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2015/04/25
庭の菩提樹に若葉が出たと喜んだのは、ついこの間。


撮影: 2015/04/14

菩提樹の葉は美しいと思います。クルミの木も葉を大きくしてきているところなのですが、写真を撮る気にもならない...。

ここのところ、木々の葉が大きくなるスピードに驚いています。花も次々と咲き出すし、鳥たちも賑やかにさえずっています...。

菩提樹に葉が出てから数日後、しばらく行っていなかったドメーヌにワインを買いに行くことにしたので、ブドウの木にも新芽が出たのか見ることにしました。


ロマネスク教会とブドウ畑の風景

ブルゴーニュの特級ランクのワインが生産されるブドウ畑を通る道路「Route des Grands Crus」を通って、少し入ったところで車を降りました。


Église Saint-Antoine de Fixey

10世紀から12世紀に建てられたロマネスク教会。ディジョン市に近い地域では、この教会が最も古いロマネスク様式の建築物なのだそうです。

小さな教会の足元にブドウ畑の風景がある、ここの風景が好き。教会はロマネスク様式。しかも、鐘楼の屋根はブルゴーニュの特徴がある瓦だし、その他の屋根も昔ながらのスレード石を積んで作られているので美しい。

ブドウは、やっと葉が少し出た、という程度。ほとんど冬景色...。この時から1週間たつって書いているので、ブドウの葉も大きくなってきているのでしょうね。

教会の入り口が開いていました。最近は、小さな教会は閉まっていることが多いので、開いていれば入ることにしています。

閉まっているのは盗難を恐れているからです。信仰心が強かった昔は、教会の中にあるものを盗む人などは少なかったでしょう。それに、信者の出入りも多かったでしょうから、泥棒の心配をする必要もあまりなかったはず。



何がどう違うのか分からないけれど、信者さんが心をこめてお掃除しているような美しい佇まいを感じました。こんな愛らしい教会がある村に住むのは良いだろうな...。

その後に行ったワイン農家で試飲をしながらおしゃべりをしていたら、その日は午前中にご主人がお掃除のだと知りました。彼は敬虔なクリスチャンなんだ、と分かった次第。穏やかで良い人柄なので、そうではないかなと思っていたのです。

良いチャンスなので、この教会でミサをあげることがあるのか聞いてみました。めったにないのだそう。でも、結婚式などには好まれて使われるのだそう。こんなところで式をしたらロマンチックでしょうね。

こんな風に美しいロマネスク教会で結婚式をあげた友達がいたことを思い出しました。場所は同じブルゴーニュ地方だけれど、ロマネスク教会は珍しくもないほどたくさんある南の方の村。

式が終わると、教会の外にある石垣をテーブル代わりにして、ミサに参列した人たちに地元産の美味しい白ワインが食前酒としてふんだんに振る舞われました。私が参列した中では最も素敵な結婚式でしたが、彼らは1年後には離婚してしまった!...


ブドウ畑にムスカリの花が咲いていた

ブドウ畑に立ち寄ってみたのは、葉が伸びているかを見たいという理由だけではありませんでした。

 
少し前に行ったフランシュ・コンテ地方で、ブドウ畑に野生のチューリップの花が咲いているのを見ていました:

ブドウ畑に咲く野生のチューリップを見に行く 2015/04/15

ブルゴーニュだって、農薬を撒かないブドウ畑には、何かしら花が咲いているのではないかと思っていたのです。

それで、ロマネスク教会のそばにあるブドウ畑を良く見ると、やはり花が咲いていました。

ここはワイン産地としてはブルゴーニュのコート・ド・ニュイの地域なので、チューリップなどは咲かない土壌ではないかな?...


撮影: 2015/04/18

こちらに咲いていたのは、ムスカリの花でした。



ブドウ畑のチューリップに劣らないくらいたくさん咲いています。でも、黄色いチューリップの花には華やかさがあったのに対して、濃い青インクを思わせるような色のムスカリの花は地味ですね...。小さいので、遠くから目を引くわけでもないし。

チューリップが咲くブドウ畑の持ち主は、かなり大々的に「ブドウ畑のチューリップ祭り」のイベントをしていたのですが、「ムスカリの花が咲いています♪」では人を集められないだろうな...。


野生のムスカリなのだろうか?

ムスカリの花が咲いているブドウ畑はすでに出会ったことがありました。


以前に書いたブログを探してみたら、ツクシとムスカリがあるブドウ畑を見たといって写真を入れていました:
ブドウ畑で見た珍しい植物 2014/04/17

入れた写真を撮影したのは3月末。このときも野生の植物なのだろうかと疑っていましたね。ムスカリというのは花壇によく植えられているので、これを見ても野生植物とは思えないのです。

と言っても、今回はたくさんブドウ畑に咲いていたので、庭に植えたムスカリが繁殖したとも思えないのでしたが。


右のは「原種」と書いてあります。ブドウ畑に咲いていたのは、これに似ているかな?...

今回は、細い葉もあるのが見えるムスカリの写真も撮っていました。



Wikipediaのムスカリの記述を読むと、日本では花がブドウの実のように見えることから、ムスカリはブドウヒアシンスの別名を持っていると書いてありました。

フランスではそうは呼ばないようなのですが、ブドウ畑にブドウヒアシンスなんて良いですね...。色も、赤ワインができるブドウの品種のにそっくりではないですか? ここのブドウは赤になるか白になるのだったか思い出せないのですが、このあたりは圧倒的に赤ワインが生産されているので、このブドウ畑も、おそらくピノ・ノワールだと思います。

赤ワインだと思います、などと無責任なことを書いておくのも気が引けるので、同じ場所で撮影した写真をアルバムから探し出してみました。



やはり赤ワインの品種ですね。ブドウの房はムスカリより色が濃いな...。似ているとも言えるし、やっぱり違う、とも言える...。


ムスカリ・ネグレクタム?

ムスカリにも色々な種類があるので、ブドウ畑に生えていたのは何の種類なのか、インターネット情報にある画像を眺めてみました。

これでないかと思います:
☆ Wikipédia: Muscari à grappe

ブドウの房というときにも使う「grappe」という文字が付いています。フランスでは、牧草地、ブドウ畑、道端に咲く、ありふれた品種らしい。学名は、Muscari neglectum

この品種も園芸店で売っているのでした。なあんだ、つまらない...。




  【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集



ブログ内リンク:
★ 目次: 森や野原に咲く春を告げる花々
★ 目次: フランスの田園に咲く野生のラン
★ 目次: ブドウ畑の作業、ワイン醸造法など
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: 宗教建築物に関する記事

外部リンク:
☆ Wikipedia: ムスカリ
Muscari neglectum Guss. ex Ten., 1842
Route des Grands Crus  Côte-d'Or Tourisme, le meilleur de la Bourgogne


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