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2015/10/06
少し前に出したクイズの解答を書きながら、まだ解決していない謎があったことを発見してしました。

1. クイズ: 城のダイニングルームにあったものは何でしょう? 2015/09/25
2. 答え: 変わった昔の暖房器具 2015/10/05
3. クイズ: 熾火を使う暖房器具に穴があるのは、なぜ?

今度は自分で考えてみることにしました。結局、皆さまにお知恵拝見することにしたのですけれど!


容器の下には穴があるのは奇妙!

これは、ダインングルームにあったものが何かというクイズでした。暖炉で燃してできる熾火(おきび)を容器に入れ、取っ手を持ってテーブルの下に置いて暖をとりながら食事できるという道具でした。

つまり、コタツのように使う火鉢というような暖房器具。あるいは、火鉢をコタツのように使う暖房器具。

食卓にはテーブルカバーがありますから、私はフランス式コタツと呼ぶことにしました。



赤い矢印を入れたのは、熾火が消えてしまわないようにある通気口の穴です。ところが、よく見ると、下の方にはもっと大きな大きな穴らしきものがあるのでした。

こんなに下の方に穴が開いていたら、細かな熾火や灰がこぼれ出てしまうはずですから奇妙ではないですか?

外で使うのなら地面に灰が舞っていくくらいのことですから問題ありません。でも、ここは食事をする部屋なのです。ロングドレスを来た人が身動きしたら、ちょっとした風がおきてしまって、灰が舞ってしまうのではないでしょうか?


下は、ステーキを暖炉で焼こうというときの写真です、薪を燃して熾火になった状態で牛肉を焼き、焼きあがってきたという状態のときに撮影しています。



薪が燃えると、かなり大量の灰ができるのです。

ここは石を敷き詰めた床だったので、火事になる心配はないでしょうけれど、座っている人の洋服に火の粉が飛ぶ危険だってあるはずです。熾火はまだ火力が強いのですから。


容器の下にある穴の部分をアップしてみますね。



この穴は何のためにあるのでしょう?

ここには灰を書き出すときに開ける扉があったのに、外れてなくなったのでしょうか? でも、扉を取り付けていたような跡は見えません。


引き出しがあったのかな?

似たような道具を画像検索で探してみたら、博物館のサイトに、熾火を使うテラコッタの足温器が入っていました。私のコタツと同じおうに、19世紀のものだそうです。


chauffe-pied à braises

リンクをクリックすると博物館のサイトが開きます。そこにある下の写真をクリックして拡大写真をポップアップした後、虫眼鏡効果を使って観察できます。

こちらは足温器だとあるので、ずっと小型でしょうね。でも、どことなく形状は似ていますね...。

コタツと名付けた私の暖房器具と同じように、下がつぼまった形になっています。私のコタツには陶製の蓋が付いていたそうですが、こちらの上には格子網がのっています。

下には穴もありますが、引き出しが抜き差しできるシステムになっています。引き出しは鉄製でしょうね。

つまり、灰を引き出しの中に落とし、時々引き出しを抜いて灰を捨てる。これは、薪ストーブにもあるシステムですね。

とすると、私のコタツにも引き出しが付いていたのだろうか?

引き出しはなかったのですが、陶器の蓋もなくなっているくらいですから、引き出しも喪失していたのかもしれない。

でも、この穴に合わせた長細い引き出しを入れて灰をためるのは、そう賢い方法とは思えません。上の部分に比べて、穴が小さすぎるではないですか?...

中を覗き込んだ写真を見ると、もし引き出しがあったとしたら、その左右には隙間が空いていて、全ての灰が引き出しには入らなかっただろうと思えます。




変なものが見える

改めて、壺の中を写した写真を拡大して眺めてみました。

あれ...、真ん中に何かある!



ここで私は、そういうシステムだったか! と思い浮かびました。

でも、それが答えだと確信しているわけではありません。
それで、またクイズにしてしまいます。

コメントでお答えをおよせくださいますか?


