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2016/05/14
日本のようにゴールデンウイークとは言わないのですが、フランスも5月の始めは休日がたくさんあります。今年の場合は、休日が日曜日にぶつかってしまっていたりもしていましたけど。

復活祭が何時になるかによって変わる祭日もあるので、ややっこしいのですが、今年は5月15日がPentecôte(聖霊降臨祭)で、その翌日の月曜日が祭日。

クリスチャンでなければ、ただ学校や会社がお休みと受け取るだけなわけなのですが、聖霊降臨祭は本格的な行楽シーズンを告げる時期です。ところが、今年は寒い!

5月1日のメーデーはスズランを愛する人に贈る日となっているのですが、森のスズランはつぼみが出来た程度で咲いてはいませんでした。中旬になったので、森のスズランが花を開かせたと教えてくれる人がいたのですが、寒くて花摘みに行く気になりません。4月末の旅行で風邪をひいてしまっているのだし。


といって、やはり冬眠から覚めた時期なので、お誘いは多くなってきました。

聖霊降臨祭の前日には、友人の家での昼食に誘われました。その前の日曜日の終戦記念日の食事会では、人が大勢いておしゃべりができなかったので、「大したものはないけど、一緒に食事しようよ」ということなのだろうと思って出かけたのだけれど、昼から始まって、食事が終わっておいとましたのは午後9時ころ。


家に入ったらびっくりしました。つい最近、ダイニングとリビングを兼ねている大きな部屋をリフォームしていたのです。

何年か前に、壁に断熱材を入れて現代風にリフォームしていたのですが、以前の田舎風の方が良かったではないかと思っていたのですです。ところが、壁を塗り替えたら、とても良い雰囲気になってしまったのでした。

真っ白だった壁が淡いクリーム色になり、それにピンクがかった紫色でアクセントを入れているのが良い雰囲気を出していました。それから、ゴチャゴチャあった飾り物を片づけたのでスッキリ。



私はこの家は天井が低いのが気に入らなくて、もっと昔風にインテリアが好きなのだけれど、以前よりははるかに良くなったと思いました。

壁の色を変えるだけで、こんなに変わるものかな?... 工事は1週間かかったそうです。担当したのは、家の内装をする仕事をしている息子さん。普通の業者に頼んだら、仕事が遅いフランスのことだから、1週間ではやってくれなかったのは確実だと思います。


写真の奥の壁にある部分がハイライト。ご主人の両親の家の屋根裏部屋にあった、いわくありげな石の彫刻をはめ込んだのです。



漆喰を削って石の壁を出した中にはめ込んだ彫像。なんだか博物館の陳列みたいだけれど、よく出来ていました。

この彫刻が何を意味するのかは、色々と考えてブログで書いていました:
★ シリーズ日記目次: 屋根裏部屋にあった彫刻の解読  2014/05/01

アンティーク鑑定師によれば、聖グレゴリウスのミサの場面です。

この彫刻を置く場所を考えると友人夫妻は言っていたけれど、こんなに良い場所を作ってあげるとは想像していませんでした。

この家の人たちには信仰心は全くないのですが、やはりフランスはキリスト教文化の国だし、両親の形見なので大切にしたかったようです。といって、そのご両親の方は、屋根裏部屋にこんなものがあったなどとは知らなかったかも知れないのですが。

ブログに書いていたのをリンクして気が付きましたが、屋根裏部屋にあった彫刻を見たときから3年近くもたっているということ? 信じられない...。



ついでに、少し前から気になっていたので、この家の柳の木がどのくらいの大きさに成長したのかも庭に出て確かめました。



貧弱な木だったのですが、かなり大きくなっていました。

写真を見てビックリ。その向こうに見えるお隣さんの庭にある木も柳ではないですか? フランスには柳の木がほとんどないと思っていた私なのに...。私の観察力は全くいい加減なのだと自覚しました。

天気予報によれば、最高気温が20度になるまでには、まだ10日くらい待たなければならないらしい。早く半袖でいられるようになりたい...。

ブログ内リンク:
★ 目次: フランスの祭日・年中行事について書いた日記
★ 目次: フランスで感じるキリスト教文化
★ 目次: フランス人の古民家を修復する情熱、建築技術
★ 目次: アンティーク、蚤の市などについて書いた記事


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。毎回、拝見しています。
素敵なお宅ですね〜。憧れます。ライラック色?も、本当に素敵!! 
我が家、日本家屋にしては、天井は高い(2.7m)のですが、インテリアが・・・。(汗) 建具は2m 。以前は1.8m ほどだったのですが、昔からのお宅に伺うと、とてもコンパクトな印象を受けるようになりました。

グレゴリウスといえば、昔はやったグレゴリオ聖歌を思い出しました。

柳、日本では神が宿る霊木になっていますが、しだれ柳ではない柳なのでしょうね。
祝箸は、柳。今では、ほとんどが、アスペンという中国産が代替品になっていますけれど・・。24cm長さがほとんどですが、本来は27cmだそうですね。

京都では、祝箸の上部を箸置きに置きますが(神様がお使いになられるから)、関東などでは、使用する方を置きますね。

来客時の杉の利休は、奈良の吉野の製造直販(めちゃ安)を買い、26cmの赤杉を使います。柳の祝箸は、手作業なさる方がいらっしゃらなくてお品が無いので、とても残念です。


2016/05/17 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
追記・・・
柳の祝箸・・手作業なさる方がいらっしゃらないのは、27cm タイプの祝箸です。
お箸にする柳、国内にはなかなかないそうですが、それでも、24cm タイプが製造販売されています。 失礼いたしました。
2016/05/17 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 フォルナリーナさんへ

>素敵なお宅ですね〜。憧れます。
⇒ きゃ~、 フォルナリーナさんほどの方にそう見えてしまいますか~?...

