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2015/04/04
明日の日曜日は復活祭。この時期には、お店などでは別れの挨拶が「良い復活祭を」であることが多いのです。クリスチャンでない私には何も特別なことはしない週末なのに... と思ってしまうのですけれど、単なる習慣的な挨拶なのでしょうね...。

復活祭と言われれば、春の訪れという気分にはなります。でも、毎年変わる祭日なので、年によっては、ちっとも春ではない! と思ってしまうときもあります。

今年も、まだ寒いです。ここのところ、ずっと、雨か、曇天...。春の花々は咲き出しているので、いちおう春だとは感じるのですが。


復活祭がいつなのか、思い出してみる。

3月21日(春分の日)の後にくる 満月の日の後の日曜日。
従って、3月22日から4月25日の間に復活祭がある。


今日は、釣りを趣味にしている人たちが、釣りの解禁日のお祝いにバーベキューをするというので出かけました。

「行く」と言ってしまったものの、朝起きるとやはり天気が悪いので、そんなときにバーベキューというのは気が向かなくなったのではありますが...。


車に乗せてくれた人が、元気づけに、シューベルトの「鱒」を流してくれました。

バーベキューをするのは、川にかかった橋のところ。石の橋の欄干が、立食パーティー(?)のテーブル代わりになるのだそう。



釣り人たちは、もっと早くから集まっていた様子。橋のほとりでは焚き火ができていました。


1日4匹まで釣ってOK

少し前に川には魚をたくさん放流したと聞いていたのですが、それほどは釣れてはいないようです。

もっとも、1人あたり1日4匹までしか釣ってはいけないという決まりがあるとのこと。さっさと4匹釣ってしまったら、1日のリクリエーションが終わってしまうので、なかなか釣れないのも楽しいのかもしれない。

せっかく解禁前に魚を放っても、それほど釣りクラブのメンバーの数は多くないので、みんなが1日4匹までしか釣らなかったら、魚たちは遠くに泳いでいなくなってしまうのではないか?... などと、ケチなことを思ってしまった私。

大きな魚を釣ったと言う人が獲物を見せてくれました。マスです。



釣った魚が大きいと、養殖所で買って放った鱒だろうと笑っていました。ということは、稚魚ではなくて、もう食べられるくらいの魚を放流したということ?

養殖所は賢くて、釣りサークルの人たちが毎年買うように、子どもは生まない魚を売るのですって。なるほど...。そういえば、家庭菜園で使う野菜の種や苗も、翌年のための種はとれない品種なのだと聞いていました。せちがらい世の中ですね...。

見張りが回ってくるので、規則違反をしたのが見つかると罰金を取られるらしい。釣りをするには許可証を買う必要があるし、釣れる場所にも制限があるのだそう。

そういえば、40ヘクタールくらいあるに庭に川が流れている家を持っている人は、釣りクラブに釣りの許可を売っていると話していました。

私有地でない場合には、国に収入が入るようです。


「ペッシュ」で思い出すこと

「釣り」はフランス語で「 pêche(ペッシュ」。

http://www.cartedepeche.fr/34-pourquoi-une-carte-de-peche-.htm
Pourquoi une carte de pêche ? - Cartedepeche.fr - Fédération Nationale de la Pêche en France

こういう釣りの許可カードは、「Carte de pêche(キャルト・ド・ペッシュ)」と呼ばれます。

地元のカフェなどでも販売しているようです。あるとき、小さな村にあるカフェとパン屋を兼ねている店に電話があって、それがあるかと聞かれたという友達が話したことがありました。カフェのマダムは、「今日はないけれど、明日ならある」と返事したのだそう。

翌日やって来た人に出したら、「違う」と言われてしまった。

店のマダムは「Tarte aux pêches(タルト・オ・ペッシュ)」があるかと聞かれたのだと勘違いしたのでした。

「pêche(ペッシュ)」には「桃」の意味もあるのです。

それで、桃のタルトが欲しいと言われたのだと思って、わざわざそれを作って待っていたのだそう。

洋梨のタルトはフランスではよく見かけますが、ピーチをのせるのは珍しいかもしれない。その日、桃のタルトは誰も買ってくれなかったので、店の夫妻が食べた、というオチの笑い話でした。

フランス人でも聞き違いをするのだと分かった、この話し、私はいたく気に入りました。というのも、私はペッシュを聞き違えて大笑いされたことがあるのです。

骨折して入った整形外科からリハビリセンターに移ったときのこと。

個室で寝たっきりだった時期から、病院にいる色々な人たちと出会うようになりました。朝の挨拶で、みんなが私に「ペッシュを持っているか?」と聞いてくる。例外ないほど、聞いてきました。

そのたびに「持っていない」と、肩をすくめて答えていた私...。

変な人たち。リハビリを受けていると、そんなに桃が食べたくなるものなのだろうか?!...

それで、見舞いに来てくれた友達に、桃をたくさん持って来てくれるように頼みました。

あのとき、どうして桃が欲しいのか聞いてくれて良かった! そうでなければ、私は大恥をかいてしまうところでしたから。

「pêche(ペッシュ)」には、スラングで「元気」の意味もあったのでした。桃は、健康そうな頬のイメージだからなのか、理由は知りません。

つまり、リハビリセンターの人たちは、毎朝の挨拶として、「元気がある?」の意味で、ペッシュを持っているかと聞いていたのだそうです。

そう言われて、「持ってるわよ~♪」と答えて桃をプレゼントしたら、キョトンとされたかもしれないけれど、私にはジョークのセンスがあると株をあげたかもしれないな...。もっとも、ハハハと笑われたら、その意味が分からなかったので、やはり馬鹿を演じたはず。

ともかく、フランス人たちはフランス語はデカルトの言語なくらい理知的な言語だと言うけれど、ちっとも明確ではない、と私は思うようになりました。


橋のたもとでのバーベキューはサンドイッチだった

おしゃべりしながら食前酒として白ワインを飲んでいるうちにお腹がすいてきた。そう思ったのは私だけではなかったらしくて、午前11時ころから早めのお昼になりました。

簡単にしつらえた焚き火に網を乗せて肉を焼く。釣った魚が出るかと思っていたのだけれど、何種類かのお肉とソーセージとパンだけの昼食になりました。

簡単なバーベキューだと聞いていたので、野菜の用意はないだろうと思った私は少し持っていったのですが、誰も手を出さない。フランス人って肉食なんだな...。

みんなは、パンにマスタードをこってりぬって、焼きたての肉やソーセージをはさんでサンドイッチにして食べていました。そうか...。そうすると、お皿もいらないわけだ... と感心。

簡単な食事だけれど、意外においしくいただきました。

ワインを飲みながら食事をしていたときはコートを脱ぎたくなるほど体が温まったのですが、だんだん寒くなってくる。

4匹の魚を釣り終わった人たちは帰っていきましたが、その他の人たちは釣りの続きを始める。私は骨の髄まで冷えてきたので、風邪をひかないように引きあげました。

明日の復活祭から、お天気が良くなるとの天気予報。
早く青空が見たいな...。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記
★ 目次: ペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)
★ 目次: フランス人のジョークについて書いた記事

外部リンク:
☆ Wiktionnaire: avoir la pêche


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