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2016/08/03
パリ首都圏に住んでいて、老齢年金生活になったら奥さんの故郷に住むことにしている友人夫妻が近所にいます。もともと別荘として使っていた家を主住居にしたという、フランスではよくあるパターン。

昔は農家だった建物なので、やたらに大きい。大勢を集めるホームパーティーができるわけで、奥さんが盛大な69歳の誕生パーティーを開きました。参加者は100人くらい。

ご主人の50歳の誕生パーティーのときには、昔の写真を散りばめたポスターを作ってあげたのですが、今回は何も会場づくりの協力をしてあげませんでした。

プレゼントも、友人仲間がカンパして旅行クーポン券を渡すということだったので、そちらの方の心配もなし。最近のフランスでは、こういうプレゼントが増えているようです。ウエルカムドリンク付きのホテル滞在とかがセットになっていて、カタログから好きな滞在先を選べるというわけです。

そもそも、夫婦で1万円足らずのプレゼントをすると、欲しくもない変なものばかりが集まってしまう。20人なり30人なりの出費を合わせれば、まともなプレゼントになるわけです。

雨が降るかもしれないし、夜には寒くなるので、大きなテントが庭にできていました。テントをたてて、テーブルとイスを並べ(公民館から借りると聞いていました)、会場の飾りつけ、百人分の食べ物を用意する...。もちろん、業者に頼めば、会場のセッティングから料理までやってもらえますが、庶民階級ではそんなことはできないので、全部自分たちで準備する。百人も自宅で食事させるというのは、私にはできない芸当です!

それでも、少し簡略したと感じました。普通の大がかりのホームパーティーでは、昼から始まって、夕食も出して真夜中過ぎまが続く、というスタイルなのですが、この日は夜から始まりました。

7時ころからどうぞ、ということだったので7時半に行きました。主催者はリラックスしていました。そうでないと楽しくないだろうな...。私などは、20人も招待客があったら、ヘトヘトになりますけど。

食前酒は、レモンジュースにアルコール飲料を入れて作ったらしいカクテル。酸っぱいものに弱い私は飲めない。といって、他にあるコカ・コーラなんかは飲みたくない。早く食事にしてくれないかなと思いましたが、テーブルについたのは夜の9時半過ぎでした...。

食事はビュッフェスタイル。食前酒のおつまみから料理まで、全て手作りでした。親戚の人たちも来ていたので皆でやったのでしょうが、すごい。


デザートの前に風船を飛ばす

人を集めたからには、余興をするという企画もできていました。

チーズが終わったとき、「外に出て誕生祝いの風船をあげた人はデザートが食べられます」という声が聞こえてきました。もちろん、全員がテーブルを離れて外に出る。



風船ね~、と白々しく思いながら1つ受け取ったのですが、この風船がすごかった♪ この日に一番気に入ったのでした。



皆で一斉に風船を手放すと、星がキラキラと輝く空に風船が舞い上がっていきました。



ただの風船と思っていたのですが違う! 中に光るものが入っているようなのでした。それがチカチカ光って、本当にきれい。庭からは視界を遮るものがないので、遥か彼方に流れていくのが見えました。中には流れに乗り遅れている風船もあって面白い。

「こういうのは許可を取ってからやるのかな?」と言っている人がいました。今のフランスは非常事態宣言中なのです。風船をあげたとは知らない人が見たら、テロと思って騒ぐ人がいるかもしれないな...。


光る風船の正体は?

みんなより遅れて飛んでいる風船がありましたが、飛ばされなかった風船もあったのでした。小さな子たちが風船を手放さないでいたので、どういう構造になっているのか見せてもらいました。



「こういうの、見たことなかったの?」と言われましたけど、私は初めて見たのでした。

風船が空に飛んでいったということは、ヘリウムを入れていたのでした。主催者のご主人が見せてくれました。このボンベはレンタルしたとのこと。




LEDライトが入った光る風船

こういうのは、フランスより日本の方が発達しているのではないかと思ったものの、日本だと規制があって使えないのかなと思って調べてみました。

ちゃんと売っていますね。知らなかったのは私だけか...。

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LEDが入っているというのがミソで、材料を手に入れて自分で作ることもできるそうです。