【追記】

中を覗いた写真の、もっと大きな画像を入れます。下の画像をクリックして画像を出し、さらにクリックして拡大してください。

 あるいは、こちらをクリック

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コメント
この記事へのコメント
素敵な 香り♪
前回は 臭気を漂わせてしまい ました
ので、、
今回は 芳香とまいります♪

たぶん 西欧の方々は 体臭も 御足の臭いも
きつそうですので この穴から芳香剤でも入れて
素敵な気分に浸っていたのでは??と
 推察するのだ♪

それに 上の通気口からも 煤臭い臭いがしてたら
たまりませんよね。。。

ちなみに
真ん中にあるものは 鉄器ですかね、、
下の穴より 上に存在するものと判断しました。
鉄器の下にある空間を どのように
利用するか??

何を入れたら 素敵かなということで
ぼくなら 芳香剤を入れます。

まさか この空間で 芋なんか蒸かしませんよね♪
2015/10/06 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re: 素敵な 香り♪
v-22 たかゆきさんへ

クイズにして良かったです。拡大写真を見たら、誰でも私と同じように、こういうシステムだったか、考えるだろうと思ったのですが違っていた!

目を付けたところは全く同じなのです...。

>真ん中にあるものは 鉄器ですかね、、 下の穴より 上に存在するものと判断しました。
鉄器の下にある空間を どのように 利用するか??


前半の部分は、私が注目した点です。でも、私は空間は利用しないと思ったのでした。

使ったことがある人に会ったわけではないので、何とも言えないのですが...。

芳香剤を入れても良いだろうとは思います。エッセンスをほんの一滴たらすだけでも、熱せられると香りが強くでますので。でも、食事をするテーブルの下で余りに強い香りがあると迷惑かな?... 座っている人たちも、それぞれに強い香水をつけているので、それで十分ではないかと...。

>まさか この空間で 芋なんか蒸かしませんよね♪
⇒ 召使いがいるような城なので、何もここで芋をふかしたりする必要はないと思います。でも、入れたらうまい具合に焼けるのではないかな。そういう道具があるのです!

悪魔の壺「ディア―ブル」で焼いたジャガイモ:
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-1447.html
2015/10/06 | URL | Otium  [ 編集 ]
灰処理
鉄の器具に 何か仕掛けがしてあって
下の穴から入るくらいの受け皿に
灰を落とすことが出来るようになっていたか

鉄の器具が谷折りに折れるような仕掛けがあって
谷状になった鉄の容器の部分が丁度 陶器の穴の所に
適合するようになっていた とか かしら。。。

陶器の内側の壁面にある 二つの出っ張りと
鉄の器具の上にある 一つの出っ張りが
何なのか気になります。
何かの用途に使ったんでしょうね。
2015/10/07 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
クイズだクイズだ! 穴の目的に限れば「通気口」ではないでしょうか。本体の底蓋は取り外しができるようになっていて、灰を取り出した後に通気口の溝を清掃したのだと思います。
2015/10/07 | URL | をやぢ  [ 編集 ]
Re: 灰処理
v-22 たかゆきさんへ

>下の穴から入るくらいの受け皿に 灰を落とすことが出来るようになっていたか

⇒ このシステムは受け皿を入れないのだ、と私は思ったのでした。

>鉄の器具が谷折りに折れるような仕掛けがあって 谷状になった鉄の容器の部分が丁度 陶器の穴の所に 適合するようになっていた とか かしら。。。

⇒ なるほど...。

>陶器の内側の壁面にある 二つの出っ張りと 鉄の器具の上にある 一つの出っ張りが 何なのか気になります。

⇒ 「二つの出っ張り」は、私はへっこみだと思ったのでした。そして「器具の上にある「一つの出っ張り」が全てを語っていると判断したのです。
2015/10/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re:
v-22 をやぢさんへ

この分野にお強いをやぢさんが再度登場してくださるのを期待しておりました♪

>本体の底蓋は取り外しができるようになっていて、灰を取り出した後

⇒ 私が考えたのを同じシステムでしょうか?♪

底蓋を入れた状態で熾火を入れると、下には灰が落ちないので、穴からこぼれだすことがない。使用し終わったら、底蓋の中央にあるツマミをつかんで底蓋を取り出す(あるいは壺の中で縦の状態にする)。底に灰が落ちるので、穴から掻き出して清掃する。

>穴の目的に限れば「通気口」ではないでしょうか

⇒ 通気口というのは、外から空気を取り入れる口ですか? 底蓋があると空気の循環はできないと思ったのですが、多少の隙間はあるでしょうから、その役割は果たすでしょうか?

