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2016/09/09
ブルゴーニュの夏に雷がなると、神様が空の上で樽を転がしていると言われます。
C'est le Bon Dieu qui roule ses tonneaux.

雷が鳴ったとき、怖がる子どもに「あれは神様が樽を転がしているのよ」と、昔はなだめていたようです。

ブドウの収穫が近づくと新酒を入れる樽を洗うので、雷がなる時期と同じということなのでしょうね。

雷がなる夕立になりそうなときには、モデムのスイッチを切って対処します。モデムが壊れたら、なかなか修理してもらえなくてインターネットが使えなくなるからです。最近は、プロバイダーがSMSで雷に注意のメッセージを送ってくるようになりましたけれど、そんなことをするより雷で壊れないモデムを開発して欲しい。

でも、今年は雷をほとんど聞かなかったように思います。雷が鳴らないのは私には嬉しいのですが、ないと、また物足りない...。

伝統的にはブルゴーニュでのブドウ収穫は9月末なのですが、地球の温暖化で早くなってきています。今年のブドウ収穫は、ブルゴーニュでは9月15日から20日ころに始まるようです。

ここのところ良いお天気が続いているので、ブドウ栽培者は喜んでいるのかと思ったら、雨が足りないと嘆いているのだそう。

先日会ったシャブリのワイン農家の人は、ブドウの収穫は10月始めだと言うので驚きました。今年は悪天候だったので、ブドウの収穫量はかなり減ると見られています。それで、最大限にブドウを膨らませて収穫したいというわけでしょうか? 


点呼をとるツバメ

毎年、夏が終わりなる時期になると、ツバメが電線の上に整列しているのが目に付きます。出発前の点呼をとっているのかなと思って少し寂しくなる。つまり、もう寒くなってくるということですから。

8月25日に、ツバメがたくさん見えたので写真をとってました。



ものすごい数のツバメだったのです。



これが最高に集まった瞬間という写真ではありません。連続シャッターで写真をとっておくべきだった...。


EUでは、電線を全部地中の埋めようとしているそうで、私の村でも何年か前に工事がありました。でも、全体ではなかった。当時の村長だった農家から、村役場を結んで、その少し先まで電線が埋められたのですが、私の家の少し前で終わってしまった。

その先の工事は、また補助金が出たときにすると言われていたのですが、いっこうに工事は再開されていません。

ツバメが電線に止まっているのを見ると、電線がなくなってしまったら彼らはどうするのかと気になってくる。フランスでは電線が全くない町や村が多いのですが、そういうところにはツバメたちは行かないのだろうか? あるいは、何か変わりのものを見つけている?




フランスでは、3月中頃からツバメがやって来るようになり、9月にアフリカ大陸か東の温かい地方に向かうようです。とすると、もうそろそろご出発なのでしょうね。心なしか、9月に入ってから見かけるツバメの数が少し減ったような気がします。

いなくなったと思っても、数日後にはたくさん飛んでいたりするので、いつ去っていくのか分からない。しばらくいないな、と思うと、すっかりいなくなっていた、と後から分かるわけなので。


昨日、ツバメの巣が納屋に11個できていると言っていた近所の人に、ツバメたちの様子を聞いてみました。子どもも含めて、全員が飛び立っていって巣の中は空っぽなのだそう。

でも、まだツバメたちは旅立ってはいないと言っていました。そうかな...。私は大勢のツバメが電線に並んでいるところは見かけなくなっているのですけれど。


ブルゴーニュにいるのは、どの種類のツバメ?

フランスには5種類のツバメが来るようですが、ブルゴーニュで見られるのは、次の4種類だそうです:

ブルゴーニュで最も多いのはHirondelle de fenêtreのようです。そのまま訳せば「窓のツバメ」という名前なのですが、日本語で「イワツバメ」らしい。学名は Delichon urbica。



ツバメが止まっているところを間近で観察したことはないのですが、私のところに来るのは、こんな感じの鳥に見えます。



今年は滅多に家に来ることがなかったカササギが庭の木に巣を作ったほか、こんなところに来るはずはないと思っていたナイチンゲールコウノトリまでやって来て、なんだか不思議な年でした...。


今朝起きて机に向かうと、置いてある時計に「9/9」の文字。こういう風に奇数が並ぶ日付って、なんだか嫌い。9.11、3.11...。またテロでも起きるのではないかと思ってしまった。

昼前に、親しい友達が心臓が危険状態だと発覚したので緊急入院することになったという連絡が入りました。その人は、明日に予定されていた食事会は出席しないとのこと。

少し前から、寝ていると息ができなくて夜中に起きてテレビを見ているのだと聞いていました。寝ていないというのはこちらには分からないし、普通の生活をしているように見えていたので、肺の具合が少し悪いのかと思って大事には考えていませんでした。

