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2014/07/14
前回の日記「本物のエスカルゴとは?」で、食用になるカタツムリを3つの種類をご紹介しました。

ブルゴーニュの郷土料理になっているエスカルゴは、「ブルゴーニュのエスカルゴ(学名 Helix pomatia)」と呼ばれる品種を使うのが本式です。
 


ブルゴーニュのエスカルゴは大きくて、見るからにおいしそうに見えます。...と言っても、たまたまあった写真を入れただけなので、美味しそうには見えないでしょうね...。美味しそうと私が思うのは、食べはしない美しい貝殻です。

これを捕まえて料理してみたことがあるのですが、残酷な作業なのので、2度としたいとは思いません! でも、本物のエスカルゴは、絶妙な味なのであります。

毎年エスカルゴを捕まえて料理してくれていたのは、近所に住むお年寄りたち。でも、年を取り過ぎて作ってくれなくなってから数年がたちました...。

ところが、今年は、「私が作るわよ~♪」という人が現れたのです。パリに住んでいて、近所の家を別荘とするようになった女性。上手に料理してくれるのかどうかの不安はありますが、材料提供のためにエスカルゴ狩りに協力することにしました。


今年はエスカルゴがたくさん捕れる年

昔のブルゴーニュにはいくらでもいたという「ブルゴーニュのエスカルゴ」。1970年代から、農薬に使用と乱獲によって激減したのだそうです。昔のブルゴーニュではブドウ畑にもいたカタツムリ。農薬を使っていたブドウ畑ではすっかり姿を消してしまったのに、減農薬にしたらエスカルゴが戻ってきた、と言うワイン農家もありました。

エスカルゴを捕ることについては、1979年に定められた法律によって規制されています。さらに詳細な規制は各県が定めています。7月1日がエスカルゴを取ることが解禁される日。その前にとってしまったのが見つかれば、法外な罰金を払うか、禁固刑になります。解禁後も、3センチ以下のものをとるのは禁止されています。

カタツムリは雨が降ると出てくる動物。普通の年だと、7月に入ったときはカラカラ天気なので、エスカルゴを取に行く気にはなりません。ところが、今年は、6月下旬にあった真夏のような天気が急変して、7月に入ったら雨ばかり降っていました。しかも、今年は春先の気温が高かったので、エスカルゴはたくさん誕生したのだそうです。

7月になったというのに、雨ばかり。ヴァカンスシーズンも始まったのに、例年にない寒い夏。おまけに7月14日は革命記念日の祭日で、色々な行事が行われるのに、慣例の花火大会が中止になったりもしました。でも、エスカルゴを捕るというのには適した年になったようです。
 
革命記念日が過ぎると天気は回復するとの天気予報なので、その前にエスカルゴを捕らなければなりません。


ブルゴーニュのエスカルゴを捕まえる

エスカルゴを探すには、できれば雨が降っているか、雨上がりの朝早くに行く必要があります。草むらにいるエスカルゴを捕まえるので、長靴は必需品。場所も選ぶ必要があります。

近所にある別荘の持ち主から、エスカルゴを捕るなら入って良いと言われていました。家主はめったにやって来ないので、40ヘクタールくらいの庭は森か野原の状態。雨上がりの朝、そこで探すことにしました。

いる、いる。いるらでも、いる!
走って逃げられるわけではないので、捕まえるのはいたって簡単です。

でも、呑気に草むらで暮らしているエスカルゴをとるのは辛い...。

集めたエスカルゴはバケツに入れ、サラダ菜をやって、日本から持ってきたザルをかぶせて、ガレージに保管しました。

少しして、どうしているかとザルを開けてみたら...



みんな、外に出ようとして、蓋にしたザルの方にあがっていたのでした...。

ごめんね...。
見ているのが辛い...。

毎日とって、ある程度の数がたまったら、エスカルゴ料理を作ると言っていた友達のところに持って行こうと思っていたのですが、私のところで保管するのはやめて、すぐに持って行くことにしました。

レストランで食べたり、とったものを料理にして出してくれたら、エスカルゴって美味しいな~ と喜ぶのですが、始めから携わると...。友達が作ってくれるエスカルゴ料理を美味しく食べられるだろうか?...

ブログ内リンク:
★ 目次: エスカルゴについて書いた記事
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記

外部リンク:
エスカルゴを楽天市場で検索した結果
Réglementation sur le ramassage des escargots
☆ Côte-d'Or Tourisme: Les escargots de Bourgogne
Le cas du ramassage de l'Escargot de Bourgogne, Helixpomatia


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コメント
この記事へのコメント
ホワイトキャビアの親
こんにちは

こんなの見つけました
ttp://www.mie-escargots.com/syohin.htm

写真から判断するに1万円以上ですねwww
2014/07/15 | URL | じゃむおじさん  [ 編集 ]
Re: ホワイトキャビアの親
v-22 じゃむおじさんへ

教えてくださった牧場は、だいぶ前から興味を持っていました。フランスからエスカルゴの卵を輸入できないかという問い合わせを何回かいただいて、通関をクリアーするのは難しいらしいので(東欧のエスカルゴを扱っていた日本の輸入業者のサイトがあったのですが消滅してしまった)、日本には飼育しているところがあるからコンタクトなさったら? と答えていました。心良く引き分けてはくれなかった、という返事をいただいていましたが、ご苦労なさっているでしょうから、そう簡単にお裾分けできないのは当然だと思います。

フランスでプチ・グリを養殖している人に、日本では「ブルゴーニュのエスカルゴ」品種を養殖しているらしいと言うと、この品種の養殖は不可能なので、かけ合わせた品種のはずだ、と冷たく言います。それで、日本では高く売れるので養殖で採算がとれるのだろうと答えていました。

久しぶりなので、いただいたサイトを開いたら、やはり、すごく高いのですね~。フレッシュで美味しいエスカルゴなら、クリーム煮であれば一人で30個も50個も食べられてしまうのですが(さすがバターを使った料理だと、胃の負担が大きいので、そんなには食べられないですが)、改めて、高いのだ~! と驚きました。
2014/07/16 | URL | Otium  [ 編集 ]
こんにちは


>改めて、高いのだ~! と驚きました

お庭で、
ちょっとしたトレジャーハンティング?ですね(笑)

日本でいえば潮干狩り?みたいなものなのかな???
2014/07/16 | URL | じゃむおじさん  [ 編集 ]
Re:
v-22 じゃむおじさんへ

トレジャーハンティングと言われると、もっと捕っておけば良かったな、と思ってしまいます。調理してくれる人が1回目に行ったときには、ヒツジに遭遇して(餌をくれると思って寄ってきたのだと思う)、5匹しか捕まえられなかったと話していたので。でも、どうせ皆で分け合って食べるので、私だけが努力することもない... と。

>日本でいえば潮干狩り?みたいなものなのかな???
⇒ 何年か前に名古屋に近いところにある海に行ったら、潮干狩りするには料金を払う必要があると聞いて、せちがらい世の中になったな、と思いました。貝を増やすために卵をまくとか、そういう手間がかかっているからとのこと。その点、エスカルゴはタダで捕まえられるので良いです。
2014/07/18 | URL | Otium  [ 編集 ]
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