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2016/01/11
ボージョレーワインの危機について調べながら「ボージョレーワイン: ガメ種が苦労させる?」を書いていたら、今まで聞いたことがなかったブルゴーニュのAOC/AOP(原産地呼称)に出会いました。

コトー・ブルギニョンCoteaux Bourguignons)というアペラシオンです。

2011年のビンテージから使われており、ブルゴーニュAOC/AOPワインの百番目のアペラシオンなのだそう。

今までのブルゴーニュワインの観念を壊してしまうようなワインなのです。柔軟性があるといえば聞こえが良いですが、何でもできてしまうのは危険ではないかという気もします。「ブルゴーニュワインが民主化した」などと言っている人もいましたけれど。

なんでもありのワインなのです!

  


シリーズ記事目次 【フランスのワイン産地】
目次へ
その10

前回の日記「ブルゴーニュの新アペラシオン: ブルゴーニュ・ガメ」で、ブルゴーニュワインの最下位に格付けされているワインは複雑だと書きました。それを除けば、ブルゴーニュワインは非常に単純なのです。

格付けの3番目までの上質のブルゴーニュは、異なるセパージュ(ブドウの品種)も、アペラシオンが異なる畑で収穫されたブドウもブレンドしない、という鉄則があります。

同じように2011年から使われるようになったアペラシオン「AOC/AOPブルゴーニュ・ガメ」も、ブドウの品種のガメと名称に付けているのに、少しは違う品種をブレンドしても良いという規約になっているので腑に落ちなかったのですが、こちらコトー・ブルギニョンは、もっと訳がわからないワインを作れてしまうのです。

「ブルゴーニュ・ガメ」の方は本当にAOC/AOPとして認められたのだろうかと疑ってしまうほど情報も出てこなかったのに対して、こちらコトー・ブルギニョンの方はかなり力を入れて販売している感じがします。

コトー・ブルギニョンに関する規約を記した政令が見つかったので、ある程度はどんなワインなのかは見えました。


◆ 「AOC/AOPブルゴーニュ・グラン・オーディネールに代わるアペラシオン

政令の始めに書いてある部分は分かりやすかったです。

1937年のデクレで定められていた以下の2つのAOCアペラシオンは、コトー・ブルギニョン(Coteaux Bourguignons)に置き替えられた。
  • ブルゴーニュ・グラン・オーディネール(Bourgogne Grand Ordinaire)
  • ブルゴーニュ・オーディネール(Bourgogne Ordinaire)
「オーディネール」とは、普通の、日常の、ありきたりの、というような意味を持つ単語です。名前からして魅力的ではなくて、説明されなくても最下位の格付けワインだと感じていました。

「ブルゴーニュ・オーティネール」は、日常飲むワイン。つまり、デイリーワインの意味を持っていたのだそうです。それに「グラン(大きな、偉大な)を付けた「ブルゴーニュ・グラン・オーディネール」は、日曜日に特別に飲むという意味合いでの命名なのでした。

信仰心があつかった昔は、日曜日には正装して教会のミサに行くという特別な日でした。それで「グラン・オーディネール」と呼ばれるワインは、1930年代頃には上等なワインという感覚があったのだようです。ところが、最近では人気が無くなってきていました。もっと上のランクのワインを普通に飲むようになったからでもあるでしょう。

2つのアペラシオンに代わるものだとあったのですが、下のランクの「ブルゴーニュ・オーディネール」は既に事実上は消滅していたそうです。従って、実質的には「コトー・ブルギニョン」は「ブルゴーニュ・グラン・オーディネール」に置き換わるアペラシオンだと見なすべきでしょう。



「オーディネール」ではイメージが悪かったので名前を変えちゃえ、というわけだったのでしょうか?
でも、それだけではないのでした!


ワインの原産地としては、ボージョレーを仲間はずれにしない

赤ワインに関しては、ブルゴーニュの高級ワインは全てピノ・ノワール種100%で作られています。ところが、ブルゴーニュ地方 * の南部と、そこから延長した位置にあるローヌ・アルプ地方 * に入るボージョレーの産地ではガメ種が栽培されています。

* つい最近、行政区分の地域圏(Région)の合併が行われたので、ブルゴーニュは「ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地域圏」、ローヌ・アルプは「オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏」と言わなければならないのでしょうが、新しい地域圏の名称はまだ確定していないので何とも書きようがなくて困ります。

