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2016/02/01
犬も歩けば棒にあたる。「ワイン樽の製造: 今と昔」を書いていたら、知りたいと思っていたことに出会いました。

最近になって再開発されたけれど、かってはヨーロッパ最大規模だったというベルシーの酒蔵。ベルシー村と名付けられた界隈に行ったときから、昔はどんな姿だったのか見たいと思っていたのですが、映像や写真がたくさん見つかりました。

それだけではなくて、情報を読んでいたら、19世紀から酒蔵があった時代までのパリとワインの関係も見えてきました。

まず、パリとワインの関係からメモしておきます。


モンマルトルのブドウ畑

パリ首都圏でのブドウ栽培は18世紀に最盛期を迎え、ブドウ畑は42,000ヘクタール。当時は、ボルドーやブルゴーニュを抜いてフランス最大のワイン産地だったとのこと。人口が多いからそうかなとも思いますが、本当だったのだろうか?

でも、パリにもブドウ畑があったというのは聞いていました。

モンマルトルには、昔あったブドウ畑を復活した「Clos-Montmartre」と呼ばれる小さなブドウ畑があります。

パリの観光スポットの1つ、モンマルトル(18区)。有名なサクレ・クール寺院やテルトル広場はいかにも観光地なので好きではないのですが、このあたりを散歩したらすっかり気に入りました。パリに住むとしたら、この静かな住宅街が良いな、と思ったほど。

そのとき撮った写真はブログに入れていましたが、ブドウ畑のことは何も書いていませんでした。



特別なときでないと畑の中には入れてくれないのでつまらない。でも、都会の中にブドウ畑があるというのは良いものです。


この場所にブドウ畑があったことは、944年の記録に残っているのだそうです。

パリは次第に拡大していったのですが、この界隈がパリ市に組み込まれたのは1860年。開発によってブドウ畑は無くなっていき、1929年には完全に消滅しまいました。マンションが建つはずだったのですが、昔を懐かしむ住民たちの運動によって、パリ市はブドウ畑を復活させたのだそうです。

1933年のこと。畑の広さは0.15ヘクタールとか、2,000㎡とか言われていました。当初2,000本のブドウの木を植えて、今は1,762本残っているのだとか。

パリ市の職員である醸造技術者がブドウ畑について説明している動画がありました。


Les vignes de Montmartre

1860年くらいまで、つまり、ブドウに壊滅的な被害を出した外周フィロキセラが発生してブドウに壊滅的な被害を与える前、そしてパリが都市化してしまう前、パリのブドウ畑は900万リットルものワインを作り出しtいたのだそう。

モンマルトルの歴史を話してくださったので、おさらい。

パリで最も高い丘にあるモンマルトル(Montmartre)という地名は、ラテン語でMons Martyrum、フランス語でMont des Martyrsから来ていて、「殉教者の丘」の意味。この丘でキリスト教徒が殉教させられたのですが、その中に初代パリ司教がいた。後に聖人とされたサン・ドニ(Saint Denis)。西暦258年から272年ころだった、と言われています。

サン・ドニは首を落とされた後、自分で首を持ってしばらく歩いたと言われています。それで、教会で見かける彼の像は、いつも首を持っているという奇妙な姿で描かれています。

サン・ドニと呼ばれる聖人は何人もいますが、これはパリのドニ(Denis de Paris)と呼ばれている聖人です。

ドニ(Denis)というのは、ギリシャ神話のDionysos(ディオニューソス)に相当するフランスの呼び名。ディオニューソスはバッコスとも呼ばれ、ブドウ酒と酩酊の神。

それでモンマルトルのブドウ畑では、秋にブドウ収穫祭をするのですが、サン・ドニ聖人の日である10月9日のあたりに行っているのだそう。ブドウの収穫祭にしては遅すぎる時期だと思ったのですが、そういう経緯だったのですね。

サン・ドニ像
ノートルダム大聖堂(パリ)
ブルゴーニュワイン

モレ・セン・ドニ
サン・ドニ大聖堂
Façade de la basilique de Saint-Denis
サン・ドニ市

サン・ドニがバッカスにゆかりがあったとは知りませんでした。

ブルゴーニュのコート・ド・ニュイのワインに「モレ・セン・ドニ(Morey-Saint-Denis)」というのがあったのを思い出しました。ワイン村にしては良い名前だったのだと感心。この村のサイトを見たら、公民館の名前が「Cellier de Dionysos(ディオニューソスのワイン貯蔵庫)」という名前になっていました!

