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2009/07/31

日本滞在記: 2009年夏 - その10


前回の日記で書いた宿に泊まったのは一晩だけで、その翌日はもう福岡から飛行機で東京に戻らなければなりませんでした。

でも、飛行機に乗る前に昼食をとりに行ったレストランが、また日本の素晴らしさを味あわせてくれました。

フランス的に、ゆったりした食事ができたのです。

私は昔からそうだったのか記憶がないのですが、少なくともフランスに慣れてからは、セカセカ食べるのが嫌いです。

少し前から、東京のレストランでは2時間たったら出て行ってください、というのが出てきたのでショックを受けています。回転することを前提にして料金を設定しているのでしょうけれど、私はこれが耐えがたいと思ってしまいます。

ついでに言うと、もう一つ嫌いなのは、食券を買って食べるレストラン。

日本には簡単に短時間で食べられるレストランがあるのは便利ですが、「飯をかきこむ」という食事は惨めにさせます。


優雅な農家レストランで昼食

連れていっていただいたのは、古民家のレストランでした。

リフォームした土間は居心地の良いダイニングになっていました。


こだわりの奥様が経営していらしゃいます。置いてある家具も、地元でつくられた芸術作品でした。

初めに案内されたのは畳の部屋。そこで食前酒をいただきました。わあ~、フランスの3つ星ホテルでは、こんな風にテーブルに着く前に食前酒を飲めるな… と、リラックスしてしまった私。

でも、お部屋が古民家の生活を感じさせるお部屋なのです。広々として部屋。それが素晴らしい。

普通はひと組しかお客さんをいれないそうですが、この日は断れないお客様があったそうで、2組になっていました。

途中、向こうのテーブルにいらした子ども連れのグループは、小さな子どもさんを畳敷きの部屋でお昼寝させていました。そのアットホームさが気に入りました。


ゆったりと進むお食事。だって、お料理している奥様がお給仕もなさるのですから。



新鮮な食材。心をこめてつくったお料理。

東京では大量生産された料理を温めただけで出すレストランで食事しなければならないことが多いだけに、こういうお料理が出てくると感激してしまいます。

自分のところでは調理しないレストランは、フランスでも増えてきましたが、少なくともフランス人たちはそれにとてもシビアです! まだボイコットする余裕は残っています。


優雅な時間を過ごさせていただきました。

不思議なことに、限りなく日本的な環境でのお食事だったのに、フランスで食事を楽しむときと同じ感覚を味わいました。

いつも思うのです。日本とフランスはすごく似た感性を持っていた文化だったのに、アメリカ文化の影響が大きいせいか、日本本来の良さは影に隠れてしまっている…。


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コメント
この記事へのコメント
ゆっくりご飯。
うわぁ~、素敵!
日本滞在がますます充実しますね。
何だか、時間に追われてしまう日本の生活にちょっとリハビリが必要なのか?疲れてしまう私です。(涙)
ご飯はゆ~ったりと、心のこもったおもてなしも一緒に味わえたら最高ですね。とても幸せなことです~!
2009/08/03 | URL | pepe犬  [ 編集 ]
Re: ゆっくりご飯。
v-22pepe犬さんへ

フランスもパリでは、レストランのテーブルの間隔が狭いし、みんなセカセカしていると感じますが、東京の人間の込み合い方とは比較にならないな... と感じました。しかも、蒸し暑いときに騒音がすごいのはすさまじい。

ゆったりと食事を楽しめるのは良いですよね。pepe犬さんのブログを拝見していて、帰国なさってからもゆったりした時間も過ごされているように感じていたのですが、リハビリが必要なんて感じていらっしゃいましたか。
2009/08/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
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