ピノ・ノワール種は高貴なブドウで、ガメ種は劣るというのがブルゴーニュには根強くあります。実際にブドウ畑を見ると、ボージョレー地域ではブドウの木を鉄線で支えることもしないので、なんだか雑に育てているようにも見えてしまうのですけど。

でも、ボージョレー地域も、ブルゴーニュワインの中に入っているのだから仲間はずれにするのはおかしいという主張もあります。関係する両者の間では葛藤があったようです。

昔からあった「AOC/AOPブルゴーニュ・ルージュ」には、ボージョレーの産地の中でも優れたワインができる「クリュ」と呼ばれていた地域で生産されるガメ種のワインも含まれていたのです。同じ「ブルゴーニュ」なのにピノ・ノワール100%とガメ100%になってしまうわけなので、それではワインの風味が異なりすぎてしまうのでマズイという議論が以前からあったのだそうです。それで、ついに2011年の政令でボージョレーは生産地から外されました。

ただボージョレーを外しただけでは片手落ち。前回の日記に書いた「AOC/AOPブルゴーニュ・ガメ」ができたほか、ボージョレー生産地域も入れた「コトー・ブルギニョン」という新しいアペラシオンが新たに作られたのでした。

「コトー・ブルギニョン」という名称でワインを販売できると定められた原産地は、大きな捉え方でのブルゴーニュワインの産地すべてになっています。つまり、北部のオーソワやシャブリから、コート・ドール、さらに南のマコネからボージョレーまでのワイン産地が原産地として指定されています。

ブルゴーニュワインの産地

コトー・ブルギニョンの生産地としては、
北から南まで約250Km、
合計300余りの町村が認められています。


⇒ 拡大地図

地方県名コトー・ブルギニョンの原産地
認可町村数
ブルゴーニュヨーヌ県54         
コート・ドール県91
ソーヌ・エ・ロワール県154
ローヌ・アルプローヌ県85


生産面積と生産量は?

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)が「コトー・ブルギニョン」に関して発表しているデータを拾ってみました。

生産地面積 *年間生産量 **収穫量(上限)
赤ワイン、ロゼ約 251 ha (91%) 7,751 hl (84%)64 hl/ha (69)
白ワイン25 ha  (9%)1,499 hl (16%)72 hl/ha (75)

*2011年のデータ
1 ヘクタール (ha) = 1万 m2 = 24 ウーヴレ(人力で1人が1日に耕せる面積)
**2007~2011年(5年間)の平均
1 ヘクトリットル (hl) = 100 リットル = ボトル 133本

ボージョレーの産地を除く狭い意味でのブルゴーニュワインの産地の面積は28,715haだそうなので、「コトー・ブルギニョン」は北から南まで広い範囲がカバーされているといっても、そのごく一部というわけなのですね。もっと上のランクのワインを作るブドウ畑が除かれているからでしょうか。

「ブルゴーニュ・グラン・オーディネール」を作っていたブドウ畑は、すでに狭くなっていたようです。このアペラシオンの白ワインはたったの25ヘクタール、ロゼと赤のワインを合わせて110ヘクタール。新しいコトー・ブルギニョンでは、お手軽プライスで手に入るブルゴーニュワインを増やそうという意図もあったようです。

コトー・ブルギニョンの作付面積は、1914年末の情報ですでに300ヘクタールは下らないというデータがありました。売れなくて苦境に立たされているボージョレーがこちらのアペラシオンに乗り換える可能性があるので、今後はもっと増えるだろうとのこと。

白ワインの畑が狭い割りに生産量が多いので、1ヘクタールあたりどのくらいのワインを生産して良いのかを表に入れました。一般的に、白ワインの方がたくさん作って良いのですね。

収穫制限はボージョレー赤ワインの最下位のランクで、1ヘクタール当たり60ヘクトリットル(上限 65 hl/ha)。AOCブルゴーニュの場合は、赤とロゼで60 hl/haで、白で68 hl/haとなっていました。コトー・ブルギニョンの方が緩やかということは、それだけ下のランクのワインということでしょうね。


セパージュ(ブドウの品種)の規制も非常に緩やか

「コトー・ブルギニョン」には、赤、ロゼ、白と、全部のワインが認められています。

セパージュも、ブルゴーニュで栽培されるブドウの全部の品種が入っているのではないかという感じです。ブルゴーニュワインでお馴染みのシャルドネ、アリゴテ、ピノ・ノワール、ガメのほか、古い品種など色々なセパージュの名前が並んでいます。

それらをブレンドしてしまって良いというのが、ブルゴーニュワインに慣れている私などにはかなりショッキングです!

