| Login |
2013/10/28
前回の日記に書いたレストランで定日ランチメニューをとったのですが、メイン料理のチョイスとして「La Pluma」というのがありました。

文字を眺めてみだだけでは、肉だか魚だかも分らない。注文をとりにきた人に聞いてみると、豚肉だと言われました。なあんだ、豚肉料理かと思ってしまったので、その他に料理の説明をしてくれたのかも知れないけれど無視してしまいました。

豚肉は安いために庶民的な素材なので、こういうしゃれたレストランで出すことは少ないのです。でも、他に気に入った料理がなかったので、この豚肉料理をとりました。

それに、少し前にテレビで豚の飼育のルポルタージュがあって、集中飼育されている豚が身動きもできないような小屋で飼育されているのを見てショックを受けていたのです。さすがフランスの番組なので、酷い例はイタリアのを出していましたが。最後にフランスの例として、3DKマンション風の贅沢な小屋で暮らす豚の家族とか、完全に外で放し飼いにされている豚たちが出てきたので救われましたけど。

面白いのですよね、どういう生活をしているかによって、豚の表情が全く違うのです。身動きもできないようなところで暮らしていると、本当に卑しい顔をしていました。自由に暮らしている豚の方は、本当に良い顔をしている。

牛の方は、豚のように閉じ込められて育つのは見たことがないので、そちらの方が食べたくなります。思えば、豚の加工食品はよく食べるけれど、豚肉というのは家でもあまり食べていません。


ところが、このLa Plumaという料理を食べてみたら、豚肉とは思えないほど美味しいので驚きました。



ここまでは、前回の日記で書いていました:
新しく見つけたレストランが気に入った 2013/10/27

こんなに美味しい豚肉を食べたのは生まれて初めて!

小屋の中に閉じ込めないで育てた豚は、普通のと比べてダントツに美味しいのはフランスで実感していました。でも、この肉はさらに、その上をいっている。

美味しすぎる。豚肉とは思えない...。

牛肉のサーロインステーキのように柔らかいのだけれど、牛肉の味ではない。普通の豚とも違う...。

出された料理では、表面を少し蜂蜜で甘味をつけていていました。味付けが良いのはもちろんなのだけれど、肉自体が美味しいのだと思う。

La Plumaというのに、何か意味があるのでは? 気になったので調べてみました。


プルマって、なに?

フランス語の検索エンジンにかけると、「イベリアのpluma」を使ったレシピが幾つも出てきました。ようやく、plumaが何であるかを書いているページに到達。

豚といっても、放し飼いで飼育されることで知られるイベリコ豚に限定されるように思いました。その豚の、肩甲骨の先にある部位だと説明されています。

イベリコ豚1頭約160Kgから、180グラムくらいのplumaが2枚とれるだけなのだそう。

plumaというのはスペイン語で、羽か羽ペンのことらしい。
フランス語でも、羽はplumeなので、似ています。

羽のような形をした小さな部分ということのようです。

フランス情報では、スペイン人は賢くて、豚の美味しい部分にplumaなんていう部位名をつけて高価な食材にしている、と書いている人がいました。

フランスで豚を解体するときには、plumaと言う部分を切り分けないので、存在しないのだそう。フランスではonglethampeと呼ぶ部分に似た味と表現されていました。

場所が大事なのだ、と分かりました。

としたら、日本で「豚トロ」と呼ぶ部分なのではないかな?... でも、私が過去に食べた豚トロより遥かに美味しかったです。料理の仕方も影響していたでしょうけど。

イベリコ豚の部位の呼び名を示す図が見つかりました。フランスのサイトに入っていたのですが、これは スペイン語でしょうね。



plumaは、前足の付け根の上にある肩の部分でした。

とすると、豚トロとは違いますね。豚トロは、豚の頬とか、首の部分とか説明されているので。


フランスでの部位の呼び方も入れておきます:

http://www.leporc.com/tout-est-bon-dans-le-cochon/morceaux.html
Les différentes morceaux du porc - Leporc.com, échine, poitrine, lard, jambon


日本でも売っていた

日本は何でもある国なので、ひょっとしたら売っているかも知れないと思って探してみました。そうしたら、やっぱり、plumaは「プルマ」ないし「プルーマ」と呼んで売っている!

プルマを楽天市場で検索


右に入れた肉の塊は「アイボーン」と書いてあるのですが、イベリコ豚のプルマ角切りなのだそう。左の赤肉の部分がプルマなのではないでしょうか?

日本のネットショップの情報は非常に詳しいです。

プルマというのは「翼」と説明しているところがありました。天使の翼の生え際みたいな部分にあるからプルマ。フランス情報では「羽」だったのですが、翼と言った方が美しいですね。

日本の豚にはない部分だ、と書いてありました。それはフランスでも同じ。つまり、そういう切り分け方をしないから存在しない、ということでしょうね。

プルマが日本でよく知られているとは思わないけれど、豚トロのように珍重されてブームになったら、日本の豚でもプルマを切り出すのでは? 日本ならやりそうな気がする。

日本で売っているならと、フランスでプルマを売っているのかと調べたら、冷凍ものをネットショップでは扱っていました。豚肉にしては高いけれど、牛のヒレ肉よりは安いのだそう。お値段は、日本で買うのと同じくらいの値段をつけているのが多いように見えました。さすがにスペインはお隣りの国なので、少し安いのもあったけれど。

でも、フランスは宅急便が全く発達していないし、ましてやクール宅急便なんてあるのかどうか分らない。冷凍が解けた状態で届く、なんてことも覚悟しなければならないでしょうから、フランスのネットショップで買う気にはなりません。パリの高級食料品なんかだったら、置いていそうな気もするけどな...。


 パリ近郊の旅: 

  新しく見つけたレストランが気に入った旅行記目次 




ブログ内リンク:
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記のピックアップ

外部リンク:
Connaissez-vous la pluma ?
La Pluma Ibérique !!! Vous l’aimez comment : à la plancha bien évidemment!
豚トロってどこの部分?


にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


カテゴリー: 食材: 肉類 | Comment (0) | Top
この記事のURL | Rédiger
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する