もう1つ有名なサン・ドニは、少し前のパリ同時多発テロの舞台になってしまったサン・ドニ市。もともと治安が悪いことで有名な地域だったのですが、初代パリ司教のサン・ドニを祭ったサン・ドニ大聖堂があります。10世紀からフランス革命が勃発する前までは、歴代の王様の墓所だったという由緒ある教会。

ドニ聖人は、パリ市とセーヌ・サン・ドニ県の守護聖人なのだそう。


モンマルトルで収穫されたブドウは、パリ18区の役場のセラーでボトル詰めされるそうです。年間生産量は500~1,000リットル。50mlという小ぶりなボトルに入れられ、コレクターやパリのお土産として人気があるようです。


Le vin de Montmartre n'est pas une piquette


パリ市がワイン醸造所を持っていて、ちゃんと技術者もいるというのは楽しいですね。しかも、この醸造技術者のFrancis Gourdinさん、南西部訛りの話し方がとても魅力的です。モンペリエのご出身なのだそう。南仏の太陽の光と地中海を感じさせられます。この職務が楽しくてたまらないというのにも好感を感じます。

とても謙虚で正直な人だと感じます。彼が職務についたのは1995年。それまでは、いい加減にワインを作っていたので、飾っておくようなシロモノだったのを何とか飲めるワインにしたのだそうです。そのワインのことを「飲めます」としか言わない! ボン(良い)とか、パ・マル(悪くない)とも言わないで、「buvable(飲むことができる)」としか言わないのです!

気に入ってしまったので、もう1つ彼が登場している動画を入れてしまいます!


Visite guidée des vignes de Montmartre avec Francis Gourdin, œnologue de la Ville de Paris


グルダンさんはモンマルトルのブドウ畑(18区)を担当しているだけではなくて、Bercy(12区)、Belleville(20区)、Clos des Morillons(15区)、la Butte Bergère(19区)のブドウ畑もお仕事の場となっているそうです。もう引退の時期を迎えているかもしれませんけれど、後任者はいるでしょうね。


モンマルトルのブドウ収穫祭(Fête des vendanges de Montmartre)をオーガナイズするのも、彼が責任者となっているようです。大勢の人が来るというこの祭りがどんなものなのかと思って、映像を探してみました。

道端でフレンチカンカンを踊っていたり、ナポレオン時代の軍服を来た人たちなどがいる動画ばかり...。これではモンマルトル祭りとか、日本ではパリ祭と呼ぶ革命記念日の祭りみたいと思ってしまいました。

でも、フランス各地から来たブドウ栽培者たちのパレードがあったので、それを入れておきます。


Défilé - 82ème Fête des vendanges 2015 - Montmartre - Paris



モンマルトルのガンゲット

なぜか気になっているものに、ガンゲットGuinguetteという場所があります。パリの人たちが休日に郊外に出かけ、ワインを飲んだり、ダンスを踊ったりする余暇を私語した場です。パリで流行したことだから、パリっ子訛りで発音して「ギャンゲット」と書くべきなのかもしれない。

日本も、江戸の庶民たちが郊外に行ってお花見を楽しんだのと通じるところがあるのかもしれない。でも、ガンゲットは、パリの外に行くと、酒税の関係で安くお酒を飲めたから、というのがあります。郊外に出てのんびりと息を吸うのを楽しんだというところでは共通しますが、日本のように風情を楽しむというのではない!

ガンゲットの歴史は調べたりしていたのですが、飲んでいるのは何処かから来たワインなのだろうと思っていました。でも、これが流行した時代、パリとその周辺ではちゃんとワインを生産していて、それを彼らは飲んでいたのだと知りました。


ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」と題された絵画も、モンマルトルのガンゲットを描いたものでした。

Pierre-Auguste Renoir, Le Moulin de la Galette
Bal du moulin de la Galette, Auguste Renoir (1876年)


モンマルトルをかなり隅々まで歩き回ってみたとき、気になった建物がありました。それが、このルノワールの絵の題名になっている飲食店Moulin de la Galette(ムーラン・ド・ラ・ギャレット)だったのでした。



モンマルトルで有名なのはムーラン・ルージュの赤い風車。そう思っていたのに、別の風車もあるので奇妙...。知っている人は知っているのだろうという、もったいぶった感じがあり、私などは間違っても入れない店に見えました。

気になったので何枚も写真をとっており、店の名前も撮影していたので確認できました。確かに、Moulin de la Galette。

この写真は10年くらい前に撮っているので、今はどうなっているかと調べてみたら、7カ月のリフォームの後にオープンしたというニュースがありました。ビストロ風の店で、ランチなどはお手軽価格の定食があるようです。ただし、風車は別の持ち主の私有地の中にあるので見学はできないようです。昔は裏に庭があって、そこがルノワールの絵に描かれていた場所だったとのこと。