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バースデーケーキ

私の隣に座っていた人が、近所のパン屋さんに行ったら、この日のために注文していたバースデーケーキを見て、スゴイ! と話していました。食事では一番期待していたようなのですが、翌日は朝早くから仕事なのでとデザート前に退席していました。お気の毒。でも、デザートタイムになったのは、ほとんど午前0時だったのです。

風船の後には花火が配られて、それを持ってバースデーケーキが置いてある建物に行く、という筋書きになっていました。

この花火は最低の品質。座っていたテーブルで火をつけてから、ケーキがある建物にまでたどり着けないうちに消えてしまいました。日本の線香花火もはかない命ですが、ある程度の時間は燃えていますよ~。

ケーキの上にも花火が立てられていたのですが、私が行ったときには全部消えてしまっていて、ケーキ切り分けるために撤去作業中でした。



というわけで、この日に私が一番気に入ったのは光る風船でした。


元気いっぱいで69歳を迎えた友達はパーティーの主役を務めていました。といって、食事のセッティングなど、来客に気をつかうのは親しい人たち。彼女はもっぱら楽しんでいました。誕生パーティーを開いたときは、そんなものかな...。



iPone無料アプリ「パパラッチカメラ」で撮ったこの写真。ダンスを踊っていた彼女に見せて「日本中で祝っているってよ~!」と言ったら、「日本の皆さんによろしくね~♪」と言われました。




ブログ内リンク:
★ 目次: ホームパーティー いろいろ
★ 目次: フランスに結婚に関する風習、夫婦・家族関係、生き方

外部リンク:
いやしの明かりをお手軽に!LEDでつくる光る風船


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コメント
この記事へのコメント
69歳は 特別なの??
「フランス 69歳 誕生日」で検索すれども
めぼしい解はなし。。。

数え歳だと 70歳
古来希なり、、 古希ってことかしら、、、
古希って 支那が由来ですよね
http://gogen-allguide.com/ko/koki.html
フランスでも 特別な意味があるんでしょうね
招待客が100人ですから。。

お祝いごとに 水をさすようで 恐縮なれど
風船ライトの電源はボタン電池ですよね
電池の不法投棄にはならないのかと
心配しているのだ ♪

ちなみに フランス女性の平均寿命は
世界第2位だそうです
http://www.madameriri.com/2010/10/03/本当は長寿大国フランス%E3%80%80日本とは違う健康の秘/
2016/08/04 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re: 69歳は 特別なの??
v-22 たかゆきさんへ

私も全く同じキーワードで検索していました。フランスでだって、69歳の誕生パーティーを開くのは彼女くらいしかいないから検索結果には何も出てこないのかもしれないです。

招待状を手にしたときは、70歳まで生きられないからなのかと思ってしまいました。それで友達に、彼女は病気なのかと聞いたら、「その年で彼氏を探そうとでもいうのかな」とあきれ顔をしたので、何か変な意味があるのだろうと想像しました。どんな意味があるのかは誰も教えてくれないので、インターネットで散々探してしまったです。Wikipediaの日本語ページにもカタカナで項目が出来ていましたが、数字で検索しても出てこないですね。

>風船ライトの電源はボタン電池ですよね 電池の不法投棄にはならないのかと 心配しているのだ ♪

こういうのを飛ばしてしまうのは環境破壊で、禁止されていて当然だろうと思いましたが、売っているので不思議でした。

>フランス女性の平均寿命は 世界第2位だそうです

最近どこかでフランスが長寿国だと読んで、不思議に思っていたところです。フランス人は楽しめなくなったらと生きている価値がないと思う人が多いと感じるし、延命治療も日本ほどにはやらないので、身近な人たちが次々にあっさりと亡くなっていくからです。

そんな中で平均寿命が長いということは、よほど長生きして平均を上げている人たちがいるはずなので、そんなに後期高齢者が存在しているかな… と考え込んでしまう。

今年の統計ではランクが下がっていますが、それでもフランスは上位ですね。
http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_2016_life_expectancy.php

