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2016/06/13
10日ほど前、友人たちとワインの買い付け旅行をしました。

大量に買う予定の人たちもいたのです。一人は仕事で見本市に出展するときにお客さんに出すためのワインを買うこと。もう一人は夏に69歳の誕生パーティーを開くので、そのためのワインの仕入れをする女性。

なぜ中途半端な年齢で誕生パーティーなのかとは聞かないでください。私は分からなかったので招待状をもらった友人に聞いたら教えてくれなかったので、インターネットで意味を調べてしまったのでした!


まずはマコネのワイン農家で白ワインの買い付けをしてからボージョレーに向かいました。


ボージョレー

この週末に出かけたのは、昔から知っているワイン農家がイベントをしていたからです。お得意さんを招待して食事をふるまうというもの。

雨が降りそうな天気だったので大きなテントが幾つか庭にしつらえてありました。



メイン料理は豚のもも肉を焼いたもの。



この装置で週末の2日間のために20本焼くと言っていました。

今年は寒くて雨ばかり降っているので、ブドウの成長が気になる。家の周りにブドウ畑が広がっているので眺めてみました。



ブドウの実が出来始めたという感じ。まだ葉が伸びきっていないように感じました。でも、特に成長が早い年でない限りは、ブドウ木が葉を広げて元気そうに見えるようになるのは6月末かな?...

飲み放題の食事会の後なので、この日の夜はレストランには行かず、ホテルでピクニックをしようということで食べ物を持って行きました。バルコニーが付いている部屋があったので、そこに各自の部屋からイスを持ち込んで宴会。

翌日は、観光を続ける組と、まっすぐ帰宅する組に分かれました。私は観光を続けたグループ。

ホテルから家へと直行した人たちは「疲れた」というのを理由にしていたのですが、家に帰ってから皆で昼食を食べて、それが夜まで続いていたのだそう。見学などするより、集まって食べたり、しゃべったりする方が好きなフランス人が多いのを思い出しました。


マコネ(ブルゴーニュ南部)

旅行2日目。昼食の時間が近くなったので、カフェで食前酒のワインを飲もうということになったのですが、適当な場所にある感じの良いカフェが見当たらない。

それで、行きつけのワイン農家に寄りました。ワインのストックには不足はありませんが、もう1ケースや2ケース買っても無駄にはならないので。

到着してみると、中にはにアラビア語が書かれているプレートの大きな車が止まっていました。イスラム系はお酒を飲んではいけないのに、変なの...。

ワインセラーに入ると、頻繁に来ていりびたっているのではないかという男性が発泡酒のクレマン・ド・ブルゴーニュを飲んでいました。つまり、車は外国のプレートなのだけれど、フランス人なのでした。

モロッコで長らく働いていたけれど、老齢年金生活になったのでフランスに戻ったとのこと。4輪駆動車で砂漠を走るときのコツなどを話しています。モロッコには私は2回行ったことがあるので有名な観光地の話しをしたのですが、全然知らないらしい。

ワイン農家のご主人にはモロッコの冒険談はし尽くつくしていたでしょうけれど、私たちが行ったせいで、おしゃべりがはずんでいました。こういうとき、ワイン農家の人も大変だなと思う。ワインの試飲ではなくて、飲んでいるのですもの。

もうお昼は回っているのに、おしゃべりは延々と続いている。私はセラーから出てブドウ畑の見学をしました。



ブドウは実を先につけて、それから花が咲くので、こういうのを見ても、花が咲いた後なのか、これからなのか見分けられません。まだ咲いてはいないという感じに見えたのですけど。

ワインセラーに戻ると、『Les Gouttes de Dieu』という日本の漫画が素晴らしいのだ、という話しになっていました。私が席をはずしている間に、私が何人なのかを聞いたのかな。面と向かって聞くのを遠慮するのですが、やはり気になる。戻って来たときに、国籍が知られているというパターンはよくあるのです。

フランス語訳を全て持っているのですって。

『神の雫』でしょう? 私は名前は知っているけど、読んだことはないと言うと、ぜひ入手するようにと勧められました。朝市に出ている本屋などでも売っているのですって。

私の友人たちは興味を示した様子。「探してみようよ」などと私に言う。何も私が日本の漫画をフランス語で読む必要はないではないですか~?! それに「私は漫画が子どものときから好きではなかった」と言っても角がたつので、うなずいておく。

