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2015/03/09
少し前、フランスのテレビニュースで、中国がコーヒーの生産に乗り出したと報道していました。

中国の緯度でコーヒーの木を育てられるのかな?... そう思って見始めたのですが、特殊なコーヒーを作り始めたことを見せる紹介なのでした。


超高級なコーヒー、Kopi Luwakコピ・ルアク

コーヒーの実を食べるのが好きらしい動物がいる。ところが消化できないので、豆のままで排泄する。糞を洗うと、超高級なコーヒー豆のできあがり、というわけなのでした。

Kopi Luwakコピ・ルアク)と呼ぶコーヒーなのだそうです。

コーヒーを消化できないくせに食べたがるという奇妙な習性がある動物は、フランス語で「civette」と呼ばれていたのですが、ジャコウネコのことでした。

つまり、こんな感じ?...


そんな変なコーヒー豆があるなんて、私は全く知りませんでした!


Wikipediaを見たら、写真が入っていました。ギョギョギョ~ッ!

luwak
Kopi Luwak already digested by Asian Palm Civet
Excréments de civette avant
récolte à Java oriental
Kopi luwak
Graines de kopi luwak après récolte

独特の香りを持つために珍重されているのに産出量が少ないので、とても高価とのこと。煎り過ぎて香りが飛ばないように、浅煎りで飲むのが良いのだそうです。

独特の香りって、ほのかに糞の香りがするということ?!...

一説によると、ジャコウネコ腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特の香味が加わる、とも書いてありました。


どうやって作られるコーヒーなの?

「Kopi Luwak(コピ・ルアク)」はインドネシア語。「コピ」はコーヒーのこと、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名なのだそう。

つまり、インドネシアの特産品ということらしい。それに中国も目をつけた、というニュースのようでした。

インドネシアのコーヒー農園では、ロブスタ種のコーヒーノキが栽培されており、その熟した果実は、しばしば野生のマレージャコウネコに餌として狙われている。ところが、果肉は栄養源となるけれど、種子であるコーヒー豆は消化されずにそのまま排泄される。

それで、現地の農民はその糞を探して、中からコーヒー豆を取り出して洗浄し、よく乾燥させた後、高温で焙煎する、ということでした。

動画があったので、眺めてみました。


Authentic Wild Kopi Luwak (Civet Coffee) Process - JPW Coffee

手間がかかっているようなので、高価というのもうなずけなくもない...。


コピ・ルアクの日本での販売価格は?

日本での呼び名は, コピー・ルアークコピ・ルアックルアック・コーヒーなどと、色々あるのだそうです。

かなり広く売られているようですね:
コピ・ルアクを楽天市場で検索(値段が高い順)

確かに、間違いではないかと思うくらい高い!

何万円もするのは問題外として、5,000円を切っているのはこちらでした。


50g入った箱なのですって。それで5,000円くらいということは、1グラム100円か...。

コーヒーを1人分つくるには、ドリップ式なら10g、サイフォンなら12gが目安、と書いてありました。これは、カップに120cc入れる日本スタイルの標準。

とすると、コーヒー1杯分が1,000円?

いや、待て、待て。たまたま選んだ商品では値段の判断ができない。

コピ・ルアクが専門らしいネットショップのお値段を見てみます:
野生のLuwakがもたらす森からの贈り物 - 世界で最も希少で高価なコーヒー

コーヒー1杯分が500円、と書いてあります。

1杯飲むだけなら、まあ、出せない金額ではありません。でも、美味しくなかったら怒りますよ。それに、私は午前中などはコーヒーを何杯も飲むので、もしも気に入ってしまったら破産してしまう...。

でも、やっぱり、お尻から出てきた豆で作った飲み物というのには抵抗があるな...。試してみたい気にはなりませんでした。

普通の食べ物なら、私はゲテモノでも気にしないで食べる方なのですけど。カタツムリとか、カエルとか、蜂の子などはおいしいと思う。


野生のジャコウネコでないといけない?

このコーヒーが美味しいというのは、説明を読むと納得できる気もします。


野生のLuwakがもたらす森からの贈り物

野生のジャコウネコは、完熟して美味しいコーヒー豆を選んで口に入れ、その皮の部分を食べて、人間が使う豆の部分は排泄するようです。お腹の中では発酵もするらしい、

動物が食べ物を選ぶ、というのはあり得る気がしますね。庭にある果樹だって、ちょうど食べごろというときに小鳥が来て食べてしまうのを経験していますので。

でも、人間に飼われていて、コーヒー豆を与えられるジャコウネコだったら、何でも口に入れてしまうのではないでしょうか?