もっと心配してあげれば良かったと反省。なんでも悪いことを先に考える私なので、また一人のお友達とお別れか... などと思って感傷的になりました。

まともに寝られないのがたまらなくなってホームドクターにかかったら、翌日に血液検査と心臓の専門医で検査するように言われ、その検査の翌日の朝、ただちに専門病院に入院せよ、という連絡があったのだそう。

指定された専門病院のうち近い方を選んだら、ただちに先方に予約してくれて、正午前に入れということになった。フランスの商売的なサービスは日本と比べて想像を絶するくらい悪いのですが、医療に関しては非常に真面目にやっているのです。

でも、病院までは片道100キロ余りある。もう車を運転するのはドクターストップ。誰かに車で連れていってもらうかどうか迷ったけれど、救急車の機能を持ったタクシーがあるので(その費用は健康保険が負担する)、それを利用して病院に向かったようです。

日本で辺鄙な田舎に住む人たちの場合、救急車や救急ヘリコプターで運ばれるほどの状態ではない場合にはどうするのでしょうね?...

フランスでは心臓病が多いと感じます。親しい友人の中には、発作をおこして救急車や救急ヘリコプターで運ばれて行った人が何人もいるので、そう思ってしまうだけなのではありますが。でも、癌と聞くのより多い。フランス人の食事が心臓に悪いのではないかな?...

夕方になって、また連絡が入りました。体に液体を流して血管が詰まっているかの検査をしたらしいのですが、大した問題はないので、血液の循環をよくするための薬を飲む程度で十分だと判断されたので、翌日には救急車兼タクシーで自宅に帰ることになったのだそう。

つまり、明日に予定されていた食事会には参加できるとのこと。美味しいものを食べることに生きがいがあるような人なので、食事制限されたら可哀想だと思ったのですが、大丈夫らしい。

フランスの友人たちから病気になったときの話しを聞くと、フランスの医療体制は整っていることを痛感します。特に、低所得の人たちが、お金の心配は全くしないで長期医療を受けた、受け続けているという話し。

心臓発作をおこしてドクターヘリで病院に搬送された経験がある近所に住む貧しい友達は、死ぬまで非常に高価な薬を飲み続けなければならないのだけれど、薬代は100%健康保険でカバーされているからできるのだ、と語っていました。

心臓病って、お金がかかる病気なのかな? 別の、心臓発作で死ななかったのが不思議なくらいの友達も、ドクターヘリが来たときに、自己負担したら何十万円もするとかいう注射をうってもらったので助かったのだ、と話していたのを思い出します。

フランスの社会保障制度で健康保険部門は大きな赤字を出していますが、それでも国がつぶれないのだから良いではないかと思ってしまう。

ブログ内リンク:
8月になったばかりなのに、もうツバメが旅立ってしまうの?... 2014/08/11
★ 目次: 今年のミレジムは? (ブルゴーニュ・ワイン)
★ 目次: 空や天気に関する記事(虹、太陽、月、空、雪など)
空飛ぶ救急車 ドクターヘリ 2006/11/07

外部リンク:
EPOB - étude et protection des oiseaux en Bourgogne » Enquête Hirondelle 2011
Ma grand'mère disait...


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カテゴリー: 動物 | Comment (8) | Top
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コメント
この記事へのコメント
いつまでか うちのあたりも ツバメが飛んでいるのを見かけましたが
このところ 見ないなあ〜
そういえば コウモリもみかけたのが
ソレも見ない〜
虫が少なくなったのかしらん、、
町でも 個人商店の軒先に見かけた ツバメの巣が、 商店街が開発でこわされ 商業ビルになったので いなくなり、、
彼らは高い空から 居心地が良いかれらの
すみかを どういうふうに みつけるのでしょう〜
仲間の情報もあるのかな、、、??
 