コトー・ブルギニョンに認可されているセパージュを一覧にしてみます。赤ワインになる品種を赤字、白ワインになる品種を緑字にしています。

メインとするセパージュ10%までは加えて良いセパージュ *



ガメN **
ピノ・ノワールN
セザールN(ヨーヌ県のみ)
アリゴテB
シャルドネB
ガメ・ド・ブーズN **
ガメ・ド・シャルドネN **
ムロンB
ピノ・ブランB
ピノ・グリG

ガメN **
ピノ・グリG
ピノ・ノワールN
セザールN(ヨーヌ県のみ)
アリゴテB
シャルドネB
ムロンB
ピノ・ブランB
※ 条件を満たせば「clairet(クレーレ)」として販売できる。



アリゴテB
シャルドネB

ムロンB
ピノ・ブランB
ピノ・グリG
 
※ 新酒を「primeur」あるいは「nouveau」の文字を付けて販売できる。

*加えて良い品種は10%までに制限。
マーカーを入れた品種は、ブドウ畑に混ぜて植えることも可能(15%まで)。
**ガメNというのはボージョレーで使われ、良く知られる品種で、皮は黒く、中は白い。ガメ・ド・ブーズとガメ・ド・シャルドネは、皮が黒く、中も色が付いている品種。


このリストを見て、赤ワインなのに白ワイン用のブドウを使っても良いのかと驚いたのですが、少しなら混ぜるということではブルゴーニュ・グラン・オーディネールでも認可されていたのでした。

メインとするセパージュ1つに、ほんの少し入れられるセパージュもある、ということなのだろうと思ったのですが、そうではない。メインの品種は複数使えるし、どの割合でブレンドするかに関しては規定されていないのです。

ブルゴーニュワインの中でも、最下位の格付けにされている「AOC/AOPパストゥーグラン」はピノ・ノワールとガメをブレンドして良いのですが、その割合は規定されています(ガメ種は3分の2までに制限)。コトー・ブルギニョンは、それよりも緩い規制ということは、パストゥーグランの下にランク付けするのかな?...

ともかく、新しくできた「コトー・ブルギニョン」は、どうブレンドしてしまっても良いということらしい。

ピノ・ノワールとガメとシャルドネを混ぜるなんて、かなり不快感を覚えます。来客が帰ったあとにボトルの底に残ったワインを空き瓶に入れ、翌日に飲むみたいではないですか? ブルゴーニュ以外のワイン産地ではブレンドをするのが普通なケースが多いでしょうから、そういう違和感は感じないのでしょうけれど。

ロゼワインは、赤と白を混ぜてピンク色を出したりできるわけです。もっとも、シャンパンではそれが認可されているわけで、それを教えられたときは驚いてブログに書いていました:
赤 + 白 = ピンク色。それがシャンパンのロゼでは主流 2013/12/24

EUの規制で、赤ワイン+白ワインでロゼを作るのを許可するという話しが出たときには、ブルゴーニュの友人たちは「飛んでもないことだ!」と怒っていたのですけどね...。それなのに、ブルゴーニュでもやってしまえ、ということになったらしい。


なんでもOKのワインなの?!

セパージュを自由にブレンドしてしまって良く、しかも、それをラベルに明記する必要もないらしい。つまり、コトー・ブルギニョンは飲んでみないとどんな味なのか想像できないワインのようです。

さらにショックなのは、オーク材の樽に入れて熟成させないでもタンニンがワインに付くように、木を粉にしたものを入れてもOKということになっているということでした。

まさか、ブルゴーニュワインでそれを認めるとは思わなかった! アメリカだったか、それをやっているのは飛んでもない邪道だとブルゴーニュの人たちは言っていたのに...。

ブルゴーニュAOC/AOPワインの中で木クズを入れてしまって醸造することを禁止していないのは、このコトー・ブルギニョンだけなのだそうです。

時代の波に応えた?... ワインの味を人工的に整える技術の発展を考える人たちには喜ばしいアペラシオンかもしれないけれど、自然に作った方が良いと思うのだけれどな...。最近は醸造技術が進歩しましたが、昔に作られたワインは、最低ランクの「AOCブルゴーニュ」なのに、寝かしておくと驚くほど美味しくなったりしたのですが、今はそういうワインはほとんど無くなってしまっています。

