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2014/09/23
ブドウの収穫風景が見たいと思っていた日だったのですが、ちらほらと見える程度。もう収穫のピークは過ぎたかと思っていたら、前回の日記に書いた美しいブドウの木がある畑で見たので、もう満足。

夕方になってきたので、もうコート・ドールのワイン産地から離れようと思ったら、昼過ぎに通ったときにはブドウの収穫をしている人たちがほとんど見えなかったあたりで、働いている人たちの数が増えていることに気がつきました。

雨がやんでしばらくしたから収穫を始めたのでしょうか?

もう見なくて良いやと思っていたのですが、やはり、めったには飲めない高級ワインが作られる畑の収穫も見ておきたいと思って車を止めました。



ここは「クロ・ド・ヴージョ」と呼ばれる畑です。
写真の右端にクロ・ド・ブージョ城(Château du Clos de Vougeot)を入れて撮影しました。



「クロ(clos)」という単語は、ブドウ畑の用語として使うときには、塀で囲まれたブドウ園を指します。

※ 「clos(クロ)」というのは、私の耳には「クロー」と聞こえます。ついでに言えば、「Vougeot(ヴージョ)」も、「ヴジョー」と聞こえるのですが、一般化している日本語表記に合わせることにしました。日本では現地の発音を重視した片仮名表記にしているのが普通で、ブルゴーニュワインの名称でもブルゴーニュ独特の発音の仕方で表記しているものが多いのに(ブルゴーニュでは「x」を発音しないので、Aloxe-cortonは日本でも「アロックス・コルトン」ではなくて「アロース・コルトン」となっています)、なぜ「ヴージョ」になったのか不思議...。


その名の通り、ここは石垣で囲まれているブージョ村にあるクロ。この区画は高台から見下ろす道から眺めることがよくあるし、目印の城もあるので、いくら方向音痴の私でも、ここだけは間違えずに見分けることができます。

ヴージョ村で生産されるワインは、なんと75%がグラン・クリュ(特級ランク)なのだそう。すごい村なのですね。

ここクロ・ド・ヴージョで育つブドウは特級ワインになります。畑の面積は約50ヘクタール。その土地の所有者は80くらいあるそうなので、見たところ誰の畑なのかは分かりません。でも、ブドウ畑の入口に名前が書かれた門がある場合もあります。

ブドウ収穫をしていたドメーヌは、こちらでした。 ここには美しい門を構えているドメーヌもあるのに、ここはちょっと味気ない...。



門から入った所に収穫したブドウを入れるケースを置いて、そこから運び出して、道路に待機させた車に積んでいたので、Louis Jadotのドメーヌの収穫なのだろうと思いました。

曇天なので、収穫したブドウが雨に濡れてしまうのを心配していたのでしょう。積み込む車は、普通に使われる屋根がないトラクターではなくて、バンでした。特級ランクだと、そのくらい気をつかうのだな、と感心。

クロ・ド・ヴージョのブドウ畑の所有者を示した地図が見つかったのですが、文字が小さくてよく見えない。でも、Louis Jadotの文字は読み取れました。63番と書いてあるように見える場所で、かなり広い面積ですね。ドメーヌのサイトで確認したら、畑の面積は2.5ヘクタールなのだそうです。

収穫を見学した畑のブドウがどんなワインになるのか検索してみました。1種類しかないでしょうから、この特級ランクのワインでしょうね。


フランスで買えるネットショップの価格を見たら、日本と変わらない感じでした。高いお酒は、そうなっていることが多いように感じています。


クロ・ヴージョなのか、クロ・ド・ヴージョなのか?

上に入れたワインの名前が「クロ・ヴージョ」となっていることが気になりました。

ここにある城は「クロ・ド・ブージョ城(Château du Clos de Vougeot)」で「クロ」と「ヴージョ」の間に「de(英語でいえばof) が入っています。この城がある畑は「Clos de Vougeot」です。見つけたワインは「クロ・ヴージョ」と「ド」がないので、ワインの銘柄ではそうなるのかと、1つ学んだ気分になりました。

でも、なぜ「ド」が消えたのだろう?
この畑でできるワインのAOCアペラシオンの名称を調べてみました。

どちらでも良いようなのです。Wikipediaのフランス語ページには、アペラシオンは「clos-de-vougeot」ないし「clos-vougeot」と書いてありました。

でも、「の」の文字が入るのか入らないのか、はっきりしておかないと困るではないですか?

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)のサイトを見たら、銘柄名は「Clos de Vougeot」と表記されていました。「de」が入っているのですが、ハイフンがない! つまり、城と同じ書き方なのでした。

オフィシャルな組織がそういっているのだから、これが正式名称なのでしょうね。... と思ったのですが、上にリンクを入れたショップのページを開いて、ボトルの大きな写真でラベルを見たら、しっかり「Clos Vougeot」と、「de」は無しに書いてあるのでした!

でも、日本でも「クロ・ド・ヴージョ」として売っているワインもあり、ラベルにも「Clos de Vougeot」と書いてある。



Figaroのワイン情報サイトを見たら、「Clos-de-Vougeot」と、ハイフン入りになっていました。

 「de」が入るか入らないかでランクが違うというわけでもないようです。結局、それらしければどの名称でも良いということですか?

発音すれば「de(ドゥ)」は聞こえないくらい小さく言いますから、どうでも良い。でもラベルの表記まで違っているというのは問題にならないのでしょうか? 片方を覚えていた人は、そうでないものを見たら偽物かと不安になってしまう危険もあります。

楽天市場で「クロ・ド・ヴージョ」と「クロ・ヴージョ」をキーワードにして検索してみる

ラベルには「クロ・ヴージョ」と書いているのに、「クロ・ド・ヴージョ」という名で売っているショップもありますね。

ハイフンがあるかないかはどうでも良いとしても、「de」を入れるか入れないかには何か謂われがあるのだろうと想像したのですが、少し検索してみたくらいでは何も出てこないので、追跡するのは諦めました!



石垣の向こうで作業しているので、働いている人たちに声をかけられないし、収穫したブドウも間近では見れないのでつまらない。写真だけとって、この日のブドウ畑のドライブは終えることにしました。まだ明るいとはいえ、もう午後5時をまわっていましたので。

 シリーズ記事: コート・ドールのブドウ収穫風景 (2014年)     目次 


  【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集

ブログ内リンク:
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ブドウ畑の作業、ワイン醸造法など
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
★ 目次: 城について書いた記事ピックアップ

外部リンク:
☆ Côte-d'Or Tourisme: Le Clos de Vougeot
☆ フランスワイン事典: クロ・ド・ヴァージョ(Clos de Vougeot)


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