなかったし、食事が終わってからもお菓子が出たわけではないので、庶民的なレストランと思ってしまったのですが、ここはパリに近いので、パリ価格なのでした! 地方だったら、1つ星レストランでランチメニューが食べられるお値段...。

このレストランの壁には、変な絵が飾ってありました。そんなのはブログで見せるべきではないかも知れないけれど、次回の日記に写真を入れます。

 パリ近郊の旅: 

 旅行記目次レストランに飾ってあった変な絵 




ブログ内リンク:
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って

外部リンク:
☆ All About: ゴッホ終焉の地 オーベル・シュル・オワーズ
☆ フランス政府観光局: オーヴェル・シュル・オワーズ
ゴッホ終焉の地、オーヴェール・シュル・オワーズ~麦畑とラヴー亭
☆ パリ発フランス情報ハヤクー: ゴッホの足跡を追って Auvers-sur-Oise
Auberge Ravoux (Maison de Van Gogh)
☆ Wikipedia: フィンセント・ファン・ゴッホ
☆ Wikipedia: フィンセント・ファン・ゴッホの作品一覧


にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ フランス旅行へ
にほんブログ村



カテゴリー: レストラン | Comment (0) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する