ところで、コトー・ブルギニョンCoteaux Bourguignons)という命名が気になりました。

置き換えられる前の名称の「ブルゴーニュ・グラン・オーディネール(Bourgogne Grand Ordinaire)」には「ブルゴーニュ」の文字が入っていて、ブルゴーニュワインだということをアピールしていました。

「コトー(Coteaux)」というのは、ワインの産地でよく使う「コート(Côte 丘陵)」の複数形。「ブルギニョン(Bourguignons)」というのは「ブルゴーニュの」という形容詞の複数形です。そのどちらも、フランス語に関係がない人には耳慣れない単語ではないでしょうか? これだけブルゴーニュワインの鉄則を破ってしまっているワインだから、わざわざ「ブルゴーニュ」という言葉は避けて、別物みたいにしたのかな、と勘ぐってしまう...。

コトー・ブルギニョンを売ってるネゴシアンが、「美味しいワインを作ることが重要だ」と言っていたのですが、飛んでもないのもできてしまう可能性もあると思っているのではないかな?...


狙いは、安く飲めるブルゴーニュワインを作ること

フランスでの価格が6~8ユーロで(900円前後)、最低ランクのボージョレーよりは高いけれど、最低ランクのブルゴーニュよりは安いという位置づけのようです。

伝統的なブルゴーニュワインになじんでいる人たちにはショッキングなワインのはずです。それだからだと思うのですが、コトー・ブルギニョンをプロモーションしている人たちは、若者や、ワインをそれほど知らない人たちをターゲットにしていると語っていました。

それと、外国への輸出にも向いている、とネゴシアン(自分ではブドウを栽培せずに醸造するだけの仲買人)は考えて力を入れているようです。アメリカで10ドルで買えるブルゴーニュワインとなるだろうとのこと。

パリ当たりに行っただけでも、ブルゴーニュワインは高いというイメージになるので、外国でも1,500円しないでブルゴーニュワインが手に入るのは魅力的だろうということのようです。日本では幾らで売っているかを調べたのですが、かなりのお値段のも多かったのですけど。

ブルゴーニュワインはこういう味がしなければならないという偏見を持っている人でなければ、ワインさえ美味しければ素直に受け入れてもらえるでしょう。でも、もしもコトー・ブルギニョンが大量に出回ったらブルゴーニュワインのイメージを覆してしまうのではないか、と私は心配になりますけど...。


日本にも、かなり輸入されているらしい

2011年に誕生した2つのアペラシオンのうち、「ブルゴーニュ・ガメ」は、フランスでも日本でも、それほど見かけませんでした。情報もほとんどないので、本当にアペラシオンができているのかと不安になってしまうほどでした。

ところが「コトー・ブルギニョン」の方は、鳴り物入りで登場したような感じを受けます。

日本にもかなり入っています:
コトー・ブルギニョンを楽天市場で検索

「コトー・ブルギニョン」だと言われても、産地がどこなのか、どの品種で作られたのかが分からない。そういうワインの情報から、どのワインを買おうかと考えるのも面白いかと思って、検索してでてきたワインを眺めてみました。

このランクのワインはフランスでは買う必要がないのですが、日本にいるときには現地の生産者価格の3倍くらいを支払うことになるので、安いワインを探す必要があるのです。良い勉強になるかもしれない。

次は、ネットショックを眺めてコトー・ブルギニョン選びをして遊んだことを書きます。

★ シリーズ記事目次: フランスのワイン産地


 【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスのワイン産地、アペラシオン、セパージュ
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ

外部リンク:
☆ INAO: Décret n° 2011-1618 du 23 novembre 2011modifié relatif à l'appellation d'origine contrôlée « Coteaux bourguignons »
☆ BIVB: Coteaux-Bourguignons - Appellation vin de Bourgogne (PDF)
☆ BIVB: Côteaux Bourguignons コトー・ブルギニヨン -Bourgogne Grand Ordinaire ブルゴーニュ・グラン・トルディネール-Bourgogne Ordinaire ブルゴーニュ・オルディネール  フランス語ページ
Appellation viticole Coteaux Bourguignons ⇒ Dénomination viticole Coteaux Bourguignons
☆ Hachette: Coteaux-bourguignons
☆ Musée des Boissons et de la Sommellerie: AOC Coteaux Bourguignons
☆ RVF: Grande Bourgogne viticole : qui gèrera les coteaux bourguignons ?
L'appellation Coteaux Bourguignons démocratise le vin de Bourgogne
Coteaux bourguignons  une appellation à petit prix 08/05/2015
ブルゴーニュの新AOCコトー・ブルギニョン本日発売 ⇒ AOCコトー・ブルギニョンの定義
☆ Le Figaro Vin: Bourgogne Ordinaire (Guide des appellations)