医療や高齢者施設が充実しているのは確かですけどね。私が観察しているのは、フランス人の高齢者はものすごくよく食べるということ。あれだけ食べたら体力がありますよ。日本ではだんだん食が細るではないですか? 内科医をしているフランスの友達に、なぜそんなに食べられるのかと聞いてみたことがありますが、返事らしいものはもらえませんでした。彼にしてみると、年をとったら食欲がなくなるという方が不思議に思ったみたい。
2016/08/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
長生きも 芸のうち♪
> 彼にしてみると、年をとったら食欲がなくなるという方が不思議に思ったみたい。

リンクしたサイトでは 長生きの秘訣は
小食にあるようです。
人間が一生のうちに産出できる
ホルモンや消化液 酵素の量は決まっているというのが
ぼくの直感なので 「小食は長生き」説に 
ぼくは 賛成なのだ♪

>>日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?


リンクしたサイトにおける
フランス人の長生きの理由は以下のようです。

>>自分の主治医(Médecin Traitant)をもつシステムなので、同じ医師から定期的に検診を受けることができ、病気の早期発見・早期治療に繋がっていると言える。

また、フランス人のライフスタイルも長寿の秘訣ではないかと思う。年間連続5週間まで取得可能なバカンス休暇や週35時間労働制などからわかるように、フランス人は「余暇」を大切にする国民である。定期的に「余暇」を挟むことにより、仕事などで溜まったストレスを発散することができる。うつ病、神経症、胃潰瘍、過敏性大腸症候群、蕁麻疹、下痢、円形脱毛症など、ストレスが原因となる心身の病気を事前に防ぐ社会の仕組みになっているとも言える。

また、ストレスという点ではフランスの個人主義社会も、世間の目を気にしすぎることなく他人から干渉されることも少ないので、ストレスが溜まりにくいのではないかと思う。さらに「フランス人の93%は文句ったれ!」でも記したように、フランス人は不平・不満を溜めずその場で発散するタイプの人間が多いようである。この点からもフランス社会はストレスが溜まりにくいと言える。

「フランス人の93%は文句ったれ!」

こんな症例が 報告されてました。。。

>>例えばショッピングセンターのインフォメーションで、「〇〇を返品したい」と申し出たお客に対しての従業員の一言。

「あー、めんどくせー。」

レストランで食事して、お冷がないことを再三店員に伝えた時の店員が言った一言。

「わかってるって!今持って行こうとしてたっつーの!」

とにかくまぁ、フランス人というのは思ったことを表情と言葉と行動へ、ストレートに表現する人たちである。
(以上)

お客さんに ストレスが溜まりそうですけど
お客さんも 黙ってはおらずに
言い返すんでしょうね。。。

店員に そんなこと言われたら、、
ぼくならどうするんだろう と
ぼんやりと 考えている 夏日の夕刻です。
2016/08/04 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
「あ、、めんどくせー」
「わかってるって、、 今もっていこうと してた
つうーの!」
なあんていわれたら
いいかえすどころか 呆れて店をでてしまう
私だわ〜

やっぱ フランスには 住めないかなあ、、
タフな人たちばかりなのね、、
それが 長生きの コツ、、かな〜
2016/08/04 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
Re: 長生きも 芸のうち♪
v-22 たかゆきさんへ

>「小食は長生き」説に  ぼくは 賛成なのだ♪

あら、たかゆきさん、長生き志向ですか? 食欲旺盛なのに必死にダイエットをしているフランスの友人たちを見ると、???の私です。健康に気を付けるのは日本人に多いと思っていたのですが、最近はフランスでも健康志向がトレンドになりました。健康的な生活をしていれば死なないとでも思っているの? と言いたくなるほど。

>自分の主治医をもつシステムなので、同じ医師から定期的に検診を受けることができ、病気の早期発見・早期治療に繋がっていると言える。

このサイトは良い指摘をしているので頻繁に読んでいるのですが、パリに住む方の見方なのですよね。田舎の主治医は形ばかりで無能な人が多いです。昔は医師という職業に天命を感じてやっている優秀な医師が田舎にもいましたが、最近は儲からないからと過疎地で医者をするのは人気がありません。医者不足なので東欧諸国からお医者さんを呼びよせたりしているのですが、フランス語がろくに通じないというケースもあると聞きます。主治医を介さずに病院に行って検査してもらうことができないシステムはどうかな、とも思います。