2016/09/10 | URL | katananke 05  [ 編集 ]
99 ♪
昨日九月九日は 重陽の節句

奇数は お目出度い数ですけど

911は156番目の 素数
311は64番目の素数ですね、、

素数大好きの 僕としては
かなり 心外。。。
もっとも 素数の日に災難が
発生する確率が高いのであれば
対処する方法もあるかもしれないのだ♪

以前 バードウォッチングに凝ってた
時期がありましたが
鳥を観察するには 双眼鏡が
必須アイテム 
Otiumさんは お持ちかしら?
8倍くらいの 倍率が観察しやすいようです。
2016/09/10 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re:
v-22 katananke 05さんへ

ツバメやコウモリがいなくなりましたか。

>虫が少なくなったのかしらん、、

そういうのもありそう…。


だいぶ前、発展途上国でボランティア活動をしている獣医さんのブログで、中国の空には鳥が飛んでいないという記事があり、鳥が全くいないのは不気味だな… と思いました。

http://plaza.rakuten.co.jp/kalunguyeye2001/diary/200605080000/

最近、中国の大気汚染が話題になるので、鳥たちが生きられる環境がないのでは? と思いました。

>彼らは高い空から 居心地が良いかれらの すみかを どういうふうに みつけるのでしょう〜 仲間の情報もあるのかな、、、??

ほんと、不思議ですよね。私のところでも、誰かの家が広い林の部分を伐採したりすると、ツバメが群がる場所が変わるのだと言っている人がいました。とすると、景色で見分けるのかな?…
2016/09/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
Re: 99 ♪
v-22 たかゆきさんへ

>九月九日は 重陽の節句 奇数は お目出度い数ですけど

いやあ、失礼しました! 99だと「苦しむ、苦しむ」と連想してしまった!

>鳥を観察するには 双眼鏡が 必須アイテム  Otiumさんは お持ちかしら? 8倍くらいの 倍率が観察しやすいようです。

持っているのですけど、ピントを合わせるのが面倒なので、余り使わないでおります。バードウォッチングするなら、三脚で固定しないと無理では? となると、余計に面倒に思ってしまう。

小さいのは十分に拡大しないので役にたたないし、大きい方のはよく見えるのだけれど大きすぎて不便。倍率がどのくらいなのか調べようと思ったら、どこかに行ってしまって見当たらない!

マルセイユに行ったとき、友達が持っている自動でピントを合う双眼鏡が素晴らしいので気に入りました。日本製だと言われたので、日本で探したら、がさばり過ぎるのが不人気で製造中止になっていると言われてしまった。
2016/09/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
双眼鏡
僕は これを 使ってます。
https://www.amazon.co.jp/OLYMPUS-%E5%8F%8C%E7%9C%BC%E9%8F%A1-8X40-DPS-I/dp/B0001M0AHU/ref=pd_cp_0_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=PN9HC8T8XGMYYYHY6Y60

視野が広いので 鳥を見逃すこともなく
ピントと合わせも簡単
他にも ほしい双眼鏡がいっぱいあるのですが
とりあえず 一個で我慢しています。

さっき 庭で月を眺めてましたら(天体観測も趣味)
蝙蝠が飛んでました。
住んでる処は 住宅街なのですが
近くの公園のそばでは 
フクロウを観察したことがあるのだ♪

目の前に(ほぼ3m) 音もなく何かが 落ちてきたと
思ったら 獲物を捕まえ(たぶんネズミ)
あっという間に飛び去っていきました。

>バードウォッチングするなら、三脚で固定しないと無理では?

熱心な方は 三脚つきの 短眼鏡を担いで
走りまわってますけど、、、
残念ながら 僕はそれほど 熱くなれない。。。

毛沢東の時代 シナでは
作物を横取りするスズメを 
撲滅する運動があったようですけど

害虫を食べていた スズメがいなくなったために
害虫の被害で収穫量が激減したという
ほとんど笑い話を 聞いたことがあります。

鳥をいじめては いけませんね ♪

2016/09/10 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re: 双眼鏡
v-22 たかゆきさんへ

わぁ~、理想的な大きさの双眼鏡ですね~。これで自動ピント合わせがあったらパーフェクト。マルセイユの友達のは素晴らしかったのです。覗くと、何もしないのに一瞬でピントが合ってしまうという優れものだったのです。つまり、あちこちキョロキョロしてもOK。

私がフランスで買ったのは、大小でお得な価格だったので、他の比べて良いのを探していなかったのです。日本で持っているのは、これまたいい加減に買ったシロモノなので役立たず。買いなおすのはもったいないと思ってしまうので、壊れてくれないかな...。

>蝙蝠が飛んでました。

夜に庭を横切っていくのをよくみます。たまには家の中に入ってきてしまう。パリから来た友人夫妻が泊まっていたある夜、「おやすみなさい」の挨拶の後で、彼らの部屋からドタバタが聞こえてきたので夫婦喧嘩でも始めたのかと思っていたのですが、長く続くので不安になって見に行ったら、部屋の中をコウモリが飛び回っていて、よく知られた学者で年配の旦那さんがタオルを振り回しているという滑稽な光景。奥さんは布団にもぐってキャーキャー叫んでいるので、見たくないなら布団にもぐっているように言ったのだけれど、すぐに布団から目だけ出して騒ぎ続けるので、ご主人は必死に戦っている。コウモリが家に入ってきたときは、そっとしておけばすぐに出て行くのに、騒がれたのでパニックになって窓が見つけられなかったのだと思います。可哀想だった。どっちが?