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コメント
この記事へのコメント
セパージュはなかなか複雑でいつも理解に苦しんでいます。

ブルゴーニュの村名以上ではピノorシャルドネ100%
と規定されていると思うのですが、
ACブルゴーニュではピノorシャルドネ50%以上
品種名を付けた場合はそれぞれ80%以上
と理解していたのですが、これは間違っていますでしょうか?
(数字は間違っているかもしれません)

ボジョレーの中にはACブルゴーニュが名乗れる所もある、という理解は古かったんですね
AC コート・ド・ニュイ
とか新しいAOCも出来てややこしい事この上ないです
2016/01/14 | URL | albifrons  [ 編集 ]
Re:
v-22 albifronsさんへ

いつも飲むのはピノとシャルドネで、たまにガメとアリゴテ、と軽く考えていたのですが、調べてみたら複雑なので頭が混乱してきております。

>ACブルゴーニュではピノorシャルドネ50%以上 品種名を付けた場合はそれぞれ80%以上と理解していたのですが、これは間違っていますでしょうか?
⇒ パストゥーグランでさえピノを3分の1は入れなければいけないことになっているので、50%とはひどいと思うのですけど...。

それで、ブルゴーニュのセパージュに関する規制を調べて、次のページの最後に追記で入れました。けっこう混ぜ込んでしまって良いので驚きました。

http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-2388.html

品種名をブルゴーニュの後に付ける場合に規制があるのかどうかは、この政令の中では出てきていませんでした(長いので全部は見ていませんが)。 「ブルゴーニュ・ガメ」はガメが85%以上必要。ガメが30%を超えなかったら「ブルゴーニュ」。それ以外はどうなのか検索したら、「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」はピノが85%以上必要だと書いている人がいたので、80とか85のあたりなのでしょうね。

2011年の秋に、最低ランクのところを編成し直して、5段階だったのを4段階にしたようですね。コート・ド・ニュイは無くなって、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュが入っていました。ややっこしいですね…。村名ランクの下は、今までどおり無視したくなりました!
2016/01/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
そうそう85%でした。

コート・ド・ニュイ新しく出来たのかと思ってました。
ヴィラージュは前から有ったと思うのですが・・・
コルゴロワン村とかクーシー村とか単独村名名乗れない村用の村名格付けですよね

ブルゴーニュ・ルージュとありながら、やたらとガメっぽいのをいくつか飲んだことがあるので、おそらく。。。
と思っています。
でもまさかシャルドネやピノブランまで使って良いとは意外でした。
2016/01/15 | URL | albifrons  [ 編集 ]
Re:
v-22 albifronsさんへ

コート・ド・ニュイの当たりにはよくワインの買い出しに行くのですが、いつも村の名前が付いたワインを買っているので。この中途半端に地域を示すアペラシオンがあったことを気にしたことがありませんでした。リストで確認したらコート・ド・ニュイ・ヴィラージュしかなかったので、albifronsさんがおっしゃるならコート・ド・ニュイというのが以前にあったのだろうと思ってしまったのでした。

考えていると、知らなかったことが出てきます。村の名前が付いていれば3番目の村名アペラシオンだと思っていたのに、そうではなかった。マコネ地域では村の名前が付いているのがたくさんあるのですが、村名アペラシオンとされているのは5つだけで、あとは全部、4番目の地方ランクなのでした。マコンやマコン・ヴィラージュと一緒にしてしまうのは不公平だと思うけどな...。

それからいくと、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの方は、村の名前でアペラシオンを付けてくれなかったのは残念でしょうけれど、ちゃんと3番目にランクされているから良かったと思うべきだと思いました。

畑のランク付けもおかしいと思う場所もあります。政令ができたときに高いランクで認めてもらうと税金がかかるからとケチって、今になったら後悔している人がいる。眺めてみると、どうしてここがプルミ・クリュになったのか納得できない場所がある。良いブドウ畑の真ん中にお爺さんが果樹園として使っているからとアペラシオンをもらわなかった小さな区画がぽっこり空いているので、別々に収穫するのは面倒で困るという話し、等々...。
2016/01/15 | URL | Otium  [ 編集 ]
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