本当にフランス語版が出版されているのですね:
☆ フランスのアマゾンで「Les Gouttes de Dieu」を検索



ロマネ・コンティのブドウ畑

その年のブドウ畑がどんなかを見るために、ロマネ・コンティの畑を見ることにしています。ここなら畑を間違えることはないので。



見たところは平穏そう...。






ブルゴーニュでは霜や雹の被害が出たというニュースも報道されていたのですが、この週末には荒れたブドウ畑は見かけませんでした。

ブドウの収穫は早くなっているのですが、今年は9月末になるのではないかという声を聞きました。9月末というのが伝統的なブルゴーニュの収穫時期です。

まだ雨がよく降って、寒いという日が続いています。たまに晴れると、午後になってから雷がなって雨が降ったりもする。本当に最悪の天気。

こんな年に良いワインができるはずはないので(雨ばかりだとブドウの木が病気になるので、例年より多く薬を撒くはずだし)、昨年のミレジムをたくさん買っておこうと思っています。

この週末旅行では、最後に雨が降ってきた程度だったのでラッキーでした。家に着いたときには、雲の中に虹ができていました。


  【楽天市場】人気の銘醸ワインが勢揃い!ブルゴーニュ特集

ブログ内リンク:
★ 目次: ロマネ・コンティのブドウ畑ウオッチング
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: ワインなどアルコール飲料に関するテーマ


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フランスのお酒 (ワインなど)



コメント
この記事へのコメント
パリの洪水といい、雨ばかり降って寒いブルゴーニュ。
葡萄の成長にも影響は大きいことでしょう。
天候不順は気になりますね。

>こんな年に良いワインができるはずはないので、昨年のミレジムをたくさん  買っておこうと思っています。

真夏でもクーラーの必要がないところに住んでるとは言え、一度にたくさん買っても保存しておくセラーがない私にはうらやまいお話です。
普段はあまり白を飲まない私ですが、最近サンヴェランのクレマンに嵌りました(^-^)

話題の「神の雫」、私も読んだことはないのですが、フランスや韓国でも大人気だという話を聞いています。
数年前、研修でパリに数週間滞在した息子の話では、同世代のフランス人と、マンガについての話題で盛り上がったとか。
私も読み始めれば、案外夢中になって一気に読み通してしまうかもしれません(;^ω^)


2016/06/13 | URL | aosta  [ 編集 ]
ご近所に(歩いて3分)、古くからの酒造メーカがあります(地元の名士)が、蔵開きなども、ご近所にご案内はされません。呑んべいと誤解されるので、敬遠しますけれど・・。

先日、BSの番組で、ブルゴーニュのミッシェル・ピカールのワインが紹介されていました。ピカール?? って・・・、そう、新スタートレックのジャンリュック・ピカード艦長と同じ名字。(笑)  艦長の実家では、お兄さんがワイナリーを経営していたのです。フランスの実家で休暇を過ごしていることがあったけど、ブルゴーニュだった??のね。(笑)

2010/2/5の『850年前から・・・』の記事を読んでいましたら、アントナン・ロデのワインが紹介してありました。雑誌で、名前だけは知っていたので調べてみたら、現在、経営には携わってないよう??

神の雫はドラマにもなったので、観てました。漫画、家族は大好きです。娘たちに、何でそんなこと知っているの?と尋ねると、漫画で読んだ! ・・です。(笑)  あ、家族が買っていた『Bar レモンハート』は(も・笑)読みました。お酒の話ですが、こちらもBSでドラマがありました。

能面、三白眼でしたか・・。最初、気がつきませんでした。(汗)  それにしても、クリソツですね。能面のような立派な鼻を持った日本人は少ないですしね。
三白眼、オードリ・ヘプバーンは、上目遣いの写真はそうですが、正面からだと違うように思いますけれど・・。  ダ○アナ妃は三白眼でしたね。ご結婚が決まられた時、事故死されるのかな〜と思ったことがありました。人相では、そういいますね。偶然でしょうけれど・・。
2016/06/14 | URL | フォルナリーナ  [ 編集 ]
Re:
v-22 aostaさんへ

そろそろサクランボの季節なのですが、これもダメみたいです。ブルゴーニュ北部、シャブリがある県が名産地なのですが、今年の収穫は50~80%減とニュースで言っていました。

私の被害は庭の花。バラやシャクヤクは満開になる前に腐ってしまうのが多いので、花びらが開き始めたところで思い切りよく切り花にするようにしています。野菜の種などはまだ撒けないでいます。

>一度にたくさん買っても保存しておくセラーがない私にはうらやまいお話です。

ブルゴーニュで昔に建てた家には地下にワインセラーがあるのが普通なのですが、川の近くで水害がおこるようなところにある家にはセラーがありません。今年のような年だと、昔の人たちは賢かったなと思います。

>最近サンヴェランのクレマンに嵌りました(^-^)

