| Login |
2013/12/06
先日出した「これは何でしょう?」クイズで、意外なものを連想されたというコメントが入りました(こちら)。私は全く想像していなかったものだったのですが、そんな使い方ができそうに見えました。

でも、こここのが何であるかという答えははっきりしていたのです。ボトルを乾かすにはフランスには専用の道具がありますとお返事しようと思ったのですが、その道具の名前が浮かんでこないのでインターネットで画像を検索してみました。

すると、木にあけた穴にボトルを指している写真が幾つか出てきたので、びっくりしてしまいました!

なるほど...。穴の大きさも丁度良さそうですよ~


ワインボトルを洗って乾す

クイズの答えが出ないので、ヒントとして入れた写真から連想されたのですが、ヒントの写真はこれでした ↓


クイズ: これは何でしょう? - 城の部屋 2013/11/21

棚板に丸い穴が幾つもあいているのです。それで、その穴に洗ったワインボトルを口から差し込んで乾かす、という発想だったのでした。

フランスでワインボトルを洗って乾かすときの定番の道具は、こんな形をしています。



矢印を入れたのがそれです。ボトルがたくさん積まれているので面白くてとった写真でした。

ワインを作っている農家の門を入ったところにあったのですが、まさかボトルを洗って再利用しているとは思いません。フランスでボトルのリサイクルの話しは聞いたことがないのですが、ワイン農家のようなところでは特別なリサイクル業者が来るのかな?...

あるいは、ワインを作って売っているところだと強調するために、門を入ったところの壁をガラスの塀にしようとしているところなのかな?...

それはともかく...


エリソン

Igelあのハリネズミのような道具は何と言ったっけな~、と探してみたわけなのですが、「ハリネズミ」も呼び名になっていました。

なあんだ、忘れていたわけではないのだ...。

この際、拾った呼び名を書いておきます。

「○○ à bouteilles」というと特定できるようです。

○○に入れる単語は色々ありました。

用途から、égouttoir(水切り)、séchoir(ドライヤー)。
似ているものから、hérisson(ハリネズミ)、if(イチイの木)。

「égouttoir à bouteilles(ボトルのための水切り」と「hérisson(ハリネズミ)」が最も一般的な呼び名のようでした。


Egouttoir à bouteilles - 80 places
右に入れたのは市販されているものですが、80本用なのだそう。

商品説明がないのですが、ショップのコメントを見ると、伝統的なものの方が良いように見えました。

下が広がっていないので場所をとらなくて良いけれど、ボトルの間隔が狭いので、とても80本なんかは並べられないらしい。

ブルゴーニュの田舎だと、このワインボトルを乾かす道具を持っている家庭が多いです。

ボトル詰めしていないワインを売っていて、それで買うと安上がりなのです。昔は必需品だったのではないかと思います。田舎育ちの友人は、近所でワインを作っている家に買いに行っていたと言っていましたから。

ひところは友達と、ワイン農家が在庫処分のために安くうるのを買ってボトル詰めをやりましたが、最近は久しくやっていません。そもそも、ワインが安くても、コルクの質の良いのを買うと、そう安上がりなワインではなくなるのです。


それはともかく、ワインボトルを乾すのは、そんなに場所をとらないで良い道具です。

こんな道具は日本では余り必要がないものでしょうから、存在しないかもしれない。そもそも、日本語で何と呼ぶのかわからない。

それで、フランスでは赤ちゃんの哺乳瓶を乾かす道具にもégouttoir(水切り)という単語が使われているので、そちらから探してみました。

■イギリス直輸入■ボトルドライヤー14

■イギリス直輸入■ボトルドライヤー14
価格:33,000円(税込、送料別)

そしたら、でてきたのです。

フランスでよく見るワインボトル乾しの道具、エリソンが売られていたのでした!

それで呼び名が分かったわけなのですが、「ボトルドライヤー」と呼んでいました。

ドライヤーと聞くと、私は髪の毛を乾かすドライヤーを連想してしまうので、やはり「水切り」と呼んで欲しいけれど...。

イギリスから入ったものが多いようでした。



日本では使い道がないでしょうから飾りにするのかな、と思って眺めてみたら、色々とアイディアを出していました。ひっかけるところがあるわけなので、そこに飾りをつけたりしています。

こういうのはを持っていても、いつも使うわけではないので、そんな風にインテリアに使ってみようかな、というアイディアをもらいました。

ところで、フランスでボトル乾し道具のことは、porte-bouteilles(ボトル・ラック)とも呼んだりもするのだそう。ダダイストのマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の作品には、その題名をついていました(こちらが、その作品)。

porte-bouteilleというと、中身が入ったワインボトルを入れる道具を連想してしまうのですけれど...。フランスのアマゾンで「porte bouteilles」をキーワードにして商品を探すと、やはり、そういうのが並んででてきました(検索結果)。
 