ムーラン・ド・ラ・ギャレットは多くの画家に描かれていました。ゴッホもたくさん描いており、Wikipediaではこの風車を描いたゴッホのページを設けているくらいでした(このページ)。彼は、ルノワールの絵が描かれた10年後、1886年から翌年までモンマルトルに住んでいたのですね。

ゴッホの1886年の作品を並べてみます。

Van Gogh - Le Moulin de la Galette
Le Moulin de la Galette
Le Moulin de la Galette
Vincent van Gogh - Le Moulin de blute-fin(1886)
Le Moulin de blute-fin

遠景から描いた作品だと、周りには緑が広がっていますね。下は、風車を望む菜園。


Jardins potagers à Montmartre : La Butte Montmartre 1887

130年前のモンマルトルは、こんなに長閑だったのですか...。どこにでもブドウ畑があったという時期は過ぎていたようですが。

ゴッホも、モンマルトルで「ガンゲット」と題した絵を描いていました。

Van Gogh -  "La Guinguette"
La Guinguette, Van Gogh (1886年10月)

風車小屋がある店ではないような感じがしますが、モンマルトルのRue des Saulesという名の通りにあったガンゲットだそうで、その通りには現在ブドウ畑があります。


ベルヴィルのガンゲット

パリのガンゲットの歴史にでてきたものの中に、ベルヴィル(Belleville)のブドウ畑もありました。現在はパリ20区に入っています。公園になっており、ここも1992年に小さなブドウ畑を復元されていました。

このあたりには、19世紀まではブドウ畑が広がっていて、ガンゲットがあったそうです。


Paris et le vin | Un Jour de plus à Paris

ここで出されていたのはginguetと呼ばれているワイン。若くてすっぱいけれど安いワインでした。guinguette(ガンゲット)は、このginguet(ジャンゲ)からできた言葉なのだそうです。


フランスのテレビの教養チャンネルがYouTubeにフランス語の教材を入れていて、その中にガンゲットを紹介するものが入っていました。

ガンゲットはモンマルトルやベルヴィルの当たりで始まったのですが、パリ市の中に入ってしまうと、だんだん外に出て行ったというのを絵で見せています。もっと遠くに行くと、川のほとりにガンゲットがあって、人々が川にボートを浮かべて楽しんだというイメージになってきたわけですね。


ARTE: la tradition : la guinguette文字


パリ市内には12カ所くらいのブドウ畑がある

パリを中心とするイル・ド・フランス地方には、現在、ブドウ畑が134カ所あって、そのうち10分の1くらいがパリにあるとのこと。

そう言われてみると思い出しました。

ベルシー公園に行ったとき、パリ市民をガーデニングに親しませえるための施設のそばにもブドウ畑があったのです。



植物園の中にあるブドウ畑だと少しつまらない。これもブドウ畑と数えるのなら、パリ市内には幾つもブドウ畑があると言っても不思議ではないですね。最近のパリは市民を自然に触れさせるように努力していて、あちこちに市民農園も作っているのですから。

ここはベルシーという地区。少し前まで巨大な酒の貯蔵庫があった場所です。
パリにあったワイン市場について、続きとして書こうと思ったのですが、ここで出したムーラン・ド・ラ・ガレットについて補足を書きました:

モンマルトルのムーラン・ド・ラ・ガレットの「ガレット」とは、なに?


シリーズ記事【フランスのワイン産地】
目次へ
その18




ブログ内リンク:
「ガンゲット」と呼ばれるレストラン 2005/09/07
パリ首都圏の町にある田舎風景とは? 2010/12/27
★ 目次: ワインの消費、ビジネス、飲酒規制、歴史など
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ
パリには公園が少ない? 2015/10/19
★ 目次: 画家、彫刻家、建築家の足跡を追って
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化

外部リンク:
Paris le top 5 des vignes
L'oenologue de Paris met Montmartre en bouteille
Fête des vendanges : visite guidée de la vigne de Montmartre
Le guide des guinguettes de Paris
Paris et le vin  Un Jour de plus à Paris
☆ レストランのサイト: Moulin de la Galette
☆ Wikipedia: Denis de Paris » パリのディオニュシウス
☆ Wikipedia: Basilique Saint-Denis » サン=ドニ大聖堂
☆ Wikipedia: Moulin de la galette » ムーラン・ド・ラ・ギャレット
☆ Wikipedia: Le Moulin de la Galette (série de Van Gogh)
☆ MMM: モンマルトル~芸術家の集ったパリの丘~


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フランスのお酒 (ワインなど)



コメント
この記事へのコメント
え〜〜〜〜ッ!!!!
びっくりしました。この記事を読んでムーランドラギャレットのことを書いたワケではなかったからです。本当に、すごい偶然!!