クレマン・ド・ブルゴーニュは、変なシャンパンより美味しいと思います。私が好きなのはマコネ地域のクレマン。北部で作ったのは太陽の光が足りないせいだと思うのですが、酸味が強いので。サン・ヴェランの白ワインが作れる地域のブドウで作ったクレマンですか? 贅沢ですね~♪

>マンガについての話題で盛り上がったとか。

フランスでは日本の漫画が大変な人気らしいのですが、私が付き合っている人たちの間では話題になったことがありません。一度だけ、パーティーで出会った女性が、小学生の息子さんが日本語を話せると言うのでお相手をしたら、どこか奇妙な日本語。漫画が好きで日本語を覚えたのだ、と聞いて理解できました。漫画みたいな話し方だったのです!
2016/06/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re:
v-22フォルナリーナさんへ

>蔵開きなども、ご近所にご案内はされません。

日本の酒造りはかなり閉鎖的なのではないかと感じています。醸造所の中を見学できたのは、フランス人に見せるときに同行させてもらった1回だけです。

>ピカール?? って・・・

ピカールの文字を見たら、私は冷凍食品の店を思い浮かべてしまいました。あちこちにありますが、1度も入ってみたことがない。

>現在、経営には携わってないよう??

アントナン・ロデというドメーヌを1875年に創設したアントワーヌさん(愛称がアントナン)は1905年に死亡し、彼の息子のアントナンさんが経営者になった、とあるので、ずいぶん前にアントナンさんも亡くなっただろうと思うのですけど...。

神の雫はドラマにもなっていましたか。日本のワインショップでは「神の雫」でも紹介されたというのを宣伝に使っているので、そんなに読まれているのかなと思っておりました。

>ご結婚が決まられた時、事故死されるのかな〜と思ったことがありました。

あれは事故ではなかったのではないか、と私は思ってしまいましたけど...。でも、フォルナリーナは勘が働く方なのですね。私は全然だめです。
2016/06/14 | URL | Otium  [ 編集 ]
葡萄
雨と湿気、、
病気の原因となり葡萄にとっては
大敵のようですね。
http://www.hanahiroba.com/budou_sodatekata.htm

葡萄というと棚栽培しか 頭になかったけど
フランスの生垣栽培 otiumさんの写真拝見して
葡萄の実は 上に育つ!!
意外でした。。。

葡萄栽培に使用する 薬剤に
ボルドー液というのが あるそうな
http://www.pref.yamanashi.jp/wine/Houkoku/data/H18/kei12.pdf#search='甲府+ブドウ+土壌'

ボルドー液があるなら
ブルゴーニュ液もあるのかな と
思っているのだ ♪
2016/06/15 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re: 葡萄
v-22 たかゆきさんへ

>葡萄の実は 上に育つ!! 意外でした。。。

フランスのワイン用ブドウ栽培では、果実を凝縮させるために盆栽のように育てるので違うのかなと思って、家の外壁に這わせているフルーツとして食べるブドウを眺めてみました。葉は上に伸びており、実も上に向いて房ができています。リンクをいただいたブドウの育て方に入っている画像を見ると、下に房ができている! 日本の品種は、実る前に頭を下げる謙虚さがあるのかな?…

ボルドー液という名前は知りませんでした。ワイン農家に行ってしゃべっているとき、農薬散布を何回やったかを聞きます。最近は散布をできる限り減らしているので、年に10回前後と聞いているかな。でも、そういうのはtraiterとかtraitementという曖昧な言葉を使うので、どんな薬品を撒いている意識していませんでした。

ワイン農家が撒く農薬の写真を入れたブログを書いていたのを思い出して、確認してみました:
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-2153.html

袋にはFongicideと書いてある。これはボルドー液の薬剤のようですね。

https://fr.wikipedia.org/wiki/Fongicide

ボルドー液を散布した後のブドウの葉の画像を見ると、こういう風に青みがかっている葉を見るな… と思いました:

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f5/Bourdeaux_mixture.jpg

農薬を散布した後は48時間ブドウ畑に入ることは禁止されている、とワイン農家の人は言っていました。撒いた人は分かっているわけですが、ブドウ畑の散歩をしたりするツーリストには危険があるじゃないか~! でも、人の畑に入る方が悪いか…。

>ブルゴーニュ液もあるのかな と 思っているのだ ♪

大当たり♪! 「底抜けの陽気さのイメージがあるブルギニョンは、農薬なんかの名前には相応しくないから、ないと思いますよ」と答えようと思ったのですが、独断と偏見でお返事しては悪いかと思って検索してみたら、出てきてしまいました。