フランスの医療で優れていると感心するのは、主治医では手に負えない病気への対応です。貧しい人たちでも最先端技術で治療を受けられる遠くにある専門病院で長期入院もできる。イギリス人たちが、退職後はフランスの医療制度を利用するために移住してくるというパターンが流行っていましたが、あの人たちはBrexitの後はどうするのかな?…

>年間連続5週間まで取得可能なバカンス休暇

この表現の意味が分からなかったです。法定年次休暇は、被雇用者に対して年に「最低で」5週間は与えるというのがフランスの法律です(土日も含めて計算)。週35時間労働が普及してからは、残業や週休労働などを休暇に変換するケースがあるので、年に8週間の休暇ある友人は珍しくはありません。ただし、連続休暇は連続して5週間要求したら許可されないこともあって、雇用者が拒否できないのは連続2週間とか、そんなものだったように思うのですけど…。

>フランス人は不平・不満を溜めずその場で発散するタイプの人間が多いようである。この点からもフランス社会はストレスが溜まりにくいと言える。

そうなのでしょうかね…。フランス人たちがおしゃべりしているのを聞いていると、何を言っているのか分からなかったら完全に喧嘩していると思うはず。そんなことで真っ赤になってカッカとしなくても良いのに… と、食事の席などで延々とやられるとウンザリします。親しい相手にも痛烈な批判をするので、そんな生き方の根本を否定するようなことを言ったら相手が傷ついてしまうよ… とハラハラすることもあります。

言いたいことを言って発散できるのかもしれないけど、こういう風にカッカとするのは精神衛生上でプラス面はないと思うのですけど…。議論には勝ち負けがあるので、負けた人はやはりストレスがたまるはず。日本人は耐えに耐えて、ある日爆発してしまうわけなので、それよりは良いのだろうとは思いますが、些細なことだったら腹をたてないで笑顔でいる方がストレスはたまらないだろうと私は思います。

なんでこんなにカッカとして、フランス人は不満ばかり言っているのだろうと考えたことがあります。素人考えですが、肝臓に負担があるような食べ物が多いことが原因しているのではないか、と結論しました。野菜を食べる日本は穏やかな性格のはずですが、最近の食生活は変わったせいか、かっては見かけなかったイライラ人間が東京では増えてきています。

>お客さんに ストレスが溜まりそうですけど お客さんも 黙ってはおらずに 言い返すんでしょうね。。。

おっとっと。フランスは「お客様は奴隷」の国ですよ! 困ったときに助けてもらいたかったら、ひたすら耐えたり、ご機嫌をとったりするしかありません。私には語学力もあって真似できないですが、フランス人たちは冗談を言ったり、歯が浮くようなお世辞を言ったりして相手の気持ちを和ませているので、そういう風にでるか... と、感心して眺めております。もちろん、まともに言い返して口論する人たちもいますが、そうするとそっぽを向かれるだけなので自分が損をするだけに終わります!
2016/08/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

ここで挙がっていた例の程度だったら、私は驚きませんけど。もっと憎らしいことを言いますので。

>やっぱ フランスには 住めないかなあ、、 タフな人たちばかりなのね、、 それが 長生きの コツ、、かな〜

憎らしいことをいうフランス人に慣れると、それが可愛いというか、面白く感じるようになりました。フランス人も日本に長く住むと角が取れるのですが(「畳になった」と表現します)、そういう人に会うと、アイデンティティーを失ってしまったのかと心が痛みます。

子どものときから鍛えられるのでしょうね。たまには、お人好し、対人恐怖症の人がいますが、そういう人たちがフランス社会に馴染むのは非常に困難を伴うそうです。

日本は黙っていても気持ちを察してくれる国なので、年をとったら絶対に日本に住むと決めていたのですが、最近はそんな甘っちょろいことは許されない社会になってきたので暗い気持ちになっています。フランス人は口先で言うだけですが、日本では「気にくわねー」と暴力をふるわれる。夜道を歩いていたら、いきなり突き倒されて怪我をした東京の友達(女性)がいます。
2016/08/04 | URL | Otium  [ 編集 ]
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