よくよくわかりました!!  初めて知りましたが、ガンゲットだったんですね。美術関係の方、ご存知かしらン。(笑)  
しかも、福岡市にある海辺のベイサイドプレイスでは、夏に、ガンゲットと称したイベントがあっていました。引きこもりは、知らんかった!! へぇ〜〜

モンマルトの坂の途中?にあるブドウ畑、結婚前にパリに行った時、通りました。バスで。(笑)サン・ドニは、鹿島茂氏が日本人向けに書かれた『バースデイ・セイント(366日)初版2000年』でも、10月9日に紹介してあります。?〜285年に、なっていますが・・・。英語名デニス

『パリとフランスの守護聖人で、14救難聖人の1人。パリ郊外に、ドニが自ら首を洗ったという井戸があり、その水を飲んだ娘は一生処女を守るといういわれるが、最近では訪れる娘もいない。(笑)  悪魔憑き・頭痛・狂犬病の時に祈願する。エンブレムは、手に持った首』だそうデス。余談ですが、私は聖女パウラ(ポーラ)の日。

それと、Denis ドニですが、フランス人の名前ですと、ドゥニと言われてあるようですが(パリの菓子店ジャン・ミエにいらしたドゥニ・リュッフェルさんなど)、聖人は、ドニになるのでしょうか。

今回も、勉強になりました。ありがとうございます!
2016/02/02 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>この記事を読んでムーランドラギャレットのことを書いたワケではなかったからです。

⇒ そうだったのですか~。すごい偶然ですね。樽から印象派の話しに発展するとは、私自身も思っていなかったのです。驚き!

私たち、突き詰めて考えたくなる傾向があるところからも、波長があっているのでは?♪ ムーラン・ド・ラ・ガレットの「ガレット」とは何かという疑問が残っていたので調べたら、面白い情報ができたので、追記で書くか、別のページにするか、書いていたらきりがないから止めるか、と悩んでいるところです。

>福岡市にある海辺のベイサイドプレイスでは、夏に、ガンゲットと称したイベントがあっていました。

⇒ なんでも外国のものを取り入れる日本だけれど、ガンゲットまでやっていたとは思ってもいませんでした。フランスでも、久しく忘れさられていて、最近は少し復活してきたという程度なのに。福岡のは若い人たちのイベントのように見えましたが、今のフランスだと、お年寄りが懐かしがって行くという感じが強いですけれどね…。

>『バースデイ・セイント』

⇒ どんな本かと思って調べたら、「守護聖人が決めるあなたの運命」と紹介してあるのでびっくり。ヨハネ以外は殺されているはずなので、どんな殺され方をしたかなんて私は知りたくないですけど...。でも、1日に聖人は何人もいるので、好きな人を選べて便利なのかしら。

フランスではファーストネームと同じ名を持つ聖人の日を誕生日みたいに祝うのですが、逆にするという手もあるのだと感心しました。それなら、私の日も見つけられる♪ 私の誕生日の聖人は誰かを知らないので調べてみました。カレンダーには聖人の名前が書いてあるのですが、私の誕生日には、不幸なことに祭日の名前しか書いてないのです。聖母マリアの日だそうです。良かった。殺されていないぞ~♪ でも、私にはもったいなさすぎます。この本、いい加減なことを書いているのでは?(笑)

>聖人は、ドニになるのでしょうか。

⇒ 地名でも聖人でもなんでも、「ドゥニ」と表記すべきでしたね。「de」は「ドゥ」と書くべきだと思っていた時期もあったのに、それをやると、あちこちで「ゥ」を入れなければならなくて見た目が悪いと思って、最近は抵抗なく「ド」と書くようになっていたのに気がつきした。フランス人に「サン・ドニ」と言ったら通じないのは確実でしょうね!
2016/02/02 | URL | Otium  [ 編集 ]
お返事くださり、ありがとうございます!
国立新美術館で4月27日〜8月22日まで、ルノワール展(オランジュリー&オルセー)が開催されるんだそうです。へぇ〜〜。
この絵は、個人所有の小さいサイズもあるとか。

中学生の頃ですから50年近く前ですが、福岡県立美術館(無窓建築)でルノワール展がありました。学校から、団体バスで行ったのですが(そういう時代でした・3〜40分で到着・地方なので中学卒で就職する方も多く大卒は少数。オイルショック前の国立大の年間授業料は3万円!高卒の初任給と同じ位)、裸婦の大作が何点もあったようには覚えていますが。。。(笑)

