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2014/09/22
ブドウ収穫の時期にフランスにいるときには、どうしてもブドウ収穫を見ておきたくなります。

最近のブルゴーニュでは、昔のような陽気な雰囲気はなくなったと言われるし、労働者の保護でトラクターに人を乗せて運搬できないために農家が手配したレンタカーのミニバスがブドウ畑に並んでいるので、少し風情がありません。それでも、やはりブドウ収穫は陽気な雰囲気があります。

この日、もう大半の畑ではブドウ収穫が終わっていたようなのですが、ちらほらと収穫の人たちが入っている畑が見えました。もう午後5時近くなっています。今のうちに1つくらい見ておかないと...。この時期にブルゴーニュにはいない年もあるのだから、今年は見ておきたい!


ブドウの収穫を見学

ボーヌ市の近くで、働いている人たちがいる畑が見えました。道路から少し坂をあがったところなのですが、歩いていく。



たいてい、監督みたいに立っているだけなのでおしゃべりをしてくれる人がいます。近づいていって、ブドウの収穫を見るのが好きでたまらないという顔をして、写真をとりたいのだと挨拶。

ブルゴーニュの伝統には、ブドウ収穫は楽しくやらなければならないというのがあるので、働いている人たちに「楽しそうにやれよ~。笑顔を見せて~」なんて声をかけてくれます。

でも、自然に働いている姿で良いのですけど...。



ブドウ畑は、朝日が昇る方向に勾配があるのが良い畑の条件です。この日、ブドウの収穫は勾配の下から登っていきながらブドウを摘んでいくのだと教えてもらいました。

へぇ、坂を上るのは大変じゃない?!

でも、屈んでブドウを摘むとき、頭が勾配の下に向いていたら疲れてたまらないのだと言われました。なるほど...。

それに、ブドウの収穫では一番の重労働が、みんなが収穫したブドウを集めて運ぶ係りの人。この人は坂の下に向けて歩いていくのだそう。重いものを運ぶには坂を下る方が楽。なるほど...。

このときのチームには、ラグビー選手のような体格の良い男性がいました。重い背負子もなんのその。坂の下の集積所までは、ほとんど駆け足。重いものに押されて、知らずと走って坂をくだってしまうからなのかもしれませんが。




ブドウの古木が美しすぎる!

この日、ここに来るまでに、まだ収穫が終わていない畑になっているブドウを見ていました。もともとピノ・ノワールは小さな実なのですけれど、ここの畑のブドウは元気いっぱいに育っていました。もっと、超高級ワインができる畑のブドウより生き生きして見えました。



見事な古木です。

年数のたったブドウの木を「vieille vigne」と呼んで、ワインのラベルにも表記しているのですが、何年たったらそう呼べるのかははっきりしていないようです。ヴィエイユ・ヴィーニュと言われると50年くらいたっているのかと思ってしまうのですが、20年くらいでもそう呼ぶドメーヌがあるのだそう。

8月が寒かった今年なのに、9月の始めにブドウの収穫をしてしまったら早すぎるのではないかと思っていたのですが、もう紅葉も始まっていました。



絵に描いたようなブドウの木たち。作業する人たちの写真をとるのはそっちのけにして、ブドウの木の写真を撮るのに夢中になりました。




オート・コート・ド・ボーヌになる畑?

どのアペラシオンになるのか聞くのを忘れていたので、ブドウを摘んでいた男性に聞いてみました。

ワインについては意識していなかったらしい。そばで働いている人に聞いてくれたら、オート・コート・ド・ボーヌだとのこと。

ブルゴーニュワインで、「オート・コート」と付く名前のアペラシオンになるブドウの畑は、かなり高い場所にあります。「オート」とは「高い」という意味ですので。まっ平らな畑では良いワインはできなくて、ある程度の勾配がある畑が最も良い。でも、そこからさらに上に上ってしまうと、これまたランクの下がる。

私は方向音痴なので、何度行っても覚えないのですが、「オート・コート」というアペラシオンは、もっと高地にあるように感じていました。ブドウ畑が続くところから登っていって、ブドウ畑がなくなって森に入り、そこから開けたところにブドウ畑がある、というのが私の「オート・コート」というワイン生産地のイメージだったのですけど。

