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2015/09/03
友達が開いた誕生パーティーに行くことにしたので、少し早めに出発して、目的地の近くにあるエソワ村(Essoyes)に行くことにしました。vide grenierと呼ぶガラクタ市が開かれていたのです。

朝食を食べていなかったので、行きつけのパン屋さんに立ち寄り、車の中でかじるようにクロワッサンを買いました。

お勘定をしようとしたら、おつまみに最適そうなベーコンとチーズ入りの小さなパンがあったので、それも追加。「パーティーで出されるものが美味しくなかったら、私はこれを食べるから」と、私。

パン屋さんのマダムが笑う。
「パーティーを楽しみにしていらっしゃるご様子がよく分かりますよ~♪」

「だって、何を出されるのか分からないのだもの」と言いわけをしました。噂になって、パーティーの主催者に伝わったらまずいですから!

少し前、近所に別荘を持っているスイス人の家に招待されたら、ものすごく不味いものを出してきた上に、量も少なくて驚いた食事だったので、それ以来、恐怖心ができてしまったのです。そのときは、一緒にいた人たちが近くに住んでいたので、彼らが途中で家に帰ってチーズなどを持ってきてくれたので救われたのでしたけど。

料理が上手なのだと言っていたけれど、嘘ばっかり。彼はパンも焼く方法を知っているから、私が住んでいる家にある昔のパン焼き窯でパンを焼くパーティーをしようよ、と言っていたのですが、絶対にやらせません! 食べ物の恨みは強いのだぞ~!


エソワ村

ガラクタ市は、予想以上に出展者が多くて賑やかでした。



これが最近流行り。あちこちでやっています。くれると言われても、もらいたくないような物がたくさん売られています。ですので、ざっと眺めるだけ。

でも、何か買ったものを持っている人たちの姿も目立ちました。「午後になったら、散歩に来る人たちばかりになるから、何も売れないだろう」なんて言っている出展者の声も聞こえてきました。掘り出し物を探す人は、一番で行くのですよね。


私がガラクタ市に行ってみることにしたのは、イベント会場が城の庭園だと言われていたからでした。

以前にも何回か行ったことがある村なのですが、城があるとは知らなかった。それで、どんな城なのか見たいというのが第一の目的だったのです。

城の建物はなくて、庭園だけが残っているのではないかと懸念していたのですが、ちゃんと村はずれに城がありました。

Essoyes mairie.JPG
Château d'Essoyes

19世紀に建てられたような建物なので、魅力はなし。それで、写真を撮るのも忘れていたので、Wikipediaからお借りしました。

中は見学できませんでした。後で知ったら村役場として使われているのだそう。だとしたら、入ってみれば良かったな...。

この城は1936年に村の所有となって、1950年代から公立幼稚園と小学校として使われていたのだそうです。でも、子どもの数が160人にまで増えて収容できなくなったので、この春に学校は移転することが決定された、というニュースがありました。

エソワ(Essoyes)には商店やレストランが何軒もあるので町かと思っていたのですが、調べてみたら人口は800人足らずなのだそう。それで村と呼ぶことにしました。そんな規模なのに、こういう建物があるのは良いですね。しかも、ガラクタ市の会場となっていた庭園は広大な公園になっているので素晴らしい。散歩が気持ち良い並木道などもあったのです。

この村には、印象派の画家ルノワールAuguste Renoir 1841~1919年)がアトリエを持っていたので、その家が博物館にもなっています。

そこに行ったときに書いた日記:
画家ルノワールの墓地で盗難があった! 2006/08/18


ピクニックに最適の場所を見つけた♪

この日は暑い日だったので、カフェに行きたいと思いました。でもイベントでにぎわっているので村の中心に車を止めるスペースが見つかりませんでした。

出かけるときはいつも、念のためにアイスクーラーと飲み物は持っているので、どこか川沿いで休める場所を探そうということになりました。

パーティー会場の方向に3キロくらい車を走らせると、こういうところでピクニックをするのが最高と思える場所に出会いました。きれいな水が流れている川の畔で、ピクニック用の木で作られたイスとテーブルが幾つかある。

そこで食前酒を飲んでいると、乗馬をしている人たちが橋を渡ってきました。



ここで休憩をすることにしていたらしく、彼らは馬から鞍をはずし始めました。もう5時間くらい馬を歩かせていたのだそう。確かに、外した鞍は汗でびっしょりという感じでした。

乗馬をしていたのは、男性の大人1人、女の子2人、男の子1人。馬には慣れている人たちらしくて、鞍を外した馬に乗って少し歩いたりしていました。

馬は咽喉が乾いているはずなので水を飲ませようとしていたのですが、馬は川に降りたがらない。やっと1頭だけ川におりました。



川に入った馬は嬉しそう。水を足をけったりして、はしゃいでいるように見えました。

馬たちの動きを見たり、馬の名前を教えてもらったりして、楽しいひと時を過ごしました。ちょっと咽喉を潤すだけのつもりだったのに、途中で立ち寄ったパン屋さんで買ったパンもおつまみにしました。

しばらくすると、車が到着して、女性と犬と小さな男の子が降りてきました。私たちと同じように、ここで休憩しようとして来たのかと思ったら、マダムは乗馬をしていた人の奥さんなのでした。全員ご家族でしたか...。それが分かったのは、馬たちと犬の仲が良かったから。

昼近くなってしまいました。パーティー会場に行かなければならないので立ち上がる。

マダムは「あら、もう行かれてしまうのですか」なんておっしゃったけど、たぶん川に近い一等席のピクニックテーブルを空けてくれたのを喜んだはず。もう、子どもたちはテーブルクロスを広げて昼食のセッティングを始めていました。


奥さんは昼食を持ってやって来たわけなのですね。仲の好さそうな良い家族だなと思いました。「こういう家族って良いね」と一緒にいた友達に言うと、「敬虔なカトリック信者の家族だろう」と言います。

確かに、特徴が見えました。子どもたちは、親から大切に育てられていることを思わせる躾の良さを感じました。彼らの子どもの数は4人。典型的タイプからいうと、あと1人足りないけれど、そのうち生まれるのかもしれないし、家に赤ちゃんが残っていたのかもしれない。


この場所でルノワールが絵を描いたというパネルがあったので、それを見て、写真にも収めておこうと思っていたのに、馬と家族に見とれていて忘れてしまっていました。調べて知ったのですが、ルノワールのお気に入りモデルだったガブリエルは、このVerpillières-sur-Ource村に住んでいたのだそう。


カトリック信者のことを書いたら、最新のニュースを思い出しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-00000006-asahi-int
ローマ法王、中絶女性に「許し」を 神父らに呼びかけ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

フランスではローマ法王に関するニュースが多いのでが、私はフランシスコ法王に好感を感じます。おごり高ぶることがなくて、弱者に思いをはせている。反対を受けても、任務を感じて、やるべきことをやろうとしている。

イスラム教徒が問題をおこしているのは、現代に合わせて教えを調整する法王のような存在がないからだと思ってしまいます。日本の天皇も、最近は国民を守るために頑張っていらっしゃる...。

「今のローマ法王は好きだ」と、信仰心は全くない友達に言ったら、やはり好感を感じるらしくて、「彼は心から神の存在を信じているのだと感じる」と返事してきました。

その言葉も気に入りました.。どんな宗教でも、過去でも現在でも、教えには従っていない人たちがたくさんいますから。でも、教義には従わない方が良いような宗教もあるな...。

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