よく考えたら、お菓子はガレットで、ムーラン・・はギャレットって・・・。
店名は、ギャレットの方がカッコいいですね!!
小麦粉を挽く風車で、今とは違うような?ガレット売り??がいたんではなかったですか・・。オーボンヴュータンの河田勝彦氏が書かれた本に書いてあったような気がする??んですけれど、友達に貸出中で。

ルノワールのムーラン・・を検索していたら、新しいサイトにガンゲットだったと書いてありました。Bal・・・の訳も様々です。

バースデイセンイトの編者、鹿島茂氏は、日本では有名な仏文学者(ご存知でしたらゴメンなさい)。古書マニアでエッセイスト。受賞作も。 聖人の本を買ったのは、占い好きもありますが(笑)、宗教絵画や歴史に聖人は欠かせないものですから・・。
この本、マリアさまの日は諸事情あって避けてあります。

初版時の16年前は、インターネットもしませんでしたし、趣味の調べ物も図書館のレファレンスサービスを利用したり・・と、大変でした(以前から娘の部屋にパソコンはありましたが、私は5年にもなりません。自宅を建て直すことになり、お安い絵画などをオークションをするためでした)。今は、趣味??がオークションになって・・。(笑)

聖人の亡くなり方は、宗教絵画などを観るためにはとても大事な気がします。(笑)
例えば、ミケランジェロの『最後の審判』。生きたまま皮膚をはがされたバルトロマイ(8月24日・バルテルミー)は、キリストの左足の下方に、自分の皮を持って描かれています。知っていると、意味がわかりますね。怖いですが・・・。(汗)

また、カトリーヌ・ド・メディシスで有名な『聖バルテルミーの虐殺』は、8月24日の事件だからだそうで・・。

立て続けのコメント、申し訳ないですね!
2016/02/03 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>ルノワール展
⇒ 国立新美術館のサイトを見たら、超有名な絵画の写真が並んでいるので驚きました。これが全部、4か月間も日本で足止めしてしまうのだったら凄いですね。日本の展覧会はすさまじく混んでしまうのが難点ですけど...。

>お菓子はガレットで、ムーラン・・はギャレットって・・・。 店名は、ギャレットの方がカッコいいですね!!

絵画は「ギャ」の表記になっていましたね。美術の勉強をなさる方はパリ留学が圧倒的だろうから、発音をそうしたのだろうなと思いました。ギャレットだとカッコいいですか? ギャ行の発音を私は鳥肌がたつくらい嫌いなので、ガンゲットなどもギャンゲットの方が良いのだろうとは思いながら「ギャ」にはしないことにしています。日本語も「○○が」というときに発音が鋭い「ガ」の音だと不快感を持つからかもしれません。「ガ」を「ヌガァ」のような音を出すのは東京弁かもしれないのですが、たまに「ガ」と汚い発音をしているアナウンサーを見ると、直せば良いのにと思ってしまいます。

>オーボンヴュータンの河田勝彦氏が書かれた本
⇒ 非常識な私なので、お名前で検索して「オーボンヴュータン」が何から付けた名前なのか初めて分かりました。アンポンタンとか、お盆ピュータンを思い浮かべてしまった。スミマセン!

>宗教絵画や歴史に聖人は欠かせないものですから・・。
⇒ そうなのですよね。教会をよく見学するので、主な諸聖人のイコノグラフィーくらいは覚えないといけないと思いながら勉強していません。どっちみち、信仰心がない限り、うわべだけの知識を持っても深くは鑑賞できないだろうから、などと自分で言い訳したりして!

>この本、マリアさまの日は諸事情あって避けてあります。
⇒ 残念。マリア様の日は何日もあるので、その祭日は何の記念日かによって判断するのかな、と興味を持ったのですけど。

>今は、趣味??がオークションになって・・。(笑)
⇒ わぁ、良いですね~。今はインターネットで写真から検索させたりもできるので便利になったでしょう?

>『聖バルテルミーの虐殺』は、8月24日の事件だからだそうで・・。
⇒ こんな風に聖人の祭日で表現するのが時々出てくるので困ります。四季や天気に関係する言い回しは全部それではないかと思ってしまうほど。カレンダーには聖人の名前が書いてありますけれど、ローマ法王庁が聖人の祭日を変えてしまっているのなどでは首をかしげることになるので困る。

>立て続けのコメント、申し訳ないですね!
⇒ いえ、いえ、色々と教えていただいて感謝しております。今後もよろしく!
2016/02/03 | URL | Otium  [ 編集 ]
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