ボルドー液(bouillie bordelaise)に似たものとして、殺菌剤のブルゴーニュ液(bouillie bourguignonne)というのもあるそうです。

https://fr.wikipedia.org/wiki/Bouillie_bourguignonne
2016/06/15 | URL | Otium  [ 編集 ]
漫画の世界はぜんぜんわからないのですが
テレビでみてると  漫画から日本に興味をもち
日本語に興味を持ち、、という 若者が
とても多くて 漫画の影響力に
おどろかされます、、
神の雫、、これは 絵からさっすると
ワイン作りのおはなしでしょうかしらね、、

ワインのことは全然判らない、、
わたしのすきなので 唯一 名前を覚えてるのは
カリフォルニアワインの モンダビ、、だけ、、
安くはないので 今は買わないけど、、
イタリアでは 昔の日本の酒屋のように
ボトルをもっていくと  入れてくれて
大ボトルはいくら、、小ボトルはいくらの
ワイン売りがあり あれは いい、、と
思ったけど フランスもありますか?
2016/06/16 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

>神の雫、、これは 絵からさっすると ワイン作りのおはなしでしょうかしらね、、

「これはスゴイ」というワインを紹介しているお話しなのだろうとは想像していたのですが、Wikipediaの開設をちらりと読んだら、十二使徒なんていうのが登場していて、サスペンスの面白さも入れているみたいですね:

https://ja.wikipedia.org/wiki/神の雫

>ボトルをもっていくと  入れてくれて 大ボトルはいくら、、小ボトルはいくらの ワイン売りがあり あれは いい、、と 思ったけど フランスもありますか?

ブルゴーニュも南部のマコネ地域にはワイン農協がたくさんあって、そういうところには量り売りで買える安いワインがあります。大きなプラスチック容器に入れて家に持ち帰り、ためておいた空き瓶に移して、新しく買ったコルクを打ち込んで保存します。飲み終えたワインのボトルを乾かす道具や、コルクを打ち込む道具を持っている家も珍しくはありません。

最近は、安いワインを買うなら、ボトル詰めする手間がいらないBag-in-box(BIB)が主流になってきています。5リットル入り、10リットル入りなどが売られています。大量に消費するには便利。大勢集まる食事会で出されるワイン、飲食店の安いグラスワインもこれを使います。

ブログに統計を入れていたので確認したら、ボトル詰めしたワインは、フランスで消費されるワインの55%にすぎないとなっていました。

フランス人はワインを飲まなくなってきている:
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-2402.html
2016/06/16 | URL | Otium  [ 編集 ]
>サン・ヴェランの白ワインが作れる地域のブドウで作ったクレマンですか? 贅沢ですね~♪

サン・ヴェランのクレマンは、たまたまツテがあっていただいたものですが、美味しくてリピートしてしまいました。
いわゆるVin Naturelです。
還元香も気にならず、とってもピュアなお味。
普段、泡ものはあまりいただかないのですが、これはとっても気にいりました。
驚いたのはモエがカリフォルニアで作っているシャンドン。
これも密っぽい味わいがとてもリッチでした。
シャンパンはなかなかお高くて縁がありませんが、私はスパークリングでシャンパン気分を味わえるなら十分満足しています(#^.^#)

そうそう、ボルドー液はVin Naturelの必需品ですね。
シュタイナー農法も面白そう。
2016/06/20 | URL | aosta  [ 編集 ]
Re:
v-22 aostaさんへ

>普段、泡ものはあまりいただかないのですが、これはとっても気にいりました。

私は、炭酸水も含めて、なぜか泡が入った飲み物は余り好きではないのですが、シャンパンでもクレマンでも、美味しいのはありますね。私の場合は、「とても美味しい」と感じるのは体調と気候からかなという気もするのですが。

シャンパンはよく飲む機会があり、クレマンは余り飲まないです。家に来た人に出すときも、クレマンだとケチっているみたいなので避けるからだろうと思う。

>シュタイナー農法も面白そう。

何のことかなと思ったのですが、フランスで言うビオダイナミックのことですね。耳にする国の単語で覚えるので、私の頭には外国語辞書の機能がないのです(涙)。

フランスのサイトでは、カレンダーで今日はどの作業をするかが分かるのがあるのですが、そんなのを確かめて行動するのは面倒…。

シュタイナー農法は面白いとは思いますが、いきすぎるとカルト的だと感じてしまう。でも、それをやっていないワイン農家の人が、樽からボトル詰めするとき、気圧か何かの関係があるので、月の満ち干によって作業する日を選んでいると話していたので、影響はあるのだろうなとは思いました。
2016/06/20 | URL | Otium  [ 編集 ]
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