フランスには、日本だったらどんな億万長者でも持てないような城の民家がたくさんあります。数え切れないほど部屋がある、家の中は博物館のようにアンティークだらけ、庭にでて眺めれば地平線のかなたまで地所、と言う感じ。

そこまでいかなくても、コンパクトで美しい古民家もあるのに、この友達の家は非常に味気ないお家なのです。たくさん大きな部屋もあるし、広いのですけど。

そんなわけで、内装を変えたら、「あら、素敵」という感じになったので驚いたのでした。ライラック色と呼ぶとしっくりきますね。このアクセントが雰囲気を変えていました。

>祝箸は、柳。

柳で箸を作るとは連想していませんでした。確かに、折れないというのは縁起が良いですね。でも、使った後に捨てるのだったらもったいない気がする...。

祝箸は両方の端で食べられる形になっているのですね。変だなと思ったことがあるような。でも、片方は神様用とは考えてもいませんでした。何も知らない私!

日本には伝統がかなり残っていると感じますが、蓋を開けて覗いてみると何か別の材料に置き換えられていて、本物は消えて消えているのだ、というのをあちこちで教えられます。残念ですが、材料がないから消えてしまうというよりはマシだと思うことにしています。
2016/05/17 | URL | Otium  [ 編集 ]
聖グレゴリウス、素晴らしく立派な場所を用意してもらったのですね!
リンクして下さった過去記事を改めて読ませていただき、とても懐かしく思いました。こんな風に議論(?)が沸騰したことがついこの間のことのように思い出されますのに、もう2年も前のことだったんですね!
otiumさんのブログでとても楽しいのは、コメントのやりとりが、結果として、テーマをどこまでも掘り下げられて行ったり、さらに広い視点で見直すことができるところにあるのでしょうね。

お庭の柳も風情がありますね。
お庭に階段があるというところもとても素敵です。
高低差のある庭は、それだけで魅力的ですが、そこに階段という構築物が加わることで、がらりと雰囲気が変わるような気がします。庭がひとつの舞台のように見えてきます。
生垣を挟んでシンメトリーに植えられた柳も良い感じです。
英国庭園でしたら、またちょっと違う感じに植栽するのでしょうね。
このお庭はフォーマルガーデンだったのかしら?
2016/05/24 | URL | aosta  [ 編集 ]
Re:
v-22 aostaさんへ

>議論(?)が沸騰したことがついこの間のことのように思い出されますのに、もう2年も前のことだったんですね!

私も去年のことと思ったので、リンクを入れながら2年も前だったかと驚いたのでした。

>otiumさんのブログでとても楽しいのは、コメントのやりとりが、結果として、テーマをどこまでも掘り下げられて行ったり、さらに広い視点で見直すことができるところにあるのでしょうね。

aostaさんには色々教えていただいて感謝しております。私のブログは運の良いことに、多分野にわたって知識がある方々にコメントを入れていただけるので、これがブログを書く醍醐味だと思っております。

>お庭に階段があるというところもとても素敵です。

このご夫妻に伝えますね。とても喜ぶと思います。

実は、友人仲間では、「何の役にもたたない広い階段なんかを作っちゃって」と陰で悪口を言っていたのです。この家の庭は3段階の土地になっていて、家が建っている一番下の部分以外は使っていないので、階段があっても意味がなかったのです。最近は一番上の平地は家庭菜園にしましたけど。

大量のセメントを使って、数人で手をつないで登れるほど広い階段を作ることはなかった、というのが私たちの批判。始めは階段には美しい石風のタイルを張る予定だったのですが、誰も褒めてくれなかったからか、そのままになっています。でも、コンクリートも古くなってきたら、始めの違和感は消えたようですね。改めて入れた写真を見ると、階段も悪くなかったか、と見えてきました。

>高低差のある庭は、それだけで魅力的ですが

私も庭には高低差がある方が好きなのですが、フランス人たちには好まれないようなのです。

>このお庭はフォーマルガーデンだったのかしら?

私が好きなのは自然に色々な植物が生えている庭です。フランス人はお世辞を言うときはイギリス式庭園と表現しますが、そういう風にする人はとても少ないです。アンドレ・ル・ノートルのフランス式庭園というのは、彼が天才的だったという以上に、フランス人気質としては、ああいう庭園を好むのではないか... などと考えてしまいます。

広い芝生の庭というのも私は嫌いなのですが、特に田舎の人は、四角い土地を芝生にしておくのが好きみたい。ちょっと天気が良いと、近所から芝刈り機の音が響いてきます!
2016/05/24 | URL | Otium  [ 編集 ]
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