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2015/04/10
オーブ川の水源と書かれた標識が見えたので、立ち寄ってみることにしました。

オーブ川(Aube)は県の名前にはなったはいますが、それほど知られている川ではないと思います。でも、有名なセーヌ河に流れ込む4つの大きな川の1つなのだそう。全長250Km弱。

水源の石碑が立っているので、ここから水が湧き出て川になっているようです。

シリーズ記事目次 【フランシュ・コンテへの小旅行(2015年4月)】 目次へ
その2



Source de l'Aube

こういう水源はあちこちにあるのですが、ここは驚くほど良く整備されていました。

散歩道ができていて、水源の近くには橋やピクニック用テーブルが幾つも設置されています。道はアスファルトなどにはしていないし、設置されているのは全て木でできています。



そのくらいの整備なら、フランスのあちこちにあるのですが、ここある小屋が美しい空間を作っていました。



炭を焼く仕事をしいた人が住んでいた小屋を復元したのだそう。

中を覗いてみたら、びっくり。

小屋の丸い壁にそって、ベンチとして使える棚があり、その中央に囲炉裏ができているのでした。大きな囲炉裏にちょうど良い大きさのバーベキュー用の丸い網まで置いてあります。



黒板には「ご自由にお使いください」とのメッセージ。ただし、森に転がっている古木を拾っては燃さないで、置いてある薪を使うようにとのこと。見ると、本当に薪がおいてある!

小屋の近くには、バイオトイレの小屋までできていました。

ここまで徹底して親切なピクニックスペースはめったにありません。

説明パネルを見ると、この小屋はボランティアの若者25人が作ったのだそうです。



昔に炭焼きの仕事をする人たちは、あちこち移動して、こんな質素な小屋に住むという過酷な生活をしていたのだそう。19世紀の小説に、この地方の炭焼き職人の生活が紹介されていると書いてあります。調べてみたら、オンラインで読めてしまいますね:
☆ Open Library: Raymonde: Le Don Juan de Vireloup by André Theuriet

ベンチや橋の材木が真新しいので、今年の観光シーズンに間に合わせて作ったのではないかと思いました。周りにはハイキングコースもできています。このあたりを国立の自然公園にしようという計画があるので、そのプロジェクトの中で整備されたのかもしれません。

ここは、店があるようなところまで何十キロあるかという辺鄙なところです。観光客に来てもらったって、地域には1銭も落ちない。それでも、こういう観光開発をするのはフランス的だと思います。日本の農村開発だと、商売っ気がでますから...。

水源なので、川の水は透き通っていて美しい。ピクニックするには最高の場所ですね。フランス人はピクニックをするときには水場の近くが好きなのです。こんな辺鄙なところには殆ど人は来ないでしょうから、静かな森でピクニックをするなんて良いな...。10人とか20人とかのグループでハイキングを楽しんだあとにバーベキューをするのなんかは、もっと楽しそう。

でも、またしてもマーフィーの法則を感じました。

ピクニックをしようとして場所を探していると、こういうところには出会わないのに、必要がないときには行き当たるのですよね。車のトランクには食前酒とおつまみも入れていたのだけれど、まだ午前9時頃だったので1杯やる気にもならない...。美味しいコーヒーを魔法瓶に入れて持ってくるべきだった!

でも、せっかく来たので、川のほとりを少し散歩して、良い空気を吸いました。

シリーズ記事: フランシュ・コンテ地方への小旅行 2015年4月  目次



ブログ内リンク:
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外部リンク:
LA SOURCE DE L'AUBE - N° 31


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