訪れた家で、壁にへばりついているコウモリが住んでいるのを見たことがあります。

ブログに書いたのですが、コウモリの写真なんか気持ち悪がられるだろうと思って入れなかったのですが、この際、入れちゃいました。マントが嘘みたいに立派なのです♪

http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-496.html

>近くの公園のそばではフクロウを観察したことがあるのだ♪

夏の夜にはフクロウの鳴き声がよく聞こえてきますが、傍で見たのは何処かを見学したときに家に住んでいたフクロウ。私の家も、空き家だった時には煙突に住んでいたそうですけど。

ミミズクの方は、今のフランスでは非常に珍しいようです:
http://otium.blog96.fc2.com/blog-entry-2189.html

ともかく、たかゆきさんのところは環境が良いのですね。

>毛沢東の時代 シナでは 作物を横取りするスズメを  撲滅する運動があったようですけど

へぇ~。なんということをするのでしょう!
2016/09/10 | URL | Otium  [ 編集 ]
>フランスの社会保障制度で健康保険部門は大きな赤字を出していますが、それでも国がつぶれないのだから良いではないかと思ってしまう。

そうですよね。

そもそも政府は何のために 存在するのか?

国民に 安全で快適な環境を提供するため!

ですのに、、
日本では 真逆の環境を提供するために
政府は日々 励んでいるとしか思えません。。。

なぜか?

己の 財布を重くするため

己の 財布を重くするとは、、
政党に献金する企業 や
官僚が天下りする団体 企業に
税金を 還流すること。

国家財政を語ると長くなるので
割愛しますが
財務省が 言うような 国家財政の破綻は
けっして ありえませんし
社会保障に充てるといって 増税した消費税分は
企業減税に充てられたと
僕は 確信しております。 

さらに 厚労省は 医療の分野でも
費用対効果などと 愚かな政策を
打ち出そうと しておりますが
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo.html?tid=128159

もっとも 効果に乏しい というようも
害にしかならない 「部門」は
現在の 無能な政府 政治家 なのだ♪

国民は 自分の身の丈に合った政府しか
持てない という永遠不変の真理を
実感する 今日この頃でございます。




2016/09/15 | URL | たかゆき  [ 編集 ]
Re:
v-22 たかゆきさんへ

>国民に 安全で快適な環境を提供するため!

福島第1原発が爆発して、第2も爆発したらどうなるかという報道をフランスで連日テレビでやっていたとき、フランス政府は緊急に、希望する在日フランス人が一時帰国するために無料で乗れる飛行機を手配したので、日本政府はそういうことはやらないだろうな、と思いました。もっとも、そのお陰で、帰国してしまった日本の企業で働いていたフランス人たちは全員、裏切り者としてクビになってしまったそうですけど(東京から大阪に逃げただけのフランス人の自慢話)。

>日本では 真逆の環境を提供するために 政府は日々 励んでいるとしか思えません。。。

私もそう感じます。そういう政府を支持している人たちが過半数を占めているのですから、よけいに不思議。日本の友達に「最近の日本は貧富の格差を広げている」と言ったら、「そうかしら?」と言われてしまった。経済危機は日本ではフランスほど深刻ではないと感じますが、日本では労働条件を悪くして乗り切っているだけだと思うのだけどな...。

社会保障が発達しているフランスと、貧しい人が虐げられる日本を比較すると、人々の生き方からして何を最優先させるかが違うことから来ているのではないかと感じています。フランスの貧しい人は、家財道具がろくにないガランとした広い家に住んでいる。日本では、下宿屋的な6畳一間のアパートに住んでいてもルイ・ヴィトンのハンドバックを持っている。

>税金を 還流すること。

『東北ショック・ドクトリン』を読んで、日本がすることは怖いと思いました。

>害にしかならない 「部門」は 現在の 無能な政府 政治家 なのだ♪

ベルギーが無政府状態になった時期にベルギー人と話したのですが、政府関係の出費がないので国の財政は良くなったし、犯罪も減ったので治安が良くなったし、いちおう王様が国の頂点にいるので問題はなく、かえって以前より良いのだと言っていました。ずっと無政府状態を続けるのかと思ったら、1年半で政府はまたできましたけど。
2016/09/15 | URL | Otium  [ 編集 ]
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