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2014/09/05
ブルゴーニュ地方の行政中心地であるディジョン(Dijon)の町に行きました。

フクロウか、ミミズクか?

先日の日記で、ディジョン名物のフクロウのことを書いたので、それを見てみることにしました。
ディジョン名物はフクロウだと思っていたら、ミミズクだった? 2014/08/18

まずは、ノートルダム教会の外壁に彫られているフクロウくん。

 

願い事をしながら左手で触ると、それがかなうという幸運のフクロウです。

これが、実はフクロウではなくて、ミミズクだ、という新聞記事があったのです。ミミズクだというのは、耳があるからというのが理由。確かに、右のところに耳のような穴が見えます。ミミズクの耳のようにたっている毛とも違うと思うのだけれど...。

ディジョンの中心地に行ったときは、必ずこのフクロウのお腹を撫でることにしているので、 わざわざ見に行ったというわけではありませんでした。

見たいと思ったのは、その近くにある建物の屋根に飾られたフクロウと猫の置物です。

 

修復がいっこうに進まないので、この観光スポットはただの屋根になってしまうのかと思っていただけに、昔の姿を取り戻してくれたのは嬉しい。


ここから近いところに、ディジョン市の朝市会場があります。


鴨か、鳩か?

夏には出展者も休暇をとっている人が多いのですが、もうヴァカンスシーズンは終わったようす。しかも、出展数が最も多い金曜日のマルシェだったので、朝市会場は大変なにぎわいでした。

ディジョンの朝市は、出展者が300近くあるらしいです。 こんなに見事なマルシェというのは、フランス広しといえど、トップクラスだろうな、と改めて思いました。

見かけたことがなかったコルシカの食品を売っている人がいました。ハム・ソーセージ、チーズを売っています。コルシカ島を旅行したときに、ハム・ソーセージが非常に美味しかったのを思い出しました。

さっそく、試食を勧めてきます。



肩ロースから作った「コッパ(Coppa)」を味見することにしました。
濃厚な味で美味しい♪

本物のコルシカのハムだとおっしゃる。コルシカ島では、放し飼いで育てた豚でハム・ソーセージを作るのです。つい最近、コルシカのシャキュトリーがAOC/AOP(原産地呼称統制)を獲得したのを思い出しました。

コッパを少し買うことにして切ってもらうと、生ハムの方も美味しいと言って試食を勧めてくる。こちらも悪くない。それでは少しもらおうとすると、ナイフで分厚く切ってくれそうになったので、ストップをかけました。

「ところで、お幾らなのですか?」

商売上手の男性が気前よく試食させてくれていたので、値段を確認するのを忘れていたのです。

すると、ハムたちで隠れていた値段を書いた札を取り出して見せてくれました。

ぎょ~、めちゃめちゃに高いですよ~!

1キロの値段が、コッパは70ユーロ近く、生ハムの方は90ユーロ近いのでした。

でも、買うと言ってしまったのだから、仕方ない。生ハムは5センチくらいの厚さに切ってもらうことにしました。

スライスしていないハムなら、切り口にオリーブオイルを塗って保存すれば、1年でも持つからとか言います。 でもね、何もここで1年分の食料を調達する必要はないのです。


お勘定する段になったら、さらに恐怖が走る!

頼みもしないのに、即座に値引きしてくれたました。ということは、ぼっているのを意識していたということではないですか?! 

ユーロだと2桁の数字ですが、日本円にしたら10,000円を越してしまう金額。珍しいからちょっと買いたいと思った衝動買いにしては高すぎる...。 覚悟を決めて行った買い物だって、貧しい私は安い食材と言われる豚に対してそんなには出さないですよ...。

そんなに大した量ではなかったのです。小さな塊が2つ。フランス人が10人くらい集まる食事会で食前酒のおつまみとして出したら、即座になくなってしまう量だと思う。


コルシカの食品の直売はブルゴーニュでは珍しいために人気を呼んでいたらしく、試食をしている間にも買っていく人たちがいました。

包みを受け取った男性が冗談を言っていました。

「美味しくなかったら、ここに爆弾をしかけるよ。爆弾を仕掛けるのはコルシカ人だけじゃないんだから」

フランスでニュースを見ていると、コルシカ島の物騒な事件がよく出てくるのです。

そんなコルシカ島の特殊性について書いた日記:
フランスで人気のナンバープレートとは? 2014/04/12


どちらの鳥かを考えるのは止めよう

やられたな...。

朝市には時々遠くから食品を持ってきて、いかにも美味しそうに売っているのにつられて買うことがあるのですが、たいてい凄く高い。遠くから来るのだから費用がかかって当然なのだけれど...。

そういう遠方から来た人は、次に朝市に行ったときにはいなくなっています。つまり、フランス中の朝市に1回ずつ出店して、珍しがられるから高くても売れるという商売ではないかな?...

この日は、イタリア系の店で生ハムなどを買おうと思っていたのに、それは中止。本場イタリアのように、透き通るように薄くスライスしてくれる店なので気に入っている店なのですが。

コルシカ島を旅行したときには、もちろんハム・ソーセージを買い、本土産のより高いとは感じていました。でも、ここまで高価ではなかったと思う...。

フランスのネットショップが幾らで売っているか少し検索してみたら、やはり私が払ったのは倍くらいの感じでした。

言葉たくみに愛想よく売っていたので買ってしまった私は、鴨だった?

でも、こういう場合、つまり、お人よしで騙されてしまう人のことを、フランス語では「鳩」と言うのだな...。フクロウかミミズクかなんて気にしていた私は、鴨ならぬ鳩になってしまった?...

幸運のフクロウをミミズクだったと疑ってしまうと、罰があたって、運もどこかに行ってしまうのだろうか?...

 シリーズ記事: ディジョンの観光


ブログ内リンク:
★ 目次: ブルゴーニュの古都ディジョンの観光スポットや特産品など
★ 目次: フランスで食べる郷土料理、地方特産食品、外国料理
★ 目次: ハム・ソーセージ類、豚について
★ 目次: フランスで食べる鳥肉と卵(鶏、鴨、ウズラ、鳩、卵など)

外部リンク:
☆ 辻調おいしいネット: 麗しの島コルシカから
Charcuterie de Corse AOC
La charcuterie corse décroche enfin l'appellation d'origine contrôlée
鳩(はと)は鴨(かも)


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは

フクロウエピソードの続編、興味深かったです。
そしてコルシカの食材の逸話も。美味しそうなコッパでした。
私もコルシカに行ったことがあります。チーズのブロッチュが美味しかったことを思い出しました。そのまま、オムレツ、チーズケーキ。いろんなアレンジを味わいました。また行きたくなりました。

またフランス情報、楽しみに待っていますね!
2014/09/06 | URL | bordeauxlyon  [ 編集 ]
Re:
v-22 bordeauxlyonさんへ

bordeauxlyonさんがディジョンで入手されたフクロウのプレートは幸運のシンボルとして大切にしてくださいね、と思いながら書いていました。

私もコルシカのことを思い出して、また行きたいな... と思っておりました。遠いし、車を船に乗せて渡るだけでも相当の費用がかかるので、また行ける可能性は少ないだろうとは思います。でも、コルシカ島を一周したときに見た絶景が脳裏に焼き付いています...。

私が旅行するときには歴史的建造物を見学するのが第一条件で、コルシカにはそれがあまりなかったにも係わらず、とても魅了された島でした。食べ物がおいしいのも魅力。イタリアとフランスの文化がドッキングすると、あの味がでるかな...。
2014/09/06 | URL | Otium  [ 編集 ]
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