高級ワインを作るところでは、ブドウを積み重ねてつぶさないように箱に入れて重ねるのですが、ここではしていない。なので、そんなに高級ワインになるブドウだとは思ってはいませんでした。



でも、ブドウは見事なので、もっと上のランクのワインを作れる畑に見えたのですけど...。

挨拶をしてブドウ畑を離れると、遥か向こうに見えるようになったブドウ畑の中央にみんなが集まってワインを飲んでいました。1日のお仕事の終わりでしょうかね。明日には作業を終えたいと話していました。

健康そうに育っていたブドウ。美味しいワインを作っているはずだと思ったのに、ドメーヌの名前を聞くのを忘れてしまっていました!...

どこの畑だったのかを地図で探してみることにしました。

最近は、旅行したときに、新しい場所に入るたびにiPhoneで1枚か2枚写真をとることにしています。そうすると、GPS情報が入った写真になるので、後で場所を忘れたときに確認できます。間違った情報が入ってしまうこともあるので、複数写真をとった方が良い。

このときも写真を撮っていたのですが、そのGPS情報によると、ここはCorgoloin村となっていました。とすると、オート・コート・ド・ニュイのブドウ畑のはずなのです(地図はこちら)。オート・コート・ド・ボーヌとはほとんど境界線にある場所なので、はっきり分からない。

どっちが正しいのかな?... 季節労働者はドメーヌが持っている色々な畑で収穫するでしょうから、今いる畑がどんなアペラシオンになるのかなんて気にしていない可能性もある。でも、言われたことを信じましょう!

収穫チームの中にはドメーヌの人もいたはずですから、そういう人に聞けば良かった。でも、「オート・コート」の「ボーヌ」か「ニュイ」かはどうでも良い。どこのドメーヌかを聞くべきだった。美しいブドウ畑を見て、すっかり気に入ってしまったので、この畑のブドウで作るワインを飲んでみたかったのです...。


日本でフランスワインを買うとき

日本にいるときにワインを買うときには、「オート・コート」ものにすることがよくあります。やはりブルゴーニュワインを飲みたいけれど、こちらで飲んでいるようなワインは高くて手が出ない。ご馳走を食べるときに出す特別なワインなんていうのは、全く問題外。

1年間も日本に滞在するとなったら、無理をしてブルゴーニュの高いワインを買うでしょうけれど、少しの我慢とあきらめる。それで、ボーヌ市に近いオート・コート・ド・ボーヌか、ニュイ・サンジョルジュ市に近いオート・コート・ド・ボーヌになるわけです。

安いブルゴーニュワインというと「ブルゴーニュ」や「パストゥグラン」があるのですが、そこまでは落としたくないのだな...。フランスにいるときに買うということは皆無ですから。




オート・コート・ド・ボーヌを楽天市場で検索
オート・コート・ド・ニュイを楽天市場で検索


信頼できるような生産者がブドウ栽培からワイン醸造までしているドメーヌのものを選びます。たまに、かなり安くて、それなのにブルゴーニュで飲むのと同じだと喜ぶものに出会えたりします。

これを書きながら、このくらいのお値段だったら良いな、というワインを発見。

つい最近、日本の友達に注文する6本のワインをどれにしたら良いかとアドバイスを求められ、安いのが良いのではないかと思い、どうせ私が飲むわけではないのだからと、ボルドーのワインセットを選んであげたのですが、こんなのを推薦してあげれば良かったな... 。

ブルゴーニュにいるときには、試飲しないでワインを買うなんてことはまずないのですが、日本でワインを買うときには、イチかバチかになります!

 シリーズ記事: コート・ドールのブドウ収穫風景 (2014年)    目次  


【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集   

ブログ内リンク:
オート・コート・ド・ニュイのブドウ畑を眺める 2013/04/22
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ブドウ畑の作業、ワイン醸造法など
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
Hautes Côtes AOC Bourgogne /Hautes Cotes de Nuits et Hautes Cotes de Beaune


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