Googleの画像検索結果の方が、もっとはっきりしている。中にボトル乾しがあると思ったら、マルセル・デュシャンの作品の画像。どうして、そう呼んだのか気になるのですが、そんなことまで調べていたらきりがないので、やめる。他の呼び名でもよばれているようだし。

この作品を英語では「The Bottle Rack」となっているのだそう。でも、こちらでもBottle Dryer、Hedgehog(ハリネズミ)とも呼ばれるらしい。

ともかく、日本のアンティークショップが「ボトル・ドライヤー」と呼んでいたのは、イギリスでそう呼ばれるからなのでしょうね。


穴があればワインボトルを乾かせる!

まだまた脱線してしまいました。

書きたかったのは、クイズに出したのは果物をのせる棚板だったのですが、それをボトルを乾すのにちょうど良いという発想が気に入った、というお話しでした。

日本でボトル・ドライヤーとして売られているものは、フランス語では「égouttoir à bouteilles(ボトルのための水切り」と「hérisson(ハリネズミ)」が一般的な呼び名らしい。

それをキーワードにして画像検索にかけてみました:
画像検索結果

出てきた画像を眺めてみたら、びっくりしてしまいました。ワインボトルを逆さにして入れるのに使っている写真も入っていたのです!

ワイン農協の画像:
 
Château Caze à Villaudric expose des outils anciens, ici un égouttoir à bouteilles


ボトルを逆さまに木の棚に並べている写真がたくさん入っいるサイトもありました。20世紀前半の棚だという説明があります。


égouttoir à bouteille

クイズにした棚とそっくりに見えます。城のは果物貯蔵棚だったのですが、そんなのがあったから再利用したのではないかという気がしたのですが…。でも、これはワインセラーの建物の中にあるそうなので、ワインボトルを逆さにしておく棚だったらしい。

これは完全にボトルを干すための棚としか言いようもないものもありました:

 
A Béziers, un Nouveau monde pour les trésors d’antan

アンティークショップの陳列をとった写真のようです。4本のボトルを普通に立てたのを足に使っているので賢い!

でも、古めかしそうな板。果物貯蔵庫の棚が古くなったのを切って再利用した、という可能性も無きにしもあらずではないですか? しつこい?!

ともかく、上のも、こちらのも、ボトル乾しだと書いているのだから信じましょう。


pupitre à champagne
自分で作ったボトル・ドライヤーを紹介している人もいました:
Egouttoir à bouteilles

これは、シャンパンを作るときにボトルを傾けておくpupitre à champagneと似ています。

思い出してみれば、シャンパンの製造では、木にあけた穴にボトルを入れて寝かせていたのでした!


そんなわけで、穴があいた棚板だから果物を並べて貯蔵した棚だ、とは全く言えなかったと思ったのでした。

クイズでは、丸い穴をあけた棚板と、スノコ状の棚板もある、とヒントを入れていました。

それで、洗ったワインボトルを乾すいう素晴らしい発想をしてくださった方は、スノコだとボトルを並べにくいだろうと思われてしまったようでした。

フランスで見かける、木製のスノコの水切りラックを思い出しました。

こんな形です:


Metaltex 69043410080 Egouttoir Pliable en Bois

やはり、斜めになっているから皿を挟み込みやすいのでしょうね。ボトルだと、幾つも乾せないので利用価値がない。でも、普通にある水切りラックよりはボトルを乾しやすそうな...。



ブログ内リンク:
持ち運び便利なワインを買う 2005/03/16
★ 目次: ワインのグッズや道具などについて書いた記事


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

コメント
この記事へのコメント
はじめまして。ヨーロッパが好きで、たまたまたどり着きました。私は食いしん坊なのでこのブログの食べ物に関する記事がたまりません。ヨーロッパ各地を数回旅行したことがありますが、その時の気持ちを思い出しました。これからも楽しみにしています。
2013/12/07 | URL | 桃  [ 編集 ]
Re:
v-22 桃さんへ

嬉しいコメント、どうもありがとうございます♪ 旅行の楽しみは、美味しいものを食べられることも大きな要素ですよね。

自分が興味あることだけ書いている身勝手なブログなのですが、楽しかったご旅行を思い出してもいただけると聞くと、ブログを書く励みになります。これからもよろしく!
2013/12/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re:
v-22 ○○さんへ

ご報告ありがとうございます。やりたいと思ったことの半分も実行していないであろう私としては、偉い!と感心しました。こういう問題解決方法は素晴らしくて、私もそういう発想の仕方をしなければいけないと思いました。
2013/12/13 | URL | Otium  [ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する