一番熱せられるのは底蓋の鉄のはずなので、ここに穴があると熱が外に出て良いかなと思ったのですが...。
2015/10/07 | URL | Otium  [ 編集 ]
なるほど! 勘違いしたかも知れませね。「通気口」には間違いないとは思いますが、燃焼を促進するためではなく、このコタツ本体が魔法瓶のような二重構造になっていいて、温まった空気が積極的に上部の4つの穴から出るための「通気口」または「吸気口」ですかね?
2015/10/08 | URL | をやぢ  [ 編集 ]
Re:
v-22 をやぢさんへ

>コタツ本体が魔法瓶のような二重構造になっていいて
⇒ 二重構造というのが全てを表しているように見えてきました。壺はお腹が膨らんでいるようになっているのに、壺の内側を撮影した写真では壁がストンと真っ直ぐになっているのですよね。

しかも、内壁の下の方には、2つ穴が開いているように見えます。つまり四方の内壁に2つずつ穴があるような...。

とすると、二重構造によって隙間の空間があって、そこに下の大きな穴から空気を取り入れて空気の循環を作っている? 魔法瓶は隙間を真空にしているから熱を外に逃さないでいるけれど、空気があると熱は動くはず。

>燃焼を促進するためではなく
⇒ テーブルの下にコタツを入れると、ジワジワと長時間燃えてくれる方が都合が良いはずですよね。途中で召使いがテーブルの下にもぐり込んでコタツを取り出し、熾火を追加すると、食事をしている人たちの邪魔をすることになってしまうわけですから。

>温まった空気が積極的に上部の4つの穴から出るための「通気口」または「吸気口」ですかね?
⇒ 始めに通気口を聞いたときはピンとこなかったのですが、何となく見えてきました。これを答えとしたくなります♪

大きな写真をお見せしたいので、記事の最後に、大きなサイズの画像が開くリンクをいれました。ご覧いただけますか?
2015/10/09 | URL | Otium  [ 編集 ]
中蓋中心の穴、これはこれは! !!  発想を変えないといけないようです。本体馬てい形の穴に火吹竹(ふいご)のようなものを入れて、くすぶったり消えそうになった燠火に空気を送り込むのではないでしょうか?  
2015/10/11 | URL | をやぢ  [ 編集 ]
Re:
v-22 をやぢさんへ

>中蓋中心の穴、これはこれは!

⇒ 底を覗いたときに中央に見える黒い部分のことですよね? 私は中蓋をつまんで取り除くための出っ張った杭のようなものだろうと想像していした。何ををつかまないと中蓋を外すのは難しく、中蓋を取り除かないと掃除が大変だろうと思ったからです。

ちなみに、小さな写真しか入れていなかった時期にコメントを入れてくださった「たかゆきさん」は、全部出っ張りに見ていらっしゃいました。

>陶器の内側の壁面にある 二つの出っ張りと
>鉄の器具の上にある 一つの出っ張りが
>何なのか気になります。


中央に見える黒い部分が穴なのか、出っ張りなのかは別にして、ふいごは興味深いと思いました。全く連想していなかったのです。

>馬てい形の穴に火吹竹(ふいご)のようなものを入れて、くすぶったり消えそうになった燠火に空気を送り込むのではないでしょうか?

今の時代でも、こういう道具が市販されていて、暖炉の横には置いています ↓
https://fr.wikipedia.org/wiki/Soufflet_(outil)#/media/File:Blaasbalg.jpg

非常に単純な道具なのですが、火の燃えが悪いときにスパスパとやって空気を送ると、たちまち炎が立ち上がる効果があります。

しかも、フイゴの先端の膨らみだす部分は、馬蹄型の穴の奥深くには入り込まないような大きさになっている。ちょうど良さそうに見えます! もしもフイゴも使っているとしたら、下に大きな穴がないと、熾火の燃えが悪いときには壺の蓋を開けたりしなければならないので不便ですよね。

というわけで、このコタツはかなり考えて良くできていたのだ、と思うようになってきました。見学したときには、「なんだ、コタツと同じ発想じゃないか。日本には普通にあるぞ~」とバカにしていたのですが、こんな風に蓋をしてテーブルの下で使おうとすると、単に火鉢やコタツでは必要がないことも考える必要があったのだろうな… と、をやぢさんのコメントを読んで感心した次第です。
2015/10/11 | URL | Otium  [ 編集 ]
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