フランスのテレビニュースで見せていた中国の新ビジネスでは、飼っているジャコウネコにコーヒー豆を食べさせて、糞を採取するという方法でした。

ケージに入れて飼育している動物なんて不健康そうですから、お腹の中での発酵だってうまくできないのではないかと疑います。ただ、高級コーヒーなんだということに喜んで飲むだけ? あるいは、ある程度は普通のコーヒーとは違うと楽しんで飲めるものなのか?...

少し調べてみたら、野生のジャコウネコが自然に作ったものなのかどうかは、余りはっきり分からないような感じがしました。

でも、野生のホンモノである証明書付きというのもありました。

こちらだと、コーヒー1杯700円くらいですか...。

小屋で育てている様子を見せる動画もあったので入れておきます。でも、食欲を減退させるので、見ない方が良いと思います。


Kopi Luwak: Das Leiden der Schleichkatzen für die Kaffeeproduktion / PETA

ジャコウネコを飼育するのを反対している動物愛護団体があるそうなので、虐待を訴えるビデオではないでしょうか?

こういう動画というのも眉唾ものなのですけどね。フォアグラ飼育が動物虐待だとして動画があったのを見たことがあります。フォアグラを飼育しているフランスの農家を見学したことが何回かありますが、そんな虐待はしていなかったです。

大量生産で安いのを作っていない限りは、動画にあったような飼育を農家がするはずはないと思いました。だって、途中でどんどん死んでしまったら、農家は採算がとれないので、そんなに酷い虐待をしながら育てるはずがないのです。

でもね... 食べ物というのは、どうやって作られるのかは見ない方が美味しく食べられるものもあるな...。日本でブロイラーの工場を見学したのは、はるか昔ですが、いまだに思い出すとゾ~っとします。


もっと高価なコーヒーもあった

コピ・ルアクのお値段に驚いていたら、もっと高いコーヒー豆が出てきました。

同じようにジャコウネコの糞から作るコーヒーなのですが、フィリピンや南インドでも採取される豆。「アラミド・コーヒー(Alamid coffee)」、現地語で「カペ・アラミド(Kape Alamid)」」とも呼ばれるのだそう。

検索してみたら、日本でも買えるようです。

カペ・アラミド 通称アラミドコーヒー 100g 世界一高いコーヒー豆 天然のコピ・ルアク

100グラムで14,800円となっていました。つまり、コーヒー1杯の原価が1,800円近くなるわけですか...。喫茶店で飲んだら、幾ら取られるのだろう?

もう、どうでも良いや、という気分になりました。あぶく銭が入る人だったら、コーヒー1杯に10万円払ったって、どうということがないのでしょうから、高すぎるのかどうかなんて考える気もしません。



ブログ内リンク:
★ 目次: 珍しい植物の食材 (野菜、穀物、ハーブ、山菜など)
★ 目次: 食材と料理に関して書いた日記

外部リンク:
ワインのように熟成させたい高級コーヒー
世界一高級なコーヒー「コピ・ルアク」の本物&野生は、どこで飲めるのか?
☆ Wikipedia: コピ・ルアク



コメント
この記事へのコメント
お久しぶりです!
コピルアック珈琲先日飲みました。
ティーパックタイプで500円だったので
お店で淹れてもらって試飲しました☆☆
味は、、、紅茶の香りがすると言われましたが
香りのうすい奥ゆかしい珈琲という感じでしょうか?
マニアの人が買い占めていましたが、話題性?
でしょうかね。。。
v-273
2015/03/10 | URL | フランス大好き  [ 編集 ]
Re:
v-22 フランス大好きさんへ

実を言って、どなたかご報告してくださらないかなと期待していたのです。さすが、美味しいものを探求なさっていらっしゃるフランス大好きさん♪

>香りのうすい奥ゆかしい珈琲

なるほど...。そんなに強烈な香りがするというものではないわけですね。どうもありがとうございます。
ご報告、どうもありがとうございました。
2015/03/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
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